「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。


白詰草[シロツメクサ] Trifolium repens
別名:クローバー、苜蓿[ウマゴヤシ]、オランダげんげ

マメ科シャジクソウ属の多年草。花期は春から秋。
アフリカ~ヨーロッパ~西アジア一帯が原産で、牧草として世界各地に移入され、日本には明治時代に帰化しました。

和名「詰草」の由来は、江戸時代にオランダからガラス器が輸入された際、箱に緩衝材として乾燥させたこの草が詰められていたことから。「白詰草」は、詰草のうち白い花の咲くもの、という意味です。

毬のように円く集まった花穂が愛らしく、春を教えてくれる花の一つです。茎が意外と長く頑丈で、花冠を編むのに向いています。


ツメクサ(クローバー)の葉は三つ葉が基本ですが、それ以外の数もまま見られます。
四葉のクローバーを見つけると幸福になれるというのは有名な俗信。
四葉だけでなく、葉の数ごとに意味が作られているようです。

七葉のクローバー…無限の幸福
六葉のクローバー…地位・名声アップ
五葉のクローバー…金運アップ
双葉のクローバー…不幸になる

えええええ(汗)。なんだこのオチ。


葉は食用になります。
花穂は干したものを煎じて飲むと、解熱・鎮痛効果があると言われます。


ツメクサ(クローバー)全体の花言葉
復讐

シロツメクサの花言葉
約束
堅実
生命

四つ葉のクローバーの花(?)言葉
幸運
私のものになって



さて。
赤味がかったシロツメクサは結構見かけるものですが、近年は変種扱いされるようです。

モモイロシロツメクサ

桃色白詰草[モモイロシロツメクサ] Trifolium repens f. roseum

株の中の一、二輪だけではなく、株全体が赤味がかった花になっています。
その他の相違点は特にありません。

モモイロシロツメクサ


似た花に「立和蘭紫雲英[タチオランダゲンゲ] Trifolium hybridum」があります。
こちらは直立した花茎の途中から葉が出ていて、ちょうどシロツメクサとアカツメクサの中間のような姿。
モモイロシロツメクサには花茎の途中から出る葉がありませんので見分けることが出来ます。


英名の「クローバー」はシャジクソウ属の総称であり、クローバーと呼ばれる草は三百種ほども存在します。
ご存知のように、「四つ葉のクローバーを見つけると幸運になる」という言い伝えがありますが、そのクローバーは白い花・赤い花・青い花・黄色い花、どのクローバーでもOKというわけですね。



というわけで、赤いクローバー。

アカツメクサ

赤詰草[アカツメクサ] Trifolium pratense
別名:紫詰草[ムラサキツメクサ]、赤馬肥やし[アカウマコヤシ]、レッドクローバー

マメ科シャジクソウ属の多年草。やはり春から秋まで咲きます。
シロツメクサより大きめで茎が立ち上がります。葉は尖り、花のすぐ下にもあります。
やはり帰化植物。シロツメクサに比べると少ないですが、最近はかなりあちこちで見かけるようになりました。

アカツメクサ

花色は、株によって濃桃から薄桃まであります。

アカツメクサの花


アカツメクサの白花
アカツメクサの白花(突然変異)を発見。赤い中に混じって二輪ほど咲いていました。

アカツメクサの白花には「雪花詰草[セッカツメクサ]」なる呼び方があるそうです。



アカツメクサの花言葉
勤勉、実直
思い出して
善良で陽気
華美でなく上品



もう一つ、赤いクローバー。

ベニバナツメクサ

紅花詰草[ベニバナツメクサ] Trifolium incarnatum
別名:クリムソンクローバー、ストロベリーキャンドル

マメ科シャジクソウ属の越年草。花期は春から梅雨。草丈30~60cm。
西アジア~ヨーロッパ原産の帰化植物。明治時代にやはり牧草用に移入されたものが広がったとも、観賞用のものが逸出したとも言います。

ベニバナツメクサの花

赤くて尖った、いちごの実かロウソクの火のような花穂が印象的。種苗会社が「ストロベリーキャンドル」という商品名を付けたのも納得という感じです。(クリムゾンクローバー crimson clover は英名)

花茎は高く直立し、アカツメクサのように茎の途中から葉柄を伸ばして三つ葉が出ます。
葉はアカツメクサのように尖らずに丸く、白い輪紋がありません。両面に毛が生えています。

花の散ったベニバナツメクサ

↑花が散った後。まるで違う花みたいです。


ベニバナツメクサの花言葉
素朴な愛らしさ
善良
胸に灯をともす
きらめく愛
私を思い出して


ロウソクの火をイメージした言葉が。
「ストロベリーキャンドル」という商品名が付いた後に考えられたものでしょうか。



今度は黄色いクローバー。

コメツブツメクサ

米粒詰草[コメツブツメクサ] Trifolium dubium
別名:小米詰草[コゴメツメクサ]、黄花詰草[キバナツメクサ]

マメ科シャジクソウ属の越年草。花期は春。
ヨーロッパ原産で、日本には大正~昭和初期ごろに帰化したと言われています。

コメツブツメクサの花花穂の形は白詰草に似ていますが、大きさが違う。葉も花もずっと小さく、花穂は5mmほどしかありません。金平糖のようにも見えて愛らしい。

一つ一つの花穂は小さいながら、緑の葉を蔓延らせ黄色い花を一面に咲かせた様子は圧巻で、思わず目が引き付けられてしまいます。

名前の由来は「米粒のように小さい詰草」から。

花が終わると、シロツメクサやアカツメクサと同じく、しぼんで垂れ下がって小さな茶色い莢[さや]の集合になります。流石はマメ科です。

シロツメクサの莢には、豆らしく数個の種が入っていますが、コメツブツメクサやアカツメクサは莢一つに種が一つです。


コメツブツメクサの花言葉
お米を食べましょう

(笑)。
他に「小さな恋人」という言葉が挙げられていることもあります。





詰草に関する、悲しい恋の話が幾つか、アイヌには伝わっているようです。
以下のサイトさんが詳しいです。
花物語 in てぃんくの家 クローバー(てぃんくの家)




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 この花なんだ【ゲンゲ】
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【2010/04/28 19:00】 | すわさき・その他
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