「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
>シェアルのコメディを書いてください!!!!

こんばんは。コメントありがとうございます。
そのうち書きたいですが、多分遥か未来です。ごめんなさい…。(^_^;)


>こんにちは。コメ返信ありがとうございます。

こんばんは。
こちらこそ、いつも大事典の方でもありがとうございます。
(…と、今回のコメントを拝見していてようやく思い至ったんですが、勘違いだったらすみません 汗)

>『螺旋』だと最後の最後では諦めず生きようとしてましたね。
> あのまま生き残れた場合の二人も気になりますが、多分、きっと変わらず進展も後退もしなさそうです。

>だいぶ前の他の方へのコメ返信で「ウチのシェゾはアルルに気があるんだかないんだかな奴ですね(笑)。」とありますけど、アルルは魔力中心で見てるから服装や髪形が違ってても気付かないと思うと気はなさげですけど、話によっては違う様に見えたり。不思議です。


実は今回、これらのコメントを拝見してちょっとガビ~ンとなりまして。(^_^;)
私の書くシェアルものって、そんなにネガティブに捉えられてしまうものだったのか。シェアルを期待して読む人に、ちょっとばかしでも閉塞感を与えるものだったのかなと。

私のシェアルものは意図的に、愛情を友情にくらませる書き方をしています。
あまり原作から離れないようにしようと思っているから、というのが理由の一つ。
そしてもう一つは、原作のシェゾとアルルの、敵のようで友達のような、仲悪いようで会話が転ぶと痴話げんかしてるように見えるみたいな、気持ちを騙し合ってるみたいな、見てる側が騙されてるみたいな、あの微妙な空気感がたまらなく好きだからなんです。
(この点では、わくぷよが特に好きですねー)

そんなわけで、私の二次小説の中でシェゾやアルルは自分の中に相手への恋愛的な感情は無いと思い、あるいは相手にはそんな感情が無いはずだと決めつけて、感情の進展を常に自制していますが、書いている私自身は「だけど、本当はあるんだよ」というつもりだったり。
もちろん、読む人が好きに解釈してくれればいいとも思ってるんですけど、そうネガティブなものではないつもりなんですよ。

『螺旋』はそんなシェゾが「変わる」話なので、彼が生きのびたとして「変わらず進展も後退もしない」ってことだけはない…つもりです。少なくとも「アルルの魔力を狙う、そのポーズをとる」ことは無くなるかと。

そして、アルルの服装が変わっても気づかないというネタはですね。
これ実は「アルルに気がないから気付かない」というネガティブな意味のつもりではなかったんです。
一つは、シェゾが魔導オタクで女の子の機微が解らない朴念仁、という意味。(個人的な、こんなだったらいいなのシェゾ萌えポイント 笑)
もう一つは、シェゾは常にアルルの魔力含む魂の輝きみたいなのを重視していて、服装や髪形はあまり気にしてない。それはアルルの「本質」が好きだってコトなんですよ! …という意味のつもりだったのでした。
あと、単に超腹ペコだったんでそこまで気が回らなかったから(笑)。そうでなければもう少し早く気付いたと思います。

むむむ。
「アルルに気が無いから彼女の恰好はどうでもいい」という解釈も成り立つのかと、驚き・感心しつつ力不足を実感しましたです。

> 人並みの生き方…彼にそんなの出来るのか?と思いましたけど、今の彼なら普通に出来そうですね。
> 『ぷよ!!』ではウェディングケーキとか無意識に作ってましたし(笑) 蛙とのケーキ説もありますが。


私は『ぷよ!!』の話を皆さんの投稿でしか知りませんから、細かい状況は分かりませんけど、住んでる洞窟に立派な台所を持ってて、そこでボーっとしてるうちにウェディングケーキを作っちゃってたんですっけ?

その洞窟はプリンプタウンに迷い込んでから住み着いた仮住まいというか新居なわけですよね。
なのに立派な台所がある。
洞窟に台所を設備するって、結構な手間というかお金がかかるものだと思うんですけど、それを真っ先にやったって事に、素直に考えればなるかと思いますが。

つまり彼は、そのくらい台所を重視している。
普段からかなり料理をする、料理が好きってことになるかなぁと。
セガぷよのシェゾは今をトキメく料理男子だったのだ!
アルルさん、お婿さん候補として優良物件かもしれませんぜ! なんて思ってました(笑)。

いくらなんでもカエルとの結婚を夢見てウェディングケーキを作るなんてありえないですね。(なんですかその説・苦笑)
料理人ハートに火が付いて難易度の高い食べ物を作ることに熱中したとか、実はでかいケーキを一人で丸ごと食べるのが夢でしたが買いに行くのが恥ずかしいので自作しましたとかでなければ、やっぱり自分の結婚のことを「ぼーっと」考えて、ついつい作っちゃったんでしょうか?
…んじゃシェゾは、料理とか飾り付けを自分達でやる手作り結婚式に憧れてるのかなー(笑)。

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最近web上で、かつてぷよ魔導シリーズに携わった色んな方が、断片的にながら自分設定を明かしておりますが。
それらを見ていると、各時代の作り手さんたちがそれぞれ違う世界観や構想を持っていたんだなぁと判ってきて、ちょっぴりガッカリ、反面、気がとても楽になった部分もあります。
好きに考えたっていいんだなと。だって、公式からして本当にバラバラだったんですもん。

真魔導の織田さんからかってメールで教えていただいた設定では、シェゾは将来的にアルルと対峙することで魔導世界のパワーバランスを取る存在になる、って話でした。
小説の真魔導で、彼はアルルやルルーの仲間扱いになってますが、将来はとても過酷な状況におかれるので、今はせめて楽しく過ごさせてやっているんです、と。
…えええ。ルルーに暴力振るわれてラグナスに色々乗っ取られてこき使われている今の状況は楽しいのか。と当時の私は心の中で思いました(笑)。つまりそのくらい、シリアスに、孤独で辛いことになる設定だったんでしょうね。
最終的にそこから救われる展開があったのか。辛い状況のまま、創造主へ向かうアルルの踏み台になって死んでいく予定だったのか。それは不明ですが。
そんな織田さんの魔導物語は構想のみで完結することなく次代へバトンタッチ。


その更に次代となる、うゑみぞさんの世代交代魔導物語、いわゆるポチにゃ魔導。
かつてアイキで断片的に明かされていた設定と、近年のツイッターでの呟きを組み合わせて勝手に推測するに、ポチにゃの時代、闇の剣は闇の魔導師を崇めるカルト集団のご神体になってたらしい。
そのカルト集団は、黒衣を着て、各地で人の魔力を奪っては、砂漠にあるピラミッドに運んでいました。そこに闇の剣があったみたいですけど、どうしてなのか。それに、彼らはそこに魔力を集めて何をしようとしていたんでしょうか。

また、そのピラミッドのある砂漠は200年前までは森だったのに、一夜にして砂漠になったという設定でしたよね。
いったい何が起こったのか?

例えば、こう想像してみます。
200年前、そのピラミッドで何者かが、周囲の魔力の全てを吸いつくそうとした。
そのため周囲の森は枯れてしまった。
けれど世界の全ての魔力を吸いつくす前に、その何者かは倒され、封印された。
黒衣の男たちは各地で集めた魔力を使い、封印されている者を復活させようとしている。それこそが彼らの崇める闇の魔導師であり、闇の剣の主であると信じて。

さて。では、その闇の魔導師とは誰でしょうか。
シェゾ?

でも、問題があります。ポチにゃ世界はアルルたちの時代の一千年後。
…ただ、年代については設定が変わっている可能性もあって、i-mode魔導に出ている赤毛の剣士がグラベル本人なら、アルルたちの時代はポチにゃの300年前って事になりますけど。
いずれにせよ、森が砂漠になったのは、アルルたちの時代の800年または100年後って事になる。
もしこの件にシェゾが関わっているなら、彼はアルルたちの時代から数百年、あるいは100年生きたってことになります。

真魔導の時点でシェゾには不老設定が付与されてますから、それでも問題はないのでしょうけど、個人的には、アルルたちと同じ時代で生きて死ねなかったのかなと思うと、かなり寂しい。
(100年後なら、老大魔導師になって、まだ生きていたと考えられなくもないですが 笑)

ともあれ。
200年前の砂漠化事件にシェゾが関わっていると仮定して、妄想を進めてみます。

彼が暴走して周囲の魔力を全部吸おうとして、その時代の勇者に倒されて、闇の剣だけ残して封印された。
カルト集団は彼を復活させようとしている。
…と、そう思わせといて、実は別に魔力を吸い取る怪物か何かがいて、シェゾがそれと戦って闇の剣を使って封印したと考えてみる。
カルト集団はそこに闇の魔導師様が封印されているのだと思って魔力を集めたけれど、復活したのは封印されていた怪物の方! それを、弟を探してやってきたミスティや同行したプリムたちがやっつける展開。…って方が、物語としては派手でいいかなぁ。
キャラ版権の問題がありましたし、シェゾの存在は示唆に留めて本人は出さない(出せない)予定だったでしょうし。

多分、ポチにゃ時代の闇の魔導の後継者として「ミスティの弟」というキャラが用意されていたんだと思うんですけど、彼に力を継承するのは誰だったのでしょうか。
もしもシェゾだったら…ルーンロードみたいに魂だけになって遺跡の地下に封印なんてされてたんだとしたら…。
(サイバーキャットみたいに、自分の体を使って敵を封印して肉体消滅、魂は封印の一部になってピラミッドに縛られたとか。そして名前伏せて声だけ出演して継承、と。)
それは嫌だなぁと思います。普通に死ぬよりずっと辛いことですよね。


そういう風に妄想しちゃうと、こっちの設定でもシェゾには過酷で辛い未来が待っていたことになります。
孤独に何百年も生きたのかしら。そして成仏できずに運命に縛られ続けたのかしら。

なんて。ピラミッドに闇の剣を残したのはシェゾより後の時代の闇の魔導師だと考えることもできますけどね。
プレイヤーがシェゾが出てくると期待して進めると、全然知らん「闇の魔導師」さんが出てきて、怒りを掻き立ててくれるのだ!(笑)

実際、闇の魔導師はシェゾ一人とは限らない。次代でなければ、「先代のルーンロードが実は消えてなかった」設定の可能性だってある。
あるいは、闇の剣がそこに置かれたのはもっとずっと前で、シェゾ自身は普通に人生を全うしてたと考えることも出来るでしょうか。
ミスティや弟は、実はシェゾの子孫なんです。なんてね。妄想過多ですね(笑)。

なんにせよ、ポチにゃ魔導も作品化されることなく終わったわけですけれども。


今の公式となるセガぷよだと、シェゾにも明るい未来があるのかもしれないですね、確かに。
つーか、そうあってほしい。

そのまた次代の設定で覆されたりするのかもしれませんが、沢山のパラレルな世界の中に、シェゾが幸せになる世界が一つくらいあってもいいんじゃないかなぁと思う今日この頃です。

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最後に。
「私の書くシェアルものって、進展が無さ過ぎて読む人に閉塞感を与えるものだったのかな」と思ったので、ちょっと小話というか、「進展しているシェアル」妄想をしてみました。
以下に折り畳んで書いておきます~。
恥ずかしいだけの妄想ですけど、夏休み最後の暇潰しにでもなれると幸いです。



※この先はシェゾ×アルルのイタタ妄想大爆発なので、苦手な人は避けてください。
※個人宛のレスにこんな注意書きをするのも変なんですが、普通の記事として読んでいる方もいるかもしれないので、念のため。


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色々考えてみたんですが、とりあえず浮かんだのはこういう感じでした。
最初は、例によってシェゾのこの台詞から始まります。


「アルル。お前が欲しい!」
「いいよ」
「…え?」
「いいって言ったんだよ。
その代わり、きみをぼくにくれるんならね」

追いかけっこが始まってから5~10年目くらいの話です。
ですから、アルルはもう成人して魔導師として働いている状態。

「あ、いや、その…。
…お前、解ってるのか? 俺が欲しいのは、お前の…」
「魔力でしょ。欲しいならあげる。その分、きみの魔力をもらうけど」
「それじゃ意味がないだろうが!」
「意味ならあるわよ。あげるだけなんて、ぼくはイヤだもん」
「……っ。
お前、なんかおかしいぞ。今日はもういい。見逃してやる!」

何故かそそくさと立ち去るシェゾを見ながら、アルルは小さく「…シェゾのばーか」と呟いているのでした。


長年アルルを追いかけ続けているシェゾと、追われ続けているアルル。
この状況を見ている周りの人たち、特に魔導師ギルドの仲間なんかは、とんだ変態にストーキングされて大変だね、と同情しています。
本来なら、恐ろしい闇の魔導師に狙われているなんて…と戦慄するところなんでしょうけど、アルルと対峙するときのシェゾの言動が割とトホホなのと、アルル自身が元気で強気な態度を崩さないので、そんな認識。


古い友人の中でも、ルルーはシェゾを罵ることを憚りません。
「いいかげんにしろって言うのよ、あの男!
いつまで付きまとっているつもり? アルルの為にもならないわ」
でもウィッチは言います。
「そう簡単に切り捨てられるものではないんじゃありません? 特に、シェゾにとっては。
…彼が欲しがっているものが、本当にアルルさんの魔力だけなのだとは、わたくしには思えませんわ」
するとルルーは言うのです。
「解ってるわよ、そんなこと。何年あの二人に付き合わされてきたと思ってるの?
あたくしが許せないのはね、あの男に、追う覚悟ってものがないからなのよ!
いつまでも魔力を盾に言い訳を続けて、見苦しいったらないわ。
あれじゃアルルが辛いだけよ」
「そうですわね…。
思わせぶりな態度をとるだけとって、肝心なことは決して言わないなんて、卑怯ですわ。ヘタレの極みですわね」
しみじみと言うウィッチ。思うところがあるのでしょう。
彼女にもかつて、シェゾの時折見せる優しさに振り回されていた時期があったからです。
「闇の魔導師という肩書きは、あれで魔導の世界ではとても重いものですもの。シェゾにためらうだけの理由があることは解りますけれど…」
「だからって、覚悟もないままウロウロされちゃ迷惑なだけよ。
結局のところ、あいつが越えようとしないってだけじゃないの」
ルルーの考え方はシンプル。ものを考えていないからではなくて、本質を大事にしているからです。
ウィッチはそれに感心して、少し考えを改めます。
「そうですわね。変なところで考え過ぎなんですわ。
つくづく、面倒くさい男だったらありゃしませんわね」
溜め息をついて、ウィッチは続けました。
「…でも、アルルさんにも問題が無いとは言えませんわよ。
彼女も決して本心を言おうとしていないように、わたくしには思えますもの。
向こうから先に言われない限り自分も言わない、と。そう意地を張っているんじゃありません?
…つまり、事この方面に関しては、あの二人は似た者同士なんですわ」


さて。
その頃シェゾは、「チッ。なんだってんだ、アルルの奴…」などとぶちぶち言いつつ歩いていました。
先日の彼女の言葉に動揺し過ぎている自分に腹を立てています。
そこにサタンが現れます。

「久しぶりだな、シェゾ」
「お前は、サタン。
随分顔を見なかったから、てっきり隠居でもしたのかと思ってたぜ」
「ぐうっ、相変わらず腹の立つ男だっ。私はまだそんな歳ではないっ!
…いや、それはいい。今日はそんな話をしに来たのではないからな。
お前は知っているのか? アルルに結婚の話が出ていることを」
「…また何を言うかと思えば。お得意の妄想か?
アルルがお前になびくことなど、未来永劫ありえんな」
そう、いつものごとく鼻で笑って見せたシェゾでしたが。
「私ではない。残念だがな」
「…なに」
「ギルドの同輩の男だ。魔導学校出身ではない。
魔導師としての腕はそこそこ、稼ぎもそこそこだが、人柄は温厚で善良だな」
「……」
「どうした。髪が真っ白だぞ」
「これは元からだ!
…おい、サタン。お前はいいのか? アルルを妃にすると、さんざん騒いできただろう」
「平気なわけがなかろう。…だが、力だけでは通せぬこともある。魔王である私にとてな」
そう言って、サタンはシェゾに視線を向け直しました。
「それで、お前はどうする」
「な…」
「私に期待しても無駄だぞ。
…私は今まで、アルルの魂を得るために精一杯のことはしてきた。心も全て伝えたつもりだ。その意味では悔いはない。
お前はどうだ、シェゾ・ウィグィィよ」
「…俺は、アルルの魔力が…」
「…まあ、いいがな。
それでお前は、アルルが他の男のものになってなお、そう言って付きまとい続けるつもりなのか?」
にわかに、サタンの気配が剣呑な色を帯びました。
「私はあの娘の幸福を願っている。お前がこれ以上アルルを苦しめると言うなら、黙ってはいられぬかもしれんな」
「くっ…。貴様には関係なかろう!」
叫ぶと、シェゾは転移魔法を使っていなくなりました。
「ふん…」
残ったサタンは、口元にかすかに、少し寂しげな笑みを浮かべるのでした。


…それから、一ヶ月ほどが過ぎていました。
あれ以来、シェゾはアルルの前に現れません。
彼が何かの用事で、長期間姿を消すのは珍しいことではないのですが…。

そんなある日、アルルは魔導師として遺跡探索の仕事に出かけました。あるダンジョンの奥に封印された扉があったのですが、それが開いているのが発見されたのです。

封印されていた古代のダンジョンには、危険な仕掛けや魔物がいる危険性が高い。ですから、実力のある魔導師が派遣され、探査するのが通例になっています。
アルルにとっても、仕事としてはお馴染みのもの。

で。
遺跡の奥へ順調に歩を進めたアルルは、広々としたフロアに到達しました。壁際には幾つもの台座が並んでいて、それぞれに妖しく輝く魔導球が設置されています。
「なんだろう、これ…」
調べようとしていると、カーバンクルが「ぐー!」と鋭く鳴きました。
見れば、シェゾがいます。
「シェゾ…!」
「お前は…」
何故だかひどく驚いた様子のシェゾは、手に魔導球を持っています。どうやら、迷宮のあちこちに隠されていた魔導球を集めて、台座に設置する作業の途中だったようです。
「きみ、やっぱりここにいたんだ。封印の扉の残骸が闇の剣で斬ったみたいに見えたから、そうかもって思ってた」
つまり、シェゾは結構前からここに入り浸っていたんですね。アルルが素早くここまで到達できたのは、彼が仕掛けを解いて道を作っていたため。
さて。いつもなら、ここでシェゾの「お前が欲しい」が出るところですが…。


その頃、サタンの屋敷。
「…それで、あの男はどうなったんでしょうか」と、遊びに来ているルルーが尋ねています。
「あの男? シェゾのことか」
「ええ。このところ、アルルの周りに姿が見えないようですから」
「私が焚きつけた後、一度は街に行ったようだがな。件の男を見に」
「それで、まさか?」
「いや。何もせずに帰ったようだ。姿を見せることすらせずにな」
サタンは少し皮肉に言いました。
「まあ。それは…」
「どうしようもないな。だが、これ以上は奴自身の問題だ」
そもそも手を出すつもりもなかったのだが。あのままではアルルがあまりに…と呟くサタンに、ルルーはおずおずと切り出しました。
「あの、サタン様…。本当に宜しかったのですか? アルルのことは…」
「…心を無理に従わせることは出来ぬ。魔力で操ることはできようとも、それは偽りに過ぎないのだからな」
そう言って、微かに自嘲します。
「最初は、力で屈服させるつもりだった。だがあの娘は、私の思惑をことごとく跳ね飛ばしてみせたのだ。
その魂の輝きに、私は魅せられた。そして真に手に入れたいと思うようになった。
…だが、それは力では手に入れられぬもの。私がどれほど強大な力を持とうともだ」
「…心底愛したからこそ、手を離す覚悟をされた、と…」
「…そういうことに、なるか」
少し寂しげな笑みを浮かべたサタンの傍で、ルルーは呟いています。
「覚悟…。…そうね」
「ん、どうしたルルー」
ルルーはサタンに向き直りました。
「サタン様…。あたくしにも覚悟はあります」
「…そうか」
「でも…。その時まで、決して諦めません。この気持ちをお伝えし続けます。何があろうとも、いくらでも越えてごらんにみせますわ!」
強いて明るく言ったルルーを見て、サタンは愉快そうに笑いだすと、「はっはっは。それでこそルルーだ」と言うのでした。
「でも、シェゾには覚悟がまるで足りませんわね。サタン様の足元にも及びません。ほんっとーに駄目な男ですわ」
「ふ。そうとも限らんがな」
「え?」
「欲しいものの全てが力で手に入れられるわけではない…。
奴もそれを知っているからこそ、何もしなかったし、言えないでいるのではないのか?」
今までの何年もの戦いの中では、シェゾがアルルに勝利を収めたことも何度かはあったのです。また、アルルに求婚している男は、戦いの力においてはシェゾに敵うことはないでしょう。
けれど力での屈服や略奪では、本当に欲しいものは手に入らない。そう自覚しているからこそ。
「それは…そうかもしれませんけれど。それでも、ヘタレなことに変わりはありませんわ!」
「そうだな。さて、どう転ぶか…。」
サタンはくつくつと笑いをこぼすと、愛する女性の幸せに思いをはせるのでした。


遺跡のシェゾとアルルに戻ります。

「…シェゾ?」
シェゾは何も言いません。
しばらく呆然とアルルを見つめた後、顔をそむけて忌々しげに舌打ちしました。
「…チッ。どうしてお前は、こういつもいつも俺の前に現れるんだ」
吐き捨てるような口調に、アルルはムッとします。
「なっ…。何言ってるんだよ。来るなって言ってもしつこく来てたのは、きみの方じゃないか!
ぼくが、いつもどれだけ迷惑して…っ」
そこまで言いさして、アルルは口をつぐみました。シェゾが少し傷ついた顔をした気がしたからです。いつも、これくらいのやり取りはし慣れているはずなのに。
「シェゾ…?」
ぼつりとシェゾが訊きました。
「…お前……。結婚するのか?」
「え!? どうして…」
一瞬瞠目して言葉を詰まらせてから、目をそらしたまま何も言わないシェゾに気付くと、アルルは静かに言葉を継ぎました。窺うように。
「…そういう話もあるよ。ずいぶん待ってもらってるから、いいかげん返事をしなくちゃね」
「サタンの時は即行で断っていたが、勿体をつけるもんだな」
「そりゃ…いい人だもん。普通の人だし」
「…普通、か」
そう呟いた後、シェゾは黙りこみました。アルルは、何故か少し苛立った口調になって「そう、普通だよ。きみやサタンとは違ってね」と言いました。
「だったら、さっさと返事をしてやるんだな。優しそうな男だったじゃねぇか」
「きみ、見に…」
驚いてそう言った後、アルルは少し口をつぐんでから「でも、迷ってるのはそれだけじゃないから」と打ち明けました。
「隣の大陸のロックマイヤー王国から、誘いがきてる。王立アカデミーの講師をやらないかって」
シェゾは片眉をあげました。
「ロックマイヤーと言えば、魔導が盛んなことで知られた国だ。…よかったな、その王室付きともなれば、いずれ大魔導師として名が残るぞ」
それで結婚か大魔導師か迷ってるってわけか、と空々しく言うシェゾに、アルルが問いました。
「…きみは?」
「ん?」
「きみは、ぼくが結婚したり、隣の大陸に行ったりしても、まだ追いかけてくるつもりなの?」
「……それは…」
「ぼくはイヤだよ」
アルルはきっぱりと言いました。
「そんなのもう、ぼくはイヤだ。…終わりにしよう。シェゾ」
「……」
「……それで、もし、きみが…」
言いかけたアルルを遮るように、シェゾが言いました。
「分かった」
「え?」
ゴトリと魔導球を投げ捨てて魔剣を呼び出すと、ゆっくりと構えます。
「これが最後の勝負だ。…殺す気で来い! 俺も手加減はしない」
「っ…。……シェゾの馬鹿っ!」


というわけで、戦闘。
広いフロアを駆け回り、大魔法をバンバン撃ち合って激しく戦います。
そのうち、壁際に設置されていた魔導球の幾つかが巻き込まれて砕け散りました。割れたもの、台座がえぐり取られたものと色々ある。
するとフロアの床全体が輝いて、魔力の圧力がどんっと襲ってきました。

「これは…魔力吸収の罠!? 暴走してるっ…」
「くっ…。あの魔導球がこの遺跡の罠をコントロールしてたのか。
一時休戦だ。このままじゃ魔力を吸われつくしてミイラになりかねんぞ」
ところが、フロアから駆け出ようとした途中で別の罠が発動。アルルの足元の床が四角く抜け落ちました。

短く悲鳴をあげながら、どうにか床の端を掴んで落下を免れたアルルでしたが、片手でぶら下がっている状態です。
「ぐーっ!」
「カーくん!」
肩に乗っていたカーバンクルは、先に落ちて見えなくなってしまいました。
「アルル!」
先に行っていたはずのシェゾが駆け戻ってきました。
手を掴み、アルルを引き上げようとします。
「シェゾ、きみ…」
「……っ」
シェゾは苦しそうに顔を歪めました。アルルを腕で支えているからだけでなく、どんどん魔力が奪われているからです。
魔力は生命に直結していますから、極度に失えば命を失いかねません。
「何やってるんだよ。ぼくはいいから、きみは早く…」
でも、シェゾは手を離しません。
「ぼくはきみの敵なんでしょ。放っておいて逃げてよ!」
「黙ってろ! いいか、ここでお前に死なれたら…」
「ぼくに死なれたら、魔力が取れないから、って…?
…そんな理由だったら、助けてくれない方がいい!」
鋭く叫んで、アルルは片方の手でシェゾの手を強く払いました。
「なっ…!?」
そのまま落ちていこうとしたアルルを、けれどシェゾは身を乗り出してもう一度捕まえます。が、踏みとどまったのは数瞬で、バランスを失って二人一緒に穴の底に落ちてしまいました。


暗転。

どのくらい経ったのか。
シェゾはぐー、ぐー。という低い唸りで目を覚ましました。
見ると、腹の上にカーバンクルが乗っていて、鼻ちょうちんを膨らまして眠っています。低い唸りはカーバンクルのいびきでした。

そこは薄暗い場所で、恐らくは落ちた穴の底です。
「落ちたおかげでミイラになるのは免れたか…」と、ぼんやりした意識のまま皮肉に呟いてから、ハッとしました。
「…アルル!?」
彼女はどうなったのか。起き上がろうとした時、ぽたぽたと温かいしずくが顔にかかって、「動かないで!」と、アルルの声が聞こえました。同時に、柔らかいものが覆いかぶさってきて視界をふさがれます。
実は、シェゾはアルルに膝枕された状態で横たわっていて、半ば身を起こした彼の頭を、アルルが後ろから抱きかかえたのでした。

ちなみに、身を起こした拍子にシェゾの腹からカーバンクルが転がり落ちましたが、まだ鼻ちょうちんを出して眠っています。
よほど疲れているんでしょうか?

「急に動かないで……。カーくんがルベルクラクの力で受け止めてくれたけど、きみは、ずっと目が覚めなかったんだ。魔力が尽きてるから、ヒーリングもかけていないし…」
そう言うアルルの声はくぐもっています。
「…アルル。お前、泣いてるのか?」
先ほど顔にかかった暖かいしずくが彼女の涙だったことに、シェゾは気が付きました。
「おかしな奴だな。お前をつけ狙う闇の魔導師がどうなったところで…」
「おかしくなんかない!」
皮肉に言いかけたシェゾを遮って、アルルが叫びます。
「おかしくないよ…。
…誰だって…。大事な人が死ぬかもしれないって思ったら、心配したって仕方がないじゃないか」
そう言いながらシェゾの視界をふさいでいるアルルは、彼に泣き顔を見られたくないのでしょう。どんな時も弱気を見せまいとする彼女ですから。
「…お前のその、誰でも大事だと抜かす能天気ぶりには呆れるな。俺はお前の友達ではないし、そもそも、俺と縁を切りたかったんだろうが。――うおっ!?」
突然突き放されたので、勢いで床に転がってシェゾは悲鳴をあげました。
「何を…!」
「きみって、ほんっとーに馬鹿だ」
「な…。俺のどこがっ」
「ぼくは、誰でも大事だなんて言ってない! …第一、きみはぼくを友達としてすら受け容れてくれなかったんじゃないか。今までずっと。ぼくが、どんな気持ちでそう言ってきたのか、考えたことも…!」
「アルル…」
ようやく彼女の泣き顔を見ることになって、シェゾの声が震えました。
「ぼくは…きみが、大事なんだ。…きみが、特別な人だから」
「―…っ!」
息を飲んだシェゾに向かい、涙を流したまま、アルルは続けます。
「きみは…?」
「……………」
顔を紅潮させ、明らかに動揺しながらも、シェゾは喉を詰まらせたようにして、苦しげに目線をそむけました。
「俺は……お前の魔力、が」
「じゃあ、どうしてぼくを助けに来たの。魔力を全部なくすかもしれなかったのに」
けれど、アルルはもう引きません。
「今、ぼくにはほとんど魔力が無い。元に戻すには数ヶ月か、下手をすると何年もかかると思う。戻らないこともあるかもしれない。…魔力のないぼくは、もう、欲しくない…?」
「……………」
シェゾは言葉を失っているように見えました。視線はさまよい、アルルからそらされて。けれど、そこでぐっと閉じられました。何かを覚悟するかのように。
そうして数拍の後。
彼は目を上げると、アルルにまっすぐに向けました。
「…お前が俺の手を払って落ちた時、心臓が止まるかと思った」
その声と表情は強張っています。
「魔力を失っても構わないと……いや。そんなことは頭から吹っ飛んでいたな。ただ、お前を死なせたくなかった」
「……それって…」
「俺は…お前が大事だ。…お前が、特別な女だから」
「シェゾ…!」
ふ、とシェゾの表情が緩みます。
「俺の負けだ、アルル。………好きだ」
アルルの目から、再び涙がこぼれ落ちました。
けれど今は、彼女は笑っています。幸せそうに。
「もう…。きみってホントに馬鹿なんだから。こんなことに勝ち負けなんてないんだよ」
笑顔で涙をこぼす彼女を愛しげに見つめながら、シェゾは指先で涙をぬぐってやりました。


それから。
二人と一匹は、穴の底から開いた天井を見上げました。
「ここをよじ登るのは無理だな。そもそも、登ったところで残った魔力まで吸われ尽くすのがオチだ」
シェゾが言います。
この穴に脱出口は見つからず、歩いて出ていくのは不可能のようでした。
「転移魔法[テレポート]を使えば、少なくとも罠のフロアを抜けることはできるが…」
「今のぼくたちにそんな魔力は残ってない。でしょ?」
「ああ。だが、二人分を合わせてルベルクラクの助けを借りれば、一度くらいは使えるかもしれん」
「やっぱりそうなるかぁ…。仕方ないなぁ」
そう言って、アルルはシェゾに片手を差し出しました。彼と魔力を共有するために。
「シェゾ。きみにぼくをあげる。…だから」
「ああ。お前に俺をやる」
シェゾが指を絡めてきます。
「ぐーっ」
シェゾの肩に乗ったカーバンクルのルベルクラクが光り、幸せな彼らを包んで運び去りました。


…おしまい。

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こんな感じはいかがでしょうか。
ここにひと組のバカップルが誕生した…!
休日の路上でチャーミーグリーン踊りとかしそうです。(古すぎる)


…書きながら、どーにかしちゃったのか君たち、とひたすらキャラの言動に突っ込みを入れてました。
うおお。なんたる妄想過多…! ばっかじゃねーの自分! つーかキャラがもう別人だろう。おおお…。(煩悶)

ですが恋愛って結局、どーにかならないと進展しない。
どーかしちゃってくれないとにっちもさっちもいかんのですね…。
この垣根を越えないと「原作よりも進展した」カップリング話って考えられないんだなぁと思いましたです。


それにしてもシェゾがヘタレ過ぎる。
結局、女の子の方から告白させちゃいました。
『ぷよ通』系のナルシーなシェゾならスルスル告白しそうなものですが…。私、コンパイル晩期の朴念仁で(迫られると)純情なシェゾが好きなのです。


恥ずかしいものを書いたと思う一方で、ここまで来たらチューくらいさせてやればよかったかとも思いました。

…いや。してるだろうか、行間で。
シェゾが我慢できなかった場合は。(えー)

でもシェゾには、そんな早業は無理でしょうか。
付き合い始めて、今日こそキスしようしようとタイミングを計るも出来ずにドツボにハマり、挙句アルルに「キスしていいか?」と大真面目にお伺いを立てちゃうくらいのヘタレっぷリかもしれません。

強気攻めでもいいやとも思いますけどね(笑)。
へたれ、時々強気、でいいか。
どっちにしても、アルルには敵わないんでしょうけども。
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※この先はシェゾ×アルルのイタタ妄想大爆発なので、苦手な人は避けてください。
※個人宛のレスにこんな注意書きをするのも変なんですが、普通の記事として読んでいる方もいるかもしれないので、念のため。


------------

色々考えてみたんですが、とりあえず浮かんだのはこういう感じでした。
最初は、例によってシェゾのこの台詞から始まります。


「アルル。お前が欲しい!」
「いいよ」
「…え?」
「いいって言ったんだよ。
その代わり、きみをぼくにくれるんならね」

追いかけっこが始まってから5~10年目くらいの話です。
ですから、アルルはもう成人して魔導師として働いている状態。

「あ、いや、その…。
…お前、解ってるのか? 俺が欲しいのは、お前の…」
「魔力でしょ。欲しいならあげる。その分、きみの魔力をもらうけど」
「それじゃ意味がないだろうが!」
「意味ならあるわよ。あげるだけなんて、ぼくはイヤだもん」
「……っ。
お前、なんかおかしいぞ。今日はもういい。見逃してやる!」

何故かそそくさと立ち去るシェゾを見ながら、アルルは小さく「…シェゾのばーか」と呟いているのでした。


長年アルルを追いかけ続けているシェゾと、追われ続けているアルル。
この状況を見ている周りの人たち、特に魔導師ギルドの仲間なんかは、とんだ変態にストーキングされて大変だね、と同情しています。
本来なら、恐ろしい闇の魔導師に狙われているなんて…と戦慄するところなんでしょうけど、アルルと対峙するときのシェゾの言動が割とトホホなのと、アルル自身が元気で強気な態度を崩さないので、そんな認識。


古い友人の中でも、ルルーはシェゾを罵ることを憚りません。
「いいかげんにしろって言うのよ、あの男!
いつまで付きまとっているつもり? アルルの為にもならないわ」
でもウィッチは言います。
「そう簡単に切り捨てられるものではないんじゃありません? 特に、シェゾにとっては。
…彼が欲しがっているものが、本当にアルルさんの魔力だけなのだとは、わたくしには思えませんわ」
するとルルーは言うのです。
「解ってるわよ、そんなこと。何年あの二人に付き合わされてきたと思ってるの?
あたくしが許せないのはね、あの男に、追う覚悟ってものがないからなのよ!
いつまでも魔力を盾に言い訳を続けて、見苦しいったらないわ。
あれじゃアルルが辛いだけよ」
「そうですわね…。
思わせぶりな態度をとるだけとって、肝心なことは決して言わないなんて、卑怯ですわ。ヘタレの極みですわね」
しみじみと言うウィッチ。思うところがあるのでしょう。
彼女にもかつて、シェゾの時折見せる優しさに振り回されていた時期があったからです。
「闇の魔導師という肩書きは、あれで魔導の世界ではとても重いものですもの。シェゾにためらうだけの理由があることは解りますけれど…」
「だからって、覚悟もないままウロウロされちゃ迷惑なだけよ。
結局のところ、あいつが越えようとしないってだけじゃないの」
ルルーの考え方はシンプル。ものを考えていないからではなくて、本質を大事にしているからです。
ウィッチはそれに感心して、少し考えを改めます。
「そうですわね。変なところで考え過ぎなんですわ。
つくづく、面倒くさい男だったらありゃしませんわね」
溜め息をついて、ウィッチは続けました。
「…でも、アルルさんにも問題が無いとは言えませんわよ。
彼女も決して本心を言おうとしていないように、わたくしには思えますもの。
向こうから先に言われない限り自分も言わない、と。そう意地を張っているんじゃありません?
…つまり、事この方面に関しては、あの二人は似た者同士なんですわ」


さて。
その頃シェゾは、「チッ。なんだってんだ、アルルの奴…」などとぶちぶち言いつつ歩いていました。
先日の彼女の言葉に動揺し過ぎている自分に腹を立てています。
そこにサタンが現れます。

「久しぶりだな、シェゾ」
「お前は、サタン。
随分顔を見なかったから、てっきり隠居でもしたのかと思ってたぜ」
「ぐうっ、相変わらず腹の立つ男だっ。私はまだそんな歳ではないっ!
…いや、それはいい。今日はそんな話をしに来たのではないからな。
お前は知っているのか? アルルに結婚の話が出ていることを」
「…また何を言うかと思えば。お得意の妄想か?
アルルがお前になびくことなど、未来永劫ありえんな」
そう、いつものごとく鼻で笑って見せたシェゾでしたが。
「私ではない。残念だがな」
「…なに」
「ギルドの同輩の男だ。魔導学校出身ではない。
魔導師としての腕はそこそこ、稼ぎもそこそこだが、人柄は温厚で善良だな」
「……」
「どうした。髪が真っ白だぞ」
「これは元からだ!
…おい、サタン。お前はいいのか? アルルを妃にすると、さんざん騒いできただろう」
「平気なわけがなかろう。…だが、力だけでは通せぬこともある。魔王である私にとてな」
そう言って、サタンはシェゾに視線を向け直しました。
「それで、お前はどうする」
「な…」
「私に期待しても無駄だぞ。
…私は今まで、アルルの魂を得るために精一杯のことはしてきた。心も全て伝えたつもりだ。その意味では悔いはない。
お前はどうだ、シェゾ・ウィグィィよ」
「…俺は、アルルの魔力が…」
「…まあ、いいがな。
それでお前は、アルルが他の男のものになってなお、そう言って付きまとい続けるつもりなのか?」
にわかに、サタンの気配が剣呑な色を帯びました。
「私はあの娘の幸福を願っている。お前がこれ以上アルルを苦しめると言うなら、黙ってはいられぬかもしれんな」
「くっ…。貴様には関係なかろう!」
叫ぶと、シェゾは転移魔法を使っていなくなりました。
「ふん…」
残ったサタンは、口元にかすかに、少し寂しげな笑みを浮かべるのでした。


…それから、一ヶ月ほどが過ぎていました。
あれ以来、シェゾはアルルの前に現れません。
彼が何かの用事で、長期間姿を消すのは珍しいことではないのですが…。

そんなある日、アルルは魔導師として遺跡探索の仕事に出かけました。あるダンジョンの奥に封印された扉があったのですが、それが開いているのが発見されたのです。

封印されていた古代のダンジョンには、危険な仕掛けや魔物がいる危険性が高い。ですから、実力のある魔導師が派遣され、探査するのが通例になっています。
アルルにとっても、仕事としてはお馴染みのもの。

で。
遺跡の奥へ順調に歩を進めたアルルは、広々としたフロアに到達しました。壁際には幾つもの台座が並んでいて、それぞれに妖しく輝く魔導球が設置されています。
「なんだろう、これ…」
調べようとしていると、カーバンクルが「ぐー!」と鋭く鳴きました。
見れば、シェゾがいます。
「シェゾ…!」
「お前は…」
何故だかひどく驚いた様子のシェゾは、手に魔導球を持っています。どうやら、迷宮のあちこちに隠されていた魔導球を集めて、台座に設置する作業の途中だったようです。
「きみ、やっぱりここにいたんだ。封印の扉の残骸が闇の剣で斬ったみたいに見えたから、そうかもって思ってた」
つまり、シェゾは結構前からここに入り浸っていたんですね。アルルが素早くここまで到達できたのは、彼が仕掛けを解いて道を作っていたため。
さて。いつもなら、ここでシェゾの「お前が欲しい」が出るところですが…。


その頃、サタンの屋敷。
「…それで、あの男はどうなったんでしょうか」と、遊びに来ているルルーが尋ねています。
「あの男? シェゾのことか」
「ええ。このところ、アルルの周りに姿が見えないようですから」
「私が焚きつけた後、一度は街に行ったようだがな。件の男を見に」
「それで、まさか?」
「いや。何もせずに帰ったようだ。姿を見せることすらせずにな」
サタンは少し皮肉に言いました。
「まあ。それは…」
「どうしようもないな。だが、これ以上は奴自身の問題だ」
そもそも手を出すつもりもなかったのだが。あのままではアルルがあまりに…と呟くサタンに、ルルーはおずおずと切り出しました。
「あの、サタン様…。本当に宜しかったのですか? アルルのことは…」
「…心を無理に従わせることは出来ぬ。魔力で操ることはできようとも、それは偽りに過ぎないのだからな」
そう言って、微かに自嘲します。
「最初は、力で屈服させるつもりだった。だがあの娘は、私の思惑をことごとく跳ね飛ばしてみせたのだ。
その魂の輝きに、私は魅せられた。そして真に手に入れたいと思うようになった。
…だが、それは力では手に入れられぬもの。私がどれほど強大な力を持とうともだ」
「…心底愛したからこそ、手を離す覚悟をされた、と…」
「…そういうことに、なるか」
少し寂しげな笑みを浮かべたサタンの傍で、ルルーは呟いています。
「覚悟…。…そうね」
「ん、どうしたルルー」
ルルーはサタンに向き直りました。
「サタン様…。あたくしにも覚悟はあります」
「…そうか」
「でも…。その時まで、決して諦めません。この気持ちをお伝えし続けます。何があろうとも、いくらでも越えてごらんにみせますわ!」
強いて明るく言ったルルーを見て、サタンは愉快そうに笑いだすと、「はっはっは。それでこそルルーだ」と言うのでした。
「でも、シェゾには覚悟がまるで足りませんわね。サタン様の足元にも及びません。ほんっとーに駄目な男ですわ」
「ふ。そうとも限らんがな」
「え?」
「欲しいものの全てが力で手に入れられるわけではない…。
奴もそれを知っているからこそ、何もしなかったし、言えないでいるのではないのか?」
今までの何年もの戦いの中では、シェゾがアルルに勝利を収めたことも何度かはあったのです。また、アルルに求婚している男は、戦いの力においてはシェゾに敵うことはないでしょう。
けれど力での屈服や略奪では、本当に欲しいものは手に入らない。そう自覚しているからこそ。
「それは…そうかもしれませんけれど。それでも、ヘタレなことに変わりはありませんわ!」
「そうだな。さて、どう転ぶか…。」
サタンはくつくつと笑いをこぼすと、愛する女性の幸せに思いをはせるのでした。


遺跡のシェゾとアルルに戻ります。

「…シェゾ?」
シェゾは何も言いません。
しばらく呆然とアルルを見つめた後、顔をそむけて忌々しげに舌打ちしました。
「…チッ。どうしてお前は、こういつもいつも俺の前に現れるんだ」
吐き捨てるような口調に、アルルはムッとします。
「なっ…。何言ってるんだよ。来るなって言ってもしつこく来てたのは、きみの方じゃないか!
ぼくが、いつもどれだけ迷惑して…っ」
そこまで言いさして、アルルは口をつぐみました。シェゾが少し傷ついた顔をした気がしたからです。いつも、これくらいのやり取りはし慣れているはずなのに。
「シェゾ…?」
ぼつりとシェゾが訊きました。
「…お前……。結婚するのか?」
「え!? どうして…」
一瞬瞠目して言葉を詰まらせてから、目をそらしたまま何も言わないシェゾに気付くと、アルルは静かに言葉を継ぎました。窺うように。
「…そういう話もあるよ。ずいぶん待ってもらってるから、いいかげん返事をしなくちゃね」
「サタンの時は即行で断っていたが、勿体をつけるもんだな」
「そりゃ…いい人だもん。普通の人だし」
「…普通、か」
そう呟いた後、シェゾは黙りこみました。アルルは、何故か少し苛立った口調になって「そう、普通だよ。きみやサタンとは違ってね」と言いました。
「だったら、さっさと返事をしてやるんだな。優しそうな男だったじゃねぇか」
「きみ、見に…」
驚いてそう言った後、アルルは少し口をつぐんでから「でも、迷ってるのはそれだけじゃないから」と打ち明けました。
「隣の大陸のロックマイヤー王国から、誘いがきてる。王立アカデミーの講師をやらないかって」
シェゾは片眉をあげました。
「ロックマイヤーと言えば、魔導が盛んなことで知られた国だ。…よかったな、その王室付きともなれば、いずれ大魔導師として名が残るぞ」
それで結婚か大魔導師か迷ってるってわけか、と空々しく言うシェゾに、アルルが問いました。
「…きみは?」
「ん?」
「きみは、ぼくが結婚したり、隣の大陸に行ったりしても、まだ追いかけてくるつもりなの?」
「……それは…」
「ぼくはイヤだよ」
アルルはきっぱりと言いました。
「そんなのもう、ぼくはイヤだ。…終わりにしよう。シェゾ」
「……」
「……それで、もし、きみが…」
言いかけたアルルを遮るように、シェゾが言いました。
「分かった」
「え?」
ゴトリと魔導球を投げ捨てて魔剣を呼び出すと、ゆっくりと構えます。
「これが最後の勝負だ。…殺す気で来い! 俺も手加減はしない」
「っ…。……シェゾの馬鹿っ!」


というわけで、戦闘。
広いフロアを駆け回り、大魔法をバンバン撃ち合って激しく戦います。
そのうち、壁際に設置されていた魔導球の幾つかが巻き込まれて砕け散りました。割れたもの、台座がえぐり取られたものと色々ある。
するとフロアの床全体が輝いて、魔力の圧力がどんっと襲ってきました。

「これは…魔力吸収の罠!? 暴走してるっ…」
「くっ…。あの魔導球がこの遺跡の罠をコントロールしてたのか。
一時休戦だ。このままじゃ魔力を吸われつくしてミイラになりかねんぞ」
ところが、フロアから駆け出ようとした途中で別の罠が発動。アルルの足元の床が四角く抜け落ちました。

短く悲鳴をあげながら、どうにか床の端を掴んで落下を免れたアルルでしたが、片手でぶら下がっている状態です。
「ぐーっ!」
「カーくん!」
肩に乗っていたカーバンクルは、先に落ちて見えなくなってしまいました。
「アルル!」
先に行っていたはずのシェゾが駆け戻ってきました。
手を掴み、アルルを引き上げようとします。
「シェゾ、きみ…」
「……っ」
シェゾは苦しそうに顔を歪めました。アルルを腕で支えているからだけでなく、どんどん魔力が奪われているからです。
魔力は生命に直結していますから、極度に失えば命を失いかねません。
「何やってるんだよ。ぼくはいいから、きみは早く…」
でも、シェゾは手を離しません。
「ぼくはきみの敵なんでしょ。放っておいて逃げてよ!」
「黙ってろ! いいか、ここでお前に死なれたら…」
「ぼくに死なれたら、魔力が取れないから、って…?
…そんな理由だったら、助けてくれない方がいい!」
鋭く叫んで、アルルは片方の手でシェゾの手を強く払いました。
「なっ…!?」
そのまま落ちていこうとしたアルルを、けれどシェゾは身を乗り出してもう一度捕まえます。が、踏みとどまったのは数瞬で、バランスを失って二人一緒に穴の底に落ちてしまいました。


暗転。

どのくらい経ったのか。
シェゾはぐー、ぐー。という低い唸りで目を覚ましました。
見ると、腹の上にカーバンクルが乗っていて、鼻ちょうちんを膨らまして眠っています。低い唸りはカーバンクルのいびきでした。

そこは薄暗い場所で、恐らくは落ちた穴の底です。
「落ちたおかげでミイラになるのは免れたか…」と、ぼんやりした意識のまま皮肉に呟いてから、ハッとしました。
「…アルル!?」
彼女はどうなったのか。起き上がろうとした時、ぽたぽたと温かいしずくが顔にかかって、「動かないで!」と、アルルの声が聞こえました。同時に、柔らかいものが覆いかぶさってきて視界をふさがれます。
実は、シェゾはアルルに膝枕された状態で横たわっていて、半ば身を起こした彼の頭を、アルルが後ろから抱きかかえたのでした。

ちなみに、身を起こした拍子にシェゾの腹からカーバンクルが転がり落ちましたが、まだ鼻ちょうちんを出して眠っています。
よほど疲れているんでしょうか?

「急に動かないで……。カーくんがルベルクラクの力で受け止めてくれたけど、きみは、ずっと目が覚めなかったんだ。魔力が尽きてるから、ヒーリングもかけていないし…」
そう言うアルルの声はくぐもっています。
「…アルル。お前、泣いてるのか?」
先ほど顔にかかった暖かいしずくが彼女の涙だったことに、シェゾは気が付きました。
「おかしな奴だな。お前をつけ狙う闇の魔導師がどうなったところで…」
「おかしくなんかない!」
皮肉に言いかけたシェゾを遮って、アルルが叫びます。
「おかしくないよ…。
…誰だって…。大事な人が死ぬかもしれないって思ったら、心配したって仕方がないじゃないか」
そう言いながらシェゾの視界をふさいでいるアルルは、彼に泣き顔を見られたくないのでしょう。どんな時も弱気を見せまいとする彼女ですから。
「…お前のその、誰でも大事だと抜かす能天気ぶりには呆れるな。俺はお前の友達ではないし、そもそも、俺と縁を切りたかったんだろうが。――うおっ!?」
突然突き放されたので、勢いで床に転がってシェゾは悲鳴をあげました。
「何を…!」
「きみって、ほんっとーに馬鹿だ」
「な…。俺のどこがっ」
「ぼくは、誰でも大事だなんて言ってない! …第一、きみはぼくを友達としてすら受け容れてくれなかったんじゃないか。今までずっと。ぼくが、どんな気持ちでそう言ってきたのか、考えたことも…!」
「アルル…」
ようやく彼女の泣き顔を見ることになって、シェゾの声が震えました。
「ぼくは…きみが、大事なんだ。…きみが、特別な人だから」
「―…っ!」
息を飲んだシェゾに向かい、涙を流したまま、アルルは続けます。
「きみは…?」
「……………」
顔を紅潮させ、明らかに動揺しながらも、シェゾは喉を詰まらせたようにして、苦しげに目線をそむけました。
「俺は……お前の魔力、が」
「じゃあ、どうしてぼくを助けに来たの。魔力を全部なくすかもしれなかったのに」
けれど、アルルはもう引きません。
「今、ぼくにはほとんど魔力が無い。元に戻すには数ヶ月か、下手をすると何年もかかると思う。戻らないこともあるかもしれない。…魔力のないぼくは、もう、欲しくない…?」
「……………」
シェゾは言葉を失っているように見えました。視線はさまよい、アルルからそらされて。けれど、そこでぐっと閉じられました。何かを覚悟するかのように。
そうして数拍の後。
彼は目を上げると、アルルにまっすぐに向けました。
「…お前が俺の手を払って落ちた時、心臓が止まるかと思った」
その声と表情は強張っています。
「魔力を失っても構わないと……いや。そんなことは頭から吹っ飛んでいたな。ただ、お前を死なせたくなかった」
「……それって…」
「俺は…お前が大事だ。…お前が、特別な女だから」
「シェゾ…!」
ふ、とシェゾの表情が緩みます。
「俺の負けだ、アルル。………好きだ」
アルルの目から、再び涙がこぼれ落ちました。
けれど今は、彼女は笑っています。幸せそうに。
「もう…。きみってホントに馬鹿なんだから。こんなことに勝ち負けなんてないんだよ」
笑顔で涙をこぼす彼女を愛しげに見つめながら、シェゾは指先で涙をぬぐってやりました。


それから。
二人と一匹は、穴の底から開いた天井を見上げました。
「ここをよじ登るのは無理だな。そもそも、登ったところで残った魔力まで吸われ尽くすのがオチだ」
シェゾが言います。
この穴に脱出口は見つからず、歩いて出ていくのは不可能のようでした。
「転移魔法[テレポート]を使えば、少なくとも罠のフロアを抜けることはできるが…」
「今のぼくたちにそんな魔力は残ってない。でしょ?」
「ああ。だが、二人分を合わせてルベルクラクの助けを借りれば、一度くらいは使えるかもしれん」
「やっぱりそうなるかぁ…。仕方ないなぁ」
そう言って、アルルはシェゾに片手を差し出しました。彼と魔力を共有するために。
「シェゾ。きみにぼくをあげる。…だから」
「ああ。お前に俺をやる」
シェゾが指を絡めてきます。
「ぐーっ」
シェゾの肩に乗ったカーバンクルのルベルクラクが光り、幸せな彼らを包んで運び去りました。


…おしまい。

----------

こんな感じはいかがでしょうか。
ここにひと組のバカップルが誕生した…!
休日の路上でチャーミーグリーン踊りとかしそうです。(古すぎる)


…書きながら、どーにかしちゃったのか君たち、とひたすらキャラの言動に突っ込みを入れてました。
うおお。なんたる妄想過多…! ばっかじゃねーの自分! つーかキャラがもう別人だろう。おおお…。(煩悶)

ですが恋愛って結局、どーにかならないと進展しない。
どーかしちゃってくれないとにっちもさっちもいかんのですね…。
この垣根を越えないと「原作よりも進展した」カップリング話って考えられないんだなぁと思いましたです。


それにしてもシェゾがヘタレ過ぎる。
結局、女の子の方から告白させちゃいました。
『ぷよ通』系のナルシーなシェゾならスルスル告白しそうなものですが…。私、コンパイル晩期の朴念仁で(迫られると)純情なシェゾが好きなのです。


恥ずかしいものを書いたと思う一方で、ここまで来たらチューくらいさせてやればよかったかとも思いました。

…いや。してるだろうか、行間で。
シェゾが我慢できなかった場合は。(えー)

でもシェゾには、そんな早業は無理でしょうか。
付き合い始めて、今日こそキスしようしようとタイミングを計るも出来ずにドツボにハマり、挙句アルルに「キスしていいか?」と大真面目にお伺いを立てちゃうくらいのヘタレっぷリかもしれません。

強気攻めでもいいやとも思いますけどね(笑)。
へたれ、時々強気、でいいか。
どっちにしても、アルルには敵わないんでしょうけども。
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【2011/08/29 23:45】 | すわさき・魔導小説レス
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Re: タイトルなし
すわさき
こんばんは。
コメントありがとうございます。
もちろん、拍手の方も拝見していました。とっても嬉しかったです。

>展開的には近くないですか?

はい。終盤は意図的に被せてあります。(最後は手を繋がせたかったので、だったら被せようと。)
あちらでは友情としても解釈できるよう敢えて逃げ道を作ってあるんですが、こちらのは、逃げ道を全部つぶしてシェゾ(と、読む人)を追い詰める、という方向でやりました。(^_^;)
別解釈の余地を赦さない書き方、というやつですね。


最近、『星に願いを』という、昔自分が作ったぷよ魔導の二次創作ゲームの手直しをしていて、シナリオを頭から延々読みこまなければならなかったのですが、そのおかげで感覚がちょっと昔に戻ったと言うか、埒もなく魔導物語世界のことを考えるようになりました。
皆さんのコメントへのレスにかこつけて、そんな妄想をタラタラ垂れ流している状態です。
後もうちょっとそんな記事を書きたいと思ってるんですが、またそのうち、暇潰しにでも見ていってやってください。
それでは。

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2011/09/02(Fri) 20:56 |   |  #[ 編集]
Re: タイトルなし
こんばんは。
コメントありがとうございます。
もちろん、拍手の方も拝見していました。とっても嬉しかったです。

>展開的には近くないですか?

はい。終盤は意図的に被せてあります。(最後は手を繋がせたかったので、だったら被せようと。)
あちらでは友情としても解釈できるよう敢えて逃げ道を作ってあるんですが、こちらのは、逃げ道を全部つぶしてシェゾ(と、読む人)を追い詰める、という方向でやりました。(^_^;)
別解釈の余地を赦さない書き方、というやつですね。


最近、『星に願いを』という、昔自分が作ったぷよ魔導の二次創作ゲームの手直しをしていて、シナリオを頭から延々読みこまなければならなかったのですが、そのおかげで感覚がちょっと昔に戻ったと言うか、埒もなく魔導物語世界のことを考えるようになりました。
皆さんのコメントへのレスにかこつけて、そんな妄想をタラタラ垂れ流している状態です。
後もうちょっとそんな記事を書きたいと思ってるんですが、またそのうち、暇潰しにでも見ていってやってください。
それでは。
2011/09/05(Mon) 01:06 | URL  | すわさき #r.0hNWwI[ 編集]
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