「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
マユミの花

檀/真弓[マユミ] Euonymus hamiltonianus
別名:山錦木[ヤマニシキギ]

ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。日本や朝鮮半島に自生。
花期は晩春から梅雨。緑色の小さな花を群れ咲かせます。

ニシキギ属の木は、秋には大変美しく紅葉し、楓と並んで紅葉の代表格とされます。(紅葉した様子が錦[にしき]のように美しいというので、錦木[ニシキギ]。)また、薄桃色の硬い実が生って、熟すとバカリと割れるのも風情があります。

マユミの実


硬くてよくしなるので弓の材料として使われ、この木で作られた弓を「真弓」と呼びました。それがいつしか、木そのものの名前になったようです。

なお、日本ではこの木に「檀」の字も当てますが、これは日本だけ。
中国では「檀」は、ビャクダン科ビャクダン属の白檀[ビャクダン](サンダルウッド)を指します。
朝鮮半島の神話に登場する始祖半神・檀君は、神檀樹より生まれたとされますが、この木はマユミの木ではなく、ビャクダンの木だと思われます。マユミの木は低木で、神が降臨する大木にはならないからです。


マユミの花言葉
あなたの魅力を心に刻む
艶めき
心に潜んだ真心




次に、同じニシキギ属から。
コマユミ

小真弓[コマユミ] Euonymus alatus var. ciliatodentatus

マユミの小さいの……というのが名の由来なのは間違いありませんが、マユミの小型種というわけではなく、ニシキギ科ニシキギ属の錦木[ニシキギ]の異種となります。

ニシキギはマユミより小さな木で、枝に薄くて硬いピラピラ(翼片)が付くのが特徴。それが無いものをコマユミと呼んで区別するのでした。

このピラピラ、日本では「コルク質の翼」と表現されてることが多いです。
ピラピラを集めて乾燥させたものを薬用にします。薬名は「衛矛」または「鬼箭羽」。これはニシキギそのものの中国名でもあります。
血の巡りをよくするとされ、生理不順に使われます。また、虫下しに効くとも。最近の研究では、血糖値を下げるとも言われているようです。


マユミやニシキギの実は殺虫剤として用いられます。
砕いて水と油で練り、頭髪に塗って虱[しらみ]を落としました。よって、ニシキギの別名には「虱落とし」というものもあります。
このような成分があるので、食べると下痢や麻痺を引き起こしてしまいます。特に妊婦は口にしてはなりません。

でも、鳥はこの実をよく食べます。鳥のお腹は頑丈なんでしょうか?
鳥が実を食べて種を落とすことで、この木は各地へ繁殖していくのでした。


↓コマユミの実。マユミの実とは全く様子が違います。
コマユミの実


コマユミ自体の花言葉はないので、本種であるニシキギの花言葉を紹介。

ニシキギの花言葉
あなたの魅力を心に刻む
危険な遊び
あなたの定め


マユミの花言葉と共通したものがあります。
よく似た木だからなんでしょうね。
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【2010/05/10 19:00】 | すわさき・その他
【タグ】 この花なんだ  
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