「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
マイソロ3の『アビス』関連に特化したネタバレ感想です。
あくまで主観であり、色眼鏡・偏り・思い込みは当たり前ですので、予めご容赦ください。

また、基本的に販売されたゲームのみを見ての感想・妄想ですので、今後追加配信されるかもしれないサブイベントの内容によっては矛盾が生じることもあり得ますが、その点もご了承願います。



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サブイベント【二人の王】と、ヴァンについてあれこれ。
以下、折り畳んで記載します。


アッシュという男

●今作のアッシュは、本名が「アッシュ・フォン・ファブレ」なんですね。
仕方ないことですし二次創作では珍しくない名前ですけど、何か違和感があるなぁ。(^_^;)

●アッシュに話しかけると、こんな風に怒っていることがあります。

「廊下がたまに水浸しになっている事があるんだが……掃除当番はどいつだ!? 最後まできっちりやっていきやがれ!」

この謎はスキットで明かされます。なんとハロルドが、掃除が面倒くさいからと水の魔術をぶっ放していたのです。
決定的場面を目撃したアッシュでしたが、水をぶっかけられるわ、ハロルドは悪びれないわで、散々でした。

●氷の精霊セルシウスのアッシュ評。

「どうして、そんなに悲しい目で光を見るの」
「まるで、闇から光を見つめているかのようね」
「あなたの心には、惑いがある。……それは、何に対しての惑い?」

リリカル。

●シングのアッシュ評。

「顔も極悪そうだし服装だって魔王っぽい……」

村の伝承で語られる緋色の髪の魔王ではないかと、真剣に疑っていました(笑)。

●【二人の王】イベント発生後にナタリアに話しかけると、こう言います。

「アッシュの事を、怖いと感じる方がいるのも知っています。ですが、やはり彼は……本当は、とても優しい人なのですわ……」

ちなみにウッドロウによれば、ナタリアは常々、アッシュが優しいことや聡明であることを高く評価していると、ウッドロウに話しているそうです。
……この世界のナタリアは、本当にウッドロウと仲がいいんですね。

●そしてアッシュもウッドロウととても親しいようで、国際情勢について話し合ったり、早く王位を継ぐようにとアドバイスしたり、立場を越えたプライベートな友情が、深く成立している様子でした。

●ルークもウッドロウには馴れ馴れしく声をかけていましたが、そこ止まりのようです。
政治の話をしないから友情が深まらないみたいですね。ルークは気付いてないみたいですが子供あしらいされているのかも。
ルーク曰く、「俺、お前のそういう堅苦しくねーとこ、楽で助かるわ」だそうで。ちゃんとした態度で接しなくても怒らないところが気に入っているらしい。

●つーか、ウッドロウって顔が広い。

●本作アッシュが親しく接しているのは、ナタリアとウッドロウくらい……に見えるんですけど。しかしルーク曰く

「おい! アッシュと俺を間違えて話し掛ける奴が多過ぎるっつーの! 全ッ然似てねえってのに! どこ見てんだ!?」

だそうで、つまりアッシュに話しかけようとする人間は存外に多いということらしい。
そう考えると、実はアッシュの交友関係は広いんでしょうか?
ジェイドが言うに、ルカもアッシュのお友達だそうです。

●ホームシックにかかったルカを嗤い、アッシュはこう言います。

「贅沢なもんだ。ホームシックになれる居場所が普通にあるというのはな」
「せいぜい、両親を大事にしてやれ」
「孝行出来る親がいるというのは悪い事じゃない」

どんなひどい家庭なのかと心配したルカは、おどおどとジェイドにアッシュの家庭環境を尋ねる。ジェイド曰く。

「両陛下はご健在ですし、王位継承者として英才教育を受けて育った事を除けばいたって普通の家族構成ですよ
ただ、いわゆる家庭内の問題は色々ありますがね」

両親とは上手くいっていないのかと尋ねると、それは主観に左右されることだし、自分はアッシュではないから解らないと煙に巻く。

本作のアッシュは原作とは違い、ずっと両親のもとで育っていたようですし、DLクエスト見るに病気がちの母のためにキノコを採りに行ったりしていますし、第二位とはいえ王位継承者で相応の教育も受け、王位を継ぐ修行の旅にも参加している。
……何をそこまで悲壮ぶることがあるのでしょうか。
よっぽどないがしろにされているんでしょうか??
原作序盤通りなら、父親が冷たいとしても母は愛してくれるんじゃないんですか。
まさか王位継承権が二位だと言うだけで、「王になれない自分には居場所がない、親の愛を兄に独占された」と拗ねて、ルークを屑だ役立たずだ王家の恥だと人目構わず罵り続けているんでしょうか。


ルークとアッシュ

●本作のアッシュ、登場当初は無口で控えめに見えました。
国への関わり方について悩むナタリアを叱咤激励するスキットでも、ある程度喋ると不意に口を閉じて立ち去り始めて、驚くナタリアに「その話の続きは、ルークにしてやれ お前の婚約者は、俺じゃない。あいつだ」と言う。
このゲームのアッシュは、ルークという兄の存在に抑圧され、色んな事を諦めて身を引いている、悲劇の王子様キャラなのかなあ、と感じたものです。

●ところがどっこい。しばらくすると、ルークとの喧嘩を描いたスキットが何種も現れ始めました。
ただの兄弟喧嘩ではなく、なんかもう、火を噴くように険悪。なんでも、二人は毎日のように喧嘩しているのだそうです。
原作だとルークが退くことが多かったのが、本作では兄でレプリカではなくて親善大使的性格であるためか、全然退かない。息苦しくなるほど険悪でした。

●ちなみにゲーム内の人物図鑑には、アッシュについてこう書いてあります。

ルークと双子であり、ほんの数分の生まれの違いで、ライマ国の王位第二継承者となる。
ナタリアに想いを寄せているが、ルークがナタリアの婚約者となっている。
国民の事を考えない傲慢なルークが王位第一継承者である事に不満を持ち、またルークをひどく嫌っている。


●アッシュ曰く、ルークは買い物の仕方は知らない、世界情勢は分からない、あちこちで考えなしに身分を明かすで、修行の旅に出てから後始末に追われてばかり。恥をかかされっぱなしなのだそうです。あいつは屑だと、あちこちで考えなしに罵ってはばかりません。

……この世界のルークは軟禁されてたわけでも情報を遮断されてたわけでもなく、勉強はヴァンに師事してかなりできる。本人も王になる気満々。ウッドロウと知り合いなので、既に公式行事なり社交界なりにも顔出ししているらしい。
なのにどうして、肝心の世界情勢が分からないんでしょうか。
特殊な背景事情があったからこそ成り立っていたルークの無知性を、違う舞台にそのまま引っ張ってきているので、なんだか変な感じです。

ルークに同情できる要素が乏しいので、感情移入し辛い。
と言って、アッシュの方に肩入れできるかと言うと、こっちはこっちで、同情できるほどの要素なく被害者ぶっていて酷いし。
むむう。なんと好きになりにくい仕様なのでしょう。

●ルーク曰く、

「俺は悪くねえ!! あいつが、事あるごとに俺につっかかってきやがんだ
ったく、言いたい事があんなら、ネチネチ嫌味たれてねーで、ハッキリ言ってこいつーの!」

だそうで。半ば呆れつつ話を聞いていたティトレイは、口喧嘩だけではなく、たまには殴り合いの喧嘩でもしてみたらどうだと、悪意なく唆[そそのか]します。
何でンな野蛮で面倒なことをわざわざやんなきゃなんねーんだ、と渋るルークに、世の中には気持ちを言葉で表現するのが得意じゃない奴がいる、そういう時は拳で語り合っちまえばいいと持論をぶちかます。
自分もやったことがある、一発ぶん殴ってやらないと大事なモンに気付けない奴もいっからよと、明るい笑みで。
根が素直なルークは、「そういう……もんなのか?」と丸めこまれてしまいます。「ちっ……面倒くせえ」と照れくさそうにうそぶきつつ、すっかり鵜呑みにしちゃったみたい。(子供に対するように優しく教え諭されると弱いみたいですね、ルーク。)おいおい、どーなる?

●単じゅ……もとい、根は素直なルーク。次にアッシュと喧嘩になった時、さっそく殴りかかっていました。

「だから……、お前はムカつくっつーんだよ!」
#ルーク、アッシュを殴る

「くっ……
屑の分際で……粋がるんじゃねえ!」
#アッシュ、激しく殴り返す

「ぐはっ……
俺は……屑じゃ……ねえ!」
#殴り返すルーク。大して効いてない

#通りかかるジェイドとアニー
「おやおや。これはまた、随分暑苦しい青春ドラマが展開されていますねえ」

アニー「もう……馬鹿な事を言っていないで二人を止めて下さい!」

「お断りします
二人も子どもではないのですから外野は静観するのが一番でしょう
それに、なかなか面白い見せ物になっていると思いますよ」

アニー「面白がっている場合ですか……!」

「フン、大口叩いてこの程度か……
やはり……お前は……役立たずの屑だな!!」
#アッシュ、ルークを殴り倒してしまう。ぎょっとするアニー

「ぐあぁっ……!!」

「……俺に、思っている事を言えと言ったな? ……言って、お前に意味が通じるなら とうにそうしている」

「……何だよそれ。俺をもの知らずだと思ってバカにしてんのか?」

「ああ、そうだな。ここまで言って伝わらないなら 事実お前はバカなんだろうさ」
#立ち去るアッシュ

「待て……!」
#ルーク追おうとするが、痛みでうずくまる
「ッ、痛ぅ……」

#駆け寄るアニー
アニー「大丈夫ですか? 手当てしますから、じっとしていて下さい」
#肩を貸して、ゆっくりと医務室へ連れていく

「くっそ……あいつ……」

#無表情で見送るジェイド
「…………」

本作ルークは、あからさまに喧嘩が強くないみたい……。
原作だと、短髪時代、ノワールがチンピラ達に襲われてた時、ガイと共に嬉々として乱闘に参加して全員のしてしまってましたから、かなり腕っ節が強いみたいなんですけどね。そもそも、半格闘のアルバート流剣術の使い手ですし。
人間を本気で殴るなんて、そんな野蛮で面倒なことしたくねえ! とビビってたんだったりして。
マイソロ3ルークはまだまだおぼっちゃまでひ弱なんですねえ。(単に、アッシュがメチャメチャ喧嘩強いだけかもしれないけど。)

●一発ぶん殴って解らせるどころか、殴り倒されて「解らないお前は馬鹿」と言われてしまった、みじめなルーク。
……でもアッシュ。悪いけど、私にもキミが何を言いたいのかちっとも伝わらないよ……。
「言って意味が通じるならそうしている、ここまで言って解らないならお前は本当に馬鹿」
なんだそりゃ。要は、キミに話す気がないって事じゃないですか。
被害者意識に凝り固まって、己の正義を掲げながら独善に走ってしまうのは、原作からのアッシュの悪癖ですね。

●そしてジェイド。原作序盤準拠だから、ということなんでしょうけど。冷たいよぅ。
後でいいから、ルークに何か声をかけてあげればいいのに。


二人の王

●<前回のあらすじ>ナタリアとアッシュの密会を見てしまったルーク。居直って逆切れしたアッシュに罵られ、三角関係は決定的な修羅場を迎える。その様子を家政婦は見ていたじゃなくてヴァンヴァンは見ていた。

●というわけで、ヴァンがギルドに依頼を出して、アッシュとルークの二人を人里離れた雪山の頂へ連れてくるよう、主人公に要請しました。
ルークとアッシュに今後に関わる大切な話をしたいのだが、ここでは人も多く、何かと不都合がある。これまで秘めてきた真実を二人に語ろうと思う、と。
しかしなんでまた、魔物がうじゃうじゃで下手すると遭難しそうな雪山の頂なの師匠。

#出発前のバンエルティア号で
「師匠[せんせい]! 何で俺が、こいつなんかと一緒に行かなくちゃなんねーんだ!」

「それはこっちの台詞だ」

「何!?」

「二人とも、落ち着きなさい」

#口をつぐむルークとアッシュ

「何の為にここへ来たのか よもや、忘れたわけではあるまい?
いずれは国の行く末を担うお前達に世界を見、人と触れ、見聞を広げよと陛下がお心を砕いて下さったのだ
その事を、二人ともがもっとよく理解する必要がある様だな」

「そんなん、する必要なんかねーよ。……うぜーっつの」

「ふん……」

「とにかく、話は目的地へ着いてからだ
《主人公》、すまないが二人をよろしく頼む」


#雪山のふもとで
「おい」
#アッシュ、返事しない
「おい! 聞こえねーのかよ!」

「……うるせえ! ガタガタわめくな。少し静かにしていろ、馬鹿が」

「お前が無視すっからだろ!?」

「その耳障りな馬鹿声で、いたずらに魔物を刺激するなと言っているんだ。
そんな事もわからないのか……!
貴様、ヴァンから一体何を学んできた」

「何っ!?」

#主人公がとりなしたらしい。ハッとして口をつぐむ二人

「……ちっ。とにかく先へ進むぞ」

「いちいちお前に言われなくても、わかってるっつーの
おい《主人公》。お前も遅れんじゃねーぞ!」

#しばらく進んだ雪道で
「おい……、お前に聞きたい事がある
お前は、ナタリアをどう思っているんだ」

「どうって、どーいう意味だよ?」

「決まっているだろう。国を……」

「はっ。んなの、いちいち聞かれなくてもわかってるよ!
別に何とも思っちゃいねーよ! 誰かさんと違ってな!」

「……っ、この馬鹿が!!
ナタリアと婚約しているお前がゆくゆくは王位を継ぐんだぞ
あいつは国の将来を案じ、何か行動を起こせないかと模索している
そんなあいつを見て、お前は何も考えないのかと聞いているんだ!」

「知らねーっつの! うぜぇんだよ、そういうの!
大体、好きで今の立場に生まれたわけじゃねえし、ナタリアとの婚約も俺の意思じゃねえ
何で俺がそんな事で、いちいち悩まなくちゃなんねーんだよ!」

#黙り込むアッシュ
「お前の言い分はよく分かった
……お前が心底、屑だって事もな」
#静かに歩み去る。

#ルーク、声を押し殺して呟く
「俺に……、どうしろってんだよ。第一王位継承者は俺だ……だけど
本当は……、お前の方が……
(大声で)ああもう、くそっ」


●ナタリアと結婚することと王位を継ぐことがイコールで語られてます。
……でもメインシナリオのユルングの樹の話で、アッシュはもう、王位と無関係にナタリアと結婚する決意を固めてるんですよね?
なのにどうして今更、ナタリアを大事にしないからとルークに腹を立てているのでしょうか。
話がイマイチ繋がっていない感じです。

#更に進んだ雪道で
「おい、お前はどうしたいんだよ」

「屑に聞かせる義理はない」

「何なんだよその態度はよ。人がフツーに接してやってんのに!」

「頼んだ覚えはない
第一、話以前にお前は王族としての自覚がなさ過ぎる
少しは自分の立場というものを考えろ!」

#数瞬、黙り込むルーク
「立場とか、どっちが先に生まれたとか。そんなつまんねえ事実を聞いてるんじゃねえ。
俺は、お前がどうしたいかを聞いてんだ
それとも何か? お前にとって大事なのは自分の肩書きだけなのかよ」

#アッシュ、一瞬驚くが
「何を言うかと思えば……。屑の言う事は、所詮屑だな
お前が思ってる程、簡単じゃねえんだよ! 人も、国も!!」

「はっ
……てめえはお堅く考え過ぎなんだっつーの!!」

#睨みあい、一触即発の雰囲気になる二人。主人公、驚いて止めに入る。説得されて拳を収める二人

「何だよ。
別に……、本気でやり合うつもりなんかねーよ」

「……とにかく、真相はヴァンから明かされる
話はそれからだ」

「けっ。……わーったよ」


●これまで一見して、優秀で正しいのはアッシュで、ルークは道理の解っていない愚か者のように見えがちでしたが、この辺りから、アッシュもさして立派ではないというのが見てとれるようになってきます。
自分は言いたい放題しながら、ルークの話は価値が無いと決めつけ、聞こうともしない傲慢なアッシュ。
彼が国を憂う気持ちは本当ですが、多分に独善的なんですね。自分の価値観しか認めないし、常に自分が正しいとしか思っていない。

●つーか。ナタリアと共に生きようと決めたんじゃないの?
「お前はどうしたい」とルークが訊いてるんですから、その気持ちを言えばいいじゃないですか。

●……どうもアッシュ、ナタリアとああいうやり取りをしながらも、王位を望む気持ちを捨て切れてなかったみたいですね、この後のヴァンとのやり取りを見ても。
マイソロ3アッシュは、生まれながらに「二番手、兄の影」という立場だった。王になるということは、彼にとって自分の存在意義の確立なのでしょうか。
ナタリアにあれほどに価値を認めてもらって、一度は心を決めながらも、やっぱり諦めきれない?

#山頂到着。雪原にヴァンが待っている。
「……来たか」

「師匠、教えてくれ!」

#ルークを押しのけて詰めよるアッシュ
「ヴァン、答えろ! 何のつもりでこんな真似をする」

「こんな真似とは?」

「とぼけるな。散々、人を試す様な事をしやがって……
民間のギルドに身を寄せるなどというふざけた提案を承諾したのもそうだ。それが王位を継ぐ修行に何の関係がある? 一体お前は、何を企んでいるんだ」

「うるせーっつの! 師匠と話してるのは俺なんだ。お前は引っ込んでろ!!」

「黙れ屑!!」

「やれやれ……。どうやら話をする雰囲気ではないらしい
それではこうしよう、私を倒した方が事の真相を聞く権利を得る、というのは?」

#黙り込む二人

「自信が無いのか?」

「そんな事ありません!」

「俺はこんな屑とは違う!」

「ふっ、いいだろう」
#ヴァン、剣を抜く
「ならば、全員まとめて相手をしよう。全力でかかってきなさい」

「ちっ……舐めやがって」
#アッシュ、剣を抜く。
「その言葉……後悔させてやるぜ!!」

「やっぱ、こうなんのかよ……。
どうして俺の話を聞いてくれないんだ? 何でなんだよ、師匠……!」
#ルークも剣を抜く

#戦闘に勝利

#ヴァン、やや疲弊した様子で
「……これが、お前達の力か
フッ……、なるほどな」

#ルークとアッシュ、肩で息をしながら

「……はぁ、はぁ……。それで……師匠……」

「……約束だ、……話してもらうぞ」

#黙り込み、おもむろに語り出すヴァン
「今回の旅の目的は、他でもない……。
陛下たっての希望で、私達は今こうしている。
そう……
二人のうち、どちらが王としてふさわしいか。それを見極める為に」

#驚くルークとアッシュ

「待ってくれよ……。それじゃ、俺は王になれないって事なのか?」

「そうは言っていない。ただ資質を見せてもらっているまでの事。世襲で政は良くはならんのが通例だ
……もとより、ルーク。
お前も今の立場にあぐらをかいて王になろうだなどと……よもや、思ってはいないだろう?」

「そ、それは……」

「つまり、よりふさわしい資質を持った者が、王になる資格を得る……そういう事なんだな?」

「端的に言えばそういう事だ。そして…今回剣を交えた事で、その答えも大方私には見えてきたと思っている」

#ルーク、酷くショックを受けた様子で息をのむ
「…………!」

#僅かに嬉しそうなアッシュ
「それじゃあ……!」

「二人とも、失格だ」

#驚く二人

「身近な人間といがみ合う事しか出来ぬお前達が、他者と協調し国をより良くしていく事など出来るのか? 私には、そうは思えんな」

「……そんな……」

「……そういう事だったのかよ……! クソッ……!」

#そんな二人をしばし見つめるヴァン。
#ヴァン、主人公に向かって
「手を煩わせたな、《主人公》。すまなかった」
#笑って
「目的は果たした。船へ戻るぞ」


●より相応しい資質を持った者が王となるとヴァンに言われ、悲壮な様子で息を詰まらせたルーク。
自信がないんですね。普段、あれだけ傲然と振る舞っていながら。

雪道を歩いていた時「第一王位継承者は俺だ……だけど本当は……、お前の方が……」と呟いていましたし、常に不安とコンプレックスはあったんだなぁ。
けど、自分が兄なんだからと、お山の上でふんぞり返って安心していた。その甘えが、ヴァンの厳しい言葉であっさりと突き崩されてしまいました。

#バンエルティア号に帰還。

#一人離れて背を向けているアッシュ
「……おい、ヴァン。俺はもう休むからな」

「「ああ……。そうするといい」

#立ち去るアッシュ

「師匠……」

#ぽつんと残って、不安そうにヴァンを見上げているルークに気付いて
「「どうした、ルーク」

「師匠は……俺の事……。
…………
いや……。やっぱり何でもない」
#消沈して立ち去っていく

「やはり、どちらも心の迷いが顔に出ているな……
思った通り、二人ともまだ、幼い」

#何がしか話しかける主人公

「今回の一件が、二人にとって己と、ひいては互いと真に向き合う契機となればいいのだがな
その時こそ、私の悲願も……」

#不思議そうにする主人公

「フッ……。あえて陛下の敷いたレールの上を歩く必要もあるまい、という事だ
どちらか一人がではなく、二人が心を一つとして国を治めるのも一つの道」

#何がしか話しかける主人公

「未来とは定められたものではない。なれば、未来へ至る道も一つではないという事だ
そう……。
決して、一つなどではないのだよ……
ふっ……
……それではな、《主人公》。この度の協力、感謝する」


●ルークにとっては、王になれないかもということ以上に、大好きな師匠に絶対肯定されていたわけではなかった……ってことがショックだったんでしょうか。
ヴァンも言っている通り、まだまだ幼いですよね。

●ヴァンの戦闘勝利台詞の一つ、「我が理想の邪魔立てはさせん」。今作ヴァンは悪だくみしてないはずなのに、理想ってなんじゃらほいと思ってましたが、ルークとアッシュ二人を仲良く王様にすることが悲願だそうで、つまりこれが理想?

●まあつまりアレだ。ルークは不安がってたけど、この世界のヴァン師匠は実はルークとアッシュ二人の弟子が、もう好きで好きでたまらないんですね! どっちも可愛いから、どっちも王にしてあげたいんだわウフフフフヘヘヘヘ!

●ゲフン。真面目に話しよう……。
メインシナリオで「争わず分かち合い、相手の為に自分を変えるべき。そうしたら全て解決する」とテーマを語っていますから、その実践の一つとして語られているのかな、と感じました。
ルークとアッシュは争わず分かち合い相手の為に自分を変え、一緒に王様になって仲良く国を治めていくべきだと。

●しかし自分としては、双子を同時に王にすることのメリットがそう大きいようには思えないので、「変な悲願……」だと思います。

●つーか。ライマ国って、王になれないと追放されるとか殺されるとか、人生終わっちゃうようなシステムなんでしょうか?
一人が王になって、もう一人は公爵になって、王と重臣として共に国を支えていけばいいじゃない。それじゃ駄目なんでしょうか。

この双子の場合、「どちらも王にする」んではなく、「王になれなくても幸せ」「王になれなくても相手に劣ったわけではない、自分の存在価値は損なわれない」と感じられるような心の充足を、周囲がもたらしてあげればいいんじゃないかなと思うんですが……。

●運動会の徒競争で、子供たちを横一列に並ばせ手を繋がせて同時にゴールさせ、順位を付けない。
私はビリッケツの人間でしたが、この考えには賛同しない派です。

●……んんん。待て待て。
「二人が心を一つとして国を治める」という言い回しですから、必ずしも「二人同時に王になる」って意味だとは言えないのかな。
喧嘩せずに王と臣下として協力して国を治めてほしい、ってだけの意味とも取れるかな?
……いや。それだと「どちらか一人がではなく、二人が」という言葉が符合しませんよね。やっぱり二人同時王の意味かな。

……まさか文字通り「ルークとアッシュが一つになる」結末を想定してるとか……原作っぽく……。ぶるぶる。

●メインシナリオが、ラザリス(ラスボス)がいつの間にやら主人公の兄弟分扱いになって、居場所を争うのではなく分かち合い譲り合うべきだ、と話が運び、「二つの世界は融合したよめでたしめでたし」というオチになったことを思うと、色々複雑な気分です。

つーか、ラザリス本人はルミナシア(主人公の世界)に封印され取り込まれることを泣き叫んで拒絶してたんですが、ボコって殺してドクメント(存在情報)状態にしての問答無用の融合でした。……そして、みんな変わっていけるのそれは素敵なことなの、って感じにカノンノがキラキラと独白して終了、と。
これがこの物語の正論らしいので、ルークとアッシュにも適用されているのかもしれません。


ナタリアの悩み事

●ところで、ユルングの樹のイベント後から、ナタリアがカイウス(半獣人という種族の悩みを持つ少年)に悩みを漏らすスキットが発生可能になります。

「はぁ……」

「ナタリア? どうしたんだ?」

「あら……カイウスですの……。いえ……少し、考え事をしていて……」
#しばらく沈黙して
「ねえ、カイウス……これまで誰にも話せない悩み事を抱えた事は……」

「え? いきなり何だよ?」

「そ、そうですわよね……。ごめんなさい、今の質問は……」

「そりゃ、オレにだって人に打ち明けられない……打ち明けづらい悩みは、あるぜ
ただ、それももう過去形だけどな」

「過去形……?」

「この船のみんなは、オレの変わった体質の事を知っても変わらずに接してくれた
だからもう、悩んでたのは過去だ。
これからも悩む事はあると思うけど……変わっていける事を知ったからな」

「強いんですのね、あなたは……
私は、自分の気持ちを伝える事すら出来ずにこうして立ち止まっていますのに」

「それって、相手に拒絶されたら、とか 相手を傷付けたらどうしようって気持ちからだろ?
信じてみればいいんじゃないか? 自分の気持ち、相手に伝わるって。自分で否定する前にさ」

「カイウス……」

「勇気は夢を叶える魔法だ。
……あ、これはエミルの受け売りなんだけどさ」

「そう……ですわね。行動する前からあきらめてしまっては何も変わりませんものね……
私、話してみる事にしますわ。
ずっと……これまで考えていた事を」

「そっか。よくわからないけどナタリアの夢が叶うといいな」

「そうですわね。ありがとう、カイウス」


これ見たら、ナタリアはルークに婚約破棄について真摯に話し合いに行くんだなと思いますよね。期待しちゃいますよね。
ところが、この続きは一切なし。
その後、ルークの方にも変化はなし。えええええ……。

●ただ前述したように、同時期にナタリアに話しかけるとこうは言います。

「私、心が決まりましたわ。これから自分がどうしていくのか、民の為に何をすべきか……見えた気がしますの」

えーと……。ルークとの問題は片付いたから、オルタ・ビレッジ思想による世界統合を目指すって事?
どうも、エンディング後に話しかけても完全に王族としての立場で今後を語っていて、アッシュと共に王族を退くという話は立ち消えになっているっぽいです。

●……【二人の王】イベントにより、ルークとの婚約も自動的に白紙になったからでしょうか。
ヴァンが「未来は一つではない」と強調してましたし、双子のどちらが王になるか、ナタリアとアッシュの結婚がどうなるか、猶予期間と選択肢が出来たってことなんですかね。

しかし実はこのスキット、【二人の王】イベントとは無関係に発生するみたい。
どうなってるの?
うむむ。ちゃんとオチまで語ってくれればいいのに~。


ルークは変わったか?

●王の資質がないとヴァンに審判され、大いにショックを受けたルークとアッシュ。特にルークの消沈ぶりは大きかった。
当然、これを機に多少なりとも彼らは変わるんだろうと思いました。が。

なーーんも変わらんかった……。

●このイベント後のルークに話しかけても、風呂が狭くてイヤだとか、ヴァン師匠自慢とか、そんなことしか言いません。こ、こいつ、全然変わってねぇ~っ……!(汗)

●【二人の王】は所詮サブイベントですから、メインシナリオには関わらないということでしょうけど。
あれだけ言われて変化なしだなんて、流石にルークが駄目っ子過ぎる……。おおお。

●それでも、アッシュに関しては多少言及があるんですよね。と言っても、メインシナリオのユルングの樹イベントからの流れなんでしょうけども。
ゲーム終盤、ヴァンに話しかけると、こう言います。

「アッシュには兆しが見えてきたようだな。
さて、ルークはどうするのか……」

いやホント、どーすんのルーク。

●ヴァンの言う「アッシュの兆し」というのが何なのかも判らないんですが(特に言動変わってないので)、エンディング後にクラトスやメルディに話しかけると、こう言うのです。

「アッシュとナタリアは一つ、己の壁を越えたな。面差しを見ればわかる」

「ナタリアとアッシュ、優しい顔してた。きっと何か、胸のツカエ取れたよ」

要するに、ユルングの樹イベントで到達した、「王になれなくてもナタリアと結婚して、二人で国のために働こう」という決意を、壁を越えた、変化の兆しが現れたと評してるってことらしい。

●……でも、ルークは?

●エンディング後にガイに話しかけると、こう言います。(男性主人公用の台詞らしいですが、女性主人公でも繰り返し話しかけると見られます。)

「ギルドの活動を通して、ルークも良い意味で成長する事が出来たみたいだな
お前さんみたいな「お気に入り」も出来た事だし。あいつの交友関係を広げるのはなかなか苦労するよ。全く……」

そしてアッシュは言います。

「この通り、俺とルークの修行は続いている。あのクズに真っ当な社会性を身につけさせろと注文が来ていてな……頭が痛いぜ……」

ま、まさか。主人公やクレスやロイドのようなお友達が出来た、もっと増やすというのが、ルークにとっての「成長」なのだ、というオチなんでしょうか。
それも大切なことではありますが……。

●モヤモヤしつつガイの近くに立っているティアに話しかけたところ、こう言いました。

「わざわざ挨拶に来てくれたの? ありがとう
こちらは何とか上手くやっているわ。仕事も、新しい世界の様子も順調よ。
ルークは相変わらずだけれど……」

え? 「ルークは相変わらず」? ティア評価だと、ルークは成長していない、の……? ガイが「いい意味で成長した」と言ったのは、身内の贔屓目だったのか!?

●ちょっぴりしょんぼり気分でした。
ティアはルークの成長を認めてくれないのか……。
と言うか。実は私の目から見ても、マイソロ3ルークは「相変わらず」で、ちっとも成長している風じゃない辺りが情けない。

●はあ……。何とも言えない未消化感。

●このゲームのルークはあくまで親善大使な長髪で、断髪するような劇的な変化をさせてはいけないという制約があったのかもしれません。
けど、そこまででなくったって、「最近ルークがあまり無茶を言わなくなったね」「最近、ルークとアッシュの喧嘩が減ったね」などと誰かが話すとか、せめてその程度でも良かったんですよぅ……。

●それと。【二人の王】終了時のルークがとても可哀想に感じたので、何かフォローのエピソードが欲しかったです、やっぱり。(ファンのわがまま)
アッシュにナタリアがいるように、ルークにも、どんな立場であっても見守ってる味方がいるんだってことを見せてほしかったなあ。
ガイはサブイベント加入キャラですし、彼ばかりルークに優しいんでは話が偏りますから、ここはやはり、原作をなぞってティアに登場してもらいたかった。

以下妄想~。(またかよ)

#「・・・」と俯いているルーク。
#ティアが来る
テ「ルーク……」
ル「何だよ。俺を笑いにきたのかよ」
テ「…………」
ル「そうだよな、俺は馬鹿だよ。第一王位継承者だ、いやでも王になるんだって。
本当は、父上も、師匠も、そんなこと思ってやしなかったのに。
アッシュが怒るのも当然だ。どうせ俺なんて……」
#ティア、「・・・」としばし沈黙してから
テ「……そうね。あなたは馬鹿だと思うわ」
#「!」となるルーク。ティア俯いて
テ「そんなに簡単に……「自分なんて」と諦めてしまえるんだから」
ル「でも、俺は……。師匠だって……」
テ「未来は決められた一つだけじゃないわ。誰かの言葉で決まるものでもない。
あなたが今の自分では足りないと思うのなら。……自分で変えていくことだって出来るのよ」
#ルーク「・・・」としばし沈黙して
ル「……俺、変わらなきゃいけないんだな。
すぐには上手くいかねぇかもしれない。間違えるかもしれない。だけど……。
(正面向き)きっと変わるから。これからの俺を見ていてくれ、ティア」
#ティア、微笑んで
テ「ええ。見ているわ。あなたのこと」

断髪するレベルまで変わらなくていいように、原作ルークよりヌルい決意表明にしてみました。自分で書いといてなんですが、へなちょこですな、このルーク。

●つくづく思うのですが、どうしてルークが兄でアッシュが弟という、原作を逆転させたような設定を選んだのでしょうか。
前作『マイソロ2』もそうでしたし、よほどこだわりでも?

アッシュが兄でルークが弟という設定で良かったのになぁと思いました。二人の葛藤なら、どうとでも描けるでしょうし。

例えば、次期王として嘱望されている兄アッシュと、責任ない立場でダラダラ過ごしている弟ルークという設定で。突然アッシュが失踪し、王位とナタリアとの結婚のお鉢がルークに回ってきてしまう。色々あってギルドに身を寄せたルーク達はアッシュに再会するけれど、彼はナタリアの優しい手を拒み、ルークに前以上にキツく当たる。
実はアッシュは死病にかかっていて、もうすぐ死ぬ自分は国を継げない、けれどナタリアや国の為に世界の危機に一矢報いようと、単独で行動して生き急いでいたのでした。
で、少し話が進んで事情が明かされてから、ギルドの仲間の協力やディセンダーの力で病気が治り、ナタリアとも元の鞘に収まってめでたしめでたし。ルークも、兄やナタリアに全部押し付けて無責任だった自分を反省して成長し、よかったよかった。

……こんぐらいの話でもよかったでござる。みんな幸せになるのがいいや。原作はジ・アビス(奈落の底)ですから、お祭りゲームでくらい。

と言うか。『マイソロ2』『バーサス』と今作まで、最近のお祭りゲームでのアビスチームの話は全部ルークとアッシュの葛藤だったので、いいかげん飽きたかもです。(^_^;)
そろそろ、ガイの復讐関係やジェイドの過去関係をモチーフにした話も遊びたいですよね。
ティアが何かを無くして必死に探しているようだがルークには隠している。依頼された主人公がルークと共にティアの後をつける。実はヌイグルミを探していたのでした……みたいな、お気楽な話でもいいでござるよ。他のアビスキャラも沢山絡めて、萌えを色々仕掛けてくれるのなら。


「未来が選べると信じている」ヴァン

●原作のヴァンは、「未来は定められている、それは絶対に変えられない。けれど未来が決まっているなんて耐えられない。そこに人間の自立性や尊厳が無い。だから今の世界そのものを消し、未来が決まっていない新しい世界と入れ替える」と考え、行動したキャラでした。

一方、今作のヴァンは、単純に「予言など信じない、未来は決まっていない」と言うだけの人でした。
この世界には《絶対的な預言》が存在しないからでしょうね。
だから歪まずに済んだらしい。

●メインシナリオの後半、ヴァンがカノンノの護衛として、『アビス』のセフィロトに似た場所に行くエピソードがあります。
そこで長々と、予言に対する考えを述べてました。

#ラザリス(ラスボス)は悪くない、存在が相容れないだけだと同情する主人公とカノンノの会話を聞いて
ヴァン「相容れぬものか
だが、どちらの世界が生きる事になるのか、迷っている暇などあるまい
迷えば私達の世界は救えない
お前は、世界の危機を救う為に現れると予言されていたが、私はそんなものは信じはしない」

カノンノ「あの、ヴァンさんは《主人公》の事を」

#ヴァン、笑って
ヴァン「案ずるな。
私が信じないのは「予言」だ。お前の事ではない
迷う事無く、未来は私達が生みだしていかなくてはならんものだ」

ニアタ「そうでなければ、人生は予言に任せたままになってしまう」

ヴァン「《主人公》。これから、どうするのかを決めておけ。お前の未来を
明確な展望を持つのだ」

ニアタ「未来はそなた自身が生み出せる。よく覚えておきなさい」


何故か、ヴァンとニアタ(本作オリジナルキャラ。機械生命体で、神のようなチート的存在)が、思想をシンクロさせ心を一つにして説教してきますよ。なんだこれ。

#カノンノ、キリッと
カノンノ「あの……聞いてもいいですか?」

ヴァン「何かな」

カノンノ「ヴァンさんは、どうして予言を信じないんですか?」

ヴァン「……ふっ
それ程不思議な事ではあるまい。
予言といえど所詮は、占いと同じ類の代物。気休めの為に生み出された幻想に過ぎん
ましてや、未来があらかじめ定められているなどと……。
その様な存在があってはならぬのだ」

カノンノ「定められた未来……
そうですね。
初めから未来が決まっていたら、みんなが頑張る意味がなくなっちゃう」

#ヴァン、真剣な顔で
ヴァン「その通りだ
人は堕落する。
どれ程抗おうと、結局は楽な方へ流れてしまう生き物だ
予言など、気休め以上の価値を持ってはならないのだよ」

#カノンノ、きょとんとして
カノンノ「わかる、様な……。わからない様な……」

ヴァン「フ……。
つまらない話をしてしまったな
すまなかった。忘れてくれ」


●この世界のヴァンは予言(預言)を信じない。
……でも実は、主人公・ディセンダーが、予言通りに現れた救世主だったりするので。
何か会話が言い訳じみてる感じになってますよね。(^_^;)

●それにしても、「予言など、気休め以上の価値を持ってはならない」なんて、予言を否定しようと必死なようにも読めます。本当に気休めの取るに足らないものだと思っているなら、逆に、こういう言い方はしない気がする。
この世界のヴァンも、実は、予言に振り回された過去でも持っているのでしょうか?

●ゲーム終盤、ミントに話しかけるとこう言うのですよね。

「ヴァンさんは、時々とても遠い目をする事があるんです。何か気掛かりな事でもあるのでしょうか……」

そしてリヒター曰く、

「日の光は、少々俺達には眩し過ぎる」
「お前がただの剣士でない事くらい、俺にもわかる。……それだけだ」

だそうで。
この世界のヴァンの過去にも、日の当たる場所が似合わなくなるような、暗く辛いことがあったということらしいのです。

●多分、原作同様に故郷が滅んだ過去があるんだと思うんですが、そこに「予言」が絡んでいたのでしょうか。
予言にとらわれ過ぎた為にそんな悲劇が起こった、とか。

●で、ルークとアッシュが仲良く王になるのが「悲願」なんですよね。
故郷滅亡の原因が権力争いだったとか?

●……なーんて。
単に、適当に原作をなぞっているだけのことで、深い設定などないのでしょう。(^_^;)

●本作のヴァンは、一見して原作ヴァンと真逆の思想を持っているように見えますけど、「決められた未来などあってはいけない」という部分は変わっていないってのがミソなんだろうなぁと思いました。
考え方は同じなのに、「預言が絶対的な真実である世界」と「予言は基本的に気休めでしかない世界」という、理[ことわり]の違う場所にいるだけで、魔王になるか英雄になるかが変わってしまう、と。

●このイベントで、ヴァン師匠はアニメムービーにも登場していました。


まめちしき

●エステルの所属する大国、ガルバンゾ。ルークの所属する大きくない国、ライマ。サレの所属する悪役扱いの大国、ウリズン帝国。
これらの国名はどれも、豆の名前なんだそうです。

ガルバンゾは「ひよこ豆」のこと。
ウリズンは沖縄の豆で、四角くてツンツンしたさやの形をしています。別名「四角豆」。
そしてライマ。これはそのまま「ライマ豆」で、和名はないようです。生で食べると微量の毒があるので、白餡の材料として輸入されているとか。

ライマ‐ビーン【lima bean】(goo辞書)

マメ科の多年草。日本では一年草。花はふつう白色。実は平たい三日月形の莢(さや)で、中に直径1、2センチの豆が入っている。豆は白色のほか赤・黒などもあり、食用。アンデス山地およびメキシコの原産。ライ豆。ライマ豆。


……「豆は白色のほか赤・黒」!
まさにルークとアッシュのカラーですね。だからこの豆がルークたちの国に設定されたんでしょうか。

●貧しいギルドメンバーの故郷とされる村の名は、ナッツ類の名前でしょうか。ヘーゼルとかペカンとか。

●ダンジョン名は、幾つかはお菓子や、お菓子にも出来る食材の名にちなんでいるみたいですね。(ルバーブ、コンフェイト、ブラウニー、カダイフ)



おまけ。
部屋で待機しているアビスキャラに話しかけた時の台詞集。
完全かどうかは判りませんが、大体は採れてると思います。

ルーク

「狭い部屋だな。物置きか? 俺だけ別室に出来ねえのかよ」

「あーつまんねえなぁ……。
おい《主人公》。何か面白い事ねーのかよ?」

#ドクメント採取でカノンノ医務室行き後
「(溜め息)カノンノの具合はどうなんだ?
あいつ……死んだりはしないよな?」

「このギルドってよ、ハードな仕事のわりに、報酬が少なくないか?
アンジュって、報酬の上前をはねてるだろ?」

#主人公が倒れたイベント後
「おい! 倒れるまで無理すんなっつの!!
そんな風になっちまうくらいなら力なんか使うんじゃねー! いいな!?」

#ジルディアのキバ出現、各国停戦のイベント後
「(へへ、と笑って)何だよ、戦争が起きなくなったんなら良かったんじゃねーの?
あのヘンテコなキバも役に立つじゃねえか」

「(溜め息)しっかし、この船の風呂は小せえよなー。
あんな狭い所に何人も入るなんて考えただけでぞっとするぜ」

#カノンノ正体判明イベント後
「ヴァン師匠はすげえんだ。強いだけじゃねえ、いつも先を見据えて、一番正しい行動をする。
いいだろ、「俺の」師匠なんだぜ!」

#封印次元ドクメント完成後
「(だームカつく!)おい! アッシュと俺を間違えて話し掛ける奴が多過ぎるっつーの!
全ッ然似てねえってのに! どこ見てんだ!?」

#決戦前
「(へへっ、と笑って)正直、面倒くせーけど……今のこの世界がどうにかなっちまったら、困るからな。
俺も協力してやる。ありがたく思えよ!」

#エンディング後・直後
「(へへっ、と笑って)お前、ほんとに戻って来たんだな!? すげーな。正直ちっとあきらめてたぜ?
ま無事で良かったよ」

#エンディング後
「(へへっ、と笑って)俺か?
俺は父上から、まだ国へ戻る許しが出なくてよ
あれからずーっとギルド暮らしだ。
ま、窮屈な城ん中よりか、多少はマシだし
ここの生活にも慣れちまったから、いいけどな」


アッシュ

「……何だ。用がないなら話し掛けるな」

「星晶[ホスチア]の不足で引き起こされる「災厄」は、ラザリスだけじゃない。……本当に恐ろしいのは……その先の、飢餓だ」

「(舌打ち)廊下がたまに水浸しになっている事があるんだが……掃除当番はどいつだ!? 最後まできっちりやっていきやがれ!」

#ツリガネトンボ草の進化種を集めている期間
「おい…………。
この匂い、何とかならないのか?
どこから流れてくるんだ、この草の匂いは」

#ユルングの樹イベント後
「自分達が変わっていく為に、まずは何が必要になる? 優先すべき事は何だ……。
……チッ、考える事が山積みだぜ」

#サブイベント【二人の王】発生後
「お前の目には、どんな未来が見えている?
……なぜ、そうも自由でいられる?」

#風来草採取イベント後
「あいつ、俺達の世界を好き勝手に食い散らかそうとしてやがる
それで何を解決するつもりだって?
結局、悲しむ奴の立ち位置が入れ替わるだけだろうが……馬鹿が!」

#カノンノにディセンダー能力転写成功確認後
「ディセンダーの力を得るだけでは駄目だ。
世界中のヒトが、お前の様に未来をまっさらな心で見つめなければ、歪みは正せん」

#決戦前
「理屈じゃねえんだよ。
生きたいと……自分の居場所を得たいと願う気持ちってのは……
ラザリスが本気で挑んでくるなら俺も本気で応える。それ以外にしてやれる事なんてないだろうが」

#エンディング後・直後
「(フン、と笑って)……やはり、生きていたのか。そうでなくては面白くない」

#エンディング後
「(舌打ち)この通り、俺とルークの修行は続いている。
あのクズに真っ当な社会性を身につけさせろと注文が来ていてな……頭が痛いぜ……」


ヴァンヴァン

「世界の理想を謳いし存在……か。彼の者によって、自らの欲望を満たした先にヒトの願う平和があると言うのか……」

「近頃、ルークの太刀筋が鋭くなったな。……人はやはり、人の中で育つ、か」

#バルバトスと邂逅後
「バルバトスは確かに、強大な敵。だが、あえて深追いする必要もないだろう。
奴一人に出来る事など、たかが知れている」

「世界の情報因子は受け継がれる、か。そして生まれる、互いに似通った全く別の世界……。ふふ……面白い」

#カノンノ正体判明イベント後
「カノンノは何か得るものがあったようだな。
……お前はどうだ?
お前はあの渦の中で、何を掴んだ」

#隕石採取イベント後
「アッシュには兆しが見えてきたようだな。
さて、ルークはどうするのか……」

#決戦前
「誰の為でもなく、他ならぬお前自身が成すべきと強く思う事を貫くのだ
偽りの心で、全てを背負う覚悟をしたラザリスを止める事など不可能だろう」

#エンディング後・直後
「世界樹に還る運命を書き換えたか……。
それは世界樹の意志なのか? それともやはりお前の力なのか……フフ、面白い……」

#エンディング後
「我々ライマ国の人間も、今しばらくここで厄介になる事となった。奇しくも世界の要人がこのギルドに集っている事だしな」


ナタリア

「私、この様な所で生活するのは初めての経験です。差し当たって、何から手をつければよいのでしょう?」

「(もう!と怒って)ここは、城の中と、何もかもが違いますのね。自分の事は、自分でやる……そんな事ですらこんなにも難しいなんて……」

「(溜め息)ここで暮らすようになってから、民の暮らしや、思いが、以前よりわかる様になった気がします
ですが……もっと早く知るべきでした。
その為の努力を、私はもっとすべきだったのです。それなのに……」

「(溜め息)こうしていると……日々の生活に気が紛れ 国や民の事を考えるのを、怠りそうになる自分がいます……我ながら情けないですわ」

#ジルディアのキバ出現、各国停戦のイベント後
「この危機をきっかけに、手を取り合うことの大切さを人々が学んでくれれば良いのですが……」

#オルタ・ビレッジの目標が達成されたと、エステルとナタリアが語り合うイベント後
「きっと、オルタ・ビレッジが得た「学び」は もっと多くの人を笑顔に出来るはず。私もこの話を、国へ持ち帰ろうと思いますわ」

#バンエルティア号の動力が未知のものだと判明後
「半永久機関……そんな素晴らしいものがこんな身近にあったなんて! また一つ、未来に希望が見えましたわね」

#ユルングの樹イベント後
「私、心が決まりましたわ。これから自分がどうしていくのか、民の為に何をすべきか……見えた気がしますの」

#【二人の王】サブイベント発生後
「アッシュの事を、怖いと感じる方がいるのも知っています。ですが、彼は……
本当は、とても優しい人なのですわ……」

#カノンノ正体判明イベント後
「カノンノはご両親を知らなかったのですね。これまで不安な事もたくさんあったでしょうにいつも笑顔で……見習いたいものですわ……」

#カノンノにディセンダー能力転写成功確認後
「今こそ、人と人が手を取り合う時。
少しずつでも、小さな動きでもいい……。
私達みんなで、未来を作っていくのです」

#決戦前
「あなたも、心を決めましたのね。
目を見ればわかりますわ。……もちろん私にも、手伝わせて下さいますわよね?
一人で頑張ろうとしなくても良いのです。
それを教えてくれたのは、他の誰でもない あなたではありませんか」

#エンディング後・直後
「《主人公》、やっぱり戻ってきましたのね! 良かった……
今度はあなたが、あなたの思うまま、自由に生きてみる番ですわね。ヒトも、世界も……あなたを、心から歓迎していますわ」

#エンディング後
「ガルバンゾとは良好な関係を築けていますわ。お互いギルドの一員として、肩肘を張らずに過ごせた時間があったのは、幸運でしたわね」


ティア

「……驚いたわ。大佐の持っている軍艦と比較しても、遜色のない船なのね。これがアドリビトム……」

「(溜め息)ルークはあの通りの箱入りだから……。あなたを不快な気持ちにさせる事もあるかもしれないわ。……ごめんなさい」

#ヴェラトローパイベント後
「ヒトの租……なんて、考えもつかないわね。
「始まりのヒト」の事は、これまでどの文献にも残っていなかったんだもの」

「そう言えば、以前ラザリスが奉られていたのは「希望灯受体の間」……伝承で、ディセンダーが現れるとされた場所よ
「暁の従者」は、本当にラザリスを救世主と信じて崇めていたのね……。
だからこそ、あの遺跡を拠点としたんだわ」

#ユルングの樹イベント後
「生きる為に自ら変化を選ぶなんて……、植物たちはしたたかで、強いわね。
それに比べれば、ヒトはまだまだだわ……」

「ルークのわがままに付き合わされる事もあるでしょう? ごめんなさいね。あなたは優しいから……」

#封印次元ドクメント完成後
「(溜め息)「汗を流すパン」というくらいだから ウズマキフスベは、不気味で異常なものなのかと思っていたけれど
でも、違うのね。「常と異なる」というだけで不気味でも何でもない、彼らも一つの「命」。
それに気付いて、自分が恥ずかしくなったわ」

#決戦前
「ヒトは変われるわ。
暁の従者の変化や、オルタ・ビレッジを見て私は改めてそう感じたの
ヒトだけじゃない……国も、世界も ラザリスだって変わっていけるはずよ。
その事を証明しに行きましょう!」

#エンディング後・直後
「わざわざ挨拶に来てくれたの? ありがとう
こちらは何とか上手くやっているわ。仕事も、新しい世界の様子も順調よ。ルークは相変わらずだけれど……」

#エンディング後
「ライマ国のクーデターは収束(ママ)して、今では民の声を直接、政治に反映出来る様な議会制の導入も検討され始めているわ」


ジェイド

「ここは、思っていたよりずっと統率の取れた組織のようですね。なるほど、民間の力というのも、侮れません」

「搾取のない、平等で平和な世界……。確かにこれ以上なく理想的な世界です。実現手段がこれ以上なく眉唾なのを除けば、ですが」

「やはり、世界に起きた異変の直接的原因は星晶[ホスチア]の採掘でしたか。……自業自得と言ってしまえばそれまでですが……」

#バルバトスと邂逅後
「厄介な人物に気に入られてしまいましたね。強い光は、強い闇を引きつける……ラザリスもバルバトスも、恐らく例外ではないのでしょう」

#ニアタ加入後
「新たなお客人を迎えた事で船内は大騒ぎですね。……まあ、滅多にない珍客ですから、無理もありませんか」

#風来草採取イベント後
「惑わされないで下さい。
わかっていると思いますが、ラザリスの話は極論です。あれは事実の一端に過ぎない
光と闇が表裏一体である以上、闇だけを救う手段など机上の空論でしかない。
所詮、新たな闇を生み出すだけです」

#封印次元ドクメント完成後
「あの信者たちの言葉と行動が、どれほど周囲に影響を与えられるかは、正直未知数です。
ですが、信じて賭けるしかないでしょうね……」

#決戦前
「因縁やら奇跡なんて言うモノに、全く興味はありませんが。自分がこの世界にした事の始末は、自分でつけたいですからね
行きましょう、エラン・ヴィタールへ。
長きに渡る「因縁」の歴史に 私達の手で幕を引くんです」

#エンディング後・直後
「ほう……さすがはディセンダーですね。いえ、今はディセンダーというより、この世界に生きる一人のヒト……でしょうか
あなたがいるだけで、このギルドの活気は更に増すでしょう。いやぁ、助かります。お願いしたい仕事も、たくさんある事ですしね」

#エンディング後
「我々の今後の課題ですが。
各国がいかに友好的に、協力関係を築けるかが鍵になるのは間違いないでしょう
一方的な支配や吸収ではなく、合議の元の融和……世界樹が身を以て提示してくれた可能性です。今度は私達が変わらなければ……」


ガイ

「うちのルークお坊ちゃんのわがままで困る事があったら言ってくれ。俺が責任を持って、よく言って聞かせるからさ」

「外交や星晶[ホスチア]の問題は、国が総力を挙げて今後取り組むべき問題だ。……とは言え肝心のルークに、まだまだ緊張感が足りないな」

#主人公が倒れたイベント後
「体はもう大丈夫なのか?
あんまり無理はするなよ
ルークなんて「国から医者を来させる!」って無茶言い出して、大変だったんだぜ……はは。
とにかく、皆が心配してる事は忘れないでくれ」

#ニアタ加入後
「ニアタを見ているとワクワクするなぁ!
どういう仕組みで喋ったり、動いてるんだ?
きっと見た事もない構造に違いないぞ!!」

#風来草採取イベント後
「次から次へと厄介事ばかり増えていくな。
……やれやれ、手のかかる子どもはうちのルーク坊ちゃんだけで十分だってのに」

#カノンノにディセンダー能力転写成功確認後
「ヒトは過ちを正し、自分で自分の道を切り開ける。ただ、問題はその過ちを受け入れ許せる心を持てるかどうか……だろうな」

#決戦前
「俺達はこんな所で倒れるわけにはいかない。
自分達が世界を壊してきた責任を 生きてとっていかなきゃならないからな
向こうも簡単に折れちゃくれないだろうが この戦い、どうあっても勝ちに行くぞ!」

#エンディング後(主人公が男性または女性)
「ギルドの仕事を通して、ルークも良い意味で成長する事が出来たみたいだな
お前さんみたいな「お気に入り」も出来た事だし。あいつの交友関係を広げるのは なかなか苦労するよ。全く……」

#エンディング後(主人公が女性の時のみ)
「ギルドの仕事を通して、ルークも良い意味で成長する事が出来たみたいだな
キミの事も、あいつなりに心配してたらしい。女性に何かあったら、俺に叱られるんだとさ。
本当、素直じゃないな。全く……」


アニス

「ここって~、何気にお金持ちが一杯集まってますよねえ!?
きゃわ~★ アニスちゃん張り切っちゃうv

#カノンノ正体判明イベント後
「ヴァン総長ってすごい人だけど、何考えてるのかいまいち読めないんだよね~。
聞いてもはぐらかされる感じだし」

#封印次元ドクメント完成後
「(あーあ)こうしてドクメントを辿っていくと、ヒトのせいで滅んでしまった生き物って一杯あるんですねえ
なのに、滅んじゃった事すら忘れられて。
……何だか可哀相」

#決戦前
「ヒトってダメな生き物だよね~。
欲しがってばかりで、奪う事しかしない……。
ラザリスが怒るのも無理ないよ
でも、だからって何もかも消して何もかも「ジルディア」としてやり直すなんて無責任だもん。認めるワケにはいかないよっ!」

#エンディング後
「大佐は、外交戦略会議とか外交交渉で最近すっごく忙しそうにしてますよ~。
まあ、戦争で忙しいより全然いいですけど★」




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アッシュという男

●今作のアッシュは、本名が「アッシュ・フォン・ファブレ」なんですね。
仕方ないことですし二次創作では珍しくない名前ですけど、何か違和感があるなぁ。(^_^;)

●アッシュに話しかけると、こんな風に怒っていることがあります。

「廊下がたまに水浸しになっている事があるんだが……掃除当番はどいつだ!? 最後まできっちりやっていきやがれ!」

この謎はスキットで明かされます。なんとハロルドが、掃除が面倒くさいからと水の魔術をぶっ放していたのです。
決定的場面を目撃したアッシュでしたが、水をぶっかけられるわ、ハロルドは悪びれないわで、散々でした。

●氷の精霊セルシウスのアッシュ評。

「どうして、そんなに悲しい目で光を見るの」
「まるで、闇から光を見つめているかのようね」
「あなたの心には、惑いがある。……それは、何に対しての惑い?」

リリカル。

●シングのアッシュ評。

「顔も極悪そうだし服装だって魔王っぽい……」

村の伝承で語られる緋色の髪の魔王ではないかと、真剣に疑っていました(笑)。

●【二人の王】イベント発生後にナタリアに話しかけると、こう言います。

「アッシュの事を、怖いと感じる方がいるのも知っています。ですが、やはり彼は……本当は、とても優しい人なのですわ……」

ちなみにウッドロウによれば、ナタリアは常々、アッシュが優しいことや聡明であることを高く評価していると、ウッドロウに話しているそうです。
……この世界のナタリアは、本当にウッドロウと仲がいいんですね。

●そしてアッシュもウッドロウととても親しいようで、国際情勢について話し合ったり、早く王位を継ぐようにとアドバイスしたり、立場を越えたプライベートな友情が、深く成立している様子でした。

●ルークもウッドロウには馴れ馴れしく声をかけていましたが、そこ止まりのようです。
政治の話をしないから友情が深まらないみたいですね。ルークは気付いてないみたいですが子供あしらいされているのかも。
ルーク曰く、「俺、お前のそういう堅苦しくねーとこ、楽で助かるわ」だそうで。ちゃんとした態度で接しなくても怒らないところが気に入っているらしい。

●つーか、ウッドロウって顔が広い。

●本作アッシュが親しく接しているのは、ナタリアとウッドロウくらい……に見えるんですけど。しかしルーク曰く

「おい! アッシュと俺を間違えて話し掛ける奴が多過ぎるっつーの! 全ッ然似てねえってのに! どこ見てんだ!?」

だそうで、つまりアッシュに話しかけようとする人間は存外に多いということらしい。
そう考えると、実はアッシュの交友関係は広いんでしょうか?
ジェイドが言うに、ルカもアッシュのお友達だそうです。

●ホームシックにかかったルカを嗤い、アッシュはこう言います。

「贅沢なもんだ。ホームシックになれる居場所が普通にあるというのはな」
「せいぜい、両親を大事にしてやれ」
「孝行出来る親がいるというのは悪い事じゃない」

どんなひどい家庭なのかと心配したルカは、おどおどとジェイドにアッシュの家庭環境を尋ねる。ジェイド曰く。

「両陛下はご健在ですし、王位継承者として英才教育を受けて育った事を除けばいたって普通の家族構成ですよ
ただ、いわゆる家庭内の問題は色々ありますがね」

両親とは上手くいっていないのかと尋ねると、それは主観に左右されることだし、自分はアッシュではないから解らないと煙に巻く。

本作のアッシュは原作とは違い、ずっと両親のもとで育っていたようですし、DLクエスト見るに病気がちの母のためにキノコを採りに行ったりしていますし、第二位とはいえ王位継承者で相応の教育も受け、王位を継ぐ修行の旅にも参加している。
……何をそこまで悲壮ぶることがあるのでしょうか。
よっぽどないがしろにされているんでしょうか??
原作序盤通りなら、父親が冷たいとしても母は愛してくれるんじゃないんですか。
まさか王位継承権が二位だと言うだけで、「王になれない自分には居場所がない、親の愛を兄に独占された」と拗ねて、ルークを屑だ役立たずだ王家の恥だと人目構わず罵り続けているんでしょうか。


ルークとアッシュ

●本作のアッシュ、登場当初は無口で控えめに見えました。
国への関わり方について悩むナタリアを叱咤激励するスキットでも、ある程度喋ると不意に口を閉じて立ち去り始めて、驚くナタリアに「その話の続きは、ルークにしてやれ お前の婚約者は、俺じゃない。あいつだ」と言う。
このゲームのアッシュは、ルークという兄の存在に抑圧され、色んな事を諦めて身を引いている、悲劇の王子様キャラなのかなあ、と感じたものです。

●ところがどっこい。しばらくすると、ルークとの喧嘩を描いたスキットが何種も現れ始めました。
ただの兄弟喧嘩ではなく、なんかもう、火を噴くように険悪。なんでも、二人は毎日のように喧嘩しているのだそうです。
原作だとルークが退くことが多かったのが、本作では兄でレプリカではなくて親善大使的性格であるためか、全然退かない。息苦しくなるほど険悪でした。

●ちなみにゲーム内の人物図鑑には、アッシュについてこう書いてあります。

ルークと双子であり、ほんの数分の生まれの違いで、ライマ国の王位第二継承者となる。
ナタリアに想いを寄せているが、ルークがナタリアの婚約者となっている。
国民の事を考えない傲慢なルークが王位第一継承者である事に不満を持ち、またルークをひどく嫌っている。


●アッシュ曰く、ルークは買い物の仕方は知らない、世界情勢は分からない、あちこちで考えなしに身分を明かすで、修行の旅に出てから後始末に追われてばかり。恥をかかされっぱなしなのだそうです。あいつは屑だと、あちこちで考えなしに罵ってはばかりません。

……この世界のルークは軟禁されてたわけでも情報を遮断されてたわけでもなく、勉強はヴァンに師事してかなりできる。本人も王になる気満々。ウッドロウと知り合いなので、既に公式行事なり社交界なりにも顔出ししているらしい。
なのにどうして、肝心の世界情勢が分からないんでしょうか。
特殊な背景事情があったからこそ成り立っていたルークの無知性を、違う舞台にそのまま引っ張ってきているので、なんだか変な感じです。

ルークに同情できる要素が乏しいので、感情移入し辛い。
と言って、アッシュの方に肩入れできるかと言うと、こっちはこっちで、同情できるほどの要素なく被害者ぶっていて酷いし。
むむう。なんと好きになりにくい仕様なのでしょう。

●ルーク曰く、

「俺は悪くねえ!! あいつが、事あるごとに俺につっかかってきやがんだ
ったく、言いたい事があんなら、ネチネチ嫌味たれてねーで、ハッキリ言ってこいつーの!」

だそうで。半ば呆れつつ話を聞いていたティトレイは、口喧嘩だけではなく、たまには殴り合いの喧嘩でもしてみたらどうだと、悪意なく唆[そそのか]します。
何でンな野蛮で面倒なことをわざわざやんなきゃなんねーんだ、と渋るルークに、世の中には気持ちを言葉で表現するのが得意じゃない奴がいる、そういう時は拳で語り合っちまえばいいと持論をぶちかます。
自分もやったことがある、一発ぶん殴ってやらないと大事なモンに気付けない奴もいっからよと、明るい笑みで。
根が素直なルークは、「そういう……もんなのか?」と丸めこまれてしまいます。「ちっ……面倒くせえ」と照れくさそうにうそぶきつつ、すっかり鵜呑みにしちゃったみたい。(子供に対するように優しく教え諭されると弱いみたいですね、ルーク。)おいおい、どーなる?

●単じゅ……もとい、根は素直なルーク。次にアッシュと喧嘩になった時、さっそく殴りかかっていました。

「だから……、お前はムカつくっつーんだよ!」
#ルーク、アッシュを殴る

「くっ……
屑の分際で……粋がるんじゃねえ!」
#アッシュ、激しく殴り返す

「ぐはっ……
俺は……屑じゃ……ねえ!」
#殴り返すルーク。大して効いてない

#通りかかるジェイドとアニー
「おやおや。これはまた、随分暑苦しい青春ドラマが展開されていますねえ」

アニー「もう……馬鹿な事を言っていないで二人を止めて下さい!」

「お断りします
二人も子どもではないのですから外野は静観するのが一番でしょう
それに、なかなか面白い見せ物になっていると思いますよ」

アニー「面白がっている場合ですか……!」

「フン、大口叩いてこの程度か……
やはり……お前は……役立たずの屑だな!!」
#アッシュ、ルークを殴り倒してしまう。ぎょっとするアニー

「ぐあぁっ……!!」

「……俺に、思っている事を言えと言ったな? ……言って、お前に意味が通じるなら とうにそうしている」

「……何だよそれ。俺をもの知らずだと思ってバカにしてんのか?」

「ああ、そうだな。ここまで言って伝わらないなら 事実お前はバカなんだろうさ」
#立ち去るアッシュ

「待て……!」
#ルーク追おうとするが、痛みでうずくまる
「ッ、痛ぅ……」

#駆け寄るアニー
アニー「大丈夫ですか? 手当てしますから、じっとしていて下さい」
#肩を貸して、ゆっくりと医務室へ連れていく

「くっそ……あいつ……」

#無表情で見送るジェイド
「…………」

本作ルークは、あからさまに喧嘩が強くないみたい……。
原作だと、短髪時代、ノワールがチンピラ達に襲われてた時、ガイと共に嬉々として乱闘に参加して全員のしてしまってましたから、かなり腕っ節が強いみたいなんですけどね。そもそも、半格闘のアルバート流剣術の使い手ですし。
人間を本気で殴るなんて、そんな野蛮で面倒なことしたくねえ! とビビってたんだったりして。
マイソロ3ルークはまだまだおぼっちゃまでひ弱なんですねえ。(単に、アッシュがメチャメチャ喧嘩強いだけかもしれないけど。)

●一発ぶん殴って解らせるどころか、殴り倒されて「解らないお前は馬鹿」と言われてしまった、みじめなルーク。
……でもアッシュ。悪いけど、私にもキミが何を言いたいのかちっとも伝わらないよ……。
「言って意味が通じるならそうしている、ここまで言って解らないならお前は本当に馬鹿」
なんだそりゃ。要は、キミに話す気がないって事じゃないですか。
被害者意識に凝り固まって、己の正義を掲げながら独善に走ってしまうのは、原作からのアッシュの悪癖ですね。

●そしてジェイド。原作序盤準拠だから、ということなんでしょうけど。冷たいよぅ。
後でいいから、ルークに何か声をかけてあげればいいのに。


二人の王

●<前回のあらすじ>ナタリアとアッシュの密会を見てしまったルーク。居直って逆切れしたアッシュに罵られ、三角関係は決定的な修羅場を迎える。その様子を家政婦は見ていたじゃなくてヴァンヴァンは見ていた。

●というわけで、ヴァンがギルドに依頼を出して、アッシュとルークの二人を人里離れた雪山の頂へ連れてくるよう、主人公に要請しました。
ルークとアッシュに今後に関わる大切な話をしたいのだが、ここでは人も多く、何かと不都合がある。これまで秘めてきた真実を二人に語ろうと思う、と。
しかしなんでまた、魔物がうじゃうじゃで下手すると遭難しそうな雪山の頂なの師匠。

#出発前のバンエルティア号で
「師匠[せんせい]! 何で俺が、こいつなんかと一緒に行かなくちゃなんねーんだ!」

「それはこっちの台詞だ」

「何!?」

「二人とも、落ち着きなさい」

#口をつぐむルークとアッシュ

「何の為にここへ来たのか よもや、忘れたわけではあるまい?
いずれは国の行く末を担うお前達に世界を見、人と触れ、見聞を広げよと陛下がお心を砕いて下さったのだ
その事を、二人ともがもっとよく理解する必要がある様だな」

「そんなん、する必要なんかねーよ。……うぜーっつの」

「ふん……」

「とにかく、話は目的地へ着いてからだ
《主人公》、すまないが二人をよろしく頼む」


#雪山のふもとで
「おい」
#アッシュ、返事しない
「おい! 聞こえねーのかよ!」

「……うるせえ! ガタガタわめくな。少し静かにしていろ、馬鹿が」

「お前が無視すっからだろ!?」

「その耳障りな馬鹿声で、いたずらに魔物を刺激するなと言っているんだ。
そんな事もわからないのか……!
貴様、ヴァンから一体何を学んできた」

「何っ!?」

#主人公がとりなしたらしい。ハッとして口をつぐむ二人

「……ちっ。とにかく先へ進むぞ」

「いちいちお前に言われなくても、わかってるっつーの
おい《主人公》。お前も遅れんじゃねーぞ!」

#しばらく進んだ雪道で
「おい……、お前に聞きたい事がある
お前は、ナタリアをどう思っているんだ」

「どうって、どーいう意味だよ?」

「決まっているだろう。国を……」

「はっ。んなの、いちいち聞かれなくてもわかってるよ!
別に何とも思っちゃいねーよ! 誰かさんと違ってな!」

「……っ、この馬鹿が!!
ナタリアと婚約しているお前がゆくゆくは王位を継ぐんだぞ
あいつは国の将来を案じ、何か行動を起こせないかと模索している
そんなあいつを見て、お前は何も考えないのかと聞いているんだ!」

「知らねーっつの! うぜぇんだよ、そういうの!
大体、好きで今の立場に生まれたわけじゃねえし、ナタリアとの婚約も俺の意思じゃねえ
何で俺がそんな事で、いちいち悩まなくちゃなんねーんだよ!」

#黙り込むアッシュ
「お前の言い分はよく分かった
……お前が心底、屑だって事もな」
#静かに歩み去る。

#ルーク、声を押し殺して呟く
「俺に……、どうしろってんだよ。第一王位継承者は俺だ……だけど
本当は……、お前の方が……
(大声で)ああもう、くそっ」


●ナタリアと結婚することと王位を継ぐことがイコールで語られてます。
……でもメインシナリオのユルングの樹の話で、アッシュはもう、王位と無関係にナタリアと結婚する決意を固めてるんですよね?
なのにどうして今更、ナタリアを大事にしないからとルークに腹を立てているのでしょうか。
話がイマイチ繋がっていない感じです。

#更に進んだ雪道で
「おい、お前はどうしたいんだよ」

「屑に聞かせる義理はない」

「何なんだよその態度はよ。人がフツーに接してやってんのに!」

「頼んだ覚えはない
第一、話以前にお前は王族としての自覚がなさ過ぎる
少しは自分の立場というものを考えろ!」

#数瞬、黙り込むルーク
「立場とか、どっちが先に生まれたとか。そんなつまんねえ事実を聞いてるんじゃねえ。
俺は、お前がどうしたいかを聞いてんだ
それとも何か? お前にとって大事なのは自分の肩書きだけなのかよ」

#アッシュ、一瞬驚くが
「何を言うかと思えば……。屑の言う事は、所詮屑だな
お前が思ってる程、簡単じゃねえんだよ! 人も、国も!!」

「はっ
……てめえはお堅く考え過ぎなんだっつーの!!」

#睨みあい、一触即発の雰囲気になる二人。主人公、驚いて止めに入る。説得されて拳を収める二人

「何だよ。
別に……、本気でやり合うつもりなんかねーよ」

「……とにかく、真相はヴァンから明かされる
話はそれからだ」

「けっ。……わーったよ」


●これまで一見して、優秀で正しいのはアッシュで、ルークは道理の解っていない愚か者のように見えがちでしたが、この辺りから、アッシュもさして立派ではないというのが見てとれるようになってきます。
自分は言いたい放題しながら、ルークの話は価値が無いと決めつけ、聞こうともしない傲慢なアッシュ。
彼が国を憂う気持ちは本当ですが、多分に独善的なんですね。自分の価値観しか認めないし、常に自分が正しいとしか思っていない。

●つーか。ナタリアと共に生きようと決めたんじゃないの?
「お前はどうしたい」とルークが訊いてるんですから、その気持ちを言えばいいじゃないですか。

●……どうもアッシュ、ナタリアとああいうやり取りをしながらも、王位を望む気持ちを捨て切れてなかったみたいですね、この後のヴァンとのやり取りを見ても。
マイソロ3アッシュは、生まれながらに「二番手、兄の影」という立場だった。王になるということは、彼にとって自分の存在意義の確立なのでしょうか。
ナタリアにあれほどに価値を認めてもらって、一度は心を決めながらも、やっぱり諦めきれない?

#山頂到着。雪原にヴァンが待っている。
「……来たか」

「師匠、教えてくれ!」

#ルークを押しのけて詰めよるアッシュ
「ヴァン、答えろ! 何のつもりでこんな真似をする」

「こんな真似とは?」

「とぼけるな。散々、人を試す様な事をしやがって……
民間のギルドに身を寄せるなどというふざけた提案を承諾したのもそうだ。それが王位を継ぐ修行に何の関係がある? 一体お前は、何を企んでいるんだ」

「うるせーっつの! 師匠と話してるのは俺なんだ。お前は引っ込んでろ!!」

「黙れ屑!!」

「やれやれ……。どうやら話をする雰囲気ではないらしい
それではこうしよう、私を倒した方が事の真相を聞く権利を得る、というのは?」

#黙り込む二人

「自信が無いのか?」

「そんな事ありません!」

「俺はこんな屑とは違う!」

「ふっ、いいだろう」
#ヴァン、剣を抜く
「ならば、全員まとめて相手をしよう。全力でかかってきなさい」

「ちっ……舐めやがって」
#アッシュ、剣を抜く。
「その言葉……後悔させてやるぜ!!」

「やっぱ、こうなんのかよ……。
どうして俺の話を聞いてくれないんだ? 何でなんだよ、師匠……!」
#ルークも剣を抜く

#戦闘に勝利

#ヴァン、やや疲弊した様子で
「……これが、お前達の力か
フッ……、なるほどな」

#ルークとアッシュ、肩で息をしながら

「……はぁ、はぁ……。それで……師匠……」

「……約束だ、……話してもらうぞ」

#黙り込み、おもむろに語り出すヴァン
「今回の旅の目的は、他でもない……。
陛下たっての希望で、私達は今こうしている。
そう……
二人のうち、どちらが王としてふさわしいか。それを見極める為に」

#驚くルークとアッシュ

「待ってくれよ……。それじゃ、俺は王になれないって事なのか?」

「そうは言っていない。ただ資質を見せてもらっているまでの事。世襲で政は良くはならんのが通例だ
……もとより、ルーク。
お前も今の立場にあぐらをかいて王になろうだなどと……よもや、思ってはいないだろう?」

「そ、それは……」

「つまり、よりふさわしい資質を持った者が、王になる資格を得る……そういう事なんだな?」

「端的に言えばそういう事だ。そして…今回剣を交えた事で、その答えも大方私には見えてきたと思っている」

#ルーク、酷くショックを受けた様子で息をのむ
「…………!」

#僅かに嬉しそうなアッシュ
「それじゃあ……!」

「二人とも、失格だ」

#驚く二人

「身近な人間といがみ合う事しか出来ぬお前達が、他者と協調し国をより良くしていく事など出来るのか? 私には、そうは思えんな」

「……そんな……」

「……そういう事だったのかよ……! クソッ……!」

#そんな二人をしばし見つめるヴァン。
#ヴァン、主人公に向かって
「手を煩わせたな、《主人公》。すまなかった」
#笑って
「目的は果たした。船へ戻るぞ」


●より相応しい資質を持った者が王となるとヴァンに言われ、悲壮な様子で息を詰まらせたルーク。
自信がないんですね。普段、あれだけ傲然と振る舞っていながら。

雪道を歩いていた時「第一王位継承者は俺だ……だけど本当は……、お前の方が……」と呟いていましたし、常に不安とコンプレックスはあったんだなぁ。
けど、自分が兄なんだからと、お山の上でふんぞり返って安心していた。その甘えが、ヴァンの厳しい言葉であっさりと突き崩されてしまいました。

#バンエルティア号に帰還。

#一人離れて背を向けているアッシュ
「……おい、ヴァン。俺はもう休むからな」

「「ああ……。そうするといい」

#立ち去るアッシュ

「師匠……」

#ぽつんと残って、不安そうにヴァンを見上げているルークに気付いて
「「どうした、ルーク」

「師匠は……俺の事……。
…………
いや……。やっぱり何でもない」
#消沈して立ち去っていく

「やはり、どちらも心の迷いが顔に出ているな……
思った通り、二人ともまだ、幼い」

#何がしか話しかける主人公

「今回の一件が、二人にとって己と、ひいては互いと真に向き合う契機となればいいのだがな
その時こそ、私の悲願も……」

#不思議そうにする主人公

「フッ……。あえて陛下の敷いたレールの上を歩く必要もあるまい、という事だ
どちらか一人がではなく、二人が心を一つとして国を治めるのも一つの道」

#何がしか話しかける主人公

「未来とは定められたものではない。なれば、未来へ至る道も一つではないという事だ
そう……。
決して、一つなどではないのだよ……
ふっ……
……それではな、《主人公》。この度の協力、感謝する」


●ルークにとっては、王になれないかもということ以上に、大好きな師匠に絶対肯定されていたわけではなかった……ってことがショックだったんでしょうか。
ヴァンも言っている通り、まだまだ幼いですよね。

●ヴァンの戦闘勝利台詞の一つ、「我が理想の邪魔立てはさせん」。今作ヴァンは悪だくみしてないはずなのに、理想ってなんじゃらほいと思ってましたが、ルークとアッシュ二人を仲良く王様にすることが悲願だそうで、つまりこれが理想?

●まあつまりアレだ。ルークは不安がってたけど、この世界のヴァン師匠は実はルークとアッシュ二人の弟子が、もう好きで好きでたまらないんですね! どっちも可愛いから、どっちも王にしてあげたいんだわウフフフフヘヘヘヘ!

●ゲフン。真面目に話しよう……。
メインシナリオで「争わず分かち合い、相手の為に自分を変えるべき。そうしたら全て解決する」とテーマを語っていますから、その実践の一つとして語られているのかな、と感じました。
ルークとアッシュは争わず分かち合い相手の為に自分を変え、一緒に王様になって仲良く国を治めていくべきだと。

●しかし自分としては、双子を同時に王にすることのメリットがそう大きいようには思えないので、「変な悲願……」だと思います。

●つーか。ライマ国って、王になれないと追放されるとか殺されるとか、人生終わっちゃうようなシステムなんでしょうか?
一人が王になって、もう一人は公爵になって、王と重臣として共に国を支えていけばいいじゃない。それじゃ駄目なんでしょうか。

この双子の場合、「どちらも王にする」んではなく、「王になれなくても幸せ」「王になれなくても相手に劣ったわけではない、自分の存在価値は損なわれない」と感じられるような心の充足を、周囲がもたらしてあげればいいんじゃないかなと思うんですが……。

●運動会の徒競争で、子供たちを横一列に並ばせ手を繋がせて同時にゴールさせ、順位を付けない。
私はビリッケツの人間でしたが、この考えには賛同しない派です。

●……んんん。待て待て。
「二人が心を一つとして国を治める」という言い回しですから、必ずしも「二人同時に王になる」って意味だとは言えないのかな。
喧嘩せずに王と臣下として協力して国を治めてほしい、ってだけの意味とも取れるかな?
……いや。それだと「どちらか一人がではなく、二人が」という言葉が符合しませんよね。やっぱり二人同時王の意味かな。

……まさか文字通り「ルークとアッシュが一つになる」結末を想定してるとか……原作っぽく……。ぶるぶる。

●メインシナリオが、ラザリス(ラスボス)がいつの間にやら主人公の兄弟分扱いになって、居場所を争うのではなく分かち合い譲り合うべきだ、と話が運び、「二つの世界は融合したよめでたしめでたし」というオチになったことを思うと、色々複雑な気分です。

つーか、ラザリス本人はルミナシア(主人公の世界)に封印され取り込まれることを泣き叫んで拒絶してたんですが、ボコって殺してドクメント(存在情報)状態にしての問答無用の融合でした。……そして、みんな変わっていけるのそれは素敵なことなの、って感じにカノンノがキラキラと独白して終了、と。
これがこの物語の正論らしいので、ルークとアッシュにも適用されているのかもしれません。


ナタリアの悩み事

●ところで、ユルングの樹のイベント後から、ナタリアがカイウス(半獣人という種族の悩みを持つ少年)に悩みを漏らすスキットが発生可能になります。

「はぁ……」

「ナタリア? どうしたんだ?」

「あら……カイウスですの……。いえ……少し、考え事をしていて……」
#しばらく沈黙して
「ねえ、カイウス……これまで誰にも話せない悩み事を抱えた事は……」

「え? いきなり何だよ?」

「そ、そうですわよね……。ごめんなさい、今の質問は……」

「そりゃ、オレにだって人に打ち明けられない……打ち明けづらい悩みは、あるぜ
ただ、それももう過去形だけどな」

「過去形……?」

「この船のみんなは、オレの変わった体質の事を知っても変わらずに接してくれた
だからもう、悩んでたのは過去だ。
これからも悩む事はあると思うけど……変わっていける事を知ったからな」

「強いんですのね、あなたは……
私は、自分の気持ちを伝える事すら出来ずにこうして立ち止まっていますのに」

「それって、相手に拒絶されたら、とか 相手を傷付けたらどうしようって気持ちからだろ?
信じてみればいいんじゃないか? 自分の気持ち、相手に伝わるって。自分で否定する前にさ」

「カイウス……」

「勇気は夢を叶える魔法だ。
……あ、これはエミルの受け売りなんだけどさ」

「そう……ですわね。行動する前からあきらめてしまっては何も変わりませんものね……
私、話してみる事にしますわ。
ずっと……これまで考えていた事を」

「そっか。よくわからないけどナタリアの夢が叶うといいな」

「そうですわね。ありがとう、カイウス」


これ見たら、ナタリアはルークに婚約破棄について真摯に話し合いに行くんだなと思いますよね。期待しちゃいますよね。
ところが、この続きは一切なし。
その後、ルークの方にも変化はなし。えええええ……。

●ただ前述したように、同時期にナタリアに話しかけるとこうは言います。

「私、心が決まりましたわ。これから自分がどうしていくのか、民の為に何をすべきか……見えた気がしますの」

えーと……。ルークとの問題は片付いたから、オルタ・ビレッジ思想による世界統合を目指すって事?
どうも、エンディング後に話しかけても完全に王族としての立場で今後を語っていて、アッシュと共に王族を退くという話は立ち消えになっているっぽいです。

●……【二人の王】イベントにより、ルークとの婚約も自動的に白紙になったからでしょうか。
ヴァンが「未来は一つではない」と強調してましたし、双子のどちらが王になるか、ナタリアとアッシュの結婚がどうなるか、猶予期間と選択肢が出来たってことなんですかね。

しかし実はこのスキット、【二人の王】イベントとは無関係に発生するみたい。
どうなってるの?
うむむ。ちゃんとオチまで語ってくれればいいのに~。


ルークは変わったか?

●王の資質がないとヴァンに審判され、大いにショックを受けたルークとアッシュ。特にルークの消沈ぶりは大きかった。
当然、これを機に多少なりとも彼らは変わるんだろうと思いました。が。

なーーんも変わらんかった……。

●このイベント後のルークに話しかけても、風呂が狭くてイヤだとか、ヴァン師匠自慢とか、そんなことしか言いません。こ、こいつ、全然変わってねぇ~っ……!(汗)

●【二人の王】は所詮サブイベントですから、メインシナリオには関わらないということでしょうけど。
あれだけ言われて変化なしだなんて、流石にルークが駄目っ子過ぎる……。おおお。

●それでも、アッシュに関しては多少言及があるんですよね。と言っても、メインシナリオのユルングの樹イベントからの流れなんでしょうけども。
ゲーム終盤、ヴァンに話しかけると、こう言います。

「アッシュには兆しが見えてきたようだな。
さて、ルークはどうするのか……」

いやホント、どーすんのルーク。

●ヴァンの言う「アッシュの兆し」というのが何なのかも判らないんですが(特に言動変わってないので)、エンディング後にクラトスやメルディに話しかけると、こう言うのです。

「アッシュとナタリアは一つ、己の壁を越えたな。面差しを見ればわかる」

「ナタリアとアッシュ、優しい顔してた。きっと何か、胸のツカエ取れたよ」

要するに、ユルングの樹イベントで到達した、「王になれなくてもナタリアと結婚して、二人で国のために働こう」という決意を、壁を越えた、変化の兆しが現れたと評してるってことらしい。

●……でも、ルークは?

●エンディング後にガイに話しかけると、こう言います。(男性主人公用の台詞らしいですが、女性主人公でも繰り返し話しかけると見られます。)

「ギルドの活動を通して、ルークも良い意味で成長する事が出来たみたいだな
お前さんみたいな「お気に入り」も出来た事だし。あいつの交友関係を広げるのはなかなか苦労するよ。全く……」

そしてアッシュは言います。

「この通り、俺とルークの修行は続いている。あのクズに真っ当な社会性を身につけさせろと注文が来ていてな……頭が痛いぜ……」

ま、まさか。主人公やクレスやロイドのようなお友達が出来た、もっと増やすというのが、ルークにとっての「成長」なのだ、というオチなんでしょうか。
それも大切なことではありますが……。

●モヤモヤしつつガイの近くに立っているティアに話しかけたところ、こう言いました。

「わざわざ挨拶に来てくれたの? ありがとう
こちらは何とか上手くやっているわ。仕事も、新しい世界の様子も順調よ。
ルークは相変わらずだけれど……」

え? 「ルークは相変わらず」? ティア評価だと、ルークは成長していない、の……? ガイが「いい意味で成長した」と言ったのは、身内の贔屓目だったのか!?

●ちょっぴりしょんぼり気分でした。
ティアはルークの成長を認めてくれないのか……。
と言うか。実は私の目から見ても、マイソロ3ルークは「相変わらず」で、ちっとも成長している風じゃない辺りが情けない。

●はあ……。何とも言えない未消化感。

●このゲームのルークはあくまで親善大使な長髪で、断髪するような劇的な変化をさせてはいけないという制約があったのかもしれません。
けど、そこまででなくったって、「最近ルークがあまり無茶を言わなくなったね」「最近、ルークとアッシュの喧嘩が減ったね」などと誰かが話すとか、せめてその程度でも良かったんですよぅ……。

●それと。【二人の王】終了時のルークがとても可哀想に感じたので、何かフォローのエピソードが欲しかったです、やっぱり。(ファンのわがまま)
アッシュにナタリアがいるように、ルークにも、どんな立場であっても見守ってる味方がいるんだってことを見せてほしかったなあ。
ガイはサブイベント加入キャラですし、彼ばかりルークに優しいんでは話が偏りますから、ここはやはり、原作をなぞってティアに登場してもらいたかった。

以下妄想~。(またかよ)

#「・・・」と俯いているルーク。
#ティアが来る
テ「ルーク……」
ル「何だよ。俺を笑いにきたのかよ」
テ「…………」
ル「そうだよな、俺は馬鹿だよ。第一王位継承者だ、いやでも王になるんだって。
本当は、父上も、師匠も、そんなこと思ってやしなかったのに。
アッシュが怒るのも当然だ。どうせ俺なんて……」
#ティア、「・・・」としばし沈黙してから
テ「……そうね。あなたは馬鹿だと思うわ」
#「!」となるルーク。ティア俯いて
テ「そんなに簡単に……「自分なんて」と諦めてしまえるんだから」
ル「でも、俺は……。師匠だって……」
テ「未来は決められた一つだけじゃないわ。誰かの言葉で決まるものでもない。
あなたが今の自分では足りないと思うのなら。……自分で変えていくことだって出来るのよ」
#ルーク「・・・」としばし沈黙して
ル「……俺、変わらなきゃいけないんだな。
すぐには上手くいかねぇかもしれない。間違えるかもしれない。だけど……。
(正面向き)きっと変わるから。これからの俺を見ていてくれ、ティア」
#ティア、微笑んで
テ「ええ。見ているわ。あなたのこと」

断髪するレベルまで変わらなくていいように、原作ルークよりヌルい決意表明にしてみました。自分で書いといてなんですが、へなちょこですな、このルーク。

●つくづく思うのですが、どうしてルークが兄でアッシュが弟という、原作を逆転させたような設定を選んだのでしょうか。
前作『マイソロ2』もそうでしたし、よほどこだわりでも?

アッシュが兄でルークが弟という設定で良かったのになぁと思いました。二人の葛藤なら、どうとでも描けるでしょうし。

例えば、次期王として嘱望されている兄アッシュと、責任ない立場でダラダラ過ごしている弟ルークという設定で。突然アッシュが失踪し、王位とナタリアとの結婚のお鉢がルークに回ってきてしまう。色々あってギルドに身を寄せたルーク達はアッシュに再会するけれど、彼はナタリアの優しい手を拒み、ルークに前以上にキツく当たる。
実はアッシュは死病にかかっていて、もうすぐ死ぬ自分は国を継げない、けれどナタリアや国の為に世界の危機に一矢報いようと、単独で行動して生き急いでいたのでした。
で、少し話が進んで事情が明かされてから、ギルドの仲間の協力やディセンダーの力で病気が治り、ナタリアとも元の鞘に収まってめでたしめでたし。ルークも、兄やナタリアに全部押し付けて無責任だった自分を反省して成長し、よかったよかった。

……こんぐらいの話でもよかったでござる。みんな幸せになるのがいいや。原作はジ・アビス(奈落の底)ですから、お祭りゲームでくらい。

と言うか。『マイソロ2』『バーサス』と今作まで、最近のお祭りゲームでのアビスチームの話は全部ルークとアッシュの葛藤だったので、いいかげん飽きたかもです。(^_^;)
そろそろ、ガイの復讐関係やジェイドの過去関係をモチーフにした話も遊びたいですよね。
ティアが何かを無くして必死に探しているようだがルークには隠している。依頼された主人公がルークと共にティアの後をつける。実はヌイグルミを探していたのでした……みたいな、お気楽な話でもいいでござるよ。他のアビスキャラも沢山絡めて、萌えを色々仕掛けてくれるのなら。


「未来が選べると信じている」ヴァン

●原作のヴァンは、「未来は定められている、それは絶対に変えられない。けれど未来が決まっているなんて耐えられない。そこに人間の自立性や尊厳が無い。だから今の世界そのものを消し、未来が決まっていない新しい世界と入れ替える」と考え、行動したキャラでした。

一方、今作のヴァンは、単純に「予言など信じない、未来は決まっていない」と言うだけの人でした。
この世界には《絶対的な預言》が存在しないからでしょうね。
だから歪まずに済んだらしい。

●メインシナリオの後半、ヴァンがカノンノの護衛として、『アビス』のセフィロトに似た場所に行くエピソードがあります。
そこで長々と、予言に対する考えを述べてました。

#ラザリス(ラスボス)は悪くない、存在が相容れないだけだと同情する主人公とカノンノの会話を聞いて
ヴァン「相容れぬものか
だが、どちらの世界が生きる事になるのか、迷っている暇などあるまい
迷えば私達の世界は救えない
お前は、世界の危機を救う為に現れると予言されていたが、私はそんなものは信じはしない」

カノンノ「あの、ヴァンさんは《主人公》の事を」

#ヴァン、笑って
ヴァン「案ずるな。
私が信じないのは「予言」だ。お前の事ではない
迷う事無く、未来は私達が生みだしていかなくてはならんものだ」

ニアタ「そうでなければ、人生は予言に任せたままになってしまう」

ヴァン「《主人公》。これから、どうするのかを決めておけ。お前の未来を
明確な展望を持つのだ」

ニアタ「未来はそなた自身が生み出せる。よく覚えておきなさい」


何故か、ヴァンとニアタ(本作オリジナルキャラ。機械生命体で、神のようなチート的存在)が、思想をシンクロさせ心を一つにして説教してきますよ。なんだこれ。

#カノンノ、キリッと
カノンノ「あの……聞いてもいいですか?」

ヴァン「何かな」

カノンノ「ヴァンさんは、どうして予言を信じないんですか?」

ヴァン「……ふっ
それ程不思議な事ではあるまい。
予言といえど所詮は、占いと同じ類の代物。気休めの為に生み出された幻想に過ぎん
ましてや、未来があらかじめ定められているなどと……。
その様な存在があってはならぬのだ」

カノンノ「定められた未来……
そうですね。
初めから未来が決まっていたら、みんなが頑張る意味がなくなっちゃう」

#ヴァン、真剣な顔で
ヴァン「その通りだ
人は堕落する。
どれ程抗おうと、結局は楽な方へ流れてしまう生き物だ
予言など、気休め以上の価値を持ってはならないのだよ」

#カノンノ、きょとんとして
カノンノ「わかる、様な……。わからない様な……」

ヴァン「フ……。
つまらない話をしてしまったな
すまなかった。忘れてくれ」


●この世界のヴァンは予言(預言)を信じない。
……でも実は、主人公・ディセンダーが、予言通りに現れた救世主だったりするので。
何か会話が言い訳じみてる感じになってますよね。(^_^;)

●それにしても、「予言など、気休め以上の価値を持ってはならない」なんて、予言を否定しようと必死なようにも読めます。本当に気休めの取るに足らないものだと思っているなら、逆に、こういう言い方はしない気がする。
この世界のヴァンも、実は、予言に振り回された過去でも持っているのでしょうか?

●ゲーム終盤、ミントに話しかけるとこう言うのですよね。

「ヴァンさんは、時々とても遠い目をする事があるんです。何か気掛かりな事でもあるのでしょうか……」

そしてリヒター曰く、

「日の光は、少々俺達には眩し過ぎる」
「お前がただの剣士でない事くらい、俺にもわかる。……それだけだ」

だそうで。
この世界のヴァンの過去にも、日の当たる場所が似合わなくなるような、暗く辛いことがあったということらしいのです。

●多分、原作同様に故郷が滅んだ過去があるんだと思うんですが、そこに「予言」が絡んでいたのでしょうか。
予言にとらわれ過ぎた為にそんな悲劇が起こった、とか。

●で、ルークとアッシュが仲良く王になるのが「悲願」なんですよね。
故郷滅亡の原因が権力争いだったとか?

●……なーんて。
単に、適当に原作をなぞっているだけのことで、深い設定などないのでしょう。(^_^;)

●本作のヴァンは、一見して原作ヴァンと真逆の思想を持っているように見えますけど、「決められた未来などあってはいけない」という部分は変わっていないってのがミソなんだろうなぁと思いました。
考え方は同じなのに、「預言が絶対的な真実である世界」と「予言は基本的に気休めでしかない世界」という、理[ことわり]の違う場所にいるだけで、魔王になるか英雄になるかが変わってしまう、と。

●このイベントで、ヴァン師匠はアニメムービーにも登場していました。


まめちしき

●エステルの所属する大国、ガルバンゾ。ルークの所属する大きくない国、ライマ。サレの所属する悪役扱いの大国、ウリズン帝国。
これらの国名はどれも、豆の名前なんだそうです。

ガルバンゾは「ひよこ豆」のこと。
ウリズンは沖縄の豆で、四角くてツンツンしたさやの形をしています。別名「四角豆」。
そしてライマ。これはそのまま「ライマ豆」で、和名はないようです。生で食べると微量の毒があるので、白餡の材料として輸入されているとか。

ライマ‐ビーン【lima bean】(goo辞書)

マメ科の多年草。日本では一年草。花はふつう白色。実は平たい三日月形の莢(さや)で、中に直径1、2センチの豆が入っている。豆は白色のほか赤・黒などもあり、食用。アンデス山地およびメキシコの原産。ライ豆。ライマ豆。


……「豆は白色のほか赤・黒」!
まさにルークとアッシュのカラーですね。だからこの豆がルークたちの国に設定されたんでしょうか。

●貧しいギルドメンバーの故郷とされる村の名は、ナッツ類の名前でしょうか。ヘーゼルとかペカンとか。

●ダンジョン名は、幾つかはお菓子や、お菓子にも出来る食材の名にちなんでいるみたいですね。(ルバーブ、コンフェイト、ブラウニー、カダイフ)



おまけ。
部屋で待機しているアビスキャラに話しかけた時の台詞集。
完全かどうかは判りませんが、大体は採れてると思います。

ルーク

「狭い部屋だな。物置きか? 俺だけ別室に出来ねえのかよ」

「あーつまんねえなぁ……。
おい《主人公》。何か面白い事ねーのかよ?」

#ドクメント採取でカノンノ医務室行き後
「(溜め息)カノンノの具合はどうなんだ?
あいつ……死んだりはしないよな?」

「このギルドってよ、ハードな仕事のわりに、報酬が少なくないか?
アンジュって、報酬の上前をはねてるだろ?」

#主人公が倒れたイベント後
「おい! 倒れるまで無理すんなっつの!!
そんな風になっちまうくらいなら力なんか使うんじゃねー! いいな!?」

#ジルディアのキバ出現、各国停戦のイベント後
「(へへ、と笑って)何だよ、戦争が起きなくなったんなら良かったんじゃねーの?
あのヘンテコなキバも役に立つじゃねえか」

「(溜め息)しっかし、この船の風呂は小せえよなー。
あんな狭い所に何人も入るなんて考えただけでぞっとするぜ」

#カノンノ正体判明イベント後
「ヴァン師匠はすげえんだ。強いだけじゃねえ、いつも先を見据えて、一番正しい行動をする。
いいだろ、「俺の」師匠なんだぜ!」

#封印次元ドクメント完成後
「(だームカつく!)おい! アッシュと俺を間違えて話し掛ける奴が多過ぎるっつーの!
全ッ然似てねえってのに! どこ見てんだ!?」

#決戦前
「(へへっ、と笑って)正直、面倒くせーけど……今のこの世界がどうにかなっちまったら、困るからな。
俺も協力してやる。ありがたく思えよ!」

#エンディング後・直後
「(へへっ、と笑って)お前、ほんとに戻って来たんだな!? すげーな。正直ちっとあきらめてたぜ?
ま無事で良かったよ」

#エンディング後
「(へへっ、と笑って)俺か?
俺は父上から、まだ国へ戻る許しが出なくてよ
あれからずーっとギルド暮らしだ。
ま、窮屈な城ん中よりか、多少はマシだし
ここの生活にも慣れちまったから、いいけどな」


アッシュ

「……何だ。用がないなら話し掛けるな」

「星晶[ホスチア]の不足で引き起こされる「災厄」は、ラザリスだけじゃない。……本当に恐ろしいのは……その先の、飢餓だ」

「(舌打ち)廊下がたまに水浸しになっている事があるんだが……掃除当番はどいつだ!? 最後まできっちりやっていきやがれ!」

#ツリガネトンボ草の進化種を集めている期間
「おい…………。
この匂い、何とかならないのか?
どこから流れてくるんだ、この草の匂いは」

#ユルングの樹イベント後
「自分達が変わっていく為に、まずは何が必要になる? 優先すべき事は何だ……。
……チッ、考える事が山積みだぜ」

#サブイベント【二人の王】発生後
「お前の目には、どんな未来が見えている?
……なぜ、そうも自由でいられる?」

#風来草採取イベント後
「あいつ、俺達の世界を好き勝手に食い散らかそうとしてやがる
それで何を解決するつもりだって?
結局、悲しむ奴の立ち位置が入れ替わるだけだろうが……馬鹿が!」

#カノンノにディセンダー能力転写成功確認後
「ディセンダーの力を得るだけでは駄目だ。
世界中のヒトが、お前の様に未来をまっさらな心で見つめなければ、歪みは正せん」

#決戦前
「理屈じゃねえんだよ。
生きたいと……自分の居場所を得たいと願う気持ちってのは……
ラザリスが本気で挑んでくるなら俺も本気で応える。それ以外にしてやれる事なんてないだろうが」

#エンディング後・直後
「(フン、と笑って)……やはり、生きていたのか。そうでなくては面白くない」

#エンディング後
「(舌打ち)この通り、俺とルークの修行は続いている。
あのクズに真っ当な社会性を身につけさせろと注文が来ていてな……頭が痛いぜ……」


ヴァンヴァン

「世界の理想を謳いし存在……か。彼の者によって、自らの欲望を満たした先にヒトの願う平和があると言うのか……」

「近頃、ルークの太刀筋が鋭くなったな。……人はやはり、人の中で育つ、か」

#バルバトスと邂逅後
「バルバトスは確かに、強大な敵。だが、あえて深追いする必要もないだろう。
奴一人に出来る事など、たかが知れている」

「世界の情報因子は受け継がれる、か。そして生まれる、互いに似通った全く別の世界……。ふふ……面白い」

#カノンノ正体判明イベント後
「カノンノは何か得るものがあったようだな。
……お前はどうだ?
お前はあの渦の中で、何を掴んだ」

#隕石採取イベント後
「アッシュには兆しが見えてきたようだな。
さて、ルークはどうするのか……」

#決戦前
「誰の為でもなく、他ならぬお前自身が成すべきと強く思う事を貫くのだ
偽りの心で、全てを背負う覚悟をしたラザリスを止める事など不可能だろう」

#エンディング後・直後
「世界樹に還る運命を書き換えたか……。
それは世界樹の意志なのか? それともやはりお前の力なのか……フフ、面白い……」

#エンディング後
「我々ライマ国の人間も、今しばらくここで厄介になる事となった。奇しくも世界の要人がこのギルドに集っている事だしな」


ナタリア

「私、この様な所で生活するのは初めての経験です。差し当たって、何から手をつければよいのでしょう?」

「(もう!と怒って)ここは、城の中と、何もかもが違いますのね。自分の事は、自分でやる……そんな事ですらこんなにも難しいなんて……」

「(溜め息)ここで暮らすようになってから、民の暮らしや、思いが、以前よりわかる様になった気がします
ですが……もっと早く知るべきでした。
その為の努力を、私はもっとすべきだったのです。それなのに……」

「(溜め息)こうしていると……日々の生活に気が紛れ 国や民の事を考えるのを、怠りそうになる自分がいます……我ながら情けないですわ」

#ジルディアのキバ出現、各国停戦のイベント後
「この危機をきっかけに、手を取り合うことの大切さを人々が学んでくれれば良いのですが……」

#オルタ・ビレッジの目標が達成されたと、エステルとナタリアが語り合うイベント後
「きっと、オルタ・ビレッジが得た「学び」は もっと多くの人を笑顔に出来るはず。私もこの話を、国へ持ち帰ろうと思いますわ」

#バンエルティア号の動力が未知のものだと判明後
「半永久機関……そんな素晴らしいものがこんな身近にあったなんて! また一つ、未来に希望が見えましたわね」

#ユルングの樹イベント後
「私、心が決まりましたわ。これから自分がどうしていくのか、民の為に何をすべきか……見えた気がしますの」

#【二人の王】サブイベント発生後
「アッシュの事を、怖いと感じる方がいるのも知っています。ですが、彼は……
本当は、とても優しい人なのですわ……」

#カノンノ正体判明イベント後
「カノンノはご両親を知らなかったのですね。これまで不安な事もたくさんあったでしょうにいつも笑顔で……見習いたいものですわ……」

#カノンノにディセンダー能力転写成功確認後
「今こそ、人と人が手を取り合う時。
少しずつでも、小さな動きでもいい……。
私達みんなで、未来を作っていくのです」

#決戦前
「あなたも、心を決めましたのね。
目を見ればわかりますわ。……もちろん私にも、手伝わせて下さいますわよね?
一人で頑張ろうとしなくても良いのです。
それを教えてくれたのは、他の誰でもない あなたではありませんか」

#エンディング後・直後
「《主人公》、やっぱり戻ってきましたのね! 良かった……
今度はあなたが、あなたの思うまま、自由に生きてみる番ですわね。ヒトも、世界も……あなたを、心から歓迎していますわ」

#エンディング後
「ガルバンゾとは良好な関係を築けていますわ。お互いギルドの一員として、肩肘を張らずに過ごせた時間があったのは、幸運でしたわね」


ティア

「……驚いたわ。大佐の持っている軍艦と比較しても、遜色のない船なのね。これがアドリビトム……」

「(溜め息)ルークはあの通りの箱入りだから……。あなたを不快な気持ちにさせる事もあるかもしれないわ。……ごめんなさい」

#ヴェラトローパイベント後
「ヒトの租……なんて、考えもつかないわね。
「始まりのヒト」の事は、これまでどの文献にも残っていなかったんだもの」

「そう言えば、以前ラザリスが奉られていたのは「希望灯受体の間」……伝承で、ディセンダーが現れるとされた場所よ
「暁の従者」は、本当にラザリスを救世主と信じて崇めていたのね……。
だからこそ、あの遺跡を拠点としたんだわ」

#ユルングの樹イベント後
「生きる為に自ら変化を選ぶなんて……、植物たちはしたたかで、強いわね。
それに比べれば、ヒトはまだまだだわ……」

「ルークのわがままに付き合わされる事もあるでしょう? ごめんなさいね。あなたは優しいから……」

#封印次元ドクメント完成後
「(溜め息)「汗を流すパン」というくらいだから ウズマキフスベは、不気味で異常なものなのかと思っていたけれど
でも、違うのね。「常と異なる」というだけで不気味でも何でもない、彼らも一つの「命」。
それに気付いて、自分が恥ずかしくなったわ」

#決戦前
「ヒトは変われるわ。
暁の従者の変化や、オルタ・ビレッジを見て私は改めてそう感じたの
ヒトだけじゃない……国も、世界も ラザリスだって変わっていけるはずよ。
その事を証明しに行きましょう!」

#エンディング後・直後
「わざわざ挨拶に来てくれたの? ありがとう
こちらは何とか上手くやっているわ。仕事も、新しい世界の様子も順調よ。ルークは相変わらずだけれど……」

#エンディング後
「ライマ国のクーデターは収束(ママ)して、今では民の声を直接、政治に反映出来る様な議会制の導入も検討され始めているわ」


ジェイド

「ここは、思っていたよりずっと統率の取れた組織のようですね。なるほど、民間の力というのも、侮れません」

「搾取のない、平等で平和な世界……。確かにこれ以上なく理想的な世界です。実現手段がこれ以上なく眉唾なのを除けば、ですが」

「やはり、世界に起きた異変の直接的原因は星晶[ホスチア]の採掘でしたか。……自業自得と言ってしまえばそれまでですが……」

#バルバトスと邂逅後
「厄介な人物に気に入られてしまいましたね。強い光は、強い闇を引きつける……ラザリスもバルバトスも、恐らく例外ではないのでしょう」

#ニアタ加入後
「新たなお客人を迎えた事で船内は大騒ぎですね。……まあ、滅多にない珍客ですから、無理もありませんか」

#風来草採取イベント後
「惑わされないで下さい。
わかっていると思いますが、ラザリスの話は極論です。あれは事実の一端に過ぎない
光と闇が表裏一体である以上、闇だけを救う手段など机上の空論でしかない。
所詮、新たな闇を生み出すだけです」

#封印次元ドクメント完成後
「あの信者たちの言葉と行動が、どれほど周囲に影響を与えられるかは、正直未知数です。
ですが、信じて賭けるしかないでしょうね……」

#決戦前
「因縁やら奇跡なんて言うモノに、全く興味はありませんが。自分がこの世界にした事の始末は、自分でつけたいですからね
行きましょう、エラン・ヴィタールへ。
長きに渡る「因縁」の歴史に 私達の手で幕を引くんです」

#エンディング後・直後
「ほう……さすがはディセンダーですね。いえ、今はディセンダーというより、この世界に生きる一人のヒト……でしょうか
あなたがいるだけで、このギルドの活気は更に増すでしょう。いやぁ、助かります。お願いしたい仕事も、たくさんある事ですしね」

#エンディング後
「我々の今後の課題ですが。
各国がいかに友好的に、協力関係を築けるかが鍵になるのは間違いないでしょう
一方的な支配や吸収ではなく、合議の元の融和……世界樹が身を以て提示してくれた可能性です。今度は私達が変わらなければ……」


ガイ

「うちのルークお坊ちゃんのわがままで困る事があったら言ってくれ。俺が責任を持って、よく言って聞かせるからさ」

「外交や星晶[ホスチア]の問題は、国が総力を挙げて今後取り組むべき問題だ。……とは言え肝心のルークに、まだまだ緊張感が足りないな」

#主人公が倒れたイベント後
「体はもう大丈夫なのか?
あんまり無理はするなよ
ルークなんて「国から医者を来させる!」って無茶言い出して、大変だったんだぜ……はは。
とにかく、皆が心配してる事は忘れないでくれ」

#ニアタ加入後
「ニアタを見ているとワクワクするなぁ!
どういう仕組みで喋ったり、動いてるんだ?
きっと見た事もない構造に違いないぞ!!」

#風来草採取イベント後
「次から次へと厄介事ばかり増えていくな。
……やれやれ、手のかかる子どもはうちのルーク坊ちゃんだけで十分だってのに」

#カノンノにディセンダー能力転写成功確認後
「ヒトは過ちを正し、自分で自分の道を切り開ける。ただ、問題はその過ちを受け入れ許せる心を持てるかどうか……だろうな」

#決戦前
「俺達はこんな所で倒れるわけにはいかない。
自分達が世界を壊してきた責任を 生きてとっていかなきゃならないからな
向こうも簡単に折れちゃくれないだろうが この戦い、どうあっても勝ちに行くぞ!」

#エンディング後(主人公が男性または女性)
「ギルドの仕事を通して、ルークも良い意味で成長する事が出来たみたいだな
お前さんみたいな「お気に入り」も出来た事だし。あいつの交友関係を広げるのは なかなか苦労するよ。全く……」

#エンディング後(主人公が女性の時のみ)
「ギルドの仕事を通して、ルークも良い意味で成長する事が出来たみたいだな
キミの事も、あいつなりに心配してたらしい。女性に何かあったら、俺に叱られるんだとさ。
本当、素直じゃないな。全く……」


アニス

「ここって~、何気にお金持ちが一杯集まってますよねえ!?
きゃわ~★ アニスちゃん張り切っちゃうv

#カノンノ正体判明イベント後
「ヴァン総長ってすごい人だけど、何考えてるのかいまいち読めないんだよね~。
聞いてもはぐらかされる感じだし」

#封印次元ドクメント完成後
「(あーあ)こうしてドクメントを辿っていくと、ヒトのせいで滅んでしまった生き物って一杯あるんですねえ
なのに、滅んじゃった事すら忘れられて。
……何だか可哀相」

#決戦前
「ヒトってダメな生き物だよね~。
欲しがってばかりで、奪う事しかしない……。
ラザリスが怒るのも無理ないよ
でも、だからって何もかも消して何もかも「ジルディア」としてやり直すなんて無責任だもん。認めるワケにはいかないよっ!」

#エンディング後
「大佐は、外交戦略会議とか外交交渉で最近すっごく忙しそうにしてますよ~。
まあ、戦争で忙しいより全然いいですけど★」




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【2011/03/02 00:28】 | テイルズ系の話【レス含】
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