「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
ものさしが無くなった。
それは仕事で使用していたもので、私のポケットと机を往復するだけのものだった。
それが仕事中にふと気づくと無くなっていた。
服にあるすべてのポケットと机の上を探しても見つからない。
名前だって書いてあったのに、人に聞いても見つからない。
消えてしまった。
仕事をしていると、手が自然にいつもものさしを入れていた場所に伸びるが、そこにはめざすものが無い。
不思議でそこはかとなく不安だ。
その不自然な感覚の中で仕事を終え、ふと気がついた。
そういえば、昨日消えたものさしとセットだった色鉛筆を捨てた。
理由はもう何年も利用していないからだ。
そして、これから先も利用する見込みが無いからだ。
だからか。
私はふと思いつく。
ものさしは色鉛筆と一緒に行ってしまったのだ。
私が無くしたのではなくて、あれが私の元から去ってしまったのだ。
そう思うと、少しだけ腑に落ちる気がして、少しだけ楽になった。
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【2009/04/13 18:59】 | ちゃすか・その他
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