「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
ヒメウズ

姫烏頭[ヒメウズ] Semiaquilegia adoxoides
別名:チンチンバナ、蜻蛉草[トンボソウ]

キンポウゲ科ヒメウズ属の多年草。以前はオダマキ属とされていました。
日本の関東以西、朝鮮半島、中国にのみ自生。花期は春。

ヒメウズの花意外と背が高く、育てば30cmくらい伸びますが、茎はあくまで細く目立ちにくく、ひょろひょろと伸びた先に5mmほどの小さな花が白い頭[こうべ]を垂らし、フラフラと揺れています。なんとも うら寂しい雰囲気です。

でも、よくよく見れば花の形が風鈴状で、道端の草の中ではちょっと変わっていて面白い。
色白で病弱な、引っ込み思案の日本美人をイメージさせる佇まいです。

興味を抱いて更に近づき、ついにその顔をぐいと覗き込んでみます。
すると、思ったより華やかな顔がありました。
ヒメウズの花

かつてはオダマキ属とされていたのも頷けるかもしれません。花も葉の感じも似ていて、オダマキの小型版のようでもありますよね。


けれど姫烏頭[ヒメウズ]という名前は、オダマキではなく、烏頭[ウズ]の小型版という由来を持ちます。
烏頭とは猛毒で知られる薬草・トリカブトのこと。
ただし花や葉が似ているということではなく、塊状の根の形が似ているのだとか。
トリカブトと同様に、ヒメウズの根もアルカロイドを含んで有毒です。

烏頭の塊根は漢方薬として用いられますが、姫烏頭の塊根も解熱・解毒・利尿効果があるとされ、切り傷や打ち身、膀胱炎等の治療に用いられます。
中国では姫烏頭は「天葵」と言い、その根(漢方薬)は天葵子[テンキシ]と呼びます。

和名の別名の蜻蛉草[トンボソウ]は、昔、子供が蜻蛉釣りする際にこの花を用いたため。


花が終わると尖った実になり、弾けて種をまき散らします。

↓種の入った朔果
ヒメウズの実

↓莢を開き、まき散らし終わって白く干乾びた様子が、なんだか白い花のように見えます。本当に花が咲いていた頃より、よほど目立つのでした。
弾けたヒメウズの実


ヒメウズの花言葉
不変、志操堅固、ずっと待っています
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【2010/04/11 19:00】 | すわさき・その他
【タグ】 この花なんだ  
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