「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
PSPゲーム『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイブ』の、アビスに特化した感想。
この記事は、アビス・シリアスシナリオ(ガイ編)最終章について書いています。

今回は妄想含有率が、より高いです。
いつにも増してしょーもないのでご注意ください。



ガイ編感想
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ルーク編感想
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その他感想
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やっと罪を認めたルークと、自分の気持ちを見出したガイ。
でもなーんにも事態は解決してないですよ。どうするの? って最終章です。

綺麗にまとまっていると思いますし、初回プレイ時は満足しました。
しかし時間が経ち、エンディング後のルーク達の行く末を考えるにつれて、なんだかモヤモヤした気分に…。
ガイの選択は、正しいものだったのでしょうか。


TOAシリアスシナリオ(ガイ編)
第五章

#ナレーション
過去の遺恨を捨て去り、
ルークと共に歩んでいく事をて
決意したガイ。

ルークも
そんなガイに心打たれ、
罪を背負って生きていく道を
選び取る。

そうして新たな絆で結ばれた2人は、
2度と同じような
悲劇を繰り返さない為、
エターナルソードを
破壊する事を決める。

それは、エターナルソードを守護する
エルレインとの
最後の決戦を意味していた


マッハ展開です。
エターナルソード破壊を決めた経緯が省かれています。

そんなわけで詳細が判りませんが、どうも二人だけで(実質はガイだけで)決めたっぽい。
うーん。
これはどうなのかなぁ。

以前も書きましたが、自分としては、「エルレインに騙された」事実を、追手たちに弁明しようとしないガイの態度には、疑問を感じるのです。
無論、ルークが悪くないとは思いません。熟考することもなく、いさめられようが止められようが聞く耳もたなかった彼には、間違いなく重い責任があります。
ですから「俺は悪くない」と逃げだした彼に、あくまで責任を悟らせようとしたガイの行動には共感します。
が。負わずともよい罪まで負わせる必要はない、とも思うのですよ。

私だったら、ルークが自分の罪を自覚した後は、彼をいかに守っていくかを考えるけどなぁ。少々小狡いことをしてでも。
生涯をかけて罪を償うのは当然でも、お尋ね者として暮らすなんて過酷過ぎます。
エルレインが黒幕であることをアピールして、それを倒すことを条件に法的な罪の軽減を願う取り引きをするとか、なんかないのかガイ兄さん。
二人だけで人知れずエルレインを倒したって、世間でルークは何も償っていない大悪党のままなんですよ?
剣一本の真正直戦法だけで、彼を一生守り切るなんてできないでしょうに。

原作だったら、各国の首脳に話しに行ってるところです。
仲間たちが各勢力の有力者ばかりでしたので、その辺がとても融通がきいたんですよね。頼りがいのあるメンバーでした。

やっぱ、ガイ一人ぼっちでルークを支えるのは心もとないなぁ。
ルークの背負ってる罪が重すぎるので。仲間がいないと。
このままだと、いつか共倒れになりそうです。

#エルザトスの森
ガイ
「人や街を消し去って
 新たなる命を生み出す力なんて
 使っていいわけがない
 やるぞ、ルーク!
 エターナルソードを破壊する」
ルーク
「……わかった。
 それが俺の償いの第一歩……だよな」


うーむむ。
なんか、ガイが一人で先走ってるように見える。
エルレインにいいようにされて、よっぽどムカついていたと見た。

しかも、ルークがさして自分の頭で考えず、お人形さんみたいに言われるまま追随してるように見えちゃいます。
台詞の前に「……」と溜めが入ってて、意欲持ってる風に見えないし。
どうしてルークの方から言い出すって形にしなかったんでしょう。主人公じゃないからか。

ツイブレルークはホント、精神的に惰弱だなぁ……。
主人公補正がないとこんなになっちゃうものなのでしょうか。

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こっからしばらく高濃度IF妄想です。ご容赦を。

《シンプルなシナリオ》という縛りがあるので難しかったのでしょうが、ここはもうひとひねりあったらよかったのにな、と、ルーク&ガイファンとしては願ってしまいましたです。
彼らがもう少し息がつける程度に、救われる芽みたいなものを仕込んでくれてたら…なんて。甘いでしょうか。

たとえば、ナレーションを
「そうして新たな絆で結ばれた2人の前に、
 これまで退けてきた追手たちが現れる。

 今度こそ逃がさないと詰め寄る彼らに
 ガイは、ルークにエターナルソードを使わせ
 今も世界改変を目論む
 エルレインの存在を明かすのだった。」
みたいにして、追手にガイが交渉するところから始めるとか。

今までが今までですから、当然、なかなか信じてもらえないはずです。

ふれん「魔剣エターナルソードとエルレインか……。俄かには信じがたい話だな」
りおん「ふん。それが真実だとしても、貴様たちの罪が消えるわけではない」
るーく「……わかってる。沢山の人を消しちまったのは俺だ。その罪は一生かけて償っていかなきゃならない」
がい「俺達はもう逃げない。だが、機会を与えてくれないか?」
りおん「機会だと?」
がい「今のエターナルソードは危険だ。また誰かが利用され、惨劇が繰り返されるかもしれない。そうなる前に、俺達の手でエルレインを倒し、エターナルソードを破壊する!」
ふれん「君達二人でやるというのか」
くろえ「そんなことを言って、また逃げるつもりなのではないか?」
せねる「ああ。今までのことを思えば、簡単には信用できないな」
がい「そう思われるのは当然だ。だが頼む! 人や街を消し去って新たなる命を生み出す力なんて、使っていいわけがないんだ」
るーく「お願いします! これが俺の、償いの第一歩だから」
#追手全員「・・・」と沈黙
すたん「……なあ、二人を行かせてやらないか?」
りおん「スタン!? またお前は、お人好しなことを!」
すたん「だけど、エルレインを放っておくわけにはいかないだろ? 消されてしまったみんなのこと、俺は許せない。それでも、今のルークの目は嘘をついているようには見えないよ」
ふれん「しかし、今の彼らは手配犯だ。勝手な事をさせるわけにはいかない」
ゆーり「いいじゃねぇか。行かせてやれよ」
ふれん「ユーリ!」
ゆーり「男がテメェのケツをテメェで拭くって言ってるんだ。見届けさせてもらうぜ。消されちまった下町の連中の分までな」

以上、妄想でした。
各勢力と話しつけて、贖罪の一環として二人だけでエルレイン討伐に向かう。
こうお膳立てしておけば、エルレインを倒した後は、少なくとも騎士団に追われることはなくなるんじゃないか? とゆー、希望的観測でゴザイマス。

でもこういう方向だと、他作品キャラが出張り過ぎてて、原作コンビの絆を原作寄りに深めて描くと言うシリアスシナリオの趣旨から外れちゃうのでしょうか。そもそも、長過ぎるのかなー。もっと削ろうと思えばできるけども。

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妄想はさておき、ゲームの内容に戻りましょう。

ここから戦闘突入で、一行簡易デモになります。
ゲームシステム的には、エルレインに洗脳された兵士たちを蹴散らしながら森の奥地へ進んでいく形なんですが、シナリオ的には、徹頭徹尾、エルレインと対峙して会話してる感じですね。

それにしてもガイは、どうやってエルレインの居場所を突き止めたんでしょう?
エルレイン自ら『エルザトスの森で待っています。(協力する)決心がついたらおいでなさい』とか、《声》を送ってきたとかなのかしらん。

それはそうと、戦闘開始時のルークボイスが通常時のままなもので、なんとも言えない気分にさせられました。
だって。「それが俺の償いの第一歩……だよな」と神妙にルークが言うデモを終えて戦闘開始を選択したら、ルークが「なんで俺がやんなきゃいけねぇんだよ」とか「俺に命令するんじゃねぇ!」とか「服汚れちまったら、お前のせいだかんな」とか、不機嫌な声音で言うんですよ~。(-_-;) ぶ ち こ わ し。
他キャラのシナリオには、1ステージ分だけの特殊カットインや戦闘ボイスが用意されてたものもあったんですから、「俺は変わる!」みたいな、このステージ専用のルーク戦闘開始ボイスを用意してほしかったところです。

ガイ
「エルレイン!!
 ルークを騙したお前を、許すつもりはない!」
エルレイン
「……愚かな。それがあなたの答えですか?」

#ミッションメッセージ
ルークと共に、エルレインを撃破せよ!


エルレイン
「この力を使えば、あなたの家族も蘇るというのに」
ガイ
「蘇る? ちがうだろ
 新しく作るだけだ。似たような別の人間を
 俺の家族はもう死んだ。死んだんだ……
 だから! 今の俺にとって大事なのは、ルークなんだ!」


エルレイン
「もう一度エターナルソードを使いなさい
 そして今度こそ新しい世界を作り上げるのです
 そうすれば、あなたを責める者など誰もいない」
ルーク
「お、俺は……」
ガイ
「聞くな! ルーク!!」


#エルレインと戦闘開始
エルレイン
「罪も痛みもない新たなる世界を作りましょう、ルーク」
ルーク
「俺は……俺はそんなのいらない!!
 たしかに罪を背負って生きるのは辛ぇよ!
 だけど俺は一人じゃない!
 仲間がいるから、罪も痛みも受け入れて生きていけるんだ!」
エルレイン
「理解できない。絶対の幸福をなぜ受け入れないのです?」
ガイ
「なにが幸せでなにが不幸か
 それを決めるのはお前じゃない!
 例え痛みに苦しもうとも、俺はルークと共に生きる!
 それが俺の選んだ、俺にとっての幸福なんだ!」


相変わらずガイ兄さんのは重いです(笑)。

ヴァンがエルレインに変わっただけで、大筋は原作通りではあるのになー。
ガイとルークの二人だけのエピソードを純化させると、こんなにも重くなってしまうのか。
いや、好きですが(笑)。

#エルレインを撃破
エルレイン
「絶対の幸福が……人類の未来が……」
ルーク
#声震わせて
「俺達、これでよかったんだよな……」
ガイ
「それを決めるのは、俺達自身だ」
ルーク
#息を吐く
「……そうだな。そうなんだよな」


ここ、皆さんはどう解釈しましたか?

「俺達、これでよかったんだよな」と今更不安を吐露するルーク。
彼は何を迷ってるんでしょう。
……エルレインの誘惑に乗ってエターナルソードを使えば、ルークを恨む人達を全消し、または改変出来て、罪なんて背負わず生きていけたかもしれない。楽に生きられる道を捨てて本当によかったのか。そんな迷いなんでしょうか。

ガイは「それを決めるのは俺達自身だ」と突き放します。
これは、深くてカッコいい答え方だと思うべきなんでしょうか。
ここでこーゆー突き放し方するのかよ、とちょっぴり思ってしまった私は、ものの善し悪しの判らない人間なのかなぁ。

だってさー。一生贖罪するぞエルレインを倒すぞ! と、もうほぼ強制みたいにして引っ張ってきておいて、これでよかったのかなぁと不安がると「決めるのは俺達(お前自身)だ!(キリッ)」。
ろくでもないなぁと思ってしまっては……いかんですね、はい。カッコイイと思わなければならないとこですね。

まあ、「それを決めるのは、俺達のこれからの行動にかかってる。頑張ろう」ってニュアンスなんかなあ。だったら納得はできますけども。
でもその前に、何が幸せかは俺が決める、とエルレインに言ってますから、やはり「良いか悪いかは自分の価値観で決めていいんだ」的な言葉なのかしらん。


選ばせることは大事ですが、なにを選ばせるかが。
終わってしまったことで迷うようにさせちゃいかん気がするのだがなぁ。
始める前に熟考させてやればいいのに。

とゆーか。こういう答え方するってことは、ガイ自身もまだ迷いがあるのかなぁ。と思ってしまいました。


さて。ここから通常デモに戻ります。
原作のアラミス湧水洞と、断髪の場面を混ぜた感じです。

ルーク
「たくさんの人が死んじまった。
 俺、どうやって償えばいいのかな……」
ガイ
「一緒に探していこう。
 大丈夫だ、お前は一人じゃない」
ルーク
「ガイ……ありがとう」
ガイ
#苦笑して
「ルークからお礼の言葉が聞けるとはな」
ルーク
#赤面
「う、うるせぇ」


「ありがとうに驚く」ネタを入れてもらえて嬉しいです。
原作みたいに「ルークがありがとうだって……!?」とオーバーに驚きはしないんですね(笑)。
シンプルにまとめるため、極力、無駄な演出は省いてるんでしょうか。

ガイ
「しかし本当に問題は山積みだな。
 エターナルソードの影響もそうだが
 マナの枯渇も解消されていないし」
ルーク
「だったらそれ
 俺達でなんとかしよう!
 俺、なにかしたいんだ。
 汚しちまったこの手だから
 誰かの為になにかしてぇんだよ!
 俺なんかに
 出来る事があるかは、わからねぇけど……」
ガイ
「おいおい、弱気になってどうすんだ
 きっと出来る。
 お前が本気で望むのなら
 俺が全力で叶えてやるから」


やっとルークが、自分の意思で贖罪のために動いてくれました。
遅いよ!
でも、よかったです。このまま、ガイの言いなりのお人形で終わるのかとハラハラでした。

しかし、ガイがなぁ。
「俺が全力で叶えてやるから」
えええー?
贖罪をするのはルークでしょ? ガイはそれを支えるんでしょ?
なんで、ルークが望むならガイが全部やってあげますみたいな話になってんの?

なんかおかしいです。
原作ガイは、世界中が非難してもルークの味方だとか、生き抜いて贖罪しろ俺も一緒に背負うとか言ったりしましたが、俺が叶えてやる・やってやるみたいな言い方は一度もしたことないです。
だって、ルークが自分でやらなきゃ意味がないことですから。

ツイブレのルークとガイの関係は、この点で原作と大きく違うなと思いました。
何度も書いてきましたが、ルークが意志薄弱です。そんで、ガイがルークの自主性を(原作ほどには)尊重してないです。
ガイが、お人形を抱えてる保育士さんみたいになっちゃってる。

ツイブレは所詮パラレルストーリーで、原作とは違うのですから、こう言うのはナンセンスではあるのですけど。
原作ガイがルークに永遠の友情と忠誠を誓うまでしたのは、ルークが、自分の意思で前に進み、変わっていくことのできる人間だったからだと思います。
彼がルークを守ったのは、それ自体が《生きる意味》だったからではなく、ルークが《身を以て、生きる意味を教えてくれた人》だったからだと思うのです。

なんつって。
そんなの私の勝手な思い込みですね。(^_^;)


などとモヤモヤ考えているうちに、いよいよ断髪。
ご存知の通り、原作で断髪に立ち会うのはヒロインのティアですけども、本作にはいないのでガイが立ち会います。

なんとなくですが、ティアファンはモヤッとしたのかなと思いました。
二次創作で避けるべきことの一つに、原作でキャラAのものだった立場・台詞・手柄を、丸々キャラBのものにすげ変える、というものがあると思っています。
この変更はそれに抵触するのかも……?

とは言え、元々、ドラマCD版等ではガイもティアと共に断髪に立ち会ってましたし、ティアとのに比べると地味ですが、ルークが「変わっていく自分を見ていてほしい」とガイに告げるイベントも原作時点である。
そう考えると、全然問題じゃないのかも。

にも拘らず不安になったのは、この一連のデモのBGMが『てのひらの幸せ』であるせいだったり。
この曲は原作決戦前夜のルークとティアのデートイベントの専用曲でして。
デート専用曲……。専用曲はなぁ……。
なんて。やっぱ気にし過ぎですか。(^_^;)

ルーク
「ありがとう、ガイ。
 ガイがいてくれて、本当によかった
 俺、変わるよ。
 すぐには無理かもしれねぇけど、変わるから」
ガイ
「ああ。お前なら出来るさ」
ルーク
「そうだ、ガイ!
 ナイフとか持ってねぇかな?」
ガイ
「ナイフ?
 何に使うんだ?」
ルーク
「決意表明……かな?」

#暗転。スタッフロール流れる
#スタッフロール後、一枚絵表示
#木に登って、落ちていたらしいヒナを鳥の巣に戻してやっている短髪ルークと、下から呼びかけているガイ


断髪した場面は見せず、けれど最後の一枚絵で悟らせる。上手い演出だと思います。
また、一枚絵が明るくてのどかな雰囲気でしたので、とてもホッとしました。状況が過酷でも、それなりに穏やかな日々を過ごせたんかなと。


なんとゆーか。
全五章通しての感想は、「幸せになってくれ!」です。
原作で言うならまだ序盤ってところで終わってしまって。
今後も原作に沿って進むなら、最終的にルークが不治の病にかかって生死不明の行方不明になり、ガイは彼の帰還を待ち続ける、みたいな結末になっちゃいそうですが……。
幸せになってほしいです。



ルーク編(コミカルシナリオ)第一章感想に続く


おまけの1。
エルレインに敗北した場合の会話。

エルレイン
「安心してください
 あなたの痛みも悲しみも、癒してあげますから」
ガイ
「俺は……そんなものいらない……くそっ!」


ホントの がっかりエンドですね。
痛みも悲しみも癒されちゃったガイはどうなるの?
エルレイン洗脳兵の一人になっちゃうのでしょうか。
そして「働かないことこそ正義!」とか言っちゃうのだな。


なんとなく、エルレインに指圧マッサージを受けているガイが脳裏に浮かびました。
どうしてだ、ガイ。



おまけの2。
SHINE(テイルズ盤) / FUNKISTSHINE(テイルズ盤)
(2012/02/22)
FUNKIST

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本作の主題歌『SHINE』のCDにはテイルズ盤ってのが用意されてまして、『ツインブレイヴ』の外伝ドラマCDが付いていました。
テイルズオブの特典系ドラマって、毒にも薬にもならない薄味か、楽屋オチ雑談か、悪ノリキャラ崩壊か、って印象だったのですが、これはちゃんとした筋立ての、単体としても充分楽しめるドラマだったので驚きました。
BGMが一切付いてませんから、単独発売ドラマCDに比べれば演出力に劣る面がありますし、(結構ボリュームのある話を14分に押し込めてるので、)ポンポン話が飛んで、ちょっとバタバタしてるきらいはありますが、シナリオは遜色なく。
面白かったです。

出演キャラは、ファラ、ロイド、ゼロス、リオン、ユーリ。そしてガイ。
……『TOS[テイルズ オブ シンフォニア]』だけ、コンビ二人が揃ってますね。
そういえば、攻略本でもゼロス役・ロイド役の声優さんだけ、企画対談記事がありましたっけ。この二人が優遇される事情でもあるんかな?
ただし、シンフォニア組のみがギャグ担当(軽い道化役)を割り振られていましたので、そういう面でバランスはとられてるのかも。


以下、あらすじと簡単な感想。

村の守り神様(お地蔵様みたいなもの?)を呑み込んだ巨大な魔獣を追って旅するファラ。
道中で出会ったゼロスに付きまとわれて、その軟派さに最初は辟易していましたが、一緒に戦闘したことで評価が一変。
「ゼロスありがとう。ゼロスってすっごく頼りになるんだね」「私達、一緒に戦ったんだし、もう仲間じゃない」と警戒心ゼロで接されて、かえって落ち着かなくなってしまうゼロスが可愛かったです

一方。「町を襲い、人の記憶を奪う」魔獣を退治すべく旅していたユーリは、道中で出会ったロイドに付きまとわれていました。シンフォニアコンビは付きまとい癖があるんでしょうか。(^_^;) ユーリに恩があると言うのですが、道を教えただけなのに。
彼が言うには、行方不明の世界樹の神子・ゼロスを探さなければならないが、皆目見当がつかない。人のために魔獣を退治しようというユーリの心意気も気に入ったし、一緒に旅していればゼロスにも会えるかもしれない、とのことなのです。
そんな行き当たりばったりな……。

そして。ガイは、貿易街の寂れた街外れに買い物に来ていました。ファーライン貿易街かな?
どうも自分の買い物っぽくないので、屋敷のお使いか何かでしょうか。この後の展開見るに、まるで急いでないので、ルークをその辺に待たせて買い物に来たわけではない感じです。屋敷の使いで、行き来に何日かかかるような遠い街に来て、この街にしかないようなものを土産に買っていこうとしてたのかなぁと想像しました。

目的の店を探している途中、路地裏で魔物たちに囲まれ苦戦している少年剣士に気付き、迷わず助太刀に駆け込みます。
少年はリオンと名乗り、魔獣討伐の任務中だと語りました。ガイは買い物を後回しにして彼に付いていくことにします。少し心配になったのかもしれません。

リオン
「ガイと言ったか。どうしてここまで付いてきた。これは僕の任務だ。お前には関わりのないことだろう」
ガイ
「なーに。土産話が欲しいだけさ。魔獣退治なんて、なかなか面白いことになりそうじゃないか。俺のご主人様は、こういう話が大好きでね」


『ツインブレイヴ』は、どうもルークの軟禁設定がないっぽい。
ガイ編なら、物語開始直前まで軟禁されてたかも? と想像できる余地がありますが、コミカルシナリオの方だとルークは自由にフラフラしていて、軟禁? 何それ南京豆? 状態です。
けど、このドラマでは「ルークは軟禁されてる」って前提で描いている印象を受けました。
軟禁されてて自分で冒険できないからこそ、魔獣退治の「土産話」なんてものを喜ぶんじゃないかと。

リオン曰く、彼が追う《忘却の魔獣》は触れた者の記憶を奪い去る能力を持ち、他の魔物を複数引き連れて街を襲うのだそうです。
そう。賢明なるリスナー諸氏にはお見通しの通り、ファラやユーリの追う魔獣こそがソレなわけですね。

三チームは遺跡で鉢合わせし、協力して魔獣を倒すことにします。
攻撃するには触れねばならない。そうすれば記憶を奪われますので一撃で仕留める必要があります。
呑み込まれた《守り神様》が、弱点の目印になってくれていました。ファラの大事な石像を壊すわけにはいかないと言う仲間達を、ファラは「ううん、いいの」「神様はそうしろって言ってるんだと思う」と促します。

リオン
「そうだ。記憶をなくす前に言っておくぞ。お前達の助力には、感謝している」
ユーリ
「まあ、一時はどうなるかと思ったがな。意外と悪くなかったぜ、こういうのも」
ロイド
「ファラ、ゼロス。魔物と間違えて悪かった。もし記憶が戻っても、この事だけは忘れといてくれよな」
ゼロス
「やだ! ぜってー思い出してやる!
 ああ、それからファラちゃんもね。もしまた逢えたら、運命的だと思わない?」
ガイ
「また会えたら、か。そうだな。もしかしたらどこかで。
 いや。きっとまた会えるはずだ。俺にはなんだか、そんな風に思えるよ」


一同は魔獣を倒し、仮初めの仲間の記憶は失われました。
しかも、そのままバラバラに分断されたみたいです。なんでじゃろ。
仲間たちの顔も名前も思い出せませんが、頼りになる人達がいた、という印象と別れ際の会話だけは思い出せたファラ。

ファラ
「まあ、いっか。誰だか分かんないけど、きっとまた会える、って言ってたもんね。会えばきっと、思い出すはずだよ。
 今はまず、よいしょっと。この像を早く村に持って帰らなきゃ。リッド、みんな、待っててね。もうすぐ帰るから。
 ……それから。どこかにいる仲間たち。きっと会えるって私も信じてるよ」


……と、爽やかに終わりましたが、本編で会っても全然思いだせてなかったよ。(^_^;)
それどころか、ファラ編でのルーク&ガイ組とのやり取りは最悪でしたなぁ。

ガイは「また会えるはずだ」と爽やかに言ったものですが、これをガイ編の前日譚として考えてみると、後に再会したユーリやリオンとは命がけの深刻な戦いを繰り広げることになったわけで、ちょっと無常な気分に浸れます。(^_^;)

このドラマのガイは、魔獣を退治して記憶なくして正気づいた後、大慌てしたんでしょうかねぇ。
あれ? どうしてこんなところにいるんだったっけな。(鐘の音聞いて)げっ。もうこんな時間か。早く帰ってやらないと、またうちのお坊ちゃんが大暴れするぞ、とか。
しかし目当ての店はもう営業時間が終わってたりするのだった。記憶ないので土産話もありませんしね。はは。









ここから後は、『ツインブレイヴ』ガイ編クリア後の展開を好き勝手に想像した、しょーもない妄想語り(簡易二次創作?)です。
お時間と、笑って許せる心の余裕のある方だけどうぞ。


間を置いて冷静に考えてみればみるほど、この後この人たちどうなったんだろうと、暗澹たる気持ちに陥るお話でしたよね。
状況が原作以上にひどいうえ、何も解決してないもんなぁ。(レプリカ問題がない点が、唯一、原作よりも楽なだけ。)
むしろ、人知れずエルレインを倒しちゃったせいで、一切の弁明のできない状況に陥っているとゆー。

とりあえず。
マナの枯渇をどうにかしようという話になってましたから、これから世界樹に行って、他シナリオに登場している《世界樹を蝕む負の権化》シュヴァルツを倒すだろうことは想像できます。
そうして世界を救ったことが周知されれば、少なくとも騎士団に追われることはなくなるかな。
クリア直後は、こんな風に妄想したものです。

大筋はそうとして、細かいところはどんな感じかなぁと、色々妄想。

たとえば。
世界樹を目指して旅するルーク&ガイの前に、アッシュ&ナタリアが現れます。
二人は、ヴァンと共にルークたちを探していたというのです。(ヴァンは別行動中)
ナタリアは無事を喜びますが、アッシュは殺気立っていました。
ルークの犯した罪で、母は寝込み家は存亡の危機。国すらも外交で不利益をこうむりつつある。全てを救うためにルークを殺すと言うのです。
「やめてくださいアッシュ!」「死ね、屑が!」「アッシュ、待ってくれ!」「ルークは殺させない!」とかなんとか幼なじみ四人でもめていたところで地震と地滑りが起こり、四人は離ればなれに。

ルークが気絶から目覚めると、貧しい村人たちに助けられていました。
村人役はリッド&ファラかシング&コハクか。とりあえずファラ&リッド組にしておきます。自分達も食うに事欠くほどなのに気さくに振る舞い、身元も知れないルークに親切にしてくれます。
この辺りでは地滑りが頻発しているのだと、彼らは言います。そのため作物は採れず獣もいなくなり、ますます人々の暮らしは窮していると。
原因は判りませんが、あの《大消滅》が原因ではないか、と噂されているそうです。

彼らの村は《大消滅》からは免れましたが、大半が消えてしまった村もあり、僅かに生き延びた村人たちがこの村で避難生活をしているそうです。
避難してきた村人役は、ヴェイグ&ティトレイがいいかと思います。
ルークは、《大消滅》を起こしたのが自分だと打ち明けるべきか悩みます。

一方。ルークを探すガイの前にヴァンが現れます。
ルークとアッシュの剣の師とは表の姿。実態はガイの騎士である彼は、ガイがルークの為に追われる身となったことに憤っています。ルークを討って自由の身となれ、今こそファブレ家に復讐する時だと諭します。
このヴァンは復讐とガルディオス家復興だけを望みとしてる人って事で。
ヴァンに何か答えかけた時、ふと鼻をついた血の匂いに、ガイは顔をしかめました。降り始めた雨で流れていっていますが、生々しいその匂いは、ヴァンから漂ってくるようです。
「ああ……。ご心配なく、返り血です。仕留め損ないました。思っていたより腕が上がっていたようです。フッ。仮にも、我が弟子ですからな」
「! ヴァン。お前まさか、ルークを!?」
詰め寄ろうとした時、遠くから地響きが……。地滑りか? それとも戦闘か。
数瞬迷ったものの、ルークの身を案じたガイは、ヴァンを放置して駆け出そうとします。

その頃のルークさん。
大きな地滑りが起きそうだ、このままじゃ村ごと埋もれる。早く避難しろと言われましたが、頑固に居残ります。
村人たちの避難誘導を手伝って、土砂で潰れかけた家に取り残された人を助けるため無茶をしたりします。
死にたいのか、とティトレイ辺りに怒られて、死にたいわけじゃないと怒鳴り返す。
「だけど、俺には責任があるんだ! この災害が、大消滅のせいだっていうんなら……」
《大消滅》は自分の起こしたものだと告白するルーク。愕然とした村人組が「まさか、そんな……」「本当なのかよ!?」とか戸惑っていた時、「本当だ。くそ忌々しいことにな」とか言いながらアッシュ出現。いつにも増して眉間のしわの深い彼の後ろには心配そうな顔のナタリアが従っています。
「そいつは大罪人だ。生かしておく意味は、ねぇんだよ!」と、剣を抜いて斬りかかるアッシュ。ルークもやむなく剣を抜いて受け止めます。雨は土砂降り。
「お前が生きるほど、怨嗟は増していく。国も! 人も! ここで死ね! 死んで償うしか、お前に道はねぇんだ」
「俺は……、死なない!」
「この期に及んで逃げる気か、屑が!」
「逃げるんじゃない! 俺が死んでも、消えちまった人達は帰ってこない。俺は、生きて、生きて、生き抜いて! 一生かけて、償う!」
「てめぇに何が出来る!」
「わかってる。何をやったって取り戻せることじゃないって。それでも、憎しみや悲しみの分、少しでも何かがしたいんだ。そのためにも……、俺は、死ねない!」
ルークの剣がアッシュのそれを弾き飛ばしました。気迫勝ちです。
が、傷つけたつもりがないのにアッシュが膝をついたので驚きます。よくよく見れば、雨水の中に血が流れ出しているではありませんか。「アッシュ! だから無茶をしてはいけないと……。ヴァンに斬られた傷が開いたのです」と、ナタリアが駆け寄ってきました。
「ヴァン師匠が? どういうことなんだ」
「くっ……。ヴァン、あいつは……」
その時、お約束に魔物出現。巨大ワームみたいなのでいいと思います。こいつが地滑りを起こしていたのです。
アッシュを庇って戦おうとするルーク。
で、その場にいた村人役キャラの皆さんも参戦。みんなで協力して魔物を倒すといいと思います。
全てが終わった後で、「こんなに大きな魔物がこの辺りにいるなんて……」「きっと、マナの異常のせいだな」と会話。枯渇したマナの為に生態系にも異変が起きているという、『マイソロ』っぽい話。

ナタリアがルークに治癒術をかけようとしますが、アッシュを優先してやってくれと断る。そこにファラが来て、ルークを手当てしてくれます。戸惑うルークに少し複雑そうに笑いかけて、「うん……。ルークの気持ちは分かったから」。
「村と、みんなを消されたことを……オレは、許すことはできない」と、静かにヴェイグ。
「だけど、生きて償い続けたいってお前の気持ちは、よーくわかった。だから簡単に死ぬなよ、ルーク。生きて生きて生き抜いて、みんなの為に何かしてみせろ。そうしたら認めてやるぜ」と、ティトレイ。
「ああ。死なれちゃ、みんなおしまいだからな」とリッド。
「みんな……」と、ルークが少し目を潤ませてると、「ルーク! 無事だったのか!」とガイが駆けてきます。タイミング遅いです(笑)。

ナタリアの治療を受け終わったアッシュが少しよろけつつも立ち上がって、無造作にルークに近付き……剣を振り上げました。
切ったのは、ルークの髪のひとふさ。それを持ち、「……これで、勘弁してやる」と、背を向けて歩き出します。「帰るぞ、ナタリア」と。
「アッシュ! 俺……」アッシュ立ち止まって「……言っておくが、今日でお前は死人だ。今後ファブレの名を名乗ろうなど、夢にも思うなよ」。息をのんで黙り込んだルークの代わりに、「……わかった。すまないな、アッシュ」とガイ。するとアッシュはしばらく押し黙り、大股に戻ってルークの首を引き寄せ、耳元に何か囁きました。「え?」と驚くルークを不機嫌そうに眺めて突き飛ばすように放し、「チッ」と舌打ち。「礼を言われる筋合いはない。名無しの死人がどう生きようと、俺には関係ないことだからな」と言って、今度こそ立ち去ったのでした。

戸惑った表情で見送るルーク。だって、アッシュは押し殺した声でこう囁いたからです。
「ガイには気をつけろ」
(訳わかんねぇ……。なんなんだよ、それ)

傍らで、ガイは先ほど別れてきたヴァンとのやり取りを思い起こしていました。
ルークの元へ向かおうとしたガイの前に立ちふさがり、彼は行かせまいとしてきました。そこでガイは剣を抜いて突き付けたのです。底冷えする殺気を以て。ヴァンは驚き、苦渋の唸りを落としました。
「それほどまでに……、あの出来そこないが大事だと仰るのですか、ガイラルディア様」
「ルークは出来そこないじゃない。今は、あいつを守ることが俺の《生きる意味》なんだ」
そう言って、今度こそヴァンを振り切ってここまで駆けてきたのでした。
(復讐、か……)
心の奥には、まだ晴れない部分もある。それを自覚しながらも、今はそれから目をそらすガイなのです。

一方、帰途のアッシュとナタリア。「もうルークが帰ることはなくなったのですね。叔母様がどれほど悲しまれるか……。……いいえ。少なくとも騎士団に追われることはなくなるはずですもの。今はそれを喜ばなければ。ルークのことは心配ですが、ガイが側にいるのです。きっと大丈夫ですわ」。不安からか饒舌になっているナタリアの声に、「それが、一番の危険かもしれないがな」とぼそりと呟く。「え? なんて仰いましたの?」「なんでもねぇ」。
ナタリアには聞こえていなかったようですが、ヴァンと戦った時、アッシュは知ってしまったのです。ヴァンとガイが、かつてファブレ家が滅ぼしたガルディオス家の残党であったことを。
けれど今、ルークを支え続けようだなんて馬鹿な男は世界中にガイしかいない。それも、アッシュには解っているのでした。

この章はここで終わって。
次の章では、村から旅立ったルークとガイの前に、エターナルソード破壊に憤るデュークさんが立ちふさがるとかでいいと思います。
ツイブレでは、エターナルソードはデュークさんの親友だった時の精霊が姿を変えたもの、って設定なので。
倒すと、例によって自己完結気味に納得して、すたすたと歩いてどこかに帰っていくのでしょう。
それはともかく、ツイブレデュークさんはなんで百年前から姿が変わってないんでしょう。人間なんですよね?
どっかでなんか語られてたのかもしれないですが、読み流したかもです。

その次の章で、ヴァン師匠が再登場。
最初はルーク&ガイの二人でヴァンと戦いますが、戦いながらヴァンがなんか嫌な事を色々言うわけです。
大好きだった師匠に、復讐のコマくらいにしか思われてなかったと知ってショックを受けるルーク。ガイはヴァンを黙らせようとしますが、結局、彼がヴァンの仲間であったこともバラされてしまう。
そのうえ、動揺してスキだらけになったガイに、最期にヴァンがカースロットをかける。
なんでヴァン師匠がカースロット使えるのって疑問は、パラレルストーリーですからってので勘弁してください(苦笑)。
というわけで、今度はカースロットにかかったガイと、ルークの戦闘になります。
通りかかったミラ&ジュードの手助けもあって、ガイを昏倒させることに成功します。

ミラがカースロットの解除をしてくれる。この世界のカースロットは精霊術の一種ってコトにでもしておけばいいと思います。
そして原作沿いの会話で仲直りすればよいよ。
「お前が、俺が側にいるのが嫌だってんなら、スッパリ離れる。だがそうでないなら一緒に行かせてくれないか」
「……ふざけんじゃねぇよ」と、ややうつむいてルーク。「とことんまで付き合うって、言ったのはお前だろ。なんで離れるなんて言うんだよ」
「だが、お前は……」「俺は、ガイを信じる。……いや、俺を信じてくれ、かな。お前の家族のこと考えたら、こんなこと言う資格、俺にはない。だけど俺はお前に信じて欲しい。俺が変わっていけるってこと。傍で見ていて欲しいんだ」ガイ沈黙して、やがて笑い「……ははっ。いいじゃねぇか、もうどっちでも」「ガイ……」「お互いを信じる。そうだよな。それが一番大切で、当たり前のことだったんだ」
とかなんとか。友情のバロムクロスをすればいいと思います。(古典表現)

で、この時、医師の卵のジュードがガイを診てくれて、ついでにルークも診るんですが、その時、ちょっと「あれっ?」って様子を見せるのですね。
それから、「私には私のやるべきことがある」とかミラが言って、ミラ&ジュードは彼らの目的のため旅立っていくわけですが、別れ際にジュードがルークに身体に気を付けて、たまにはちゃんとした病院でも診てもらった方がいいよと、あれこれ忠告するのです。
ルークたちと別れた後でミラがそのことを尋ねると、「うん……。設備もないし、ちゃんと調べられたわけじゃないから、気のせいかもしれないんだけど……」と、表情を曇らす。
ここでこの章はおしまい。


なんか、ティアやジェイド、アニスと出会ってる余裕がないですね。
うーん。
ティアはきっと、「兄さんの仇!」なんつってホントに《美しき暗殺者》として現れる。
彼女にとっては、ルーク達は世界に仇なした上に兄を殺した極悪人なのです。
でも、ルークの優しい面に触れたり、ガイの話を聞いたりして考えを改め、なんかサポートして(危機の時に大勢の敵を遠くから譜歌で眠らせてくれたとか)、彼らを送り出してくれます。

ジェイドは……。
世界樹へ行くにはどうしてもある国の砦を突破しなくちゃいけない。ルーク達はこっそり通り抜けようとするんですけど、砦の中で事件が起こって、兵士たちが危機に。中にはまだ幼い女の子の兵士もいて、ルーク達は思わず助太刀。で、捕らえられてしまいます。
その女の子がアニスで、砦の指揮官がジェイド。
アニスは、《大消滅》の件でルークにかなりの毒舌を吐きます。ジェイドは、ガイがその国の滅びた大貴族・ガルディオス家の御曹司だと気付く。
結局、二人は砦の兵を助けてくれたルーク達に恩義を感じていて、捻くれたやり方ながら見逃して、支援してくれる。アニスは日持ちのいい食料を作って持たせてくれるかも。
で、ジェイドは「世界樹の神子に会ったら、よろしくお伝えください。ちょっとした知り合いなんですよ」とか言う。

最後の章。
ルークとガイはとうとう世界樹の森に辿り着く。
マナの枯渇の原因が、世界樹を調べれば判るかもしれないとゆー、RPGにありがちな見切り発車的行動です。(^_^;)
世界樹の傍には神子ゼロスと、ロイドを始めとした護衛たちがいます。
警戒して出てきた彼らに、「ジェイドがあんたに宜しくって……」と言ったらば、「ほーう。ジェイドがねぇ……。衛兵! こいつらを捕まえろ!」「ええー!?」みたいなことに。
ジェイドが送ってきた怪しい奴だと思われてしまいました。
衛兵を蹴散らした後は、ロイド&ゼロスと対決。

戦いは何とか収めましたが、ルークが倒れます。
診たゼロスが言うのです。体内のマナが少しずつ乖離を続けていて、尽きかかっている、このままでは遠からず死ぬと。
普通ならあり得ないことで、エターナルソードを使ったことが原因かもしれない。そして、滅多にない病気ゆえに、治療法はないのだと言うのです。
ショックを受けるガイ。そして思い付きます。マナは世界樹から生み出される。世界樹ならルークを救えるんじゃないか?
ゼロスは、今の世界樹は病んでいると渋りましたが、「行かせてやろうぜ」とロイドがとりなしてくれました。
一時的な処置としてゼロスが少しマナを分け与えてくれたので、ルークも動けるようになり、肩を貸しつつ森の奥の世界樹へ向かいます。

世界樹の間に到着。
ガイは願いを叫びました。「世界樹よ、頼む。ルークを救ってくれ!」
すると、世界樹から黒い障気が噴き出しまして、女の形を成し、シュヴァルツ姐さんが出現しました。
『それほどに強い欲望を、なお注ぎ込むか、人の子よ。その我欲が我を狂わせる』とかなんとか言いながら。
彼女が言うには、人が世界樹にかける願いは《欲望》に過ぎず、その《負の力》に耐えきれずに世界樹が病んで、マナを生み出せなくなっている。世界樹に宿る《負の力》の化身として彼女は生まれたというのです。

お約束に戦闘です。
人の願いは欲望だ、愚悪だと、淡々と語り続けるシュヴァルツに、ガイとルークは青くさく反論。
「確かに、人の願いは欲望と言えるかもしれない。だが、願うからこそ人は生きていけるんじゃないか?」
「救世主になりたいって身勝手な願いで、俺は沢山の人を殺した。この背中には、世界中の恨みや憎しみや悲しみが積もってる」
『それでもなお、生きたいと願うのか。他者の命を喰らいながら、あさましく欲望をたぎらせて』と、シュヴァルツ。
「……そうだ。俺はみんなの命を喰らって、それでも生きるって決めたんだ!」
「人は生きる限りなにかを願い続ける。喰らっちまった命の分、その願いも背負うことになる。全てを背負う為にも、俺達は願うことをやめはしない!」
とかなんとか。筋が通ってんだか通ってないんだかって感じですが、押し通すよ!
ともかくも、物理的に倒しますと論破したことになってしまうとゆー、お約束のアレ。
『人の最大の欲望にして力……。それは、生きたいという願い、か……』
などと言いつつ、シュヴァルツ消滅。

《負》の化身たるシュヴァルツが消えたので、世界樹は力を取り戻しました。
しかし、ルークは昏倒してぐったりしてしまいます。
「ルーク!」
ゼロスと一緒に様子を見に来たロイド曰く「体内のマナが尽きちまったのか?」
「しっかりしろ、ルーク。……お願いだ、生きてくれ!」と、ルーク抱えてガイ叫んでます。
その時、世界樹が輝きました。光の珠のようなものがスーッと飛んできて、ガイの前に浮かびます。
「そいつはマナの結晶だ。世界樹が、礼だとさ。シュヴァルツを浄化してくれたからってな」とゼロス。
「これを飲ませれば、ルークは助かるのか?」
「さあな。保証はできない」「ゼロス!? こんな時にまで意地の悪いこと言うなよ!」「怒鳴んないでよロイドくん」と肩をすくめて、ゼロスはガイに顔を向けます。
「ルークの体内のマナは、乖離し過ぎてる。たとえ世界樹でも、必ずしも願いを聞き届けられるわけじゃないって事は、もう知ってるよな?」
「……」ガイはマナの結晶を意識のないルークに飲ませました。「わかってるさ。それでも俺は……俺達は、願うことを諦めない。諦めて、たまるか!」
ルークの体をマナの光が覆い、やがて消えさります。様子は変化したように見えません。
「ルーク。ルーク……?」
祈るようなガイの声が、世界樹の間に響く……。

ってところで、お話はおしまい。
ゲームだったら、暗転してスタッフロール。最後に「元気なルーク」の一枚絵が出るけど、それが助かった未来のルークなのか、ガイの過去の思い出の中の姿なのかは判らない、みたいなイメージで。
ルークが助かったか、助からなかったか。それは各自のご想像にお任せします、というオチです。


いやでもまあ、助かったですよ、きっと。
生きてほしいです。



ふぅー。
たっぷり妄想して清々しく疲れました。
色々想像できる余白をあえて残してくれているシナリオだからこその楽しみ方、と言わせてください。
面白かったです。
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やっと罪を認めたルークと、自分の気持ちを見出したガイ。
でもなーんにも事態は解決してないですよ。どうするの? って最終章です。

綺麗にまとまっていると思いますし、初回プレイ時は満足しました。
しかし時間が経ち、エンディング後のルーク達の行く末を考えるにつれて、なんだかモヤモヤした気分に…。
ガイの選択は、正しいものだったのでしょうか。


TOAシリアスシナリオ(ガイ編)
第五章

#ナレーション
過去の遺恨を捨て去り、
ルークと共に歩んでいく事をて
決意したガイ。

ルークも
そんなガイに心打たれ、
罪を背負って生きていく道を
選び取る。

そうして新たな絆で結ばれた2人は、
2度と同じような
悲劇を繰り返さない為、
エターナルソードを
破壊する事を決める。

それは、エターナルソードを守護する
エルレインとの
最後の決戦を意味していた


マッハ展開です。
エターナルソード破壊を決めた経緯が省かれています。

そんなわけで詳細が判りませんが、どうも二人だけで(実質はガイだけで)決めたっぽい。
うーん。
これはどうなのかなぁ。

以前も書きましたが、自分としては、「エルレインに騙された」事実を、追手たちに弁明しようとしないガイの態度には、疑問を感じるのです。
無論、ルークが悪くないとは思いません。熟考することもなく、いさめられようが止められようが聞く耳もたなかった彼には、間違いなく重い責任があります。
ですから「俺は悪くない」と逃げだした彼に、あくまで責任を悟らせようとしたガイの行動には共感します。
が。負わずともよい罪まで負わせる必要はない、とも思うのですよ。

私だったら、ルークが自分の罪を自覚した後は、彼をいかに守っていくかを考えるけどなぁ。少々小狡いことをしてでも。
生涯をかけて罪を償うのは当然でも、お尋ね者として暮らすなんて過酷過ぎます。
エルレインが黒幕であることをアピールして、それを倒すことを条件に法的な罪の軽減を願う取り引きをするとか、なんかないのかガイ兄さん。
二人だけで人知れずエルレインを倒したって、世間でルークは何も償っていない大悪党のままなんですよ?
剣一本の真正直戦法だけで、彼を一生守り切るなんてできないでしょうに。

原作だったら、各国の首脳に話しに行ってるところです。
仲間たちが各勢力の有力者ばかりでしたので、その辺がとても融通がきいたんですよね。頼りがいのあるメンバーでした。

やっぱ、ガイ一人ぼっちでルークを支えるのは心もとないなぁ。
ルークの背負ってる罪が重すぎるので。仲間がいないと。
このままだと、いつか共倒れになりそうです。

#エルザトスの森
ガイ
「人や街を消し去って
 新たなる命を生み出す力なんて
 使っていいわけがない
 やるぞ、ルーク!
 エターナルソードを破壊する」
ルーク
「……わかった。
 それが俺の償いの第一歩……だよな」


うーむむ。
なんか、ガイが一人で先走ってるように見える。
エルレインにいいようにされて、よっぽどムカついていたと見た。

しかも、ルークがさして自分の頭で考えず、お人形さんみたいに言われるまま追随してるように見えちゃいます。
台詞の前に「……」と溜めが入ってて、意欲持ってる風に見えないし。
どうしてルークの方から言い出すって形にしなかったんでしょう。主人公じゃないからか。

ツイブレルークはホント、精神的に惰弱だなぁ……。
主人公補正がないとこんなになっちゃうものなのでしょうか。

-----------------------
こっからしばらく高濃度IF妄想です。ご容赦を。

《シンプルなシナリオ》という縛りがあるので難しかったのでしょうが、ここはもうひとひねりあったらよかったのにな、と、ルーク&ガイファンとしては願ってしまいましたです。
彼らがもう少し息がつける程度に、救われる芽みたいなものを仕込んでくれてたら…なんて。甘いでしょうか。

たとえば、ナレーションを
「そうして新たな絆で結ばれた2人の前に、
 これまで退けてきた追手たちが現れる。

 今度こそ逃がさないと詰め寄る彼らに
 ガイは、ルークにエターナルソードを使わせ
 今も世界改変を目論む
 エルレインの存在を明かすのだった。」
みたいにして、追手にガイが交渉するところから始めるとか。

今までが今までですから、当然、なかなか信じてもらえないはずです。

ふれん「魔剣エターナルソードとエルレインか……。俄かには信じがたい話だな」
りおん「ふん。それが真実だとしても、貴様たちの罪が消えるわけではない」
るーく「……わかってる。沢山の人を消しちまったのは俺だ。その罪は一生かけて償っていかなきゃならない」
がい「俺達はもう逃げない。だが、機会を与えてくれないか?」
りおん「機会だと?」
がい「今のエターナルソードは危険だ。また誰かが利用され、惨劇が繰り返されるかもしれない。そうなる前に、俺達の手でエルレインを倒し、エターナルソードを破壊する!」
ふれん「君達二人でやるというのか」
くろえ「そんなことを言って、また逃げるつもりなのではないか?」
せねる「ああ。今までのことを思えば、簡単には信用できないな」
がい「そう思われるのは当然だ。だが頼む! 人や街を消し去って新たなる命を生み出す力なんて、使っていいわけがないんだ」
るーく「お願いします! これが俺の、償いの第一歩だから」
#追手全員「・・・」と沈黙
すたん「……なあ、二人を行かせてやらないか?」
りおん「スタン!? またお前は、お人好しなことを!」
すたん「だけど、エルレインを放っておくわけにはいかないだろ? 消されてしまったみんなのこと、俺は許せない。それでも、今のルークの目は嘘をついているようには見えないよ」
ふれん「しかし、今の彼らは手配犯だ。勝手な事をさせるわけにはいかない」
ゆーり「いいじゃねぇか。行かせてやれよ」
ふれん「ユーリ!」
ゆーり「男がテメェのケツをテメェで拭くって言ってるんだ。見届けさせてもらうぜ。消されちまった下町の連中の分までな」

以上、妄想でした。
各勢力と話しつけて、贖罪の一環として二人だけでエルレイン討伐に向かう。
こうお膳立てしておけば、エルレインを倒した後は、少なくとも騎士団に追われることはなくなるんじゃないか? とゆー、希望的観測でゴザイマス。

でもこういう方向だと、他作品キャラが出張り過ぎてて、原作コンビの絆を原作寄りに深めて描くと言うシリアスシナリオの趣旨から外れちゃうのでしょうか。そもそも、長過ぎるのかなー。もっと削ろうと思えばできるけども。

-----------------------

妄想はさておき、ゲームの内容に戻りましょう。

ここから戦闘突入で、一行簡易デモになります。
ゲームシステム的には、エルレインに洗脳された兵士たちを蹴散らしながら森の奥地へ進んでいく形なんですが、シナリオ的には、徹頭徹尾、エルレインと対峙して会話してる感じですね。

それにしてもガイは、どうやってエルレインの居場所を突き止めたんでしょう?
エルレイン自ら『エルザトスの森で待っています。(協力する)決心がついたらおいでなさい』とか、《声》を送ってきたとかなのかしらん。

それはそうと、戦闘開始時のルークボイスが通常時のままなもので、なんとも言えない気分にさせられました。
だって。「それが俺の償いの第一歩……だよな」と神妙にルークが言うデモを終えて戦闘開始を選択したら、ルークが「なんで俺がやんなきゃいけねぇんだよ」とか「俺に命令するんじゃねぇ!」とか「服汚れちまったら、お前のせいだかんな」とか、不機嫌な声音で言うんですよ~。(-_-;) ぶ ち こ わ し。
他キャラのシナリオには、1ステージ分だけの特殊カットインや戦闘ボイスが用意されてたものもあったんですから、「俺は変わる!」みたいな、このステージ専用のルーク戦闘開始ボイスを用意してほしかったところです。

ガイ
「エルレイン!!
 ルークを騙したお前を、許すつもりはない!」
エルレイン
「……愚かな。それがあなたの答えですか?」

#ミッションメッセージ
ルークと共に、エルレインを撃破せよ!


エルレイン
「この力を使えば、あなたの家族も蘇るというのに」
ガイ
「蘇る? ちがうだろ
 新しく作るだけだ。似たような別の人間を
 俺の家族はもう死んだ。死んだんだ……
 だから! 今の俺にとって大事なのは、ルークなんだ!」


エルレイン
「もう一度エターナルソードを使いなさい
 そして今度こそ新しい世界を作り上げるのです
 そうすれば、あなたを責める者など誰もいない」
ルーク
「お、俺は……」
ガイ
「聞くな! ルーク!!」


#エルレインと戦闘開始
エルレイン
「罪も痛みもない新たなる世界を作りましょう、ルーク」
ルーク
「俺は……俺はそんなのいらない!!
 たしかに罪を背負って生きるのは辛ぇよ!
 だけど俺は一人じゃない!
 仲間がいるから、罪も痛みも受け入れて生きていけるんだ!」
エルレイン
「理解できない。絶対の幸福をなぜ受け入れないのです?」
ガイ
「なにが幸せでなにが不幸か
 それを決めるのはお前じゃない!
 例え痛みに苦しもうとも、俺はルークと共に生きる!
 それが俺の選んだ、俺にとっての幸福なんだ!」


相変わらずガイ兄さんのは重いです(笑)。

ヴァンがエルレインに変わっただけで、大筋は原作通りではあるのになー。
ガイとルークの二人だけのエピソードを純化させると、こんなにも重くなってしまうのか。
いや、好きですが(笑)。

#エルレインを撃破
エルレイン
「絶対の幸福が……人類の未来が……」
ルーク
#声震わせて
「俺達、これでよかったんだよな……」
ガイ
「それを決めるのは、俺達自身だ」
ルーク
#息を吐く
「……そうだな。そうなんだよな」


ここ、皆さんはどう解釈しましたか?

「俺達、これでよかったんだよな」と今更不安を吐露するルーク。
彼は何を迷ってるんでしょう。
……エルレインの誘惑に乗ってエターナルソードを使えば、ルークを恨む人達を全消し、または改変出来て、罪なんて背負わず生きていけたかもしれない。楽に生きられる道を捨てて本当によかったのか。そんな迷いなんでしょうか。

ガイは「それを決めるのは俺達自身だ」と突き放します。
これは、深くてカッコいい答え方だと思うべきなんでしょうか。
ここでこーゆー突き放し方するのかよ、とちょっぴり思ってしまった私は、ものの善し悪しの判らない人間なのかなぁ。

だってさー。一生贖罪するぞエルレインを倒すぞ! と、もうほぼ強制みたいにして引っ張ってきておいて、これでよかったのかなぁと不安がると「決めるのは俺達(お前自身)だ!(キリッ)」。
ろくでもないなぁと思ってしまっては……いかんですね、はい。カッコイイと思わなければならないとこですね。

まあ、「それを決めるのは、俺達のこれからの行動にかかってる。頑張ろう」ってニュアンスなんかなあ。だったら納得はできますけども。
でもその前に、何が幸せかは俺が決める、とエルレインに言ってますから、やはり「良いか悪いかは自分の価値観で決めていいんだ」的な言葉なのかしらん。


選ばせることは大事ですが、なにを選ばせるかが。
終わってしまったことで迷うようにさせちゃいかん気がするのだがなぁ。
始める前に熟考させてやればいいのに。

とゆーか。こういう答え方するってことは、ガイ自身もまだ迷いがあるのかなぁ。と思ってしまいました。


さて。ここから通常デモに戻ります。
原作のアラミス湧水洞と、断髪の場面を混ぜた感じです。

ルーク
「たくさんの人が死んじまった。
 俺、どうやって償えばいいのかな……」
ガイ
「一緒に探していこう。
 大丈夫だ、お前は一人じゃない」
ルーク
「ガイ……ありがとう」
ガイ
#苦笑して
「ルークからお礼の言葉が聞けるとはな」
ルーク
#赤面
「う、うるせぇ」


「ありがとうに驚く」ネタを入れてもらえて嬉しいです。
原作みたいに「ルークがありがとうだって……!?」とオーバーに驚きはしないんですね(笑)。
シンプルにまとめるため、極力、無駄な演出は省いてるんでしょうか。

ガイ
「しかし本当に問題は山積みだな。
 エターナルソードの影響もそうだが
 マナの枯渇も解消されていないし」
ルーク
「だったらそれ
 俺達でなんとかしよう!
 俺、なにかしたいんだ。
 汚しちまったこの手だから
 誰かの為になにかしてぇんだよ!
 俺なんかに
 出来る事があるかは、わからねぇけど……」
ガイ
「おいおい、弱気になってどうすんだ
 きっと出来る。
 お前が本気で望むのなら
 俺が全力で叶えてやるから」


やっとルークが、自分の意思で贖罪のために動いてくれました。
遅いよ!
でも、よかったです。このまま、ガイの言いなりのお人形で終わるのかとハラハラでした。

しかし、ガイがなぁ。
「俺が全力で叶えてやるから」
えええー?
贖罪をするのはルークでしょ? ガイはそれを支えるんでしょ?
なんで、ルークが望むならガイが全部やってあげますみたいな話になってんの?

なんかおかしいです。
原作ガイは、世界中が非難してもルークの味方だとか、生き抜いて贖罪しろ俺も一緒に背負うとか言ったりしましたが、俺が叶えてやる・やってやるみたいな言い方は一度もしたことないです。
だって、ルークが自分でやらなきゃ意味がないことですから。

ツイブレのルークとガイの関係は、この点で原作と大きく違うなと思いました。
何度も書いてきましたが、ルークが意志薄弱です。そんで、ガイがルークの自主性を(原作ほどには)尊重してないです。
ガイが、お人形を抱えてる保育士さんみたいになっちゃってる。

ツイブレは所詮パラレルストーリーで、原作とは違うのですから、こう言うのはナンセンスではあるのですけど。
原作ガイがルークに永遠の友情と忠誠を誓うまでしたのは、ルークが、自分の意思で前に進み、変わっていくことのできる人間だったからだと思います。
彼がルークを守ったのは、それ自体が《生きる意味》だったからではなく、ルークが《身を以て、生きる意味を教えてくれた人》だったからだと思うのです。

なんつって。
そんなの私の勝手な思い込みですね。(^_^;)


などとモヤモヤ考えているうちに、いよいよ断髪。
ご存知の通り、原作で断髪に立ち会うのはヒロインのティアですけども、本作にはいないのでガイが立ち会います。

なんとなくですが、ティアファンはモヤッとしたのかなと思いました。
二次創作で避けるべきことの一つに、原作でキャラAのものだった立場・台詞・手柄を、丸々キャラBのものにすげ変える、というものがあると思っています。
この変更はそれに抵触するのかも……?

とは言え、元々、ドラマCD版等ではガイもティアと共に断髪に立ち会ってましたし、ティアとのに比べると地味ですが、ルークが「変わっていく自分を見ていてほしい」とガイに告げるイベントも原作時点である。
そう考えると、全然問題じゃないのかも。

にも拘らず不安になったのは、この一連のデモのBGMが『てのひらの幸せ』であるせいだったり。
この曲は原作決戦前夜のルークとティアのデートイベントの専用曲でして。
デート専用曲……。専用曲はなぁ……。
なんて。やっぱ気にし過ぎですか。(^_^;)

ルーク
「ありがとう、ガイ。
 ガイがいてくれて、本当によかった
 俺、変わるよ。
 すぐには無理かもしれねぇけど、変わるから」
ガイ
「ああ。お前なら出来るさ」
ルーク
「そうだ、ガイ!
 ナイフとか持ってねぇかな?」
ガイ
「ナイフ?
 何に使うんだ?」
ルーク
「決意表明……かな?」

#暗転。スタッフロール流れる
#スタッフロール後、一枚絵表示
#木に登って、落ちていたらしいヒナを鳥の巣に戻してやっている短髪ルークと、下から呼びかけているガイ


断髪した場面は見せず、けれど最後の一枚絵で悟らせる。上手い演出だと思います。
また、一枚絵が明るくてのどかな雰囲気でしたので、とてもホッとしました。状況が過酷でも、それなりに穏やかな日々を過ごせたんかなと。


なんとゆーか。
全五章通しての感想は、「幸せになってくれ!」です。
原作で言うならまだ序盤ってところで終わってしまって。
今後も原作に沿って進むなら、最終的にルークが不治の病にかかって生死不明の行方不明になり、ガイは彼の帰還を待ち続ける、みたいな結末になっちゃいそうですが……。
幸せになってほしいです。



ルーク編(コミカルシナリオ)第一章感想に続く


おまけの1。
エルレインに敗北した場合の会話。

エルレイン
「安心してください
 あなたの痛みも悲しみも、癒してあげますから」
ガイ
「俺は……そんなものいらない……くそっ!」


ホントの がっかりエンドですね。
痛みも悲しみも癒されちゃったガイはどうなるの?
エルレイン洗脳兵の一人になっちゃうのでしょうか。
そして「働かないことこそ正義!」とか言っちゃうのだな。


なんとなく、エルレインに指圧マッサージを受けているガイが脳裏に浮かびました。
どうしてだ、ガイ。



おまけの2。
SHINE(テイルズ盤) / FUNKISTSHINE(テイルズ盤)
(2012/02/22)
FUNKIST

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本作の主題歌『SHINE』のCDにはテイルズ盤ってのが用意されてまして、『ツインブレイヴ』の外伝ドラマCDが付いていました。
テイルズオブの特典系ドラマって、毒にも薬にもならない薄味か、楽屋オチ雑談か、悪ノリキャラ崩壊か、って印象だったのですが、これはちゃんとした筋立ての、単体としても充分楽しめるドラマだったので驚きました。
BGMが一切付いてませんから、単独発売ドラマCDに比べれば演出力に劣る面がありますし、(結構ボリュームのある話を14分に押し込めてるので、)ポンポン話が飛んで、ちょっとバタバタしてるきらいはありますが、シナリオは遜色なく。
面白かったです。

出演キャラは、ファラ、ロイド、ゼロス、リオン、ユーリ。そしてガイ。
……『TOS[テイルズ オブ シンフォニア]』だけ、コンビ二人が揃ってますね。
そういえば、攻略本でもゼロス役・ロイド役の声優さんだけ、企画対談記事がありましたっけ。この二人が優遇される事情でもあるんかな?
ただし、シンフォニア組のみがギャグ担当(軽い道化役)を割り振られていましたので、そういう面でバランスはとられてるのかも。


以下、あらすじと簡単な感想。

村の守り神様(お地蔵様みたいなもの?)を呑み込んだ巨大な魔獣を追って旅するファラ。
道中で出会ったゼロスに付きまとわれて、その軟派さに最初は辟易していましたが、一緒に戦闘したことで評価が一変。
「ゼロスありがとう。ゼロスってすっごく頼りになるんだね」「私達、一緒に戦ったんだし、もう仲間じゃない」と警戒心ゼロで接されて、かえって落ち着かなくなってしまうゼロスが可愛かったです

一方。「町を襲い、人の記憶を奪う」魔獣を退治すべく旅していたユーリは、道中で出会ったロイドに付きまとわれていました。シンフォニアコンビは付きまとい癖があるんでしょうか。(^_^;) ユーリに恩があると言うのですが、道を教えただけなのに。
彼が言うには、行方不明の世界樹の神子・ゼロスを探さなければならないが、皆目見当がつかない。人のために魔獣を退治しようというユーリの心意気も気に入ったし、一緒に旅していればゼロスにも会えるかもしれない、とのことなのです。
そんな行き当たりばったりな……。

そして。ガイは、貿易街の寂れた街外れに買い物に来ていました。ファーライン貿易街かな?
どうも自分の買い物っぽくないので、屋敷のお使いか何かでしょうか。この後の展開見るに、まるで急いでないので、ルークをその辺に待たせて買い物に来たわけではない感じです。屋敷の使いで、行き来に何日かかかるような遠い街に来て、この街にしかないようなものを土産に買っていこうとしてたのかなぁと想像しました。

目的の店を探している途中、路地裏で魔物たちに囲まれ苦戦している少年剣士に気付き、迷わず助太刀に駆け込みます。
少年はリオンと名乗り、魔獣討伐の任務中だと語りました。ガイは買い物を後回しにして彼に付いていくことにします。少し心配になったのかもしれません。

リオン
「ガイと言ったか。どうしてここまで付いてきた。これは僕の任務だ。お前には関わりのないことだろう」
ガイ
「なーに。土産話が欲しいだけさ。魔獣退治なんて、なかなか面白いことになりそうじゃないか。俺のご主人様は、こういう話が大好きでね」


『ツインブレイヴ』は、どうもルークの軟禁設定がないっぽい。
ガイ編なら、物語開始直前まで軟禁されてたかも? と想像できる余地がありますが、コミカルシナリオの方だとルークは自由にフラフラしていて、軟禁? 何それ南京豆? 状態です。
けど、このドラマでは「ルークは軟禁されてる」って前提で描いている印象を受けました。
軟禁されてて自分で冒険できないからこそ、魔獣退治の「土産話」なんてものを喜ぶんじゃないかと。

リオン曰く、彼が追う《忘却の魔獣》は触れた者の記憶を奪い去る能力を持ち、他の魔物を複数引き連れて街を襲うのだそうです。
そう。賢明なるリスナー諸氏にはお見通しの通り、ファラやユーリの追う魔獣こそがソレなわけですね。

三チームは遺跡で鉢合わせし、協力して魔獣を倒すことにします。
攻撃するには触れねばならない。そうすれば記憶を奪われますので一撃で仕留める必要があります。
呑み込まれた《守り神様》が、弱点の目印になってくれていました。ファラの大事な石像を壊すわけにはいかないと言う仲間達を、ファラは「ううん、いいの」「神様はそうしろって言ってるんだと思う」と促します。

リオン
「そうだ。記憶をなくす前に言っておくぞ。お前達の助力には、感謝している」
ユーリ
「まあ、一時はどうなるかと思ったがな。意外と悪くなかったぜ、こういうのも」
ロイド
「ファラ、ゼロス。魔物と間違えて悪かった。もし記憶が戻っても、この事だけは忘れといてくれよな」
ゼロス
「やだ! ぜってー思い出してやる!
 ああ、それからファラちゃんもね。もしまた逢えたら、運命的だと思わない?」
ガイ
「また会えたら、か。そうだな。もしかしたらどこかで。
 いや。きっとまた会えるはずだ。俺にはなんだか、そんな風に思えるよ」


一同は魔獣を倒し、仮初めの仲間の記憶は失われました。
しかも、そのままバラバラに分断されたみたいです。なんでじゃろ。
仲間たちの顔も名前も思い出せませんが、頼りになる人達がいた、という印象と別れ際の会話だけは思い出せたファラ。

ファラ
「まあ、いっか。誰だか分かんないけど、きっとまた会える、って言ってたもんね。会えばきっと、思い出すはずだよ。
 今はまず、よいしょっと。この像を早く村に持って帰らなきゃ。リッド、みんな、待っててね。もうすぐ帰るから。
 ……それから。どこかにいる仲間たち。きっと会えるって私も信じてるよ」


……と、爽やかに終わりましたが、本編で会っても全然思いだせてなかったよ。(^_^;)
それどころか、ファラ編でのルーク&ガイ組とのやり取りは最悪でしたなぁ。

ガイは「また会えるはずだ」と爽やかに言ったものですが、これをガイ編の前日譚として考えてみると、後に再会したユーリやリオンとは命がけの深刻な戦いを繰り広げることになったわけで、ちょっと無常な気分に浸れます。(^_^;)

このドラマのガイは、魔獣を退治して記憶なくして正気づいた後、大慌てしたんでしょうかねぇ。
あれ? どうしてこんなところにいるんだったっけな。(鐘の音聞いて)げっ。もうこんな時間か。早く帰ってやらないと、またうちのお坊ちゃんが大暴れするぞ、とか。
しかし目当ての店はもう営業時間が終わってたりするのだった。記憶ないので土産話もありませんしね。はは。









ここから後は、『ツインブレイヴ』ガイ編クリア後の展開を好き勝手に想像した、しょーもない妄想語り(簡易二次創作?)です。
お時間と、笑って許せる心の余裕のある方だけどうぞ。


間を置いて冷静に考えてみればみるほど、この後この人たちどうなったんだろうと、暗澹たる気持ちに陥るお話でしたよね。
状況が原作以上にひどいうえ、何も解決してないもんなぁ。(レプリカ問題がない点が、唯一、原作よりも楽なだけ。)
むしろ、人知れずエルレインを倒しちゃったせいで、一切の弁明のできない状況に陥っているとゆー。

とりあえず。
マナの枯渇をどうにかしようという話になってましたから、これから世界樹に行って、他シナリオに登場している《世界樹を蝕む負の権化》シュヴァルツを倒すだろうことは想像できます。
そうして世界を救ったことが周知されれば、少なくとも騎士団に追われることはなくなるかな。
クリア直後は、こんな風に妄想したものです。

大筋はそうとして、細かいところはどんな感じかなぁと、色々妄想。

たとえば。
世界樹を目指して旅するルーク&ガイの前に、アッシュ&ナタリアが現れます。
二人は、ヴァンと共にルークたちを探していたというのです。(ヴァンは別行動中)
ナタリアは無事を喜びますが、アッシュは殺気立っていました。
ルークの犯した罪で、母は寝込み家は存亡の危機。国すらも外交で不利益をこうむりつつある。全てを救うためにルークを殺すと言うのです。
「やめてくださいアッシュ!」「死ね、屑が!」「アッシュ、待ってくれ!」「ルークは殺させない!」とかなんとか幼なじみ四人でもめていたところで地震と地滑りが起こり、四人は離ればなれに。

ルークが気絶から目覚めると、貧しい村人たちに助けられていました。
村人役はリッド&ファラかシング&コハクか。とりあえずファラ&リッド組にしておきます。自分達も食うに事欠くほどなのに気さくに振る舞い、身元も知れないルークに親切にしてくれます。
この辺りでは地滑りが頻発しているのだと、彼らは言います。そのため作物は採れず獣もいなくなり、ますます人々の暮らしは窮していると。
原因は判りませんが、あの《大消滅》が原因ではないか、と噂されているそうです。

彼らの村は《大消滅》からは免れましたが、大半が消えてしまった村もあり、僅かに生き延びた村人たちがこの村で避難生活をしているそうです。
避難してきた村人役は、ヴェイグ&ティトレイがいいかと思います。
ルークは、《大消滅》を起こしたのが自分だと打ち明けるべきか悩みます。

一方。ルークを探すガイの前にヴァンが現れます。
ルークとアッシュの剣の師とは表の姿。実態はガイの騎士である彼は、ガイがルークの為に追われる身となったことに憤っています。ルークを討って自由の身となれ、今こそファブレ家に復讐する時だと諭します。
このヴァンは復讐とガルディオス家復興だけを望みとしてる人って事で。
ヴァンに何か答えかけた時、ふと鼻をついた血の匂いに、ガイは顔をしかめました。降り始めた雨で流れていっていますが、生々しいその匂いは、ヴァンから漂ってくるようです。
「ああ……。ご心配なく、返り血です。仕留め損ないました。思っていたより腕が上がっていたようです。フッ。仮にも、我が弟子ですからな」
「! ヴァン。お前まさか、ルークを!?」
詰め寄ろうとした時、遠くから地響きが……。地滑りか? それとも戦闘か。
数瞬迷ったものの、ルークの身を案じたガイは、ヴァンを放置して駆け出そうとします。

その頃のルークさん。
大きな地滑りが起きそうだ、このままじゃ村ごと埋もれる。早く避難しろと言われましたが、頑固に居残ります。
村人たちの避難誘導を手伝って、土砂で潰れかけた家に取り残された人を助けるため無茶をしたりします。
死にたいのか、とティトレイ辺りに怒られて、死にたいわけじゃないと怒鳴り返す。
「だけど、俺には責任があるんだ! この災害が、大消滅のせいだっていうんなら……」
《大消滅》は自分の起こしたものだと告白するルーク。愕然とした村人組が「まさか、そんな……」「本当なのかよ!?」とか戸惑っていた時、「本当だ。くそ忌々しいことにな」とか言いながらアッシュ出現。いつにも増して眉間のしわの深い彼の後ろには心配そうな顔のナタリアが従っています。
「そいつは大罪人だ。生かしておく意味は、ねぇんだよ!」と、剣を抜いて斬りかかるアッシュ。ルークもやむなく剣を抜いて受け止めます。雨は土砂降り。
「お前が生きるほど、怨嗟は増していく。国も! 人も! ここで死ね! 死んで償うしか、お前に道はねぇんだ」
「俺は……、死なない!」
「この期に及んで逃げる気か、屑が!」
「逃げるんじゃない! 俺が死んでも、消えちまった人達は帰ってこない。俺は、生きて、生きて、生き抜いて! 一生かけて、償う!」
「てめぇに何が出来る!」
「わかってる。何をやったって取り戻せることじゃないって。それでも、憎しみや悲しみの分、少しでも何かがしたいんだ。そのためにも……、俺は、死ねない!」
ルークの剣がアッシュのそれを弾き飛ばしました。気迫勝ちです。
が、傷つけたつもりがないのにアッシュが膝をついたので驚きます。よくよく見れば、雨水の中に血が流れ出しているではありませんか。「アッシュ! だから無茶をしてはいけないと……。ヴァンに斬られた傷が開いたのです」と、ナタリアが駆け寄ってきました。
「ヴァン師匠が? どういうことなんだ」
「くっ……。ヴァン、あいつは……」
その時、お約束に魔物出現。巨大ワームみたいなのでいいと思います。こいつが地滑りを起こしていたのです。
アッシュを庇って戦おうとするルーク。
で、その場にいた村人役キャラの皆さんも参戦。みんなで協力して魔物を倒すといいと思います。
全てが終わった後で、「こんなに大きな魔物がこの辺りにいるなんて……」「きっと、マナの異常のせいだな」と会話。枯渇したマナの為に生態系にも異変が起きているという、『マイソロ』っぽい話。

ナタリアがルークに治癒術をかけようとしますが、アッシュを優先してやってくれと断る。そこにファラが来て、ルークを手当てしてくれます。戸惑うルークに少し複雑そうに笑いかけて、「うん……。ルークの気持ちは分かったから」。
「村と、みんなを消されたことを……オレは、許すことはできない」と、静かにヴェイグ。
「だけど、生きて償い続けたいってお前の気持ちは、よーくわかった。だから簡単に死ぬなよ、ルーク。生きて生きて生き抜いて、みんなの為に何かしてみせろ。そうしたら認めてやるぜ」と、ティトレイ。
「ああ。死なれちゃ、みんなおしまいだからな」とリッド。
「みんな……」と、ルークが少し目を潤ませてると、「ルーク! 無事だったのか!」とガイが駆けてきます。タイミング遅いです(笑)。

ナタリアの治療を受け終わったアッシュが少しよろけつつも立ち上がって、無造作にルークに近付き……剣を振り上げました。
切ったのは、ルークの髪のひとふさ。それを持ち、「……これで、勘弁してやる」と、背を向けて歩き出します。「帰るぞ、ナタリア」と。
「アッシュ! 俺……」アッシュ立ち止まって「……言っておくが、今日でお前は死人だ。今後ファブレの名を名乗ろうなど、夢にも思うなよ」。息をのんで黙り込んだルークの代わりに、「……わかった。すまないな、アッシュ」とガイ。するとアッシュはしばらく押し黙り、大股に戻ってルークの首を引き寄せ、耳元に何か囁きました。「え?」と驚くルークを不機嫌そうに眺めて突き飛ばすように放し、「チッ」と舌打ち。「礼を言われる筋合いはない。名無しの死人がどう生きようと、俺には関係ないことだからな」と言って、今度こそ立ち去ったのでした。

戸惑った表情で見送るルーク。だって、アッシュは押し殺した声でこう囁いたからです。
「ガイには気をつけろ」
(訳わかんねぇ……。なんなんだよ、それ)

傍らで、ガイは先ほど別れてきたヴァンとのやり取りを思い起こしていました。
ルークの元へ向かおうとしたガイの前に立ちふさがり、彼は行かせまいとしてきました。そこでガイは剣を抜いて突き付けたのです。底冷えする殺気を以て。ヴァンは驚き、苦渋の唸りを落としました。
「それほどまでに……、あの出来そこないが大事だと仰るのですか、ガイラルディア様」
「ルークは出来そこないじゃない。今は、あいつを守ることが俺の《生きる意味》なんだ」
そう言って、今度こそヴァンを振り切ってここまで駆けてきたのでした。
(復讐、か……)
心の奥には、まだ晴れない部分もある。それを自覚しながらも、今はそれから目をそらすガイなのです。

一方、帰途のアッシュとナタリア。「もうルークが帰ることはなくなったのですね。叔母様がどれほど悲しまれるか……。……いいえ。少なくとも騎士団に追われることはなくなるはずですもの。今はそれを喜ばなければ。ルークのことは心配ですが、ガイが側にいるのです。きっと大丈夫ですわ」。不安からか饒舌になっているナタリアの声に、「それが、一番の危険かもしれないがな」とぼそりと呟く。「え? なんて仰いましたの?」「なんでもねぇ」。
ナタリアには聞こえていなかったようですが、ヴァンと戦った時、アッシュは知ってしまったのです。ヴァンとガイが、かつてファブレ家が滅ぼしたガルディオス家の残党であったことを。
けれど今、ルークを支え続けようだなんて馬鹿な男は世界中にガイしかいない。それも、アッシュには解っているのでした。

この章はここで終わって。
次の章では、村から旅立ったルークとガイの前に、エターナルソード破壊に憤るデュークさんが立ちふさがるとかでいいと思います。
ツイブレでは、エターナルソードはデュークさんの親友だった時の精霊が姿を変えたもの、って設定なので。
倒すと、例によって自己完結気味に納得して、すたすたと歩いてどこかに帰っていくのでしょう。
それはともかく、ツイブレデュークさんはなんで百年前から姿が変わってないんでしょう。人間なんですよね?
どっかでなんか語られてたのかもしれないですが、読み流したかもです。

その次の章で、ヴァン師匠が再登場。
最初はルーク&ガイの二人でヴァンと戦いますが、戦いながらヴァンがなんか嫌な事を色々言うわけです。
大好きだった師匠に、復讐のコマくらいにしか思われてなかったと知ってショックを受けるルーク。ガイはヴァンを黙らせようとしますが、結局、彼がヴァンの仲間であったこともバラされてしまう。
そのうえ、動揺してスキだらけになったガイに、最期にヴァンがカースロットをかける。
なんでヴァン師匠がカースロット使えるのって疑問は、パラレルストーリーですからってので勘弁してください(苦笑)。
というわけで、今度はカースロットにかかったガイと、ルークの戦闘になります。
通りかかったミラ&ジュードの手助けもあって、ガイを昏倒させることに成功します。

ミラがカースロットの解除をしてくれる。この世界のカースロットは精霊術の一種ってコトにでもしておけばいいと思います。
そして原作沿いの会話で仲直りすればよいよ。
「お前が、俺が側にいるのが嫌だってんなら、スッパリ離れる。だがそうでないなら一緒に行かせてくれないか」
「……ふざけんじゃねぇよ」と、ややうつむいてルーク。「とことんまで付き合うって、言ったのはお前だろ。なんで離れるなんて言うんだよ」
「だが、お前は……」「俺は、ガイを信じる。……いや、俺を信じてくれ、かな。お前の家族のこと考えたら、こんなこと言う資格、俺にはない。だけど俺はお前に信じて欲しい。俺が変わっていけるってこと。傍で見ていて欲しいんだ」ガイ沈黙して、やがて笑い「……ははっ。いいじゃねぇか、もうどっちでも」「ガイ……」「お互いを信じる。そうだよな。それが一番大切で、当たり前のことだったんだ」
とかなんとか。友情のバロムクロスをすればいいと思います。(古典表現)

で、この時、医師の卵のジュードがガイを診てくれて、ついでにルークも診るんですが、その時、ちょっと「あれっ?」って様子を見せるのですね。
それから、「私には私のやるべきことがある」とかミラが言って、ミラ&ジュードは彼らの目的のため旅立っていくわけですが、別れ際にジュードがルークに身体に気を付けて、たまにはちゃんとした病院でも診てもらった方がいいよと、あれこれ忠告するのです。
ルークたちと別れた後でミラがそのことを尋ねると、「うん……。設備もないし、ちゃんと調べられたわけじゃないから、気のせいかもしれないんだけど……」と、表情を曇らす。
ここでこの章はおしまい。


なんか、ティアやジェイド、アニスと出会ってる余裕がないですね。
うーん。
ティアはきっと、「兄さんの仇!」なんつってホントに《美しき暗殺者》として現れる。
彼女にとっては、ルーク達は世界に仇なした上に兄を殺した極悪人なのです。
でも、ルークの優しい面に触れたり、ガイの話を聞いたりして考えを改め、なんかサポートして(危機の時に大勢の敵を遠くから譜歌で眠らせてくれたとか)、彼らを送り出してくれます。

ジェイドは……。
世界樹へ行くにはどうしてもある国の砦を突破しなくちゃいけない。ルーク達はこっそり通り抜けようとするんですけど、砦の中で事件が起こって、兵士たちが危機に。中にはまだ幼い女の子の兵士もいて、ルーク達は思わず助太刀。で、捕らえられてしまいます。
その女の子がアニスで、砦の指揮官がジェイド。
アニスは、《大消滅》の件でルークにかなりの毒舌を吐きます。ジェイドは、ガイがその国の滅びた大貴族・ガルディオス家の御曹司だと気付く。
結局、二人は砦の兵を助けてくれたルーク達に恩義を感じていて、捻くれたやり方ながら見逃して、支援してくれる。アニスは日持ちのいい食料を作って持たせてくれるかも。
で、ジェイドは「世界樹の神子に会ったら、よろしくお伝えください。ちょっとした知り合いなんですよ」とか言う。

最後の章。
ルークとガイはとうとう世界樹の森に辿り着く。
マナの枯渇の原因が、世界樹を調べれば判るかもしれないとゆー、RPGにありがちな見切り発車的行動です。(^_^;)
世界樹の傍には神子ゼロスと、ロイドを始めとした護衛たちがいます。
警戒して出てきた彼らに、「ジェイドがあんたに宜しくって……」と言ったらば、「ほーう。ジェイドがねぇ……。衛兵! こいつらを捕まえろ!」「ええー!?」みたいなことに。
ジェイドが送ってきた怪しい奴だと思われてしまいました。
衛兵を蹴散らした後は、ロイド&ゼロスと対決。

戦いは何とか収めましたが、ルークが倒れます。
診たゼロスが言うのです。体内のマナが少しずつ乖離を続けていて、尽きかかっている、このままでは遠からず死ぬと。
普通ならあり得ないことで、エターナルソードを使ったことが原因かもしれない。そして、滅多にない病気ゆえに、治療法はないのだと言うのです。
ショックを受けるガイ。そして思い付きます。マナは世界樹から生み出される。世界樹ならルークを救えるんじゃないか?
ゼロスは、今の世界樹は病んでいると渋りましたが、「行かせてやろうぜ」とロイドがとりなしてくれました。
一時的な処置としてゼロスが少しマナを分け与えてくれたので、ルークも動けるようになり、肩を貸しつつ森の奥の世界樹へ向かいます。

世界樹の間に到着。
ガイは願いを叫びました。「世界樹よ、頼む。ルークを救ってくれ!」
すると、世界樹から黒い障気が噴き出しまして、女の形を成し、シュヴァルツ姐さんが出現しました。
『それほどに強い欲望を、なお注ぎ込むか、人の子よ。その我欲が我を狂わせる』とかなんとか言いながら。
彼女が言うには、人が世界樹にかける願いは《欲望》に過ぎず、その《負の力》に耐えきれずに世界樹が病んで、マナを生み出せなくなっている。世界樹に宿る《負の力》の化身として彼女は生まれたというのです。

お約束に戦闘です。
人の願いは欲望だ、愚悪だと、淡々と語り続けるシュヴァルツに、ガイとルークは青くさく反論。
「確かに、人の願いは欲望と言えるかもしれない。だが、願うからこそ人は生きていけるんじゃないか?」
「救世主になりたいって身勝手な願いで、俺は沢山の人を殺した。この背中には、世界中の恨みや憎しみや悲しみが積もってる」
『それでもなお、生きたいと願うのか。他者の命を喰らいながら、あさましく欲望をたぎらせて』と、シュヴァルツ。
「……そうだ。俺はみんなの命を喰らって、それでも生きるって決めたんだ!」
「人は生きる限りなにかを願い続ける。喰らっちまった命の分、その願いも背負うことになる。全てを背負う為にも、俺達は願うことをやめはしない!」
とかなんとか。筋が通ってんだか通ってないんだかって感じですが、押し通すよ!
ともかくも、物理的に倒しますと論破したことになってしまうとゆー、お約束のアレ。
『人の最大の欲望にして力……。それは、生きたいという願い、か……』
などと言いつつ、シュヴァルツ消滅。

《負》の化身たるシュヴァルツが消えたので、世界樹は力を取り戻しました。
しかし、ルークは昏倒してぐったりしてしまいます。
「ルーク!」
ゼロスと一緒に様子を見に来たロイド曰く「体内のマナが尽きちまったのか?」
「しっかりしろ、ルーク。……お願いだ、生きてくれ!」と、ルーク抱えてガイ叫んでます。
その時、世界樹が輝きました。光の珠のようなものがスーッと飛んできて、ガイの前に浮かびます。
「そいつはマナの結晶だ。世界樹が、礼だとさ。シュヴァルツを浄化してくれたからってな」とゼロス。
「これを飲ませれば、ルークは助かるのか?」
「さあな。保証はできない」「ゼロス!? こんな時にまで意地の悪いこと言うなよ!」「怒鳴んないでよロイドくん」と肩をすくめて、ゼロスはガイに顔を向けます。
「ルークの体内のマナは、乖離し過ぎてる。たとえ世界樹でも、必ずしも願いを聞き届けられるわけじゃないって事は、もう知ってるよな?」
「……」ガイはマナの結晶を意識のないルークに飲ませました。「わかってるさ。それでも俺は……俺達は、願うことを諦めない。諦めて、たまるか!」
ルークの体をマナの光が覆い、やがて消えさります。様子は変化したように見えません。
「ルーク。ルーク……?」
祈るようなガイの声が、世界樹の間に響く……。

ってところで、お話はおしまい。
ゲームだったら、暗転してスタッフロール。最後に「元気なルーク」の一枚絵が出るけど、それが助かった未来のルークなのか、ガイの過去の思い出の中の姿なのかは判らない、みたいなイメージで。
ルークが助かったか、助からなかったか。それは各自のご想像にお任せします、というオチです。


いやでもまあ、助かったですよ、きっと。
生きてほしいです。



ふぅー。
たっぷり妄想して清々しく疲れました。
色々想像できる余白をあえて残してくれているシナリオだからこその楽しみ方、と言わせてください。
面白かったです。
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【2012/05/19 21:17】 | テイルズ系の話【レス含】
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