「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
ドラマCD ぷよぷよ Vol.3ドラマCD ぷよぷよ Vol.3
(2013/01/31)
今井麻美(りんご・ナレーション)、石狩勇気(まぐろ) 他

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一年以上前に出たCDです。リクエストしてくださる方がいらっしゃいましたので、遅ればせながら書いてみることにしました。ありがとうございます。


『ぷよ7』から新規投入された、りんご、まぐろ、りすくま、エコロの《ちきゅう》組中心のドラマです。
彼らは、それ以前のぷよキャラたちとは異なる世界観の中にいる。そう感じています。
設定上の「世界」の違いや、魔法ファンタジーと現代学園ものといった「ジャンル」の違いとは、また別の面で。
「何を面白さとするか、の作品世界ルール」に違いがあると思うのです。


『7』での初登場時は そうでもありませんでしたが、『ぷよ!!』、そして特にこのドラマCDでの彼女たちは、異常事態に動揺しないことが多いです。たいていシラッと「飄々クールに」事物にあたり、無視するか、冷静に批評(ツッコミ)しがちです。

また、「実は●●もできるんだよね、△△も得意なんだよね、流石すごいね」と、やはり「飄々クールに」突出したスキルを見せる、周囲に認められるエピソードが多いです。周囲にツッコむ(批評する)ことの多い彼女ら自身は、まず批判・否定されることはありません。ある程度までの異常事態なら、その高スキルや動じぬメンタルで「飄々クールに」軽々と乗り越えたりします。

要は「世界の異常さ」「スペックの高さ」を「過剰に」積み上げて、その不条理・非常識(クレイジー)さ、またそれを「飄々クールに」乗りきる(クレイジーな)様を「面白い=痛快=萌え」とみなす、そういうルールだと思うのです。

それ自体は問題ないことです。一つの手法として昔からあるものですから。
ただ。彼らは ぷよぷよ「シリーズの一部」として造られた存在。そして、元のシリーズはそういうルールではなかったわけで。

ですから、ちきゅう組とそれ以前のぷよキャラたちが一緒に出てくると、ちきゅう組ばかりが旧キャラ達を批評ツッコミし、自分達をスゴイスゴイと主に身内(含む、以降の新キャラたち)で盛り上げていく状況が生まれがちな気がします。

私はそこに違和感を覚えます。

尤も、ちきゅう組ら新キャラを基準にして世界を見れば、なんら違和を感じないでしょう。
多くの、「今の」ぷよファンの方々はそうだと思います。
なにしろ「当代の主人公」である彼女らの世界観が重視されるのは必然の時流です。

しかし私は、あくまで旧キャラ側からぷよシリーズを見てしまい、期待してしまいます。それで無駄にもやもやするのでした。


#正直言って、このドラマCDが出た頃はまだ、りんごら ちきゅう組を、奇をてらっただけの突発的なゲストキャラだと思っていたというのもあります。あまりに異質なキャラ達でしたから。
#2014年新作の『ぷよぷよテトリス』にまた、当然のようにりんご達が出てくると知って「なんで??」と本気で思っていたくらいです。ところが、ふたを開けてみると、りんごが主人公でした。
#そう。思えば『ぷよ7』『ぷよ!!』『ぷよテト』と、三作続けて、りんごがメイン主人公だったんです。
#そこに思い至ってやっと、あっ、りんごはゲストではなく、既に今のセガぷよのメイン主人公だったんだ。アミティやアルル達の方が、もはや客寄せのおまけだったんだ、という事実に気付いたのでした。
#現行のぷよシリーズプロデューサーが初めて一から作ったキャラだったんですよね、ちきゅう組は。それに今更気付かされました。
#かなりのカルチャー(?)ショックでした。価値観崩壊的な。



このドラマCD、発売当時、買うかかなり迷いました。
結局、新規設定をチェックする目的で予約購入しましたが。

購入してすぐ、二話目の途中まで聞きました。
そこで ふっとストップし、そのまま一年近く放置していました。
なんだか、もーいいやと思ってしまい。
ほぼ ちきゅう組だけの出演であるゆえ(?)の高濃度な《ちきゅう組ルール》が、しかもドラマCDという媒体であるゆえに結構長く続く。それにノリきれなかったのです。(面白くないという意味ではないですよ。)
派手な色のすっごく甘いお菓子とか、逆にスパイスつんつんのすっごく辛いカレーとかが、単品でどかっと出てきた感じですかね。

一年後に続編ドラマCDが二枚出たので、それを機に、埋まってたのを発掘して聞き直しました。
その前後、ありがたいことに感想文のリクエストをいただきましたので、今更ですがキーを打つことにしてみた次第です。


改めて言うまでもありませんが、客観的には、このドラマCDは明るくて可愛くて楽しい、幅広い世代が楽しめる優良商品だと思います。
しかし、世の中には何にでも例外はあるというもので。上記の理由から、私の目にはハナから色眼鏡がかかっています。
そんな人間の感想ですので、相当歪んでいることは予め念頭に置いて、こんなこと思う人もいるのね~くらいの寛容のお気持ちで読んでいただけるとありがたいです。m(__)m



#1 出動! 物理部探偵団

ひたすら異常事態を重ね続け、登場人物の大半がそれを普通のことのように受け流す。その《狂った世界》の様を「面白さ」とみなす話です。『ぷよ7』的ノリを、よりキツく強化した感じ。

今回は、まぐろがツッコミポジションに入ってくれて、常識的世界観と辛うじて繋がりを残してくれています。
それすらなかったら、異常性が暴走していくばかりのお話に振り落とされ、二分と付いていけなかったかもしれません。
(反面、まぐろが常識的位置にいるために、この狂った状況が《ちきゅう》においての普通なのか違うのか、今一つ不明になってしまい、リスナーにとって世界観が頼りないものになってしまってもいます。)

お話はちょっとしたエピソードのまとまりごとに分割され、合間にはブリッジ(短い曲。ここでは『ぷよぷよの歌』のサビ部分)が流れる仕様になっています。

以下あらすじ。

部室で「ふんぬー! あんがー!」と怒ってるりすくま。
りんごが「出た! りす先輩の吐息」と言うんですけど、あれって吐息なん? それとも彼女のボケギャグ? もしや「トイキ」と聞こえるのは聞き間違いで、なんか違うこと言ってんのかしらん。(割と真剣に「?」と思いました。)

おやつに食べようと思っていた「キンキの煮付け」(まぐろの差し入れの煮魚)を、誰かに食べられてしまったのだそうです。
キンキですか。私の住んでいる地域では、まず売ってない(水揚げしない)魚です。現実の日本的に考えると、すずらん中学校は北の方にあるんですね。そして季節は秋から冬。
お高めの魚を部活に差し入れするまぐろ君(つーか、魚佐々)は太っ腹。

りすくまは、犯人にお仕置きをすると怒り心頭。りんごも「偶然持っていた」という荒縄片手にノリノリで助手を申し出、「物理部探偵団」結成が宣言されます。
りんごは縛るのが趣味なんでしょうか荒縄で。今時ならばソフトな紐を使うが吉。荒縄は結びにくいし痕が付くからのう。

この先は、
事件発生→りんごがスルーまたはマジ顔で超ボケる(りすくまは常にりんごに追従)→まぐろがツッコミ入れる
というベタ型がひたすら繰り返され、反復され続けます。

りす「煮魚を置いていた机の周りに、怪しい足跡が…」「15種類ほど」
まぐ「多い多い、怪しい足跡多いよ」
#真剣な声音で
りん「犯人は十五本の足が生えていたんだ」
まぐ「りんごちゃん、ちょぉーっと落ちつこうか★」

十五本…もとい、十五種類の足跡の中から、蛇の這ったような跡を辿ったりんごが、りすくまの制止を意に介さず部室のロッカーを開けますと、威嚇音と共にツチノコが飛び出してきます。
まぐ「わぁあああ~! ツチノコだぁ~!」
りす「すまない、それはわたくしのペットだよ。でも、そのジュリエッタはスルメしか食べないから、犯人ではないと思うな」
りん「そうなんですか。では、ツチノコは容疑者から除外するとして」
まぐ「いやいやいや、驚こうよ★」
りん「まぐろくん! ツチノコは捜査に関係ないよ」
りす「犯人捜しを続けようではないか」
まぐ「ええっと…。は、はい★」

ツチノコ(猛毒)も問題ですが、そもそも学校でペット飼うなよ。家で飼え。部員たちに何も言ってなかった りすくまはワンマン過ぎ。りんごはルーズ過ぎ。(もしくは身内に甘すぎ。)まぐろは流されすぎ。

部室に鍵をかけたか否か記憶が曖昧だと りすくまが話していると、突然「あんどうりんご、我が証言をしてやるぞ」と変な声が響きます。
まぐ「わぁあああ~! 動く骨格標本が話しかけてきたぁ~!」
りん「まぐろくん! 骨格標本が証言してくれるんだから、静かにしてよ」
まぐ「え? いや、驚かないの?」
りす「まぐろくんよ。証言者に肉体があるかないかで差別してはいけないな」
まぐ「そういうものですか★」

りんごは非科学的存在(幽霊)が大嫌いで、遭遇すると泡を食ってパニックになるという設定です。喋る骨格標本なんて思いっきりそのカテゴリーだと思うんですけど(亡霊系にして非科学的存在ですよね)、何故かここでは少しも怯えません。
白くて浮いてる系の幽霊以外は怖くないとか、そういう限定条件なんでしょうか。スケルトンTで慣れたとか? でもユウちゃん&レイくんには何度遭っても怯えるのになー。┐(´~`)┌

で、骨格標本が言うに、部室の鍵はりすくまがしっかり掛けていたそうです。
残る侵入経路は窓だと、まぐろが窓を開ける。
…ここでは まぐろが何もツッコミませんから、部室は一階にあるってことですかね。

窓を開けるとUFOが浮いていて、なんか宇宙人が顔を出した(降りてきた?)らしいです。
まぐ「わぁあああ~! UFO浮かんでる~!」
宇宙「我々ハ 宇宙人ダ」
まぐ「UFOからグレイが出てきた」
りん「ねえ、銀色で目玉の大きな そこのきみ! 訊きたいことがあるんだけど」
まぐ「りんごちゃん、サラッと。地球外生命体、だよ★」
りん「もう、まぐろくん。今大切なのは煮魚を食べた犯人。それだけだよ」
まぐ「そ、そう…かな」
宇宙「日本語難シイ。通ジニクイ」
りん「困ったな。宇宙語なんてまだ授業で習ってないよ」
まぐ「これからも、習わないと思う…よ★」
りす「ここは わたくしが」
りん「ええ~!? りす先輩?」
りす「ホンホンチュラチュラ ブッチャッチュー、ニザカナタベタベハンニン、バールデ メッタウチ」
りん「す、すごい。さすが先輩。地球外生命体とのコミュニケーションもお手のものだよ」
まぐ「それより、な~んだか不穏なこと言ってる気がするんだけど★」

この場面、少し昔のかっぱ寿司のCM(UFOからグレイ型の宇宙人が降りてくるけど、地球人の男はそれを無視して、かっぱ寿司の値段の安さだけに驚いている、ってやつ)を思い出した人は多いと思うんですけど、私は何故か、昔の『Disc Station』のCD-ROM内読者投稿コーナーにあった、台詞入れお題コーナーの課題イラストが浮かんで仕方がなかったです。記憶って不思議ですね。

↓これ。
コンパイルのWIN95用ゲームマガジン『Disc Station Vol.15』のーコネハートランド内「それいけ!フキダシくん VOL.5」オリジナルコース課題


宇宙人によれば、窓から出入りする者はいなかったそうです。つまり密室での犯行! とにわかに盛り上がるりんごたち。
で、なんかりんごが、まぐろの冷静な意見を封殺して、いかにも無茶な推理を始めます。
りん「犯人は煮魚が欲しかったのに りすくま先輩に頼まなかった」
まぐ「その場に先輩がいなかったからじゃないかな★」
りん「つまり! りすくま先輩に会えない深い理由があったとしか考えられないよ」
まぐ「ボ~クの話も聞いて★」
りん「たとえば、りすくま先輩の生き別れの兄弟!」
まぐ「とぶね★」

無茶過ぎて、そろそろ聞いてて疲れてきました。
いやだってこれもう、りんご、明らかにわざと、ふざけたつまんないこと言ってるよね。

りすくまは一旦話に乗りますが、自分には生き別れの兄弟はいないと思う、いたとしてこのくらいだ、と「りすくま先輩にクリソツの非常に疑わしいりすくま先輩ロボ」を示しました。

『ぷよ!!』のおまけボイスの「うたがわしいこえのりすくま」が元ネタなのでしょう。『ぷよ!!』プレイヤーをにやりとさせる目的なんでしょうね。

このロボットは煮魚は食べられないそうで、容疑者から外されます。
この時、「この者の主食はマグネタイト」と言ったりすくまが、すぐに誤魔化すように「エヘン、エヘン」と咳払いします。
なんで? ロボットがマグネタイト食べること知られると困るの?
例えばブルトニウムを食べるとかだとヤバ過ぎますが、マグネタイトを食べるのって、そんなわざとらしく隠さなきゃいけないことなのかなぁ。意図が解らん。
お金がない時は砂場の砂鉄食わせてますとかで、気まずかったのかしらん。


さて。いい加減飽きてきたので締めに入ることになったようです。
「ここまで調査して答えが出ないということは…事件は迷宮入りの可能性が出てきました」と大仰に言ってのけたりんごは、「仕方ありません、最終手段です!」と、部室に仕掛けてあった監視カメラの映像を映し出しました。
お約束に「ええ~っ!? そんなの、…あるの?」と控え目につっこむ まぐろ。

はいはい、そのアテがあったから、りんごは最初からわざと、くだらない空回り行動ばかりして遊んでいたってことなんですね。そんで、そのくだらなさこそが、ちきゅう組の「面白さ」と。

「お約束」「安定のベタ」だということは判ります。
しかし、ちょっと疲れてきますね。(^_^;)

それは兎も角りんごよ、部室に隠しカメラ仕掛けて何に使う気だったんだ。

ビデオカメラの映像を見ると、りすくまが機械をいじっていました。映像の中のりすくまは言いました。
「しかし、記憶除去装置を作る実験はあらかた上手くいったようだ」

はい。
ここでオチまで見えましたね。ドラマは残り二分弱ですが。
ご想像の通り、煮魚を食べたのはりすくま本人で、その後 記憶除去装置(ハンマーで頭を殴る装置)を自分に使ってしまい、食べたことを忘れていたという真相でした。

さて。そんで結末そのものはどう落とすんでしょうか?
りんごとまぐろが「先輩ったら人騒がせなんだから、もー」と怒る?
りすくまが「ごめんね てへぺろ」と謝る?
全員で「ぎゃふーん」とずっこける?

ここで選ばれたのは「不条理」+「元に戻る?」オチでした。
まぐ「え~っと…。(咎めるように)先輩★」
りん「先輩?」
りす「うー…」
りん「(感動の声音で)先程から気になっていた巨大ハンマーの搭載された装置は、記憶除去装置だったんですね! そんなものを発明するなんて、さっすが先輩です!」
りす「え? え…」
まぐ「(呆れたように)りんごちゃん★ 煮魚は…」
りん「いいんだよ、まぐろくん。今はそれより」
りす「実験再開☆」

この後は効果音もセリフもなく、楽しげなBGMが数秒流れ続けて、ドラマ終わりでした。

んん~…?

まあ多分、りすくまが記憶除去装置を作動させて、りんごとまぐろ、もしかしたらりすくま自身も記憶を失って、場合によってはまた最初の「煮魚がない、犯人を探せ」ってところに戻る、ってコトなんですかね。

それは、りんご自身の望んだこと? それともりすくまによる独断の証拠隠滅?
解釈の余地はあるけれど…。
あと、なんでりんごがこうも盲目的に、まぐろの意見を封殺してまで りすくまを称賛しまくるのか、意味が解りません。なんか弱みでも握られてるの?

と、ちょっと首を捻り、戸惑いつつ聞き終わりました。
ベタと不条理の積み上げで笑わせようとしていたことだけはよく伝わってきました。

そんで、ツチノコ、喋る骨格標本、宇宙人などに、りんごとりすくまが全く動じないのに、まぐろだけがいちいち驚いていて、それはどういうことなのか、気になって仕方がありませんでした。
りんごとりすくまがおかしいの? まぐろが変なの?
《ちきゅう》という世界では、何が常識で何が非常識なのか、その基本的な所が提示されていないので、どう理解すればいいのか判らないのです。

ちなみに、この話では異常事物にいちいち驚いていたまぐろですが、『ドラマCDぷよぷよ Vol.5』になると、少しも驚かずにウィッチを校内異常ポイント案内してました。

『ぷよ7』での初登場時から、現代日本的世界にそぐわない見た目のりすくまと、りんごやまぐろは当たり前に付き合っていました。思えば、世界各地に電車一本で行けて、ネッシーや雪男が普通にウロウロしている世界です。りすくまくらい変なものでも、普通とされる世界なんだなと思っていました。それにしては、スケルトンTにすごく驚いてはいましたけれど。

ところが『ぷよテト』で、りすくまは《ちきゅう》では普通の人間なのかと問われて、全然、とりんごが返しています。初対面時からりすくまの正体が気になって仕方がないとも。

りんご達の世界では、本当は、どこまでが不条理で、どこからが当たり前なの?
そういう土台的な部分が、イマイチ固まっていないまま描かれている気がします。りんごたちの反応が、ある時はぎゃあぎゃあと驚き、ある時は平気にしていて、そのうえ、平気にしてるけど本当は普通じゃないよと言ったり。
見てる側としては、世界を理解するための取っ掛かりが得られません。

なので、どこから笑っていいのかもよく解らないです。


#2 まぐろの放課後

まぐろファン、まぐろ×りんごカップリング派、そしてりんご好き好き派のためのお話。

放課後。
軽音部、茶道部、相撲部など、様々な部活動の同級生たちに まぐろの居場所を尋ねられるりんご。彼に助っ人を頼みたいそうです。
「まぐろくんってさー、ほんっと器用だよね。スポーツもお料理も音楽も出来て、ゲームとかも好きだよね」
「まぐろくんって、大抵のことは そつなくこなせますよね」「一体どれだけ器用なのか気になるので、暇つぶしに観察してみようと」

りすくまと共に、りんごは まぐろの尾行を開始。

彼は、軽音部、茶道部、相撲部を手伝った後、新体操部、アナログゲーム部、蕎麦打ち部、プラナリア愛好部、砂団子作成部に顔を出していたそうです。りんご曰く「まことに芸達者です」。りすくま曰く「この学校には幾つ部活があるかも気になるところだ」とのこと。
確かに、部活動の盛んな学校ですね。つーか、普通に人いたんですね。『ぷよ7』や『ぷよテト』の時は、何が起ころうとも、りんまぐりす以外は人っ子一人現れない、廃墟みたいな学校に思えてましたよ。

そして、放課後がどんだけ長いのか。
後の展開から見るに、これらすべての活動を終えても遅くなってない。それどころか幼女が一人でウロウロしてる時間帯です。なんだこの無限時間。

もう一つ気になったこと。まぐろ、「帰る前に物理部に顔を出そうかな」みたいなことは言わないんですよね。上記の部活に顔を出したら、スッと帰ってました。
今回は、後で明かされる理由から、わざとそうしなかったのかもしれませんが。
個人的に、まぐろは物理部にちゃんと所属してるのか、りんごがいるからお手伝いで時々顔を出すだけなのか、ずっと気になっています。

帰路、まぐろは困っている老婆と幼女に声をかけ、相談に乗ってあげていました。

交差点でまごまごしていた老婆には、老人会の余興の手本を見せてほしいとせがまれ、交差点を流れる車の上をジャンプで華麗に乗り継いで向こう側へ渡ってみせます。
ドライバー視点からすると「××に×××××、××で××」と、人としてヤバい単語で罵りたくなる行為です。

ここで
りん「ターゲットがスタントにも通じていることを確認しました」
りす「いやはや、本当に器用だね」
りん「危ないので、絶対に真似しないようにしましょ
りす「えーっと。出来ないと思うよ」

って会話があるんですけど、最後のりすくまの台詞が全部言い終わらないうちからフェードアウトして、被り気味に次の場面(カラス鳴く公園)に切り替わってました。なんだこの演出?

公園で人生に迷って泣く幼女には適切なアドバイスをしてあげ、りんごは「ターゲットが子供にも好かれることを確認しました」と結論付けていました。

はいはい、お年寄りや子供にも好かれる人徳者ですね、完璧超人のスーパー王子様ですね。
この辺りまででもう、まぐろくんファンの方々は萌え転げて黄色い声で唸っているんじゃないでしょうか。
何でも出来て同級生からお年寄り子供と、みんなに好かれちゃうまぐろくん、すごいですねきらきらですね。

実は、この辺まで聞いてギブアップしたんでした、購入当初(苦笑)。
個人的に、まぐろくんの完璧超人設定って好きじゃないもので。
理由は「ぷよぷよフィーバー系キャラクター設定」の方に書いていますが、要は、優遇されているキャラへのやっかみです。

帰宅したまぐろは実家の魚屋を手伝って呼び込みやマグロ解体ショーまでこなしていました。
「ターゲットがマグロの解体もお手のものだということを確認しました。本当に……器用です」とりんごがセルフ報告したところで、まぐろが りんごとりすくまに声をかけました。二人に尾行されていたことなんて、とっくにお見通しだったそうです。
さすがだね まぐろくん! スキなんて一つもないね。完璧超人だもんねっ★

長年の幼なじみのくせに、今更のようにまぐろの完璧ぶりに動揺を隠せないりんごは「なんでそんなに何でもできるの?」と正面から尋ねました。すると、まぐろは「え…」「覚えて、ない、の?」と、少しショックを受けた様子で呆然と黙り込んだではありませんか。
はい、ここで回想シーン入りまーす。
幼稚園だか小学低学年だか、恐らくそのくらいのまぐろとりんごです。幼いまぐろの声を、今のまぐろと同じ男性声優さんが裏声でやってるので、ちょっと笑える面もあります。
幼まぐ「うえ~ん」
幼りん「あれ、まぐろくん、また泣いてるの?」
幼まぐ「り、りんごちゃん。だって…」
幼りん「いじめられたの?」
幼まぐ「うん。ボクの顔が女の子みたいとか、弱虫とか」
幼りん「ふう。…まぐろくん!」
幼まぐ「は、はいっ」
幼りん「ビシッとしなよ。男の子でしょ」
幼まぐ「ビ、ビシッとって…どうしたら。ボク、ケンカも、勉強も、そんなにできないよ」
幼りん「それじゃあ、できるようになろうよ。なんでもできるように」
幼まぐ「え? な、なんでも?」
幼りん「そう。なーんでもだよ★ そしたらみんな、すごーいって思うでしょ?」
幼まぐ「なんでもって…」
幼りん「まぐろくん、意外と器用なの、わたし知ってるから。だからできるよ。がんばって」
幼まぐ「器用…できる…?」
幼りん「じゃ、そういうことで」

というわけで、まぐろくんの完璧超人の根っ子はりんご。全ては彼女の励ましと期待に応えるためだったのです、ジャジャーン。

どうですか? まぐろ×りんごカップリング派の方々は萌え転げたのではないでしょうか。
キャー、やっぱりこの二人は強い絆で結ばれていたのね~! みたいな。

そしてもう一つ。完璧超人で強カードなまぐろくん。そんな彼の超人性のルーツはりんご。
そう、ネット慣用句(?)的に言えば「まぐろはワシ(りんご)が育てた」。
彼にとってりんごは恩人で師匠でとっても大事なお姫様。つまりその意味で、彼女はまぐろの上位にいる。《ちきゅう》キャラ中《最強》カード、まさに作品世界の中心たる《ヒロイン》だと、ここで示されているのです。

この話は、スーパーデリシャススペシャルリザーブゴージャスウルトラハイパーグレートハンサムヒーローなまぐろくんを、これでもかとわっしょいわっしょいヨイショアゲする話でありつつ、実は、りんご爆アゲ話でもあったのでした。
りんご至上主義の方々も、ここで胸ときめかせたのではないでしょうか。

で。りんご本人は自分がいかにまぐろに影響を与え大事に想われているかを自覚していないという、萌えオプション《天然っ子》まで付随しているのであります。

過去回想の内容を「それはちょ~っと、ヒミツです★」「あはは、ゴメ~ンね★」と、あえて教えてあげない まぐろ王子さまに、りんごお姫さまは可愛らしく むくれて見せまして、ぷよ勝負で勝ったら教えてもらいますからねと楽しげに宣言。二人の息の合ったじゃれ合いは続くのでした、というところで終了。
萌え萌えですね。


どうでもいいけど、苛められて泣いていた子を「よしよし可哀想に」と慰めたり「苛めっ子許さぬ」と怒ったりするんでなく、「泣いてないで自分を変えていかなきゃ」と凛々しく励ますっていう行動、『魔導物語1-2-3』EP3で、アルルが魔物の子供にしてたことと同じなんですよね。
テテテ(魔物の子)「ええええん。ええええん。」
アル「どうしたの? いじめられたの?」
テテ「う、うん。えええん」
アル「ないてないでたのしくなるように、じぶんのてでかえていかなくっちゃ」

オマージュ? ただの偶然?
どちらであっても、りんごというキャラに、ヒロインに相応しい「美点」を集めたかったんだなということは判ります。


#3 ぷよぷよ童話シリーズ その3「赤ずきん りんご」

民話『赤ずきん』とのダブルパロ。
このドラマCD中、最も印象の薄い話です。感想を書こうとして、どんな話だったか本気で思い出せませんでした。

赤ずきん→りんご
おばあさんA(お母さん)→りんごの祖母、あまなつお婆ちゃん(※ゲーム未登場キャラ)
おばあさんB(森のお婆ちゃん)→りすくま先輩
野良時空の旅人(狼)→エコロ
猟師→まぐろ

のキャスティングで、「ウィッチが書庫(?)で見つけた本を読み上げる」という前提設定。

ナレーターがウィッチである必然性はなく、それによる面白さもありません。
何が何でも必ず毎回ウィッチ(役の声優さん)を使わねばならぬという、リスナーには量り知れぬ《オトナの事情》をクリアするべく、今回も無理くり頑張っておりまする。
今回初登場の「あまなつお婆ちゃん」は、ウィッチ役の声優さんが声担当してるのかな?

一応あらすじ。
ウィッチが、「う~ん…。あの薬のレシピの載った本はどこだったかしら。確か、かなり昔にここで…」と言いつつ本を探して、崩れ落ちてきた中から見つけた本を「これは、わたくしが子供の頃によく読んだ気がする、童話じゃありませんの。な~んて懐かしい」と読みあげ始めます。

…異世界プリンプに身一つで飛ばされてきた設定のウィッチが、勝手知ったるという感じで漁っているこの書庫は、一体どこなんでしょうか。……まさか、実は魔導世界に帰ってる!?
それとも「かなり昔にここで」と言えるくらい、プリンプに長く住んでしまったのでしょうか。
もしや伝家の宝刀「パラレルワールドなんです」発動か。

ウィッチが読み上げる本という前提で始まってるのに、内容は《ちきゅう》キャラによる、あからさまなメタネタ・コントです。りんご曰く「ぶっちゃけ過ぎです!」とのこと。

「赤ずきん」ことりんごは、あまなつお婆ちゃんに命じられ、「森の奥のおばあちゃんB」こと「森の奥にいるという設定のりすくま先輩と呼ばれる人」のところに、りんごとジュースを届けに出かけます。

あまなつお婆ちゃんの警告通り、森の花畑で「野良時空の旅人」ことエコロと遭遇。道をまっすぐ行くと幽霊が出ると教えられ、ビビりまくって遠回りを選択。その間にエコロは先回りして、りすくま先輩をぱっくんと食べました。(メルヘン的描写で、りすくま先輩は普通にお腹の中から喋ります。)
で、りすくまになり済ましてベッドに入る。…りすくま先輩に取り憑いて「ダークりすくませんぱい」になるんじゃないんですね。

やがてりんごが到着。
遠回りした道で「吸血生物チュパカブラ」を発見し、我を忘れて追い回していたため遅くなったそうです。

一応説明すると、チュパカブラは南米で噂のUMA(未確認動物)です。二足歩行する子供くらいの身長の毛むくじゃらの動物とか、四足歩行の犬みたいな動物とか、色々説があるそうですが、ジャンプ力がすごくて、ヤギなんかの家畜の血を吸うそうです。
『ぷよ7』ではネッシーや雪男の姿も描かれていましたし、《ちきゅう》組の世界観にはUMAが欠かせないのか。

それはそうと、生態の判らない、血を吸うだの言われているヤバそうな動物を、森の奥で、装備も準備もなく、一人で追い回したという りんごは、ちょっと無謀だと思います。
生きている動物の方が、幽霊よりよっぽど危険なんだよ、りんごちゃん。不適切な好奇心は猫も殺すよ。

で、りんごとエコロで、赤ずきんと狼の定番問答のパロディをやります。
赤りん「りすくま先輩? なんだか声が、いつもと違うような…」
狼エコ「昨日声変わりしちゃってさ」
赤りん「ああ、成長期ですからね。…でも、それだけじゃなくって、いつもの耳がないような」
狼エコ「よーく聞こえるために、取り外して改造中なんだよ」
赤りん「それは期待が高まります! 成功したら、私にも施してください! …えっと、まだ変です。りすくま先輩って、そんなに色黒でしたっけ」
狼エコ「最近寒いから、毛が生え換わってるんだよ」
赤りん「なるほどなるほど、腑に落ちました。ところで、最後の違和感です。さっきから、なんでよだれを流してるんですか?」
狼エコ「それはね…」
赤りん「はい」
狼エコ「りんごちゃんを食べたくてたまらないからだよ~

りんごが、何言われても納得する超イエスマンになってます。
考えてみれば、第一話もそんな感じでした。どんな異常現象が起きてもスルーして、りすくまのミスと判明しても賞賛ヨイショしてましたっけ。

ゲーム本編とは どうも異なる、この言動。
最初聴いた時は、クレイジーな言動を笑うギャグなんだなと思って気にしてませんでした。けど、感想書くために聴き直していて、ふと思いました。
この次の第四話で、エコロがりんごを評して言うんですよね。どこまでも素直で、よく判らないものもそのまま受け入れる、エコロにとって特別な人間だと。
もしかして、そこに繋げるために、このドラマCDでは りんごを「何が起こっても動じない」「何を言われても納得して賞賛する」、つまり「どこまでも素直でありのままに受け入れる」? 風に描いているのか? と。
もしそうなら、あまりいい感じは……。…って、こんなコテコテギャグドラマを聴いて考えるようなことではないですね(苦笑)。

えーと、話を戻します。
正体を現したエコロは「食べちゃうぞ~」と、りんごを追いかけ始めます。
エコ「あっはははは。りんごちゃんを追いかけるのってコウフンする~
りん「ヘ、ヘンなこと言うな~! 危機感が倍増しました」

と、お約束の「ギリギリ展開」な会話をするお二人さん。ドラマCDやゲーム本編で、似たような会話を毎度交わしていますね。アルルとシェゾで言う「お前がほしい」「ええっ」「もといお前の力が~」に続く定番パターン化を狙ってるっぽいです。

りんごに追いついたところでガラッと声音を変えて、イケメン声で「フッフッフッフ…。さあ、観念してね」と怪しく言う。りんごが「ちょ…」と一瞬怯えた後で「怖い声出すな~!」と叫んでましたんで、『ぷよ!!』おまけボイスの「こわい声のエコロ」のパロディだと思われますが、それだけでなく、「ギリギリな展開」の続きで、(少女漫画的に?)ちょいエロなイメージをも含ませている気がしました。おスキですね。

りんごちゃんの貞操(?)の危機!
そこに、ヒーローが颯爽と登場です。
りん「来ないで~~!!」
#パン、と銃声
エコ「おお~う…」
#駆け寄る足音
まぐ「りんごちゃん! 大丈夫?★」
#りんご、軽く息を乱しながら
りん「あ、猟師のまぐろくん! 猟銃でエコロを仕留めてくれたんだね」
まぐ「遅くなってごめ~ん。でも、食べられる前でよかった★」

キャーーまぐろきゅぅ~んと、ファンが黄色い悲鳴を上げるところですね。
このキャスティングだけでも、「まぐろ×りんご前提、エコロ→りんご」推しなんだなー公式的には、と思います。

原作民話では赤ずきんは食べられちゃうことが多く、「遅かりし由良之助」ならぬ「遅かりし猟師さん」ってことになりがちですが(つーか、そもそも猟師は後世の創作劇からの付け足しであって、原典の民話には存在しないけど)、スーパー完璧超人のまぐろくんは勿論、そんな愚を犯しません。

ところが、射殺されたはずのエコロはケロッと起き上がりました。「ボクは実体そのものがあやふやだから、さっきの弾は上手くすりぬけたんだよね」だそうです。りすくまをお腹に閉じ込めて身軽に駆けまわったり(実体がないなら不可能)、銃弾をすり抜けさせたり(実体があるなら不可能)、「あやふや」って便利ですね。

銃弾は、なんと、エコロのお腹の中の りすくまに当たったそうです。「のお~…」「い、痛い」と、お腹の中から声が聞こえます。
りん「エコロの中から、被弾したと思われる りす先輩、出てきた~!」

え、どうやって出たの(汗)?
その辺は説明されず。
りすくまは怒り出し、まぐろの謝罪にも耳を貸さずに薬剤入りのフラスコを構えて、
りす「言い訳無用。実験開始。そぉれ、どっかぁ~ん…」
#りんごの悲鳴とまぐろの謝罪
#重い爆発音

で、絵本の中のお話はおしまい。またウィッチが出て来て
「こうして、猟師と赤ずきんと時空の旅人は、怒ったお婆ちゃんBの爆発に懲らしめられましたとさ。おしまい。
 …って、こ、こーんなお話でしたっけ?」

と言って、本当におしまいでした。

ウィッチの最後の台詞の演技、感情が薄い感じでしたね。
古いタイプのコント番組で、芸人たちがコテコテのギャグドラマをやってる中に、可愛いアイドルや女優をゲストで出して、浮いた演技でチョイ役をやらせてる、あの感じを思い出しました。


#4 時空を超えたバレンタインデー

エコロ×りんごファン、そしてりんご好き好き派のためのお話。
エコ×りんとは言え、冒頭部分に濃い まぐろ×りんごエピソードが入っており、あくまで「まぐ×りん前提でのエコ×りん」であると明示されています。

最も心に引っかかった話でした。
というのも、『ぷよ!!』でモヤモヤしていた、「人から存在を忘れられちゃうエコロって可哀想でしょ」要素をメインにした話だからです。
 ⇒エコロ可哀想要素が好きじゃない理由

そしてもう一つ。おそらく故意ではないのでしょうが、りんごを「エコロにとって特別な存在」にキャラアゲしようとして、結果的に、他キャラサゲをしてしまっているから。心の貧しい私は、そこにイラッとしてしまいました。(^_^;)

それはそうと、エコロにチョコ渡すシーンでBGMに使われてた『ぷよぷよのうた』オルゴールバージョンは、このドラマCDのオリジナルアレンジのような気もしましたが、気のせいかもしれません。


ではあらすじ。
舞台は物理部部室。りすくま、まぐろにバレンタインチョコを渡すりんごからスタート。
りすくまには「緩やかに蠢[うごめ]く」「チョコレートのような何か」を手渡し。
と言っても、これはちきゅう組の身内的言葉遊びらしく、実際は怪しいものではなくて、くるみとはちみつを入れた手作りのチョコ菓子か何かみたいです。「緩やかに蠢[うごめ]」いて、くるみ入りってことは、チョコプティングとかチョコムースケーキとか、そういうのですかね。

りすくまに渡し終えるや否や、すかさず「りんごちゃ~ん★」「ボク、には?」と、甘えるように不満の声を上げる まぐろ。気が短いです。
この、常に余裕な顔した完璧超人くん、意外とヤキモチ焼きなのかもしれません。
「何故まぐろくんが物欲をたぎらせながら わたしを見るのか、さっぱり見当がつかないよ」と知らぬ顔で焦らしてから、「ウソだよ」と笑ってチョコを渡す小悪魔なりんごちゃん。ラブラブですね。

で、ここから暫く、猥談的言い回しでエロくさい会話をします。『ぷよ!!』でも「久しぶりに まぐろくんのご立派なアレを見せてよ、恥ずかしがらなくていいよ」などと、りんごとまぐろ二人きりでモゾモゾやってましたが、またまたです。そんなにスキなのですか。明らかに故意犯のりんごが、ねとついた言い回しを繰り返します。
りん「去年あげたものは、乳白色のたんぱく質をふんだんに含んだもので」
まぐ「生チョコレ~ト、おいしかった、よ★」
りん「その前にあげたものは、熱くとろけて絡みつくものだったので」
まぐ「一緒にチョコフォ~ンデュ、したよね。楽しかった★」
りん「今年は、黒光りするご立派なモノを用意したよ」
まぐ「うわあ。綺麗にチョココ~ティングされたケーキを、ありがとう★」

人生にエロは不可欠。でも健全コメディドラマでこの表現の仕方は、正直、ちょい下品方向にはみ出ちゃってますよね…。「おまえがほしい」とか「ももいろパラダイス」とかに比べても。ゲーム本編で定番化されないことを祈ります。
りんごって、官能小説かなんかを愛読してるんですかね?(真顔)

で、ここでまた、まぐろ完璧超人アゲネタがきます。
毎年、まぐろが素晴らし~い手作りお菓子をホワイトデーに返してくれるんだそうです。だから、負けず嫌いのりんごは女性の自尊心をもかけて、張り合って豪華なバレンタインのチョコ菓子を手作りし続けていると。

キャー、パティシエみたいにハイレベルのお菓子作って好きな女の子に食べさせちゃう まぐろくんイケメン料理人すご~い! …で、りんごちゃんも負けないよ水準以上のお菓子作れてすご~い! 理想の高スペックカップルだね☆ って感じで、皆さん萌えましたか?

さて。りんごはエコロにもチョコを渡したいのですが、時空のどこかにいる人にどう渡せばいいか。祖母に「神棚に供えれば」と適当なことを言われ、部室に神棚を手作りしてチョコを供えていました。
案の定、りすくまとまぐろに怪しまれましたが、「非常に説明しにくい案件なので、ここは流して下さい」と言葉を濁します。

エコロとは、りすくまたちも何度も会っているはずです。なのに説明しにくいと言う。彼らがエコロを覚えていない(あるいは、説明しても また忘れる?)ので、言うのも面倒ということ?
なんであれ、いつもの「飄々クール」なシラケ顔で、まぐろたちの記憶がどうであろうとお構いなしに「時空の旅人である友達にもチョコをあげたくて」と言えばいいだけなのに、何故言わないの? どんな突拍子もないことでも、物理部のお姫様りんごちゃんの言うことなら、りすくまもまぐろも否定しないでしょう。言えばいいのに。

むむー。ここはあえて穿って、《エコロにチョコあげるのを、まぐろに言いづらかった》説はどうでしょうか。無意識の後ろめたさがあったと(笑)。

話を打ち切るごとく帰宅を言いだすりんごさん。まぐろは教室にかばんを取りに、りすくまは図書館に本を返しにと、校門で待ち合わせるまで、しばし解散することに。
りすくま先輩、部室に住んでるわけではなく、ちゃんと帰る家があるんですね。

りんごが部室に一人になり、ぽつっとエコロの名を呟いた途端、「今、ボクの名前を呼んだ?」と当人が出現しました。チョコを手に大喜び。

なんかすげー驚いて、あわあわと変な叫び声をあげ続けるりんご。驚き過ぎです。
ツチノコが飛び出ようが骨格標本が喋ろうが宇宙人が降りてこようがカケラも動じなかったのに。何に驚くのか驚かないか まちまち過ぎて、ちきゅう組の感情の水準て、つくづく判らんでございます。
りん「指さして笑うな、腹立つー! わたしはあれだけダイナミックに傾[かぶ]いておいて、いきなりいなくなったエコロを、わりと心配していたんだよ」
エコ「えーっと。逆にこっちが訊きたいんだけど、なんでボクを覚えてるの?」
りん「なんでって…何で?」
(中略。互いに「なんでって何で」と言い合う。どうして自分がエコロを忘れないことを不思議がられるのか、りんご的には理解しがたいようです。)
りん「コホン。まどろっこしいので結論から言うと、友達を忘れるわけ、ないじゃないですか」
エコ「おおう…!」
りん「…な、なんですか。その微妙なリアクションは」
エコ「いや。いきなり友達って言われて、霧散するほどビックリしたんだよ」

聴いてた私もビックリでした。
はあ!? 友達認定してんのですか。心配したり気にかけたりはアリでも、『ぷよ7』と『ぷよ!!』での、あの最悪の関わり《だけ》で、親しげに友達呼びできるようになっちゃえるのか。
いや、バレンタインのチョコ渡したいと右往左往してた時点でもう、なんで? と思って聴いてましたけどね。

友達だからチョコをあげたい? りんごは誰とでも友達になれる子? だったら、学校中の男の子や、プリンプや魔導の男性キャラにもあげないとおかしくないですか?
同じ《異世界で知り合った男性》でも、エコロには神棚を作って拝むほどの熱意でチョコをあげようとして、プリンプや魔導キャラには特にあげようとしていない。その線引きとなる理由は何なのでしょうか。

『ぷよ!!』ラストでエコロが「ボクはじくうのたびびと どのばしょにも どのじかんにも いないそんざい… だからまた たびにでるよ」「めがさめるころには みんな ボクを わすれている だろうけどね…」と哀れっぽく《りんごだけに》言って立ち去ったのが、よっぽどココロに響いてたのかしらん。りんごさん、同情から惚れました?

袖すり合えば友達。世界は一つみんな仲良し。ラブ&ピース。ヒロインに相応しい博愛(いや、エコロにだけなんだから偏愛)か。

そしてエコロくんも応えて友達宣言しますよ。ドキドキ青春だっ。
エコ「りんごちゃんて、ボクのこと友達だとか思ってたの? ボクって人間じゃあない…」
#遮るように
りん「違うの?」
エコ「え?」
りん「違いますか?」
エコ「……あー。嬉しい、です」
りん「うふっ。素直でよろしい」

なんじゃこのくすぐったい会話は。友達っていうか、初々しい恋人同士みたいな空気感ですね。

このドラマCDシリーズ、全体的に、カップリングもの(キャラ同士を組み合わせた恋愛的萌えエピ)の苦手な人には辛いかなと感じます。VOL.1時点では探り探りの様子をうかがいつつだったのが、この巻からいよいよ大っぴらになり、一年後に出た続編二枚では、もはや当たり前のようでした。
普段から色んなジャンルのカップリングもの同人二次創作や少女漫画に親しんでいる、特に女性のリスナーに向いている面があるように思います。

それはそうと上記の会話、何回聴いても、りんごの「違うの?」を、エコロの「ボクって人間じゃない」発言にかかるものに思ってしまって、え、りんごってエコロを人間だと思ってたの? と、数秒混乱してしまいます。

エコロに友達宣言させたりんごお姫様はご満足あそばされまして、友達は腹を割って当然という理屈なのか、「それじゃあ、今日こそ教えてくれる?」と、エコロの正体について聴取を始めました。
りん「時空の旅人って言ってたよね。わたしの予想では、時空を自由に移動できる能力を持ってるクチなのかと」
エコ「クチってw」
りん「そして移動をすると、人の記憶に残りにくいという、若干メランコリーな設定なのかと」
エコ「設定ってwww」
りん「どうでしょうか」

エコロは「りんごちゃん、妄想力豊かだねーww」と、りんごを(ひいては、『ぷよ!!』当時に似たような考察をしていたプレイヤーを)嗤[わら]い、「ちょっと違うよ」と、次のように説明しました。
エコ「みんなボクのことを忘れたいから忘れちゃうんだ」
りん「え? ど、どういうこと?」
エコ「ボクがどういう存在なのか説明はできないけど、一つだけ言えるのは、ボクは時空の法則から外れてるってこと」
りん「うん…うん」
エコ「誰にもよく解らない存在なんだ。そして、みんなよく解らないものは無かったことにしたがるんだよ」
りん「そ、そんなこと……あるのかな」
エコ「ボクは色んなところにいるのに、大体忘れられちゃうんだ」

エコロは、自分が忘れられる原因は、忘れる側にあると言う。理解できないものを忘れたいから忘れる。即ち、心が弱くて狭いからだと。
そして、りんごが忘れていない理由を、以下のように述べました。
エコ「すごくビックリしたよ。ボクが思うに、りんごちゃん、キミはどこまでも素直なんだ」
りん「?」
エコ「だから、なんだかよく解らないボクを、なんだかよく解らないまま受け入れて、その……、と、…と……」
りん「友達?」
エコ「そ、そう! そんな風に言うこともできるんだ」

りんごが忘れないのは、彼女が素直でありのままに受け入れることができるから。即ち、心が広くて強いからだと。

ここに、非っ常に引っかかってしまいました。
作り手にそこまでの意図はないと思いますが、結果的に、エコロと関わった他ぷよキャラ達の心が狭くて弱い、心映えの点でりんごに劣っていると、キャラサゲしてしまっているからです。

りんごとエコロの絆を強いモノにしたい、りんごをヒロインに相応しい素敵な女の子にしたい。
そう思うのは解りますし、《ちきゅう組の物語》限定ならば普通の流れでもあります。
しかし、りんごがいかに凄い女の子かと証明する比較材料(俗に言うあて馬)に、他ぷよシリーズキャラを使う必要はないでしょう。愉快ではありません。

また、「理解できないものは忘れたいから忘れる」という理屈自体も、納得しがたかったです。
だって、ぷよ魔導シリーズって、エコロくらいヘンなものなんて、今までも うようよしてたじゃないですか。人間の世界、魔物の世界、時空を超えた異世界。それらを行き来し交じり合った、力も価値観も混沌とした連中です。

特にサタンは、世界と共に生まれたとか世界の外から来たとか世界を作ったとか言われてる魔王。
そんな彼も、愛するアルルの肉体を乗っ取って苦しめ、その姿で自分を騙したエコロを、『ぷよ!!』では そりゃもう綺麗さっぱり忘れてて、お人好しにもエコロにまたも騙され、利用されて世界の危機まで招いてましたよね。その時点で「なんでりんごがエコロを覚えてるのにサタンが忘れてるの?」と、凄く納得いかなかったですが。

それを今さら掘り起こされて、「忘れたいから自分で忘れた、エコロを受け容れられないサタンの心の問題です」と説明されても。モヤっと感 再燃・倍増ですよ。
あれだけのことがあって「忘れたいから忘れた」なんて、もう心の器が小さいとかいうレベルを超えて、病んでる領域です。そこまで心の弱い人なんですかサタンさまは。
そうまでして、りんご以外のぷよキャラの了見が狭いコトにしなけりゃならない、物語上の必然はあるんでしょうか。

つーか、「友達になれるほど親しみを持ってエコロを受け入れることができなければ、忘れてしまう」と言うなら、それはやはり、忘れる方の心の問題ではなく、エコロ自身の在り方の問題だと思います。りんごが最初に言った通り「人の記憶に残りにくい設定」。そのまんまでしょう。シリアスじみた理屈つけて人のせいにすんなよ、よだれくろすけ。

実は、ゲーム本編ではアルルやアミティもエコロのこと忘れていません。必要なかったからでしょうが、この話ではそれに全く触れていないので、あたかも りんごだけの特別性のようになっているのにも、微量の腑に落ちなさを感じたものです。
捻くれた見方ですけども、「そんなにりんごだけが凄い・特別ってことにしたいのかなぁ?」と。すみません。

つーか。
エコロってさぁ、「忘れられる」「世界を移動できる」ことを逆手にとって、好き放題でちゃっかり楽しんでる面も、少なからずありますよね?
何やったって責任取らなくていいんだもん。パラレルワールドを移動できるなら、ある種、「やり直し」も無制限でしょうし。

さて。
りんごとエコロの、嬉し恥ずかし愛の劇場は続きます。
りん「ねえエコロ。もしかして、友達って言葉に…照れてるの?」
エコ「ぶはっ!?」
りん「相変わらず黒い顔色によだれ笑いなので解りづらいけど…照れてるよね?」
エコ「…だ、だって。そんなこと言われたの初めてだったから」
りん「うっふふふふふふふふ~ 更に照れさせてあげましょう。さあ、手元の包みを開けて!」
#カサカサカサ…、と包みを開ける音
エコ「これって…チョコレート? おお~!」
りん「チョコレートの色を見ていたら、ムラムラきたから、出来心で作ってみました」
エコ「ボクの形のチョコレートだあ…
りん「チョコをエコロの顔の形にしゅるっと伸ばすのは、割と楽しかったよ。プレゼント
エコ「あ、あり…が……あぁ……」
りん「あ~…。ありがとう?」
エコ「それ、それ!」
#ドヤ顔的に
りん「ふ~ん? まあ宜しいとしますか」

完全にりんごリードですな。

束の間のデートも時が過ぎ、エコロが「とっても楽しかったけど、もう行くよ」と、再び旅に出ると言い出しました。
りんごはあからさまにしょんぼりして、「また、来るよね?」と甘えたように尋ね、エコロが応諾すれば「じゃ、握手!」と、すかさず自分からエコロの手を握りしめました。

……なんか、このドラマCDのりんご、変じゃないですか?
なんでそんなに寂しがってるの? 親と離れる子供みたいに。

りんごって、ある話では何が起ころうと「飄々クールに」総スルー。かと思えば、別の話では大声出して過度に驚く。別の話では邪険にエコロを追い払い、この話では過度に寂しがって手を握ろうとさえする。

情緒不安定さ爆発です。
思えば『ぷよテト』でも、なんか急に人が変わったみたいに熱血さんになって、感情論むき出しなうえ代案もなしで、私が嫌だと思ったらもう駄目なんだよ言うこと聞け的に怒鳴った場面がありましたね。りんごちゃんの人間的美点(間違ったことをする友達を諫める)として描かれていたのだと思われますが。

りんごって時々、変にキャラ変わりません?
それぞれ違う人が脚本を書いているのなら、キャラ解釈の差なんだなと思うところですけど、厄介なことに、全て同じ脚本家さんです。
これってキャラブレ…と言ってはいけなくて、キャラの多面性なんですねと解釈しないと叱られるのかな。

えーと。
ニンゲンには様々な面がありまして、いつもは飄々クールなリケジョりんごちゃんにも、男(?)友達の手を握って「また、来るよね?」と思わせぶりに蠱惑……ゲフン。…寂しい生活を送る友達を心配して手を握って温かみを伝えてあげようとする、母性溢れる夜回り先生的な顔があったのでございます。

ところが、握った手がすりぬけてしまいました。エコロの実体は「あやふや」だからだそうです。
ついさっきチョコの包みを手にとって開けてたのに、急に《手も握ることが出来ないのさ。おお、なんたる孤独》ってことに。「あやふや」って便利ですね。

ここから、斜め方向に突き抜けて、力技で「イイ話」に飛躍します。
エコ「よ~し決めた! ちゃんとした体でも探しに行こうかな」
りん「えーーっ!? できるの?」
エコ「やったことないから わかんな~い☆」
りん「のっけから不穏すぎるぅ。体乗っ取り祭りはカンベンしてよ?」
エコ「あっははは。しないよ。ボクは他の誰かの体じゃなくて、ボクとしてキミに触れたい。
 よ~っし。りんごちゃん」
りん「な、なに?」
エコ「また会いに来るからね。その時はちょっと変わってるかもねー」
#エコロが立ち去ったのだと思われる
りん「あ、エコロー!」
#エコロの声が響く
エコ「長い旅になるかもしれないけど、待ってて。いつか、必ずまた会いに来るよ。
 ボクを初めて友達と呼んでくれてありがとう。誰かと握手ができるように変わったボクを、りんごちゃん、キミに見せたいな」


希望に満ちた明るい音楽が流れ、これで終わりでした。
えーと……。

まず一つ。エコロが実体のある「変わったボク」になって戻ると宣言する。これは『ぷよ!!』のおまけ、エコロの擬人化版「かわったエコロ」に繋げたネタでしょうね。

もう一つ。エコロは「他人に乗り移る、他人のものまねをする」魔物キャラだという『7』時点での基本設定を、ここで無効化しています。《可哀想な時空の旅人》って方向にシフトして、元の設定はここで芽を摘みますよという宣言?

最後。
……このオチって『ぽけっとぷよぷよ~ん』のオチのオマージュ?
元々、エコロは『ぷよよん』版ドッペルアルルを元にしたキャラだと思ってます。加えて『ぽけぷよよん』のドッペルアルルは最後、アルルの言葉で改心して
いつかまた あいにいくよ アルル
こんどは ボクがボクとして…ね
・・・ごめん・・・ありがとう・・・

と言って、時空のどこかに立ち去って行きましたよね。
製作者さん的には、いずれアルルと別の存在として自己確立できれば、魔導世界の外側に弾きだされて忘れられた存在になっていたドッペルアルルは、世界に帰ってくることができるだろう、という構想だったそうで。
 ⇒『アル冒』『ぽけぷよよん』における真魔導系裏設定

んで、この話のエコロは、曖昧な存在として他人を乗っ取ったり真似たりするのをやめ、自分自身として存在が確立されたら帰ってくるよと約束して、時空の何処かへ立ち去っています。

似てますよね。
故意(オマージュ)か。似たような設定のキャラを扱った故の必然の相似(シンクロニシティ)か。


まあそれは置いといて。
これでエコロが(本当に全く違うキャラに生まれ変わるまで?)出てこなくなるんだったら感動的なお話なんですけど、この後のドラマCDシリーズにもゲーム本編にも、曖昧存在の よだれくろすけのまま、何事もなく出続けております。それを知っているので片腹痛…げふん、微妙な気分でした。

ヒネた聴き手ですみません。
エコロとりんごの、互いに人が変わったみたいな常ならぬ言動の連発による くすぐったくも微笑ましい友情ドラマに暖かな涙を流すべきなのに。

多くの人は感動したのだと思います。お話が導く通り、エコロのこと好きになりました、りんごが大好きになりました、エコ×りん萌え という境地に到着できたことでしょう。
世のみなさんはエコロが異時空に立ち去っても存在を忘れず友達と呼べるに相違ありません。私は忘れます。


#5 プリンプでの日常

すずらん三人にエコロの『7』勢四人が総出演で、後半はぷよ勝負(戦闘)もあるコントです。プリンプタウンに飛ばされてきた《ちきゅう》組が、いかに暮らしていたかという話。
時間軸的には、恐らく『ぷよ!!』本編当時かと思います。…が、『ぷよ!!』より後の話だとみなすことも不可能ではない、設定の緩さもあります。

なんと、ちきゅう組三人は、野宿・釣りなどのサバイバル生活をして暮らしていたそうです。
ちょっと衝撃でした。アミティ達やアコール先生は、彼らに寝る場所や食べるものを提供してあげなかったんだ。意外に冷たいな~…。

そりゃ魔導組も、それぞれ野宿したり自分で住む場所を確保したり商売を始めたり、自立して暮らしてますが、彼らは元の魔導世界でもそんなものでしたもの。
でも《ちきゅう》組は、衣食住足りた便利な世界で実家暮らしの子どもたちじゃないですか。
アミティ、お家に泊めてあげなよ~。無理なら学校を使わせてあげてよアコール先生~。

つーか。
不意に思いましたけど、もしや、隣町から来て何故か居座り続けているレムレスとフェーリも、実は野宿生活してるのかな(汗)。

ともあれ。
プリンプの川ではシーラカンスの仲間っぽい魚が、ナーエの森ではパナナップルなる果物が豊富にとれて、太陽光で火が起こせるくらい日差しが強く、でも気候は穏やかで、景色は綺麗で、とても暮らしやすいところだそうです。

するとエコロ登場。
エコ「うわー。三人が、プリンプという謎の異世界に飛ばされたという先の見えない現実から目を背け、サバイバルをバーベキューと呼び換えて強く生き抜いてるーw」

…さっきの話(第四話)で感動的に立ち去ったばかりなので、微妙な気分になります。

いえ。このお話はさっきの話よりも、きっと時間軸的に過去なんだろうなとは推測できます。でも、どうしても台無し感が。おやつ食べてて食道と胃の境辺りに詰まっちゃったみたい~。
収録順が反対の方が親切だったんじゃ? いっそ(最も『ぷよ!!』ゲーム本編に雰囲気や状況の近い)この話をCDトップに配置して、ラストをバレンタイン話するとかでも、消化が良かったんじゃと思いました。

エコロの「空気を読ま」ぬ「指摘しちゃいけないこと」を「ストレートに説明」する発言にカッとなったりんごは、舌鋒鋭く説教しながら、エコロの胸に輝く星(「コア」とエコロ自称)に、サンドバックに浮かんで消えた憎いあん畜生を叩く勢いで正拳突きを繰り返しました。「いたい、いたい(半笑)」と、ちびっこにヘソを突[つつ]かれまくった力士みたいに悲鳴をあげるエコロ。

前話では手を握ることすらできなかったのに、「あいまい」って便利ですね。

…いやっ。身体の大部分はあいまいでも、胸の星(コア)の部分だけは常に実体なのかも。
つまりエコロを苛めたいときは、胸のコアを打つべし! 打つべし! 打つべし!

気の済むまで殴ってから、りんごはため息をつき、帰る方策のつかない故郷に思いを馳せました。
りんごは、祖母のあまなつが、八百屋を改装してカジノと兼業にすると口走っていたので、今頃どうなっているか心配だそうです。
まぐろは、弟に店番をさせると極上ビントロを3円にまで値下げしてしまうし、優しくていい子過ぎて、請われれば店ごと売ってしまいかねないので気が気じゃないそうです。
「考えていたより、深刻な心配のようだ」と呟く りす先輩。すずらん商店街っ子たちの日常は、なかなかにスリルに満ちているようですね。気を抜けば…やられる!

りすくま先輩だけは家の心配をしないです。
留守の間に家族が家を全部齧ってしまわないかとか、道端で冬眠してしまっていないかとか、そういうのは心配しないの?(と、メルヘンに想像してみる。)
その代わり、部室に置いて来たツチノコのジュリエッタが、飢えて人間を襲っていないか心配だと述べておりました。

…ジュリエッタってスルメしか食べないんじゃなかったの? スルメが切れたら人を襲うの?
そんなん学校で飼うなよ…。長期休みの間とかどうしてるんでしょう。

そんで。ここでジュリエッタの話題を出して、りんごもまぐろも既知の情報として聞いていますので、作中時間軸的に、この話は第一話より後だと判ります。
即ち、この話が『ぷよ!!』当時だとするならば、第一話は『ぷよ!!』より前の出来事ってことになりますね。

りんごたちのぼやきを聞いたエコロは言いました。そんなに帰りたいなら、来た時と同じ方法を試せばいいと。
りんごたちは、りすくまの実験の失敗による爆発で飛ばされてきたそうです。そうそう、『ぷよ!!』はそういう話でしたよね。そして最後にまたりすくまが爆発を起こして、ちきゅうに帰ったんでした。
エコ「もう一回爆発してみればいいんじゃない?」
りん「うまくいかなかったら どうするんですか」
エコ「体がコナゴナになる程度で済むよ」
りん「(悲鳴)←なんか、文章化不能な叫びあげてました(笑)。「うぉおい!?」って言ってるんかな?
まぐ「りんごちゃん、ツッコミが投げやりだよ★」
エコ「コナゴナになったりんごちゃんも、きっと可愛いよ」
りん「なってたまるか!」
#シリアスな声音で
エコ「コナゴナになったら、ボクが宇宙に連れてってあげるよ。時空の狭間で、一緒にいようか」
りん「その『こわい声』っていう芸をやめろ!」

…「こわい声のエコロ」が《芸》扱いになってる(笑)。

関係ないけど、PC-98版『魔導物語1-2-3』EP3で、進め方を間違えると、アルルが爆発四散(死亡)してゲームオーバーする仕様だったなぁと、「爆発で粉々」という会話で思い出しました。ついでに、同ゲームのEP2で、(バグ技使うなどして)ジュゲムを覚えた状態でシェゾの地下牢に行って人犬に使うと、人犬が「身体がひきちぎれ 八方へ飛び散」る特殊仕様で死にます。ジュゲムは爆裂魔法だから。ホントに関係ない。

話戻して。
怒ったりんごは、「落ちついて食べられないから、どっか行ってください」と、邪険にエコロを追い払いました。前話でのしおらしさが嘘のようです。

エコロは素直に立ち去…ったかに見せかけて、りすくま先輩に乗り移り、操り始めました。
えええ~…。前話で、もう誰かの体を乗っ取ったりしない、自分としてりんごに触れたいからと、更生したかのごとく爽やかに言ってたくせに~。

いえ、この話は作中時間軸的には、前話の過去なんですよね。だから矛盾はしないんですよね、きっと。
…と、頭で考えても、どーも、どーにもモヤモヤします…。色々台無しぃ~。

エコロに操られる りすくまは、ふところからどんどん試験管を取り出して、いかにも危険そうな薬品を次々と混ぜ始めました。エコロ曰く、遊んでくれないなら強制的に遊んでもらうそうです。
怒ったりんごが、ぷよを組んで攻撃(?)を開始。けれどエコロに軽く返されて歯が立たない。
そこで、「手段を選んでいられない、ね★」とまぐろが参戦。りんごとペアで連鎖を組んで、息の合った攻撃でエコロをやっつけたのでした。

言わずもがなですが、『ぷよ!!』のモードの一つ「ペアでぷよぷよ」をイメージした展開ですね。開始時にまぐろが「ちょっとやるか」と、『ぷよ!!』でのキャラ選択時ボイスも言っていて、プレイヤーをニヤリとさせようとしてました。
でも ペアぷよ専用勝利ボイスの「以心伝心★」「大勝利!」の再現はなかったです。りんご一人が「勝利です!」と叫んだだけ。

#Vol.1や2の時も思いましたが、物語の中で「シリアスに、ぷよぷよで戦闘」するのって、個人的に違和感が(^_^;)。ぷよを消さねば魔法が発動しないとか、ただの中学生のりんごが、ぷよを消すとエコロを(物理的に?)懲らしめることができるとか。不思議に感じてしまいます。
#魔導物語ファンなので、「ぷよで勝負」ってのはキャラ達にとっても《遊び》、もしくは《戦闘の比喩表現》である、という感覚が、どうも抜けないのでした。
#真面目に突き詰めれば、根本的な世界のルールが、元の魔導物語とは違ってきているということになります。魔導とぷよの世界が、本当の意味で遊離を始めているんですね。(コンパイル時代は、なんだかんだで混沌としていました。)


エコロはばたんきゅーし、危機は回避されました。
…で。お約束に、安心した りすくまが薬品入りのフラスコを取り落とす。
りん「え?」
エコ「あれ、この流れ…。結局爆発オチ?」
#爆発音

で、ゲームのクリア時用ファンファーレがじゃじゃじゃじゃ~ん♪と流れて終了でした。

オールキャラで、ゲーム本編と雰囲気が近くて、罪のないギャグで、優等生的なお話だと思います。


それはそうと。
この爆発で、りんごたちは《ちきゅう》に帰れたのでしょうか?
これが『ぷよ!!』当時の物語だと定義するなら、帰れなかったことになります。エコロとサタンの事件を解決した後で、りすくまが(この話と同じように)うっかり爆発を起こして帰ってましたから。

でも、この話単体で見ると、「爆発で帰れるかも?」と言った後で爆発が起きてますから、これで帰ったと解釈してもおかしくない感じにはなっています。

…もし、この爆発で帰れたということなら、この話は『ぷよ!!』当時ではないということになりますね。
『ぷよ!!』でちきゅうに帰った後、またりすくまが爆発を起こしてプリンプに飛ばされた?
更に、まぐろがエコロを見て「また出たね★」と言っており、存在を忘れていません。エコロが異時空に去れば、りんご以外の皆が彼を忘れるというのなら、エコロはずっとプリンプにいて、何度もりんご達に会いに来ていることになります。

…まあ、深く考えることでもないですね。考えても面白くないし。(^_^;)


#6 ぷよぷよのおもいで そして これから

何故か、アルル、アミティ、りんごが、それぞれ己の来し方を独白。

アルルの独白→
ずっと冒険している。青空が大好きで駆け出したくなる。知らない場所や新しい挑戦が好き。カーくんと共にどこにでも。
冒険で出会ったみんなは「くすぐったいような、恥ずかしいような、でも心の芯からじんわりと広がる、不思議な感覚」をもたらす、かけがえのない大切な存在。
ぷよ勝負で異世界に飛ばされて、困ったけどワクワク。「だからボクは歩き続けていられる。この冒険は終わらないんだ」。

アミティの独白→
夢はステキな魔導師。「ステキ」とは、「どんなことがあっても笑顔で、くじけず、元気でキラキラしていること」。
笑顔は人を元気にする。「大好きな友達に元気を分けてあげられるくらい、いつでも絶対元気でい続けようって、毎日そう思ってる」。
「元気の秘訣はぷよ勝負」で、「笑顔が味方」なので、ぷよを消すことで何が起きても「怖くない!」。
「みんなとぷよ勝負していれば、わたしは笑顔!」「そうして、いつか、最高にステキな魔導師になりたいな」。

りんごの独白→
好奇心旺盛なわたし。ぷよぷよがもたらした非日常は刺激的で、取り乱しそうにワクワク。
「さいわい、おなじみのメンバーが側にいてくれるので、意外と不安はありません」。
時空を超えて出会った、知らない世界に生きる友人は刺激的。
「これからも、ぷよを消していれば、こんな出会いが続いて行くんだろうか」。

で、最後に(多分プリンプで)三人(+カーバンクル)が集合して、楽しく声合わせて「ぷよぷよで勝負だ!」で終わりです。


多分、この時点でこの巻が最終巻という予定だったから、ヒロイン三人で〆よう、って意図だったのだと思います。

しかし、内容と言えるほどのものはなく、正直、面白味はありません。内容予告のキャスト紹介を見て、「あっ、アルル(アミティ)も出るんだ」と思って、それ目当てにこのCDを買った人はご愁傷さまでした。そんな感じです。

BGMが、オリジナルアレンジですかね。アルルパートは『時空を超えて久しぶり!(ぷよフィシリーズにおけるアルルのテーマ)』、アミティパートは『Her dream is to be a fantastic sorceress (『ぷよ!!』版アミティのテーマ)』、りんごパートは『ぷよぷよのうた』の、オルゴールバージョン。『ぷよぷよのうた』オルゴールバージョンは、バレンタイン話でも使われていましたっけ。
『時空を超えて久しぶり!』のオルゴールバージョンは、出だしの所がなんか、不安と言うか不吉さを喚起する曲調ですね(笑)。




とりあえずここまで。続巻の感想は またいつか。


Vol.1感想/Vol.2感想/Vol.3感想/Vol.4感想/Vol.5感想

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【2014/04/20 23:36】 | 魔導・ぷよ系の話
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No title
ルイ
すわさき様
こんにちは。今まで何度かコメントさせて頂いたルイというものです。
今回も面白い感想文をありがとうございましたm(_ _)m
楽しく読ませて頂きました♪

私もアルル達の世代が一番好きなので、7キャラのノリ・テンションについていけず、セガぷよをリタイアしそうです(--;)
…まぁ、アルルとシェゾが出続ける限り地球組メインだろうとたぶん買ってしまうとは思いますが(^^;)

りんご達の事は「キライ」とまでは言わないけれど、ぷよぷよシリーズを彩る名(迷?)脇役として隅の方にいる程度なら良かったのに、何故主役として「ドーン!!」と前面にいるのか、理解に苦しみます(とくにぷよテト)

現状、隅においやられているのはリデルやアコール先生といったフィーバーキャラなので、ここへ来てフィーバーキャラが少し気の毒に思えて来ました(^_^;)
アルル達旧キャラはまだ「客寄せのオマケ」として重宝されている感がありましたが…。
ぷよぷよクエストではフィーバーと旧キャラをメインに展開してる(少なくとも今のところは…)ので、そこが不幸中の幸いといった感じです。

私はドラマCD3は聞いていない(買う気自体がそもそもなかった)のですが、すわさき様の感想を読んで「やっぱり買わなくて良かった」と思いました(^^;)

ドラマCD4以降の感想文も楽しみに待ってます♪

それでは。


Re: No title
すわさき@管理人
こんばんは。
同じように感じる方がいるのは、心強いです。
でも、ちきゅう組のファンの方々からすれば噴飯ものですよね。申し訳ないです。

『ぷよ!!クエ』はですねぇ……
実はプロデューサーが ぷよシリーズ本伝とは違う方なんだな!(笑)

ともあれ、こちらはプリンプ組がメインになってますよね、ストーリー上は。


ドラマCD売り上げにマイナス貢献してしまったのか…と、ちょっとドキッとしましたが、発売から一年以上経っているんですから、もはや関係ない、と思わせて下さい。(^_^;)

続巻の感想はボチボチやろうと思います。
ちょっとだけ呟くに、レムレスの変節っぷりがすげーと思いました(笑)。Vol.2であんだけ《戦うのが嫌いな完璧聖人》だと語ったのに、超短絡・直情径行の好戦キャラに。
りんごもそうですが、キャラの情緒不安定さを激しく感じることがあります。一貫してない気がするんですが…。


無記名
りんごとエコロの裏話を知りたくてたまたま此処にたどり着いたので読みました。
読んで後悔しました。何故ぷよ7のキャラや世界観をここまで悪意的に見るのか私には理解出来ません。
貴方にとって初代、アルル世代のぷよぷよが自然なのでしょうが、そうすると尚更理解出来ません。
りんごがエコロを友達だと思うことに疑問が浮かぶなら、アルルがシェゾやサタンを友達だと思っていることに疑問が浮かぶはずです。
サタンはアルルを本気で殺そうとしていたことを知ってますか?アルルがシェゾの首を跳ねたことを知ってますか?
世代で好き嫌いがあるのは分かりますが、ぷよぷよという作品に愛があるなら書き方や考え方を弁えましょう。失礼きわまりないですし、私はむしろ貴方がぷよぷよ、ひいては魔導シリーズ自体嫌いなのかと思いました。

No title
無記名
こんにちは。横から失礼します。

>サタンはアルルを本気で殺そうとしていたことを知ってますか?アルルがシェゾの首を跳ねたことを知ってますか?

って今更そんな20年以上前の魔導物語での出来事を引っ張って叩くとかどうかと思いますよ。
アルル・シェゾ・サタンがガチ敵対してたのは最初の出会いであってそこから何度か関わり合って今では友人未満?な不思議な関係に至ったんです。
あとシェゾの首をはねたのはPC98のグロ特化リメイクのみです。
サタンも初めはプロポーズしてきました。ペット殺しに来たかと勘違いしてキレたのです。
ちなみにゲームギア版魔導物語2ではシェゾの出番が大幅に増えてただの敵だった彼が「わりと愉快な人かも?」と思えてきます。

対してりんごとエコロは敵対関係(しかしエコロはりんごを気に入ってる)だったのに、いきなり大切な友人扱いは違和感しか残りませんよ。
少なくとも嫌な事して、好感度上げるようなことは起きてないのに。
あと製作者のゴリ押し贔屓ってのは古参ファンからすれば愉快ではないものです。

では、横から失礼しました。

Re: タイトルなし
すわさき@管理人
8月19日の無記名コメントの方へ

どうやら行きずりの方の言い捨てコメントのようなので、返信は無意味になりますが、一応。



ひとつ。
記事の最初に、私が《ちきゅう》組に好感情を持っていないこと、故に歪んだ感想であることは明記してあります。
申し訳ありませんが、自己責任です。
不快な記事は避け、自分の身はご自身で守ってください。


ふたつ。
これは、21日の無記名の方がレスして下さった内容と重複します。

>りんごがエコロを友達だと思うことに疑問が浮かぶなら、アルルがシェゾやサタンを友達だと思っていることに疑問が浮かぶはずです。
>サタンはアルルを本気で殺そうとしていたことを知ってますか?アルルがシェゾの首を跳ねたことを知ってますか?


どっちもプレイ済みなので、知っています。

それを武器に論破を狙うのは、ナンセンスです。
あなたはアルルが、サタンやシェゾと殺し合った すぐ次のゲームから「ボクたち友達だよv-238」などと言い出したとでも お思いなのですか?


先だって発売された『ぷよぷよテトリス』に、アルルがサタン、シェゾ、ルルーら(の幻)とワイワイ楽しくやったあと「ぜんぜん かわらないなあ みんな まっ でも 心のなかに かわらないものがあるって 
しあわせかも って おもっちゃったけどね!
」と言う場面がありました。
まるで、彼らとの関係性が、ず~っと変わらないまま続いてきたかのようですね。

実際は違います。
彼らが、今のセガぷよで描かれているような「ケンカはするけど仲良し」的関係に近い形になったのは、コンパイルの和議申請後でした。

サタンがアルルにベタ惚れで恋しているという解釈が「完全に」固まるのにも、シリーズ開始から数年、十数作を要し(コンパイルでの魔導シリーズ後期のタイトルに、サタンがアルルを、カーバンクルを奪った敵とみなし、ちんちくりんと罵って攻撃するものもあります。『アルル漫遊記』)、シェゾやルルーが「実は悪い奴じゃない、アルルの仲間」というポジションに移行するまでにも、数年、十数作と、そこで語られた幾つものエピソードの積み重ねを要しています。

すぐに「友達」関係に転換したわけではありません。

(あと、ネタ解釈は別にして、サタンは本当にアルルを殺そうとしたのか? ボイスで「しね」と言ってもテキストの方ではあくまで妃にしようとしてた、その矛盾が面白かったんだよねとか、アルルがシェゾの首を切断するPC-98版エピソードは『ぷよ1』やGG版『魔導2』によってパラレル化したのであって、後の魔導ぷよシリーズにおいては正規エピソードじゃないよね? 正規はMSX-2版の方だよね。…という点にも議論の余地がありますが、話がそれますので割愛します。)


私は、『ぷよ7』→『ぷよ!!』→ドラマCD3の流れで、りんごがエコロを友達だと断言し、特別に用意したプレゼントを贈ったうえ別れ際に寂しがって手を握るほどの熱意を抱くのは、変化が急激で不自然だと感じます。

パラレル・IFが当たり前の同人二次創作ならともかく、公式物ならば。

そうなる前に、りんごがエコロを友人だと読者に思わせるに足るエピソードが、最低でも一つか二つは必要だと思います。最終的にりんごとエコロが仲良くなるのはいいけれど、これでは、経過をすっ飛ばして結果に跳んでいるように思うのです。


ちなみに、コンパイル晩期の『わくぷよ』で、アルルがシェゾを「友達でしょ」と呼んだとき(コンパイルシリーズでアルルがシェゾをそう呼んだ、ほぼ唯一の事例だったかと思います。)、当時のファンの間にも「今回のアルルは変だ(笑)」という感想はありましたよ。
同人・商業二次創作の世界では、アルルと敵キャラ達の慣れ合いは既に進んでいましたが、ゲーム本編では そこまでではなかったからです。
(ちなみにこのゲームでは、アルルが、ボクはルルーやシェゾと友達なのかな?それともライバル? と自問自答する場面もあって、答えは出ていません。)





私が「エコロ」を辛[から]い目で見る理由は、サイト内の『ぷよ!!』感想文にも書いていますが、『ぷよ!!』での扱いが非常に不満だったからです。

『ぷよ7』でのエコロの行いは、紛れもなく「悪」でした。
ところが『ぷよ!!』では、彼は最初から悪意を持っていない、邪気もない、人を楽しませようと思っている、だから「悪い人じゃない」と語りました。そのうえで「実は可哀想な存在です」とも付け加えました。

私はその「描き方」が、どうしても受け容れられなかったのです。
これもまた「過程をすっ飛ばしている」と思うからです。

「ぷよ世界に悪人はいない。みんな仲良しの、ほのぼの世界」という、現行製作スタッフさん方の考え方は、よいものだと思います。
でも、事実悪事をなしたキャラを「いい人」に転換するには、相応のみそぎ、納得のいくだけの過程が必要ではないでしょうか。

『ぷよ!!』で用意されていた過程と思しきものは「悪気がないから悪人じゃない」「可哀想だから優しくするべき」とキャラ達に「定義させる」というものでしたが、私は、それは納得に足るものではないと感じました。
それどころか、あくまで私個人の感想ですが、不自然で卑怯な描き方だと感じたのです。

ごく微妙なさじ加減の差ですが。
ちゃんと「悪い奴」だと前提されたエコロが、記憶を失ったことで人を喜ばせる楽しさを知って改心したとか、りんごを何かで助けてくれたとか、そんな交流が何度かあった後でなら、「友達」呼ばわりしても、そんなに奇怪には思わなかったでしょう。

※『ぷよテト』ではエコロがりんごを助けていますから、現在は「友達?」と呼んでもおかしくない形になってきていると思います。


みっつ。
>ぷよぷよという作品に愛があるなら書き方や考え方を弁えましょう。

ファンなら提灯感想しか述べてはならぬという意見には賛同しません。
ファンは作品や作者を尊重し、最低限の敬意を払うべきではありますが、奴隷ではないと思います。恒常的な賞賛を強要されるのは不快です。

長年、そのスタンスでファンサイトをやっています。
コンパイル時代のシリーズにも、好きなタイトルも不満のあるタイトルもありました。その都度、正直に感想を書いています。

ただ、感想を書くときは、「どうしてそう思ったのか」は出来るだけ丁寧に、整然と書くように心がけてはいます。
モヤモヤした不満を明確にする役にも立ちますし、そうして、考えを整理して文章を書いていくのが好きだからです。


>私はむしろ貴方がぷよぷよ、ひいては魔導シリーズ自体嫌いなのかと思いました。

シリーズのファンならば、全てのタイトル・キャラを好きなのが当然ですか?
不満や疑問を感じても、口にしてはいけませんか?
それを守れなければ、近作のセガぷよシリーズどころか、過去の(セガぷよには直接つながらない)「魔導シリーズ自体が嫌い」という烙印を押されるのですか?


「世代で好き嫌いが」という言い方から、恐らくあなたは近作のセガぷよからファンになった方なのかなと推察しますが、セガぷよファンの方に、りんごやエコロに好意的ではないという理由で「魔導シリーズが嫌い」と評価されるとは、夢にも思っていませんでした(笑)。

あなたにとっては、近作セガぷよと魔導は一直線に繋がった、同列のものなんでしょうか。
私にとってはそうではありません。なんというトンデモな、と呆気にとられた次第です。



「書き方を弁えよ」というご意見には、真摯に受け止めねばならない面もあると思います。
あなたの気分を害してごめんなさい。
でもあなたのコメントも、「弁えた」ご意見の度をいささか超えておりますから、おあいこですね。



さいごに。

批判感想は悪いことだ、という思いは、私にもあります。
ポジティブな感情は正しい。しかし、ネガティブな感情は間違っている。
それは、正しいことだとも思います。

あなたもそう思っているから、「弁えましょう」なんて表現を使ったのですよね?
自分は正義だという確信があるから。

ただ私は、ある作品のストーリーやキャラを褒める感想を書いて、それが嫌いだという人に「あなたは間違っている、私の嫌いなあの作品を褒めるなんて許せない」という趣旨のコメントを執拗に送られたこともあります。

それを踏まえれば、ポジティブだろうがネガティブだろうが、感想にイラッとする人は必ずいて、その中の一部が怒りのコメントを送ってくるのです。

自分と異なることを思う者は間違っている、許せない、という考えの人間が。



私も、他人の感想文を読んで不満に思うことはあります。
相容れないと思うこともあります。
けれど、わざわざその人に対して、直接文句を書き送るようなことはしません。

住み分けが一番だと思います。


ぷよドラマCDの感想を書いている方は世に沢山いらっしゃって、みなさん、素敵な文章で、いかに面白かったか、どんなにキャラが好きかを書き綴っておられます。
そんな、キラ星のように綺麗な無数の感想の中に、一つくらい、褒めてない醜い感想があっても、まあ、スルーしていただけたらなぁと思うのです。
私が褒めていなくたって、あなたが実際にドラマCDを聞いた時に面白いと思ったなら、それでいいじゃないですか。


というわけで、最初に戻りますが。
不快であれば、読むのをやめてください。私は自分のサイトでしか批判感想を書きませんので、あなたが読みに来なければ万事解決です。
うっかり読んじゃってガマンできない時は、私の知らないところでぼかして愚痴ればいいと思いますよ。



……にしても。
「りんごとエコロの裏話を知りたくて」この記事を読んだという前置きが謎だと思いました。
記事のタイトルに、ドラマCDの感想だとはっきり書いてあるからです。明らかに裏話の記事じゃないよ?

まさか、ご自身はドラマCDを買っておらず、でもエコロとりんごのドラマの内容(裏話?)は知りたいから、あらすじ付きの感想記事を漁って、期待通りの感想じゃなかったから「ファンとはかくあるべき」と説教垂れた、なんてオチじゃないですよね(汗)。

私は、シリーズ中一作しか触れたことのない人でも、「ファン」だと思っています。
でも流石に、弁えなさいだの、批判感想を書く人はシリーズ全部が好きじゃないだのと言う人が、実際にはあまりシリーズに触れていなかったり、自分で買ってもいなかったりしたとしたら、わりと理不尽に感じます。

的外れでしたらごめんなさい。m(__)m

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この記事へのコメント
No title
すわさき様
こんにちは。今まで何度かコメントさせて頂いたルイというものです。
今回も面白い感想文をありがとうございましたm(_ _)m
楽しく読ませて頂きました♪

私もアルル達の世代が一番好きなので、7キャラのノリ・テンションについていけず、セガぷよをリタイアしそうです(--;)
…まぁ、アルルとシェゾが出続ける限り地球組メインだろうとたぶん買ってしまうとは思いますが(^^;)

りんご達の事は「キライ」とまでは言わないけれど、ぷよぷよシリーズを彩る名(迷?)脇役として隅の方にいる程度なら良かったのに、何故主役として「ドーン!!」と前面にいるのか、理解に苦しみます(とくにぷよテト)

現状、隅においやられているのはリデルやアコール先生といったフィーバーキャラなので、ここへ来てフィーバーキャラが少し気の毒に思えて来ました(^_^;)
アルル達旧キャラはまだ「客寄せのオマケ」として重宝されている感がありましたが…。
ぷよぷよクエストではフィーバーと旧キャラをメインに展開してる(少なくとも今のところは…)ので、そこが不幸中の幸いといった感じです。

私はドラマCD3は聞いていない(買う気自体がそもそもなかった)のですが、すわさき様の感想を読んで「やっぱり買わなくて良かった」と思いました(^^;)

ドラマCD4以降の感想文も楽しみに待ってます♪

それでは。
2014/04/27(Sun) 18:11 | URL  | ルイ #0tc9DoEw[ 編集]
Re: No title
こんばんは。
同じように感じる方がいるのは、心強いです。
でも、ちきゅう組のファンの方々からすれば噴飯ものですよね。申し訳ないです。

『ぷよ!!クエ』はですねぇ……
実はプロデューサーが ぷよシリーズ本伝とは違う方なんだな!(笑)

ともあれ、こちらはプリンプ組がメインになってますよね、ストーリー上は。


ドラマCD売り上げにマイナス貢献してしまったのか…と、ちょっとドキッとしましたが、発売から一年以上経っているんですから、もはや関係ない、と思わせて下さい。(^_^;)

続巻の感想はボチボチやろうと思います。
ちょっとだけ呟くに、レムレスの変節っぷりがすげーと思いました(笑)。Vol.2であんだけ《戦うのが嫌いな完璧聖人》だと語ったのに、超短絡・直情径行の好戦キャラに。
りんごもそうですが、キャラの情緒不安定さを激しく感じることがあります。一貫してない気がするんですが…。
2014/05/16(Fri) 01:59 | URL  | すわさき@管理人 #-[ 編集]
りんごとエコロの裏話を知りたくてたまたま此処にたどり着いたので読みました。
読んで後悔しました。何故ぷよ7のキャラや世界観をここまで悪意的に見るのか私には理解出来ません。
貴方にとって初代、アルル世代のぷよぷよが自然なのでしょうが、そうすると尚更理解出来ません。
りんごがエコロを友達だと思うことに疑問が浮かぶなら、アルルがシェゾやサタンを友達だと思っていることに疑問が浮かぶはずです。
サタンはアルルを本気で殺そうとしていたことを知ってますか?アルルがシェゾの首を跳ねたことを知ってますか?
世代で好き嫌いがあるのは分かりますが、ぷよぷよという作品に愛があるなら書き方や考え方を弁えましょう。失礼きわまりないですし、私はむしろ貴方がぷよぷよ、ひいては魔導シリーズ自体嫌いなのかと思いました。
2014/08/19(Tue) 21:58 | URL  | 無記名 #-[ 編集]
No title
こんにちは。横から失礼します。

>サタンはアルルを本気で殺そうとしていたことを知ってますか?アルルがシェゾの首を跳ねたことを知ってますか?

って今更そんな20年以上前の魔導物語での出来事を引っ張って叩くとかどうかと思いますよ。
アルル・シェゾ・サタンがガチ敵対してたのは最初の出会いであってそこから何度か関わり合って今では友人未満?な不思議な関係に至ったんです。
あとシェゾの首をはねたのはPC98のグロ特化リメイクのみです。
サタンも初めはプロポーズしてきました。ペット殺しに来たかと勘違いしてキレたのです。
ちなみにゲームギア版魔導物語2ではシェゾの出番が大幅に増えてただの敵だった彼が「わりと愉快な人かも?」と思えてきます。

対してりんごとエコロは敵対関係(しかしエコロはりんごを気に入ってる)だったのに、いきなり大切な友人扱いは違和感しか残りませんよ。
少なくとも嫌な事して、好感度上げるようなことは起きてないのに。
あと製作者のゴリ押し贔屓ってのは古参ファンからすれば愉快ではないものです。

では、横から失礼しました。
2014/08/21(Thu) 14:34 | URL  | 無記名 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
8月19日の無記名コメントの方へ

どうやら行きずりの方の言い捨てコメントのようなので、返信は無意味になりますが、一応。



ひとつ。
記事の最初に、私が《ちきゅう》組に好感情を持っていないこと、故に歪んだ感想であることは明記してあります。
申し訳ありませんが、自己責任です。
不快な記事は避け、自分の身はご自身で守ってください。


ふたつ。
これは、21日の無記名の方がレスして下さった内容と重複します。

>りんごがエコロを友達だと思うことに疑問が浮かぶなら、アルルがシェゾやサタンを友達だと思っていることに疑問が浮かぶはずです。
>サタンはアルルを本気で殺そうとしていたことを知ってますか?アルルがシェゾの首を跳ねたことを知ってますか?


どっちもプレイ済みなので、知っています。

それを武器に論破を狙うのは、ナンセンスです。
あなたはアルルが、サタンやシェゾと殺し合った すぐ次のゲームから「ボクたち友達だよv-238」などと言い出したとでも お思いなのですか?


先だって発売された『ぷよぷよテトリス』に、アルルがサタン、シェゾ、ルルーら(の幻)とワイワイ楽しくやったあと「ぜんぜん かわらないなあ みんな まっ でも 心のなかに かわらないものがあるって 
しあわせかも って おもっちゃったけどね!
」と言う場面がありました。
まるで、彼らとの関係性が、ず~っと変わらないまま続いてきたかのようですね。

実際は違います。
彼らが、今のセガぷよで描かれているような「ケンカはするけど仲良し」的関係に近い形になったのは、コンパイルの和議申請後でした。

サタンがアルルにベタ惚れで恋しているという解釈が「完全に」固まるのにも、シリーズ開始から数年、十数作を要し(コンパイルでの魔導シリーズ後期のタイトルに、サタンがアルルを、カーバンクルを奪った敵とみなし、ちんちくりんと罵って攻撃するものもあります。『アルル漫遊記』)、シェゾやルルーが「実は悪い奴じゃない、アルルの仲間」というポジションに移行するまでにも、数年、十数作と、そこで語られた幾つものエピソードの積み重ねを要しています。

すぐに「友達」関係に転換したわけではありません。

(あと、ネタ解釈は別にして、サタンは本当にアルルを殺そうとしたのか? ボイスで「しね」と言ってもテキストの方ではあくまで妃にしようとしてた、その矛盾が面白かったんだよねとか、アルルがシェゾの首を切断するPC-98版エピソードは『ぷよ1』やGG版『魔導2』によってパラレル化したのであって、後の魔導ぷよシリーズにおいては正規エピソードじゃないよね? 正規はMSX-2版の方だよね。…という点にも議論の余地がありますが、話がそれますので割愛します。)


私は、『ぷよ7』→『ぷよ!!』→ドラマCD3の流れで、りんごがエコロを友達だと断言し、特別に用意したプレゼントを贈ったうえ別れ際に寂しがって手を握るほどの熱意を抱くのは、変化が急激で不自然だと感じます。

パラレル・IFが当たり前の同人二次創作ならともかく、公式物ならば。

そうなる前に、りんごがエコロを友人だと読者に思わせるに足るエピソードが、最低でも一つか二つは必要だと思います。最終的にりんごとエコロが仲良くなるのはいいけれど、これでは、経過をすっ飛ばして結果に跳んでいるように思うのです。


ちなみに、コンパイル晩期の『わくぷよ』で、アルルがシェゾを「友達でしょ」と呼んだとき(コンパイルシリーズでアルルがシェゾをそう呼んだ、ほぼ唯一の事例だったかと思います。)、当時のファンの間にも「今回のアルルは変だ(笑)」という感想はありましたよ。
同人・商業二次創作の世界では、アルルと敵キャラ達の慣れ合いは既に進んでいましたが、ゲーム本編では そこまでではなかったからです。
(ちなみにこのゲームでは、アルルが、ボクはルルーやシェゾと友達なのかな?それともライバル? と自問自答する場面もあって、答えは出ていません。)





私が「エコロ」を辛[から]い目で見る理由は、サイト内の『ぷよ!!』感想文にも書いていますが、『ぷよ!!』での扱いが非常に不満だったからです。

『ぷよ7』でのエコロの行いは、紛れもなく「悪」でした。
ところが『ぷよ!!』では、彼は最初から悪意を持っていない、邪気もない、人を楽しませようと思っている、だから「悪い人じゃない」と語りました。そのうえで「実は可哀想な存在です」とも付け加えました。

私はその「描き方」が、どうしても受け容れられなかったのです。
これもまた「過程をすっ飛ばしている」と思うからです。

「ぷよ世界に悪人はいない。みんな仲良しの、ほのぼの世界」という、現行製作スタッフさん方の考え方は、よいものだと思います。
でも、事実悪事をなしたキャラを「いい人」に転換するには、相応のみそぎ、納得のいくだけの過程が必要ではないでしょうか。

『ぷよ!!』で用意されていた過程と思しきものは「悪気がないから悪人じゃない」「可哀想だから優しくするべき」とキャラ達に「定義させる」というものでしたが、私は、それは納得に足るものではないと感じました。
それどころか、あくまで私個人の感想ですが、不自然で卑怯な描き方だと感じたのです。

ごく微妙なさじ加減の差ですが。
ちゃんと「悪い奴」だと前提されたエコロが、記憶を失ったことで人を喜ばせる楽しさを知って改心したとか、りんごを何かで助けてくれたとか、そんな交流が何度かあった後でなら、「友達」呼ばわりしても、そんなに奇怪には思わなかったでしょう。

※『ぷよテト』ではエコロがりんごを助けていますから、現在は「友達?」と呼んでもおかしくない形になってきていると思います。


みっつ。
>ぷよぷよという作品に愛があるなら書き方や考え方を弁えましょう。

ファンなら提灯感想しか述べてはならぬという意見には賛同しません。
ファンは作品や作者を尊重し、最低限の敬意を払うべきではありますが、奴隷ではないと思います。恒常的な賞賛を強要されるのは不快です。

長年、そのスタンスでファンサイトをやっています。
コンパイル時代のシリーズにも、好きなタイトルも不満のあるタイトルもありました。その都度、正直に感想を書いています。

ただ、感想を書くときは、「どうしてそう思ったのか」は出来るだけ丁寧に、整然と書くように心がけてはいます。
モヤモヤした不満を明確にする役にも立ちますし、そうして、考えを整理して文章を書いていくのが好きだからです。


>私はむしろ貴方がぷよぷよ、ひいては魔導シリーズ自体嫌いなのかと思いました。

シリーズのファンならば、全てのタイトル・キャラを好きなのが当然ですか?
不満や疑問を感じても、口にしてはいけませんか?
それを守れなければ、近作のセガぷよシリーズどころか、過去の(セガぷよには直接つながらない)「魔導シリーズ自体が嫌い」という烙印を押されるのですか?


「世代で好き嫌いが」という言い方から、恐らくあなたは近作のセガぷよからファンになった方なのかなと推察しますが、セガぷよファンの方に、りんごやエコロに好意的ではないという理由で「魔導シリーズが嫌い」と評価されるとは、夢にも思っていませんでした(笑)。

あなたにとっては、近作セガぷよと魔導は一直線に繋がった、同列のものなんでしょうか。
私にとってはそうではありません。なんというトンデモな、と呆気にとられた次第です。



「書き方を弁えよ」というご意見には、真摯に受け止めねばならない面もあると思います。
あなたの気分を害してごめんなさい。
でもあなたのコメントも、「弁えた」ご意見の度をいささか超えておりますから、おあいこですね。



さいごに。

批判感想は悪いことだ、という思いは、私にもあります。
ポジティブな感情は正しい。しかし、ネガティブな感情は間違っている。
それは、正しいことだとも思います。

あなたもそう思っているから、「弁えましょう」なんて表現を使ったのですよね?
自分は正義だという確信があるから。

ただ私は、ある作品のストーリーやキャラを褒める感想を書いて、それが嫌いだという人に「あなたは間違っている、私の嫌いなあの作品を褒めるなんて許せない」という趣旨のコメントを執拗に送られたこともあります。

それを踏まえれば、ポジティブだろうがネガティブだろうが、感想にイラッとする人は必ずいて、その中の一部が怒りのコメントを送ってくるのです。

自分と異なることを思う者は間違っている、許せない、という考えの人間が。



私も、他人の感想文を読んで不満に思うことはあります。
相容れないと思うこともあります。
けれど、わざわざその人に対して、直接文句を書き送るようなことはしません。

住み分けが一番だと思います。


ぷよドラマCDの感想を書いている方は世に沢山いらっしゃって、みなさん、素敵な文章で、いかに面白かったか、どんなにキャラが好きかを書き綴っておられます。
そんな、キラ星のように綺麗な無数の感想の中に、一つくらい、褒めてない醜い感想があっても、まあ、スルーしていただけたらなぁと思うのです。
私が褒めていなくたって、あなたが実際にドラマCDを聞いた時に面白いと思ったなら、それでいいじゃないですか。


というわけで、最初に戻りますが。
不快であれば、読むのをやめてください。私は自分のサイトでしか批判感想を書きませんので、あなたが読みに来なければ万事解決です。
うっかり読んじゃってガマンできない時は、私の知らないところでぼかして愚痴ればいいと思いますよ。



……にしても。
「りんごとエコロの裏話を知りたくて」この記事を読んだという前置きが謎だと思いました。
記事のタイトルに、ドラマCDの感想だとはっきり書いてあるからです。明らかに裏話の記事じゃないよ?

まさか、ご自身はドラマCDを買っておらず、でもエコロとりんごのドラマの内容(裏話?)は知りたいから、あらすじ付きの感想記事を漁って、期待通りの感想じゃなかったから「ファンとはかくあるべき」と説教垂れた、なんてオチじゃないですよね(汗)。

私は、シリーズ中一作しか触れたことのない人でも、「ファン」だと思っています。
でも流石に、弁えなさいだの、批判感想を書く人はシリーズ全部が好きじゃないだのと言う人が、実際にはあまりシリーズに触れていなかったり、自分で買ってもいなかったりしたとしたら、わりと理不尽に感じます。

的外れでしたらごめんなさい。m(__)m
2014/08/29(Fri) 00:29 | URL  | すわさき@管理人 #r.0hNWwI[ 編集]
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