「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
花の写真を撮りに、時々フラフラと山道のドライブに行きます。
ゴールデンウィークの頃にも出かけて、以前通らなかった方の道へ進んでみました。標識が正しければ山を循環して出発点の市街地に戻れるはず。

この道、普段あまり車が通らないようで荒れ放題。
道路の両脇に落ち葉や枯れ枝が積み重なっているとか、そこに植物が茂って元々細い道が更に狭[せば]まっているとか、時々小中の落石が転がってたりするのは珍しくないにしても、倒れかけた木が道路の上をまたいでいるのは気分のいいものではありません。下通ってる時に落ちて来たら、運が悪いと死ぬしなぁ。
でもこのくらいの道の方が花の撮影には向いていたりはする。

それはそうと、落石注意の標識を見るたびに思いますが、注意されても仕方ないですよね。ホントに落ちて来たら避けようがない。
心の準備をするためなんでしょうけど。

そんなことを思いつつぐんぐん進んでいきますと、山はずんずん高くなり、狭い馬の背に至ると木が伐採されていて(植林された杉がまだ小さい)見晴らしが開けました。
とても高く感じられる場所。でも周囲には殆ど山の背しか見えない。山中での自分の位置が判らないと言いますか、見晴らしはいいのに見晴らしが悪い、というトンチ的な感覚。
何だかとんでもない山奥に来た、更に向かっている気分になって、にわかに軽い不安にとらわれました。
家(市街地)から二時間くらいしか離れてないくせに。

ともあれまだまだ進んでいきますと、道路がちょっと広くなり、観光客向けの無料(無人)駐車場が現れ、どことなく市街の気配が感じられる空気になってきました。
ああよかった、ここから下り坂だ。街に降りるぞ!

……と思ったら、駐車場の前の道路が塞がれていて、通行止めになっていました。

この辺りは通行止めになっている道って少なくないんですが(整備のお金が足りなくて、人があまり通らない道は復旧が後回しになるのだと思う)、ここまで来て通り抜け不可とは。
だったら、もっと早い時点で「行き止まり」の表示を出しておいてくれたらよかったのに~!

今時カーナビも付けてない車でウロウロしていた報いなのか。
いや、カーナビでもこういう通行止めの情報は出ないものなのかな?

仕方ないので来た道を戻りました。
これが天気の悪い日や夕暮れ時だったらたいそう陰鬱な気分になったでしょうが、晴れて明るかったのが幸いでした。

で。
そんな帰り道の途中、行く手の右、道路脇に雑草が繁茂している辺りから、何か赤茶色のものがスッと抜け出てガードレールの下をくぐり抜け、そのまま右手の急な斜面を登っていくではありませんか。
え、え?
慌てて車を止めて見る。
なんか細長い動物。イタチ? ……にしては大きい。尻尾が長いのかあれは。
ネコでもない、タヌキでもキツネでもない。

……キジ? もしかして、野生のキジが歩いてる!?
おおおお、写真、写真を撮らなくては!

しかしカメラは、バッテリーを抜いて充電機に挿してる状態。アワアワしていたらば、なんというタイミングか、この殆ど車の通らない道に対向車が出現。
うわわ、道の真ん中に停めてるから路肩に避けなきゃ。
その間にも動物(キジ?)はどんどん山の斜面を上へ登っていってます。あわわわわ。

結局、対向車は呆れたのか勝手に避けて通っていってくれましたが、動物もいなくなってしまいました。
カメラを構える暇すらなく、写真は撮れませんでした。

ガッカリして車を再発進させつつ、道々、さっきのは本当にキジだったんだろうかと思考を巡らせました。
少なくともオスのキジではなかった。オスのキジは青い(緑)羽があって派手だから。
でも、雌のキジは確かオスほど尻尾が長くない、んだった気が。
それに、キジにしてはやたらと濃い赤茶色だったよねぇ。
……キジに似ていて、もっと赤味がかった茶色の鳥って、なんかいたような……。脳内図鑑を検索します。

はっ。もしかして、あれが《ヤマドリ》って奴!?

凄い、野生のヤマドリ見ちゃった。この辺の山にもいたんだ!
っていうか凄いなヤマドリ。すっごい急斜面だったのにスルスル駆け登ってたぞ。あの健脚は羨ましい。

帰ってネットで写真を見ましたが、色味からしてヤマドリで間違いなかっただろうと思います。

車で一、二時間も山に登れば、普段は図鑑でしか見ないような野生動物がいる。
実際、イノシシはもっと市街地に近くてもいますし、ノウサギを捕まえたこともある。人の話によれば鹿もいるらしい。
そんなこと頭では判っていても、やはり滅多に見られるものではない。そうした動物は人の前にあまり出てきませんから。
ちょっと得した気分で、嬉しい出来事でした。
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【2011/06/05 10:55】 | すわさき・その他
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