「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
ハナズオウ

花蘇芳/花荊[ハナズオウ] Cercis chinensis
別名:蘇芳花[スオウバナ]、蘇芳木[スオウギ]

木の姿のマメ科の植物って、実は色々ある。
ジャックが登った豆の木はこういうのだったのでしょうか。

マメ科ハナズオウ属の落葉低木で、中国原産。日本には江戸時代に渡来しました。
春、葉が出る前に、いかにも豆科っぽい紫の花が、枝や幹から直接咲きます。茎生花です。

ハナズオウ

名前の由来は、この花の色が蘇芳[スオウ]の染汁に似ているからだそうです。

※蘇芳…インド~マレー諸島が原産の、マメ科で黄色い花の咲く常緑小高木。日本では育たないとのこと。木の芯部分は「蘇木」という止血・健胃の漢方薬として用いられる。また、蘇木からは赤紫色の染料が取れ、日本では上代からこれを「蘇芳」と呼んで用いた。マレー語でこの木をサパンと呼び、その名が中国を経て日本に伝わってサハウ、スオウになったらしい。英語ではサッパンウッド。

この「蘇芳色」、実際のハナズオウの花の色とは少し違う感じがするのですが、マメ科の木と言う点も似ているのでイメージが重ねられたんでしょうか。

ハナズオウの実花が散ると実が付きますが、豆莢[マメサヤ]です。ザラザラヒラヒラと。

ハナズオウ属の学名は「Cercis」ですが、これは実の莢[サヤ]の形がナイフの鞘[サヤ](Cercis)に似ているからだそうです。

なお、地中海原産の近似種セイヨウハナズオウには、イスカリオテのユダが首を吊ったという伝説があり、ユダの木という俗称があるそうです。地中海方面に自生することから「ユダヤの木」と呼ばれていたものが誤認され、ユダの木と呼ばれるに至ったのだろうとのこと。


最後に花言葉を書いて終わりたいと思います。
ところで、調べるたびに思うんですが、花言葉ってどこの誰が決めてるんでしょうか。
有名な花は大体意味が統一されてますが、ちょっとマイナーな花になると、たちまち意味がバラけてしまう。広範囲過ぎて何でもアリ状態です。

多分、花言葉を作るのに資格も権威も必要ないのでしょうから、極端な話、私が今ここで勝手に花言葉を創作しても問題ないのでしょうね。
誕生花というのもありますが、これも見事にバラバラ。パッと見ただけで、ハナズオウを誕生花とする日は2月24日だったり3月16日だったり4月6日だったり4月18日だったりします。

ともあれ、花言葉を調べられただけ列挙しておきます。


ハナズオウの花言葉
高貴
質素
豊かな生涯、喜び ←マメに働いて花咲き豊かに実る、なんて縁起合わせ?
目覚め
不信仰、裏切り、疑惑、エゴイズム ←ユダのせいだ
人のおだてにのりやすい、先走る恋 ←葉より先に花が出るからですかね

いやホントに広範囲過ぎだ……。
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【2010/04/10 20:41】 | すわさき・その他
【タグ】 この花なんだ  
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