「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
PSPゲーム『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイブ』の、アビスに特化した感想。
この記事は、アビス・コミカルシナリオ(ルーク編)最終章について書いています。



ガイ編感想
////
ルーク編感想
////
その他感想
/



以下、ネタバレですので折りたたみます。



TOAコミカルシナリオ(ルーク編)
第五章

#ナレーション
反省もせず、
成長も見せずに
ひたすら暴言を吐き続けるルーク。

そんな彼の前に、
人々の祈り、願いを
負の感情として受け止めた
世界樹の闇、
シュヴァルツが現れる。

果たしてルークは、
闇の権化とも言うべき
シュヴァルツになにを語るのか。

ガイには悪い予感しかなかった……


悪い予感しかなかったと言いつつ、なんでまた世界樹へなんてルークを連れていったのよ、ガイ兄さん。(^_^;)
普通の旅で行く場所じゃないですよね。
特に目的があったとも語られてませんし。……はっ。実はエビか?
※『TOI』コミカルシナリオ(ルカ編)では、ルークの好物のエビが世界樹の森にいるという設定でした。

#世界樹の森
ガイ
#険しい顔で
「シュヴァルツ……。
 人々の祈りや願いを欲望として受け止めて
 生まれてしまった、世界樹の闇か
 こいつをこのままにしておけば
 世界は終わってしまうな」
ルーク
「めんどくせぇな。
 なにが闇だよ。
 意味わかんねぇっつーの
 やっちまおうぜ、ガイ。
 こんなわけわかんねぇ奴に
 俺んち壊されてたまるか」
ガイ
#汗タラで困り顔
「戦う動機はそこなんだな……」


うーん?
ガイの方はここにシュヴァルツがいて、世界を滅ぼそうとしていることを認識していたっぽい。
じゃあこの二人は、実は最初から、シュヴァルツを倒して世界を救うためにここまで旅してきていたのかしらん。
ルークの言動がアレなもんで、今まで、そんな目的のある旅に見えていませんでしたけれど。

……いや。
やっぱりエビかも!
エビ捕獲目的で、偶然シュヴァルツに遭遇したとゆー、日常から非日常へ急速転換してしまった緊迫の場面っ。
……かもしれない。


で。ガイは汗タラしてますが、自分の家を守るために戦うというのは、そんな馬鹿にした動機ではないと思いませんか?
自分の家、即ち自分の家族、自分の大切な人、そして自分自身が生きるための「居場所」。それを守りたいというのは、最もプリミティブにして核心的な「生きる意味」であり、根源的な情愛ではないでしょうか。

…な~んて、ギャグ話で語ることじゃないですね。(へらへら)

シュヴァルツ
「我が名はシュヴァルツ
 人の子の醜い欲望が我を生み出した」
ルーク
「なにぶつぶつ言ってんだ? こいつうぜぇ」

#ミッションメッセージ
屋敷を脅かす、シュヴァルツを撃破せよ!


「屋敷を脅かす」(笑)。
そう表現されると、世界の危機も急にスケールダウンしてしまいます。

原作でルークに襲いかかった色んな問題も、このくらい矮小化してしまえるものだったらよかったのに。
そうはならなかったから『テイルズ オブ ジ アビス(地獄の物語)』でしたが。

ガイ
「人間の祈りは欲望と同じもの……か
 考えさせられるものがあるな」
ルーク
「そうかぁ? 俺はなんも考える事ねぇけど?」
ガイ
「そ、そうか……羨ましいな」


「だって、考えるのはお前の仕事だろ」
なんて、このルークならガイに向かって言いそうですね(笑)。
このルークのミソはツルツルしてそう。(俗説)

シュヴァルツ
「愚かな人の子よ……そなたはなにを望む?」
ルーク
「なに偉そうに言ってんだ?
 お前になんかなんも頼まねぇっつーの!」
シュヴァルツ
「……そうか」


(精神的に)強いなぁ、『ツイブレ』コミカルルーク。
厳重に庇護されていて肉体・精神共に渇望を感じたことがないからなのでしょうが(ある意味、ガイ兄さんの苦労の賜物かしらん)、何一つ望む事なんてないと、一切の躊躇なく言えてしまうというのは、羨ましくも凄いことだと思います。
つくづく、『ツイブレ』コミカルの彼は、本当の本当に幸せに暮らしているんですね。

原作のルークは、屋敷時代から結構悩みがあった気がします。
物心つく前から閉じ込められてて、父との関係がうまくいってなくて、健康に問題も抱えてて。
最悪に荒れていた親善大使期も、半分は、上手くいかないことだらけの不満と、暗澹とした未来への不安からでしたし。(残り半分は、幼稚な自尊心と視野狭窄のためでしたが。)

#シュヴァルツと対峙
シュヴァルツ
「人の醜い心が我を生み出した」
ルーク
「はあ? そんなの知るか!
 俺には醜い心なんてねぇしな!」
ガイ
「さすがにそれは……どうなんだろうな……」

#ミッションメッセージ

屋敷を守るため、シュヴァルツを撃破せよ!


シュヴァルツ
「そなたはなにを望む? なにを祈る?」
ルーク
「俺祈った事なんてねぇし
 欲しかったら手に入れればいいじゃねぇかよ」
シュヴァルツ
「……返す言葉がない」


#シュヴァルツを撃破
ルーク
「願いとか祈りとか、んなもん知るかよ!
 俺はおまえなんかに祈った事ねぇぞ!」
シュヴァルツ
「これが……人の子の答え……」
ガイ
「いや、待ってくれ!
 ルークの答えを人間の総意だと思わないでくれ!」


ガイ兄さんがなんか慌ててますが、シリアスシナリオの方で出てた設定など併せて考えるに、
人の願い(欲望)が過ぎて世界樹が疲弊→
このままでは世界が滅ぶ→
で、
世界樹に頼らずに生きていこう
という結論が、『ツイプレ』世界の出した「正解」なのですから、ルークの結論でも間違ってはなかったりするんですよねぇ。
愚者と天才は紙一重と言われますが、愚かで何も知らない故のシンプルな理屈と、あらゆることを知って複雑に悩み抜いた末に得た結論が、(深さは全く違いますが、大意的には)似たものになるという、あの現象なんだろうなぁと思います。

ルーク
「なんだ? 消えちまったぞ?」
ガイ
#困り顔
「まさか俺達、世界を救ったのか?」
ルーク
「なんかよくわかんねぇ奴だったな。
 祈りとか願いとか、なんだそりゃ?」
ガイ
「シュヴァルツか。
 ルークとの相性は最悪だったみたいだな
#笑って
 だが今回は、それが世界を救った
 ルークのわがままも
 案外バカに出来ないのかもな」
ルーク
「あぁ? なんか言ったか?」
ガイ
「いや、なんでもない」
ルーク
「つうか腹減ったー。
 ガイ、さっさと帰ろうぜ」
ガイ
「ああ、わかってる
#苦笑
 ……まったく。世話の焼ける奴だよ」

#画面暗転、スタッフロール
#ドヤ顔の長髪ルークと、何やら慌てて止めようとしている風のガイの一枚絵が表示


というわけで、『ツイブレ』ルーク編、堂々のハッピーエンドでした。

このルークは、何があっても(多くの人に直接に敵意を向けられても)怯えも傷つきもせず、後悔も反省もなく、少しも成長することがありません。
原作のルークとは違って。

しかし見事に世界を救い、幸せを迎えています。
何一つとて失うことなく。
これもまた、原作のルークとは真逆です。

原作のルークは、世界を救う英雄になることに執着していた面がありました。
そうすれば自分の「居場所」を得られると考えていたからです。
そして、そのために二度、大きな失敗をしました。
一度は、一つの都市の壊滅を招き、生涯をかけて償うべき罪を負った。
もう一度は、世界は救いましたが、自分の体を致命的に壊し、生きたくても生きられなくなった。

ところが、『ツイプレ』コミカルルークは英雄になることを全く望みません。
自分は満たされていると言い切っています。

正直、このコミカル編で、全く成長しない、他作品キャラ達に白い目で見られるばかりのルークを追い続けるのは、愉快ではありませんでした。
しかしルークの立場に立ってみれば、これは非常に「幸せ」な物語なのでしょう。

何も考えなくていい。悩んだり気を遣ったり、居場所を求めて右往左往する必要はない。
ガイは揺るぎなく、そして完璧にルークを守り続けている。
軟禁も寿命も陰謀も、手ひどい裏切りも、人間関係も。彼を悩ませるものは何もない。

だからこれは、一つの理想のパラレルワールド……なのかなぁ?


さて。
これで『TOA』編の二つのシナリオの感想は終了ですが、
他シリーズのシナリオにルークやガイが登場しているものもあるので、次からしばらくは、その紹介と感想をやりたいと思います。
宜しければご笑覧くださいませ。

ガイ編第一章へ
その他感想1へ



おまけ。
シュヴァルツに敗北した場合

シュヴァルツ
「少しは……祈れ……」
ガイ
「頼られないのも寂しいんだな……」


「そんなに頼られても無理! もう限界だしー!」と(?)キレて、闇の化身(シュヴァルツ)を生み出したくせに、あてにはされたいのですね。
なんだかんだでそれが、世界樹の「存在する意味」だから?
フクザツな世界樹ゴコロです。
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TOAコミカルシナリオ(ルーク編)
第五章

#ナレーション
反省もせず、
成長も見せずに
ひたすら暴言を吐き続けるルーク。

そんな彼の前に、
人々の祈り、願いを
負の感情として受け止めた
世界樹の闇、
シュヴァルツが現れる。

果たしてルークは、
闇の権化とも言うべき
シュヴァルツになにを語るのか。

ガイには悪い予感しかなかった……


悪い予感しかなかったと言いつつ、なんでまた世界樹へなんてルークを連れていったのよ、ガイ兄さん。(^_^;)
普通の旅で行く場所じゃないですよね。
特に目的があったとも語られてませんし。……はっ。実はエビか?
※『TOI』コミカルシナリオ(ルカ編)では、ルークの好物のエビが世界樹の森にいるという設定でした。

#世界樹の森
ガイ
#険しい顔で
「シュヴァルツ……。
 人々の祈りや願いを欲望として受け止めて
 生まれてしまった、世界樹の闇か
 こいつをこのままにしておけば
 世界は終わってしまうな」
ルーク
「めんどくせぇな。
 なにが闇だよ。
 意味わかんねぇっつーの
 やっちまおうぜ、ガイ。
 こんなわけわかんねぇ奴に
 俺んち壊されてたまるか」
ガイ
#汗タラで困り顔
「戦う動機はそこなんだな……」


うーん?
ガイの方はここにシュヴァルツがいて、世界を滅ぼそうとしていることを認識していたっぽい。
じゃあこの二人は、実は最初から、シュヴァルツを倒して世界を救うためにここまで旅してきていたのかしらん。
ルークの言動がアレなもんで、今まで、そんな目的のある旅に見えていませんでしたけれど。

……いや。
やっぱりエビかも!
エビ捕獲目的で、偶然シュヴァルツに遭遇したとゆー、日常から非日常へ急速転換してしまった緊迫の場面っ。
……かもしれない。


で。ガイは汗タラしてますが、自分の家を守るために戦うというのは、そんな馬鹿にした動機ではないと思いませんか?
自分の家、即ち自分の家族、自分の大切な人、そして自分自身が生きるための「居場所」。それを守りたいというのは、最もプリミティブにして核心的な「生きる意味」であり、根源的な情愛ではないでしょうか。

…な~んて、ギャグ話で語ることじゃないですね。(へらへら)

シュヴァルツ
「我が名はシュヴァルツ
 人の子の醜い欲望が我を生み出した」
ルーク
「なにぶつぶつ言ってんだ? こいつうぜぇ」

#ミッションメッセージ
屋敷を脅かす、シュヴァルツを撃破せよ!


「屋敷を脅かす」(笑)。
そう表現されると、世界の危機も急にスケールダウンしてしまいます。

原作でルークに襲いかかった色んな問題も、このくらい矮小化してしまえるものだったらよかったのに。
そうはならなかったから『テイルズ オブ ジ アビス(地獄の物語)』でしたが。

ガイ
「人間の祈りは欲望と同じもの……か
 考えさせられるものがあるな」
ルーク
「そうかぁ? 俺はなんも考える事ねぇけど?」
ガイ
「そ、そうか……羨ましいな」


「だって、考えるのはお前の仕事だろ」
なんて、このルークならガイに向かって言いそうですね(笑)。
このルークのミソはツルツルしてそう。(俗説)

シュヴァルツ
「愚かな人の子よ……そなたはなにを望む?」
ルーク
「なに偉そうに言ってんだ?
 お前になんかなんも頼まねぇっつーの!」
シュヴァルツ
「……そうか」


(精神的に)強いなぁ、『ツイブレ』コミカルルーク。
厳重に庇護されていて肉体・精神共に渇望を感じたことがないからなのでしょうが(ある意味、ガイ兄さんの苦労の賜物かしらん)、何一つ望む事なんてないと、一切の躊躇なく言えてしまうというのは、羨ましくも凄いことだと思います。
つくづく、『ツイブレ』コミカルの彼は、本当の本当に幸せに暮らしているんですね。

原作のルークは、屋敷時代から結構悩みがあった気がします。
物心つく前から閉じ込められてて、父との関係がうまくいってなくて、健康に問題も抱えてて。
最悪に荒れていた親善大使期も、半分は、上手くいかないことだらけの不満と、暗澹とした未来への不安からでしたし。(残り半分は、幼稚な自尊心と視野狭窄のためでしたが。)

#シュヴァルツと対峙
シュヴァルツ
「人の醜い心が我を生み出した」
ルーク
「はあ? そんなの知るか!
 俺には醜い心なんてねぇしな!」
ガイ
「さすがにそれは……どうなんだろうな……」

#ミッションメッセージ

屋敷を守るため、シュヴァルツを撃破せよ!


シュヴァルツ
「そなたはなにを望む? なにを祈る?」
ルーク
「俺祈った事なんてねぇし
 欲しかったら手に入れればいいじゃねぇかよ」
シュヴァルツ
「……返す言葉がない」


#シュヴァルツを撃破
ルーク
「願いとか祈りとか、んなもん知るかよ!
 俺はおまえなんかに祈った事ねぇぞ!」
シュヴァルツ
「これが……人の子の答え……」
ガイ
「いや、待ってくれ!
 ルークの答えを人間の総意だと思わないでくれ!」


ガイ兄さんがなんか慌ててますが、シリアスシナリオの方で出てた設定など併せて考えるに、
人の願い(欲望)が過ぎて世界樹が疲弊→
このままでは世界が滅ぶ→
で、
世界樹に頼らずに生きていこう
という結論が、『ツイプレ』世界の出した「正解」なのですから、ルークの結論でも間違ってはなかったりするんですよねぇ。
愚者と天才は紙一重と言われますが、愚かで何も知らない故のシンプルな理屈と、あらゆることを知って複雑に悩み抜いた末に得た結論が、(深さは全く違いますが、大意的には)似たものになるという、あの現象なんだろうなぁと思います。

ルーク
「なんだ? 消えちまったぞ?」
ガイ
#困り顔
「まさか俺達、世界を救ったのか?」
ルーク
「なんかよくわかんねぇ奴だったな。
 祈りとか願いとか、なんだそりゃ?」
ガイ
「シュヴァルツか。
 ルークとの相性は最悪だったみたいだな
#笑って
 だが今回は、それが世界を救った
 ルークのわがままも
 案外バカに出来ないのかもな」
ルーク
「あぁ? なんか言ったか?」
ガイ
「いや、なんでもない」
ルーク
「つうか腹減ったー。
 ガイ、さっさと帰ろうぜ」
ガイ
「ああ、わかってる
#苦笑
 ……まったく。世話の焼ける奴だよ」

#画面暗転、スタッフロール
#ドヤ顔の長髪ルークと、何やら慌てて止めようとしている風のガイの一枚絵が表示


というわけで、『ツイブレ』ルーク編、堂々のハッピーエンドでした。

このルークは、何があっても(多くの人に直接に敵意を向けられても)怯えも傷つきもせず、後悔も反省もなく、少しも成長することがありません。
原作のルークとは違って。

しかし見事に世界を救い、幸せを迎えています。
何一つとて失うことなく。
これもまた、原作のルークとは真逆です。

原作のルークは、世界を救う英雄になることに執着していた面がありました。
そうすれば自分の「居場所」を得られると考えていたからです。
そして、そのために二度、大きな失敗をしました。
一度は、一つの都市の壊滅を招き、生涯をかけて償うべき罪を負った。
もう一度は、世界は救いましたが、自分の体を致命的に壊し、生きたくても生きられなくなった。

ところが、『ツイプレ』コミカルルークは英雄になることを全く望みません。
自分は満たされていると言い切っています。

正直、このコミカル編で、全く成長しない、他作品キャラ達に白い目で見られるばかりのルークを追い続けるのは、愉快ではありませんでした。
しかしルークの立場に立ってみれば、これは非常に「幸せ」な物語なのでしょう。

何も考えなくていい。悩んだり気を遣ったり、居場所を求めて右往左往する必要はない。
ガイは揺るぎなく、そして完璧にルークを守り続けている。
軟禁も寿命も陰謀も、手ひどい裏切りも、人間関係も。彼を悩ませるものは何もない。

だからこれは、一つの理想のパラレルワールド……なのかなぁ?


さて。
これで『TOA』編の二つのシナリオの感想は終了ですが、
他シリーズのシナリオにルークやガイが登場しているものもあるので、次からしばらくは、その紹介と感想をやりたいと思います。
宜しければご笑覧くださいませ。

ガイ編第一章へ
その他感想1へ



おまけ。
シュヴァルツに敗北した場合

シュヴァルツ
「少しは……祈れ……」
ガイ
「頼られないのも寂しいんだな……」


「そんなに頼られても無理! もう限界だしー!」と(?)キレて、闇の化身(シュヴァルツ)を生み出したくせに、あてにはされたいのですね。
なんだかんだでそれが、世界樹の「存在する意味」だから?
フクザツな世界樹ゴコロです。
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【2012/10/16 22:23】 | テイルズ系の話【レス含】
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