「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
萌えの死角 (ニチブンコミックス)萌えの死角 (ニチブンコミックス)
(2008/12/27)
今 市子

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私の今市子作品初体験は『百鬼夜行抄』で、民俗ファンタジーや鳥エッセイコミックの印象が強かった。なので、書店にこの漫画家さんのBL(ボーイズ・ラブ)漫画が沢山並んでいるのに気付き、そもそもデビューはそちら側だと知った時は「へええ」と驚いたものだ。

そんな今市子さんの、BL雑誌連載のエッセイコミックが単行本化していたので、ふらふらと手に取ってみた。
色々な映画や演劇、バレエ、日常で見かけた通りすがりの人(笑)を腐女子視点で見て、萌えドコロを語るという趣旨。

世の中はこんなにもゲイに溢れていたのかと驚いた。
妄想というレベルでなく、ゲイの芸術家がその意図で作った作品の数々。
普通に名作映画だと思っていたものまで、実は…なんて。ううむ、カルチャーショックだ…(汗)。

それにしても。
現実の訃報をネタに、故人と、その死を悲しんだと報じられている知人を、怪しい関係だったに違いないと描き立てていたのは、「バチあたり」と自主ツッコミを入れてはいたけれど、さすがに不謹慎なよーな。


今のようなBL小説レーベルがなかった昭和の少女時代、百科事典で怪しい単語を調べるところから始まって様々な文学を遍歴し、ホモ度の高い赤江瀑の耽美伝奇小説に辿り着いたと熱く語っていて、そうまでして男性同性愛を求めずにいられないのか、この人は本当にそれが好きなのだなぁと感心して読んだら、巻末あとがきには「私は腐女子度が低い、そっち系の嗅覚が鈍い、フツーに男女の恋愛ドラマ好きです」と書いてあって、なんだかちょっと途方にくれた。(^_^;)
いろいろ複雑なのかもしれない。

ともあれ、様々な芸術作品を紹介してくれ、新たな視点を呈示してくれるという点で、なかなか面白い一冊だったと思う。
あと、トコロテンという隠語を初めて知りました。カルチャーショ~ック。
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【2009/09/10 23:53】 | すわさき・感想
【タグ】 漫画の感想  
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