「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
チチコグサ

父子草[チチコグサ] Gnaphalium japonicum Thunb.

キク科ハハコグサ属の多年草。日本、朝鮮半島、中国に分布します。
花期が長く、春から秋まで。
大体10cm弱くらい、高くなっても20cmほどの草丈で小さい。
全体に白っぽくて茎がくねくね反っていて、葉は細く少なく、パッと見た時しなびているかに見える草です。

特に、花が咲いて冠毛が出た後は、チリチリと干乾びた感じ。↓

花の開いたチチコグサ

名前の由来は、同じハハコグサ属の「母子草[ハハコグサ]」と対比して。
母子草に比べて痩せて地味なので「父子草」だそうな。
父子のイメージってそんなんだったのか……。う、潤いが足りないっ。

一応、ハハコグサと同じように食用・薬用にできるようですが、あまり人気は無いみたいです。
別名もないみたいですし…。


チチコグサの花言葉
父の愛情

ハハコグサに比べ、花言葉の種類も少ないのでありました。




さて。チチコグサには海外からやってきた近似種が色々あり、それぞれすっかり帰化して、バリエーション豊かに生え競っています。


チチコグサモドキ

父子草擬[チチコグサモドキ] Gnaphalium pensylvanicum Willd.

キク科ハハコグサ属の越年草。
熱帯アメリカ原産で、日本には大正時代中期に帰化。全国に広がっています。
#帰化の時期を昭和初期とする説もあります。

在来種のチチコグサに比べ、茎が太くて葉がへら形に幅広く、しなびた感じには見えません。
花が、在来種が頭頂部に丸く固まるのに対し、葉の腋に段々と付いています。
葉にも茎にも毛がモワモワ生えます。




ウラジロチチコグサ

裏白父子草[ウラジロチチコグサ] Gnaphalium spicatum Lam.

キク科ハハコグサ属の越年草。南米原産で日本には1970年代に帰化。

ウラジロチチコグサのロゼット葉 ウラジロチチコグサの葉の裏

全体の色が黒っぽく、ギスギスした感じです。

↓花がまだつぼみの状態。赤紫色をしている
ウラジロチチコグサ

地面にロゼット状の葉を広げた株で、大きくなると高さ80cmくらいにまで育ちます。

チチコグサモドキもウラジロチチコグサも葉の裏に白い毛が生えていますが、ウラジロチチコグサは葉表が濃緑で艶があり、葉裏の毛の白色が目立って感じられます。

ウラジロチチコグサの葉





最後に。
ウスベニチチコグサ

薄紅父子草[ウスベニチチコグサ] Gnaphalium purpureum L.

キク科ハハコグサ属の越年草。
北米原産で1930年代に日本でも採取されていましたが、チチコグサモドキやタチチチコグサと混同され、ウスベニチチコグサとして認識されたのは1980年代末でした。関東以西に普通に見られます。

個人的に、チチコグサ・ファミリーの中で一番愛らしいと感じる草です。
シュッと高く伸びて、葉は波打たないへら形。
全体の色合いがパステル調で、葉茎は柔らかそうな黄緑、花は淡い褐色。優しい感じで、少しも「干乾び感」がないのです。

ウスベニチチコグサの花

↓花茎が伸びたウスベニチチコグサ。
伸びたウスベニチチコグサ

↓花が満開のウスベニチチコグサ。
花の開いたウスベニチチコグサ




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【2010/05/20 23:33】 | すわさき・その他
【タグ】 この花なんだ  
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