「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
マイソロ3の『アビス』関連に特化したネタバレ感想です。
あくまで主観であり、色眼鏡・偏り・思い込みは当たり前ですので、予めご容赦ください。

また、基本的に販売されたゲームのみを見ての感想・妄想ですので、今後追加配信されるかもしれないサブイベントの内容によっては矛盾が生じることもあり得ますが、その点もご了承願います。



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今回は、アニス加入のサブイベントについて。
以下、折り畳んで記載します。



アニスちゃんはジェイドの部下

●アニスの参入はとても遅く、闘技場やエンディング後などの特殊参入キャラを除けば最後から二番目。もうシナリオ後半に入ってからでした。
沢山のキャラが使えて、それなりに参入ドラマが用意されているのは嬉しいけれど、こんなに遅いと「使いたい」意欲が下がっちゃう面もありますね。

●アニスの立ち位置は前作『マイソロ2』の統合・簡略化で、その意味で新味はなかったです。

前作
「上司のジェイドを追ってきて、遅れてギルドに加入」「負の感情にとらわれて行方不明になり、ジェイドと主人公が迎えに行く」

今作
「上司のジェイドを追う途中で行方不明に。ジェイドと主人公が迎えに行き、遅れてギルドに加入」

●前作で行方不明になったアニスがいたのは山(峠)でしたが、今回も山(雪山)でした。

#アビスチームの部屋に行くと、ジェイドが考え込んでいる。主人公を見て微笑って
「ああ、《主人公》でしたか
いえ、実はあなたにぴったりの頼み事が出来そうでして
後で、また来て頂けますよね?」

#主人公、何がしかジェイドに言ったらしい

「もちろん、無理にとは言いません。時間に都合の付く時で構いませんし
頼りにしていますよ、《主人公》」

……「時間に都合の付く時でいい」って。早く迎えに行ってあげないと、雪山ですよ?(汗)
ジェイド曰く
「放置しても問題ないとは思うのですが それでは体裁もあまりよくないですし。」だそうです。ツンデレなんだか本気なんだか。

#雪山(霊峰アブソール)に到着。
「ここですね。
全く、手のかかる部下を持つと大変です」
#失笑して
「お仕置きを考えておかないといけませんねえ」

#主人公、少し引いたらしい

「おや、どうしました?
ああ、今のはほんの冗談です
さあ、行きましょうか」


#雪道の途中。ジェイド、立ち止まって
「ふむ……マナが乱れていますね
どうやら、この山のどこかにいるのは間違いなさそうです」

#主人公、「ジェイドの部下」の安否を気遣ったらしい

「心配することはないでしょう。見た目以上にしっかりした型破りな子です
崖から落ちようが船から落ちようが何の心配もいりませんよ」

#主人公、何か意見したらしい

「おや。私は本当の事を言ったまでですよ。部下の事を、心から信頼していますから」

#主人公、納得したらしい

「有事の際は奥の手もあります。その時は、あなたにも手伝ってもらいますので
さてさて。そろそろ先に進みましょうか」

●「奥の手」と、何やら思わせぶりな事を言ってますが、結局何もしなかったですし、それが何なのか示唆されることもなかったです。
山の中腹まで行くと、赤いバケツの帽子をかぶった大きな可愛い雪だるまがあって、その陰からアニスが覗いていました。

#ジェイド、雪だるまに歩み寄って立ち止まり、しばらく沈黙してから
「おやおや、こんな所でかくれんぼですか?
そこにいるのでしょう、アニス」

#姿を現すアニス
「さっすが大佐☆ どうしてわかったんですかぁ?」

「さぁ、どうしてでしょう? 不思議ですねえ
とっさに、大量の始末書が頭に思い浮かんだからでしょうか」
#ギョッとして困り顔になるアニス。ジェイド失笑を浮かべて
「さて。その始末書は、誰が書くものなんでしょうね?
途中で勝手な寄り道をして、合流の遅れたかわいそうな部下にでもやらせてみましょうか」

「はうあ! そ、それだけは!」

「おや。何を動揺しているんです? 今更じゃないですか
次回の給与明細が楽しみですね。ね、アニスv

「ううう……大佐の鬼、悪魔~!」

「と、私が本気で言うとでも思いましたか?
無事で何よりです。よく連絡をくれました」

「大佐ぁ……
でもさっきの、半分目が本気でしたよぅ?」

「そう見えたのなら、それはそれでいいですよ。既成事実にするだけですから」

#見ている主人公。何か口を挟んだらしい

「おや、そういえば紹介がまだでしたね
私の部下のアニスです」

「アニス・タトリンですv 初めましてvv

「とまあ、少々クセのある性格ですがそのうち慣れると思うのであまり気にしないで下さい」

「はうあ! それ、大佐にだけは言われたくないですぅ!」

「さて、アニスも無事見つけた事ですし帰るとしましょうか」

「って、思いっきり聞いてないし……!」

●ジェイドの「とまあ、少々クセのある性格ですが」という結論が唐突に思えたので、もしかして主人公を男性にしておくと、アニスが玉の輿狙いの媚び台詞でも言うんだろうかと思ったんですが、二周目で確認してみたらそんなことなかったです。(^_^;)

#バンエルティア号に帰還
「やれやれ。やっと戻って来れましたね」

「ほんとにすみませんでした、大佐……」

「いえいえ。いいんですよ、アニス
その分、キリキリ働いてもらいますからv

「はうあ! (哀しげに俯いて)やっぱり大佐って鬼……!!」

#ルークが来る
「何だぁ? 随分にぎやか……」

#アニスハッとして、満面の笑顔になり
「ルーク様ぁv
#ルークに飛びつく

「うわっ、何だ!?」

「ルーク様、会いたかったですうv
もうアニスちゃん、ルーク様の事が心配で心配で……」

「わかった、わかったから。いーから離れろ!」
#ルーク、アニスを引きはがす

「もう。ルーク様ったら、照れ屋さんなんだからぁv

#ルーク、赤面して
「そうじゃねえっつーの」

「おやおや、相変わらずラブラブが炸裂している様ですねえ、アニス」

「えへv 大佐にもわかっちゃいますぅ?」

#まだ赤面してるルーク
「だから、そんなんじゃねーって!」

「むきになって否定するところがますます怪しいですねえ」

「っくそ、こいつらと話してると埒があかねえ……
(小声で)とんだ疫病神コンビだぜ、ったく」

「ルーク? 聞こえていますよ」
#ゲッとなるルーク

「……とまあ、そういうわけで無事目的も達成出来ました
ご協力感謝しますよ、《主人公》
また何かあった時には、お願いする事もあるかもしれません
今後ともよろしくお願いします、ね?」

ルークとの絡みは原作序盤まんまな感じで可愛いですねv

●ところで、この世界だとナタリアとアニスの関係はどうなってるんでしょう。
二人が会話するエピソードが皆無でした。(同じ部屋に寝泊まりしてるのに……。)
原作だと、中盤以降はティアも交えて無二の親友同士になりますが、序盤ではルークを挟んで超ギスギスしてましたっけ。では、原作序盤準拠らしい本作では……?

●それにしても、お祭りゲームでは常に「アニスはジェイドの部下」という設定改変になってますね。
今回は原作での上司に相当するヴァンが仲間にいるのに、その辺はスルーでした。


人間が小さいアニス

●今作のアニスはメインシナリオには全く関わらず、参入イベント以外のサブイベントにも登場しません。
スキットは一定数用意されていますが……。
特に毒でも薬でもない相槌役や被害者役のほかは、毒舌か、玉の輿狙いで男に媚びるネタばかり。

●ジュディスに胸が大きくて羨ましいと言うスキットなんて、ただ羨ましがっているだけでいいのに、ニヤニヤしながらジュディスの裏心を探ろうとして逆にやり込められるという展開で……。

●マイソロ3のアニスって何だか、《人間がちっちゃい》って感じがしませんか?
《心根が卑しい》と言うのか。なんなんだろうこれ。

●よく気働きして、勤勉で、陰でコツコツ努力していて、弱い人を放っておけない面倒見の良さがあって、なにより料理の腕は「ご家庭のお料理上手」の域を超えた一流シェフ級。依頼されて他国の軍のメニュー指導したことすらある。
そうした美点は、前作に引き続き、ちっとも取り上げられることがなかったです。

●毒舌方面なら、せめてジェイドとコンビで人をからかう、みたいなユーモアあって楽しいスキットがあってもよかったのにな~。
ジェイドが駄目なら、(人の悪いジェイドと立ち位置を入れ替えられそうな)ジュディスとか、(人をからかう役回りが違和感なさそうな)レイヴンとかゼロスとかイリア、スパーダとかと一時的コンビになるのでもよかったのに。とか。

●あと、ノーマには負けますがアニスも年長の男性を一方的にニックネーム呼びすることが結構あるので、そういう絡みがあってもよかったのになぁ。

●料理も。今回は食事当番制があって全員が料理を作ると言う設定だったのに、アニスの料理上手は誰の口の端にも上りません。
ロックスとガイがあり合わせの食材で美味しい料理を作る方法で盛り上がってましたが、そういうのこそアニスの得意分野だと思うのにね。

●要は、ピックアップされてる部分が狭いし、負の面に偏っているように感じられました。前作もそうでしたから予想はしていましたけれど、残念。


アニスの王子様

●アニスがギルドのイケメンに次々玉の輿狙いのアタックして「アニスの王子様」を探すスキットシリーズは、個人的に、かな~~りビミョーでした………。
過程も結論も納得できヌェーですー。

●まずはウッドロウにアタック。
思えば前作でもそうしていて、「子供がこんなことをするとは嘆かわしい、子供にそうさせる環境が悪い」みたいに説教されてしまい(何気に原作アニスのキャラクター性の否定ですよね)、見てるこっちまでゲンナリさせられたものでしたが、今作でもアレをやる気かと身構えてしまいました。(^_^;)
でも流石に同じにはならず、パラレル的に展開。

今作ではウッドロウ側に、彼を慕う少女・チェルシーがいて、「ウッドロウさまのお嫁さんになるのはこの私ですから!」と牽制。アニスは「ウッドロウ様には面倒なのが付きまとってるわけか……これって、他の相手も見繕っておいた方がいいのかも……?」と、他の男の物色に向かいます。

●次にアタックしたのはゼロス。

「ゼロス様ぁv 良かったら今度、私とどこか遊びに行きませんかぁ?」

「あ~、ごめんねアニスちゃん。俺さま、ちょ~っと今、予定が立て込んじゃってるんだわ
また今度誘うから その時にヨロシクv

「えっ、ゼロス様……」

#ゼロス、さっさと立ち去ってしまう。すぐに向こうから声
「ティアちゃ~んv  これから俺さまとデートしない?」

「お断りするわ」

「あ~んもう、ティアちゃんってば冷たいv

#しょんぼり黙りこんでいたアニス、怒り顔になって
「ちっ……噂に違わぬ女たらしか。あれはモノにするのに時間がかかるかも……
他の手を考えよ……
お金持ちは、他にもい~~っぱいいるもんね!」

●どう思います?
私は、あまりいい気分にはならなかったかも……です。

ゼロスが多忙を口実にアニスを断った目の前で他の女の子を誘っていて、態度があまりに露骨で、いくらなんでも失礼過ぎるだろうと。

このスキットを書いたシナリオライターさんはアニスが嫌いなんだろうかと、不審を抱いたくらいです。
アニスならこのくらい軽んじられても当然だ、という解釈なのでしょうか?
最後にアニスに「酸っぱいブドウ」的な負け惜しみを言わせているのも、あまりいい感じではないなあとか。

●確かに原作でもアニスの玉の輿作戦は成就しません。
でも、振り役のルークもジェイドもガイも、こんなやり方でアニスを軽んじたりはしなかったです。
アニスがゼロスに声をかけるけれど振られてしまう、というネタを扱うにしても、もう少しこう、優しいと言うか、ユーモラスな感じがあった方が自分的には嬉しかったかなぁ、なんて。

というわけで、以下、自分の好みだけを投入した妄想~。

ア「ゼロス様ぁv 私、今日は食事当番なんです。ゼロス様のために腕によりをかけちゃいますからねv
ゼ「お~。アニスちゃんの料理は旨いからねぇ。俺さま、楽しみだぜぇv
ア「えへへ☆ それで、良かったら今度、一緒にどこか遊びに行きませんかぁ? 私、お弁当作っちゃいますぅ。デザートには、メロンとか……」
#後ろをティアが通る
ゼ「おおっ! あのたわわなメロンは……ティアちゃ~~んvv
#ゼロス、ティアを追いかけて行ってしまう
ゼ「これから俺さまとデートしない? おっ、あっちにいるのはジュディスちゃんv ミントちゃんもvv
し「ゼロスっ!!」
ゼ「げっ、しいな!」
し「あんたって奴は、またみんなに迷惑かけて。今日という今日こそは許さないよ!」
ゼ「ちょ、やめろって。普通に話してただけでしょ~が!」
し「待ちな!」
#声が遠ざかり、聞こえなくなる。アニス、沈黙後
ア「ちっ。噂に違わぬ女たらしか。いくらお金持ちでも、アレはアレで問題アリかも。
(トホホ顔で)あ~あ。他の手を考えよ……」

●それはそうと、原作通りならゼロスは大金持ちですけど、マイソロ3ではどうなんでしょう? だって、大国に搾取されてるんだかユグドラシルに滅ぼされたんだかの村の出身で、しかも差別を受けている天使という種族の一人なんですよね?
いいところ「村の金持ち」のレベルで、それだとイリアやルカと変わりません。
アニスが打算的に玉の輿を狙うほどのいい条件の人のように思えないんですが……。

●どうせゼロスと絡むなら、トクナガつながりでセレスの話題なんか出ても面白かったですよね。
このゲームのスタッフは、リリスは大ピックアップしてても、セレスは存在すら覚えてないっぽかった。(^_^;) 同じ、闘技場に出てくるブラコン妹キャラなのに。
チェスターやヒスイやヴァンは勿論、ジェイドすら妹がいることに触れていたのに、ゼロスは全然兄キャラとして扱われませんでした。

●さてさて。ウッドロウを諦め、ゼロスに振られ。最後にアニスがたどり着いた理想の「王子様」は。
じゃじゃ~ん。スパーダでした~!
……ええ~。

見た目も言動も街角の不良少年にしか見えない彼ですが、実は名門貴族の御曹司だとイリアに聞かされて、彼こそはアニスちゃんの王子様だと舞い上がる。

んん? 確かスパーダって長男ではなくて、かなり下の弟じゃなかったですっけ。家は兄が継いでいて彼は家を出ているとかいう話だったんじゃ。
玉の輿を狙う相手としては見劣りする条件のような気がするけど……。

●ともあれ、またまたスパーダに言い寄って振られる(もしくはアニスが何らかの理由を付けてスパーダを見限る)オチになるのかと思いきや、二人が話すエピソードは全くなし。
なのに、アニスがスパーダこそ自分の王子様だと頬染めて騒ぐスキットは二種類も用意されてあると言う……。なんぞこれ。
そうして、オチのつかないまま放置終了でした。

●アニス曰く、ルークはワガママ過ぎで駄目、ウッドロウとゼロスは競争率が高いから駄目(婚約者のいるルークには平気で言いよっていたくせに?)、アスベルは真面目過ぎて駄目、だからスパーダ様がアニスの王子様かも、だそうで。
……ええええ? 資産的な条件がずっといいルークは性格が駄目でスパーダはいいんだ。で、アスべルも性格が駄目でスパーダならいいんだ。

アニスがスパーダを「性格の面で」チェックして、なみいる男性キャラ達の中で最高位、私の王子様だとすることに、自分の感覚で違和感があって、どうにもモヤモヤする結末でした……。
スパーダが根は義侠心のある若者だとは知っていますが。根はいい奴、と言うならルークだって、他のキャラだってみんなそうでしょ。

お金持ちというなら大国の騎士隊長のフレンも出世頭ですから立派な玉の輿候補だと思うんですけど(外見も性格も王子様的ですし)、候補にもならない。
マイソロ3のアニスは真面目系の人は嫌いなんですね。不良少年系が良いのか。で、同じチンピラ系おぼっちゃまでもルークは駄目だけどスパーダは王子様なんだ。ふーむ……。

●ハッピーエンドの期待できるパラレル世界なのだから、イオンやフローリアンが(会話の中にでも)いてくれたら、もっと嬉しかったかもですね。


ティアとヴァン

●以前の感想に、《ヴァンお兄ちゃんとティア》ネタを期待していたのに、今のところ出てこなくて残念、と書きました。
その後、闘技場からリリスを特殊参入させた途端、怒涛の勢いでグランツ兄妹ネタのスキットが発生しました。

●私は一周目、クリア後まで闘技場に殆ど行ってなかったので、これらスキットの発生も遅くなったわけですが、リリス参入はメインシナリオ序盤(闘技場オープン時)から可能だそうですので、本来は序盤で見るスキットみたいですね。

●けれど、そこで描かれていたグランツ兄妹の姿は、私が期待していたのとは別、むしろ逆方向のものでした。
互いへの情はあるらしいものの決して慣れ合うことがなく、親しい触れ合いもなく、常に距離を置いていて、どこか寒々とした、薄昏[ぐら]い哀しみに満ちている。
……あ、あれぇ?(汗)

ティア「リリスは、スタンと本当に仲がいいのね」

リリス「そうでもないんですよ。兄が家にいた時は、毎日喧嘩ばっかりしてましたから」

「喧嘩……
(俯いて)……そうよね、普通の兄妹は、喧嘩をするものなのよね」

#リリス、不思議そうに
「ティアさんは、ご兄弟と喧嘩をした事がないんですか?」

「……そういう間柄ではなかったから
兄は……そう、私にとって目標であり、尊敬の対象だった……」

「立派なお兄様だったんですね。羨ましいです
うちの兄にも、少しは見習って欲しいくらいですよ」

#俯いて黙りこむティア
「…………」

『ファンダム2』ティア編のみのイメージを踏襲した感じ、かな……?

●でも本作のヴァン師匠は、復讐心で歪むことのなかった、ティアと決裂することもなかったパラレル世界の人。自慢のヴァン兄さんのままの筈なのに。
だからこそ原作とは違う、仲の良いままの、夢の兄妹関係が見られるんだと期待していたのになァ。うう~ん。がっかり……。

ガイの方は、ヴァンとの《仲良し幼なじみ》ぶりが複数のスキットでアピールされていて、「今こうして一緒にいられることが嬉しい」みたいに濃厚に語りあう場面すら用意されていたというのに。

まあつまり、シナリオライターさんに「ヴァンが歪まなかったが故に救われるガイ」を書きたいと言う想いはあっても、同じようにティアを救いたい想いはなかった、ということなんでしょうけども。ちょっと待遇の差があからさまかも。(^_^;)

●思えば、発売前に公式サイトで公開されていたスキットで、ティアは幼い頃からしっかりしていて、手のかからない、兄に全然甘えない妹だったと語られていましたっけ。
う~ん??
これはキャラ解釈の違いって奴なんだろうなぁと思いました。
私は、ティアという女の子の生い立ちや性格も、ティアとヴァンの兄妹関係も、そういうものではなかったと思っているので。

●原作序盤のフェイスチャットに、ティアの好みの男性は誰か、ヴァン総長でしょうとアニスに指摘され、ティアが赤面して絶句するものがあります。彼女はブラコンなのだと、ここで言葉にして定義付けられています。

ティアは小さい頃、泣いてばかりいた。そんな彼女にヴァンは子守歌代わりに譜歌を詠い聞かせていた。騎士団に入って家を出た後も、帰って来ては妹のためにセレニアの花を植えたり、料理を教えたりしていた。

ティアは決して、幼い頃から聞き分けのいい甘えない子供だったわけじゃない。むしろ甘えん坊で泣き虫で兄の手を焼かせていた。
そう、私は解釈していました。

年齢以上にしっかりした(しっかりしようと気を張っている)女の子だというのも事実だと思いますが、根っこの部分、兄に対してのプライベートな面で。
兄の助けになりたくて軍に入った。それすらも、兄とずっと一緒にいたいと言う甘えが、根底にはあっただろうと。

●原作世界では兄と刺し違える覚悟で張り詰めていたわけですが、本作にはそれがない、はずですよね。
だったら尚更、兄妹二人っきりの時とか、或いは何かの拍子にポロッと、甘えん坊のブラコンの顔を垣間見せる、そんなネタがあるんじゃないか、いや当然あるはずだ、な~んて期待してました。大外れでしたけど……。

例えば、こんな脳内妄想。

ノーマ「ヴァンヴァンとティア(※ティアのあだ名が判らなかったので暫定)ってさ、兄妹なんだよね」
ティア「ええ」
リリス「失礼ですけど、けっこう年が離れていますよね」
ティア「そうね。兄が11歳の時、私が生まれたから……」
#「!」となる面々
ノーマ「嘘っ。じゃあ、ヴァンヴァンって……27歳!? 渋いおじ様だと思ってたのに~! ウィルっちより若いんじゃん! 老け過ぎっ」
ティア「そ、そうかしら……」
シャーリィ「やっぱり、髭でしょうか」
リリス「そうかも。剃ったら若く見えるんじゃないでしょうか」
ノーマ「お~、それいい! あたし、ヴァンヴァンが髭を剃ったところ、見た~い」
#ティア、慌てて
ティア「で、でも、兄さんの髭は貫禄がつくようにわざと伸ばしているものだし」
#赤面して
ティア「それに、あの髭が可愛いんじゃない!」
#「・・・」となる面々
リリス「(笑顔)ティアさんって……」
シャーリィ「(真面目顔)ブラコンなんですね」
ノーマ「あんたらが言うかな……」

んで。ヴァンの方も、妹が外の世界に出ることにいい顔をせず、苛めを懸念して(?)士官学校にも通わせず、直属の部下を教官派遣するVIP待遇にしたりと、過保護な面があったりするわけで。その辺を扱うネタがあってもよかったのになぁ、なんて思いました。
以下妄想。

ヒスイ「シングの野郎。これ以上コハクに近寄らせねぇからな!」
チェスター「おいおい、またやってんのかよ。あんまりやりすぎると、コハクに嫌われちまうぜ」
ヒスイ「んなわけあるか! 兄貴として当然の事だからな。そう言うお前も、毎日アミィアミィうるせぇじゃねーか。お前はアミィに悪い虫が付いても黙って見てんのかよ!」
チェスター「んなわけねぇだろうが! アミィに近づく奴は、俺がぶっ飛ばす!」
#見ているセネルとヴァン
セネル「おいおい……。ミイラ取りがミイラになってるぞ。
そういえば、あんたの妹ってティアなんだってな。あんたは、妹が心配になったりしないのか?」
ヴァン「そうだな。できれば軍人にはなってほしくなかったが……。しかし、ティアが自分の意思で選んだ道だ。押しとどめることはできぬ」
#考え込む様子のセネル
セネル「そうか……。妹を信頼しているんだな。俺も見習うべきなんだろうが……」
ヴァン「無論、士官学校には手を回し、我が配下の女性を教官として送り込んでおいた」
セネル「は?」
#「!」となる面々
ヴァン「フッ。悪い虫を排除するのなら、このくらいは手を打っておかねばな」
#不敵に笑って立ち去るヴァン。汗タラの面々
ヒスイ「あいつ、とんでもねぇシスコンだぜ……」

おまけでもう一つ妄想。
ガイに「ヴァンと平和に過ごせて幸せ」というスキットがあるんなら、同様のものがティアにもあってよかったんじゃないかなぁと思ったので。

#ティアが一人で詠っているところにヴァンが来る
ヴァン「譜歌か」
ティア「兄さん」
ヴァン「邪魔をしたか?」
ティア「ううん。……ねえ、覚えてる? 小さい頃、泣いてばかりいた私に、兄さんは子守歌代わりに譜歌を聞かせてくれたわね」
ヴァン「そうだったな。今ではもう、その歌はお前のものだ。母さんから受け継いだ面影を、お前が未来に繋いでいく」
ティア「ありがとう、兄さん……。
私、不思議な気がするの。少し前まで家でお祖父さまと一緒に兄さんの帰りを待つだけの私だったのに、今はこうして同じ船に乗って、同じ目的に向かって戦っている。そのことが奇跡のように思えて、泣けるくらいに嬉しいのよ」
ヴァン「…………」
#ティア、照れ顔で
ティア「ごめんなさい、おかしなことを言って」
ヴァン「いや。そうだな。世界には無数の選択があり、人は己の意思でそれを選びとっていく。選択如何ではまるで異なる世界に変わっていくのだろう。そう思えば、今ここで私達が共にあることも、奇跡の一つなのかもしれん」
ティア「無数の選択……」
ヴァン「そうだ。そしてその道は未だ潰えてはいない。平和という理想の達成を目指して、みなで歩んでいかねばな」
#ティア、嬉しそうに
ティア「はい、兄さん」

ガイとヴァンのスキットも結構 濃厚な感じだったので、こんくらいねっちょリしててもいいかなと……。(^_^;)


ガイとヴァン

●という訳で、ガイとヴァンのねっちょりスキットを紹介してみます。

「しかし、お前とこうしてまた肩を並べられる日が来るとはな」

「そうだな……
この数奇な巡り合わせに感謝せねばなるまい」

「ああ……
なあ、こんな事言ったらお前は笑うかもしれないけどさ」

「どうした?」

「この先、何がどうなるかわからなくても こうしてお前と話してる今があるだけで 俺は、これまで生きてきて良かったって思うよ」

「フ……。いささか大げさな表現だな」

「おい、何だよ。本当に笑わなくたっていいだろ?」

「すまない。つい……な」

「……こんな時間がいつまでも続けばいいのにな」

「……ああ。そうだな……」

●ガイ兄さん……。ヴァンと話してる今があるだけで、今まで生きてきて良かったって。そこまで……そこまで辛い人生だったんかい、今まで(大汗)。
この世界のガイは、どういう生い立ちの人なんでしょうね。

●幼なじみを紹介してと言われてヴァンしか紹介しないところを見るに、ルークとは幼なじみじゃないらしい。(幼い頃からルークの世話をしていたとしても、幼なじみ、友達だという認識がない?)
「数奇な巡り合わせ」とヴァンが言ってるところを見るに、長い間 離れ離れになっていて最近再会したらしく読める。(ティアとは幼なじみではない様子)
しかし幼なじみとして平気でヴァンを紹介して、原作でのように秘匿していないので、復讐設定はないようです。

●……んー。ガイが幼い頃に戦乱で故郷が滅亡して一族離散して、その後ティアが生まれた。十年くらい経ってからルークの世話を介してヴァンとガイが偶然に再会、と言うあたりは原作通りなのかな。
ただし、二人には復讐心は全くなく、ファブレ家も復讐対象ではない、って感じ……でしょうか。
つまりこの世界のガイは、ルークと約束を交わしていない(ルークに救われたことはない)、ってことになるのかな。なんか寂しいですね。

●考えてみたら、本作のガイはルークの母親的保護者として描かれるばかりで、幼なじみはおろか親友としてすら描かれてないもんなぁ……。原作だと最後には、親友を超えて「心友」とさえ言ってたのに。
原作みたいに、ルークと悪い口調でコソコソ話ししてたり、一緒に剣術稽古して遊んだりしてるガイも見たかったかもです。


その他のティア

●参入から長い間、本当に目立たない感じでしたが、ゲーム終盤でメインシナリオに登場しました。
思えば前作『マイソロ2』でもメインシナリオに出てましたし、その意味では優遇されています。

●前作では、大人気キャラのリオンと組んでの出動で、互いに厳しい態度で接し、一部プレイヤーにすごく叩かれていた……気がします。
それを踏まえたのか、今回はセネルとの出動で、互いを褒め合っていました。これなら誰にも反感受けないですね。

●ところで、セネルとの任務の際のスキットで。
保安官だったのねと言われたセネルが「手伝いをしていたら周りが勝手にそう呼んだだけ」と否定すると、ティアは微笑んで「不本意そうに説明する割には、ちっとも表情が嫌そうじゃない」と指摘する。で、最後に

「素直じゃないのね、あなたも」

と言って終わるんですが。
最初、ティアが「私と同じようにセネルも素直じゃない、私達似た者同士ね」という意味で言ったんだと思ってたんです。前後して発生するスキットが、セネルに「歌が得意なんだな、今度聴かせてくれよ」などと言われて、ティアが「得意っていう程じゃ……」と不器用に照れるというものでしたから。

けど、クリアしてかなり経ってから ふと思いました。ここでティアが言及した、セネルと同じように「素直じゃない」人って。もしかしてルーク?

何故って、このスキットのタイトルは【素直じゃないね】ですけど、ロックスに不器用な優しさを見せるルークと彼を見守るガイを描写したスキットのタイトルも【素直じゃないね】で。揃えてあるのかな、と思ったからです。

もしもその意図だったら、「マイソロ3のティアはルークに冷たい」という認識を、やや改めることになるんですけど。
うーん。深読みし過ぎかなぁ……?
素直じゃない人はギルドに沢山いるわけですから、一般論なだけなのかも。

●それ以外では、相変わらず、動物系のキャラに「かわいい」とポッとするネタがとても多かったです。
ポッポ(鍛冶屋の巨大ラッコ)が

「ティアさんが、たまにこっちを切なそうな目で見つめてくるキュ……。これは……恋だキュ?」

と言ってたのが面白かった。

●ティアのもう一つの弱点、怪談やお化けが苦手という面は、相変わらず使われなかったです。(ナタリアが怪談大好きだという対比も。)
ロニ、カイウス、リッドにお化け嫌いネタが振られていて(怪談好き役はマオやファラに振られていました)、三、四種以上あったので、一つくらいティアも絡んでもよかったのになー。


その他のガイ

●女性恐怖症を絡めたトホホネタが多かったです。今回は、女性キャラにアコガレの目線を向けられることは全然なかったですね。フェミニストのキャラが他にも沢山いたからかな。

●個人用飛行機を作りたいと興奮して、天才リタに質問しまくって、打てば響くように答えを貰ってはしゃいでいたのは可愛かった。(でもなんか、危険な結論に向かってたような……。高く速く飛ぶ飛行機にパラシュートを持って乗れば死なないから安全って。それは安全なのか?)
ルークとジェイド曰く、ガイも結構おかしな奴だと思ってたけれど、リタも負けず劣らずの偏執狂、ある意味一緒、だとか。
(普段は常識人だけど、自分の好きな分野に触れると興奮して性格が豹変したようになるって点では、むしろリフィルに近いと思うけど、未だ絡んだことないですね、そう言えば)

●掃除が好きなんだそうです。でも、くしゃみが出るほどのホコリは勘弁、とか。
……そんなに舞うほどホコリが積もってたなんて。アビスチームの部屋、ガイが参入するまで誰も掃除してなかったのか?(汗)

●戦闘中、ガイが「せっちゅや! せっ、せっちゅ! せっちゅやー!」と、通常攻撃のたびにドスの利いた声で叫んでるように聞こえます。
たぶん本当は「せいっ、でやー!」とか言ってるんだろうと思いますが(笑)。私の中ではガイは「せっちゅや」兄さん。



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アニスちゃんはジェイドの部下

●アニスの参入はとても遅く、闘技場やエンディング後などの特殊参入キャラを除けば最後から二番目。もうシナリオ後半に入ってからでした。
沢山のキャラが使えて、それなりに参入ドラマが用意されているのは嬉しいけれど、こんなに遅いと「使いたい」意欲が下がっちゃう面もありますね。

●アニスの立ち位置は前作『マイソロ2』の統合・簡略化で、その意味で新味はなかったです。

前作
「上司のジェイドを追ってきて、遅れてギルドに加入」「負の感情にとらわれて行方不明になり、ジェイドと主人公が迎えに行く」

今作
「上司のジェイドを追う途中で行方不明に。ジェイドと主人公が迎えに行き、遅れてギルドに加入」

●前作で行方不明になったアニスがいたのは山(峠)でしたが、今回も山(雪山)でした。

#アビスチームの部屋に行くと、ジェイドが考え込んでいる。主人公を見て微笑って
「ああ、《主人公》でしたか
いえ、実はあなたにぴったりの頼み事が出来そうでして
後で、また来て頂けますよね?」

#主人公、何がしかジェイドに言ったらしい

「もちろん、無理にとは言いません。時間に都合の付く時で構いませんし
頼りにしていますよ、《主人公》」

……「時間に都合の付く時でいい」って。早く迎えに行ってあげないと、雪山ですよ?(汗)
ジェイド曰く
「放置しても問題ないとは思うのですが それでは体裁もあまりよくないですし。」だそうです。ツンデレなんだか本気なんだか。

#雪山(霊峰アブソール)に到着。
「ここですね。
全く、手のかかる部下を持つと大変です」
#失笑して
「お仕置きを考えておかないといけませんねえ」

#主人公、少し引いたらしい

「おや、どうしました?
ああ、今のはほんの冗談です
さあ、行きましょうか」


#雪道の途中。ジェイド、立ち止まって
「ふむ……マナが乱れていますね
どうやら、この山のどこかにいるのは間違いなさそうです」

#主人公、「ジェイドの部下」の安否を気遣ったらしい

「心配することはないでしょう。見た目以上にしっかりした型破りな子です
崖から落ちようが船から落ちようが何の心配もいりませんよ」

#主人公、何か意見したらしい

「おや。私は本当の事を言ったまでですよ。部下の事を、心から信頼していますから」

#主人公、納得したらしい

「有事の際は奥の手もあります。その時は、あなたにも手伝ってもらいますので
さてさて。そろそろ先に進みましょうか」

●「奥の手」と、何やら思わせぶりな事を言ってますが、結局何もしなかったですし、それが何なのか示唆されることもなかったです。
山の中腹まで行くと、赤いバケツの帽子をかぶった大きな可愛い雪だるまがあって、その陰からアニスが覗いていました。

#ジェイド、雪だるまに歩み寄って立ち止まり、しばらく沈黙してから
「おやおや、こんな所でかくれんぼですか?
そこにいるのでしょう、アニス」

#姿を現すアニス
「さっすが大佐☆ どうしてわかったんですかぁ?」

「さぁ、どうしてでしょう? 不思議ですねえ
とっさに、大量の始末書が頭に思い浮かんだからでしょうか」
#ギョッとして困り顔になるアニス。ジェイド失笑を浮かべて
「さて。その始末書は、誰が書くものなんでしょうね?
途中で勝手な寄り道をして、合流の遅れたかわいそうな部下にでもやらせてみましょうか」

「はうあ! そ、それだけは!」

「おや。何を動揺しているんです? 今更じゃないですか
次回の給与明細が楽しみですね。ね、アニスv

「ううう……大佐の鬼、悪魔~!」

「と、私が本気で言うとでも思いましたか?
無事で何よりです。よく連絡をくれました」

「大佐ぁ……
でもさっきの、半分目が本気でしたよぅ?」

「そう見えたのなら、それはそれでいいですよ。既成事実にするだけですから」

#見ている主人公。何か口を挟んだらしい

「おや、そういえば紹介がまだでしたね
私の部下のアニスです」

「アニス・タトリンですv 初めましてvv

「とまあ、少々クセのある性格ですがそのうち慣れると思うのであまり気にしないで下さい」

「はうあ! それ、大佐にだけは言われたくないですぅ!」

「さて、アニスも無事見つけた事ですし帰るとしましょうか」

「って、思いっきり聞いてないし……!」

●ジェイドの「とまあ、少々クセのある性格ですが」という結論が唐突に思えたので、もしかして主人公を男性にしておくと、アニスが玉の輿狙いの媚び台詞でも言うんだろうかと思ったんですが、二周目で確認してみたらそんなことなかったです。(^_^;)

#バンエルティア号に帰還
「やれやれ。やっと戻って来れましたね」

「ほんとにすみませんでした、大佐……」

「いえいえ。いいんですよ、アニス
その分、キリキリ働いてもらいますからv

「はうあ! (哀しげに俯いて)やっぱり大佐って鬼……!!」

#ルークが来る
「何だぁ? 随分にぎやか……」

#アニスハッとして、満面の笑顔になり
「ルーク様ぁv
#ルークに飛びつく

「うわっ、何だ!?」

「ルーク様、会いたかったですうv
もうアニスちゃん、ルーク様の事が心配で心配で……」

「わかった、わかったから。いーから離れろ!」
#ルーク、アニスを引きはがす

「もう。ルーク様ったら、照れ屋さんなんだからぁv

#ルーク、赤面して
「そうじゃねえっつーの」

「おやおや、相変わらずラブラブが炸裂している様ですねえ、アニス」

「えへv 大佐にもわかっちゃいますぅ?」

#まだ赤面してるルーク
「だから、そんなんじゃねーって!」

「むきになって否定するところがますます怪しいですねえ」

「っくそ、こいつらと話してると埒があかねえ……
(小声で)とんだ疫病神コンビだぜ、ったく」

「ルーク? 聞こえていますよ」
#ゲッとなるルーク

「……とまあ、そういうわけで無事目的も達成出来ました
ご協力感謝しますよ、《主人公》
また何かあった時には、お願いする事もあるかもしれません
今後ともよろしくお願いします、ね?」

ルークとの絡みは原作序盤まんまな感じで可愛いですねv

●ところで、この世界だとナタリアとアニスの関係はどうなってるんでしょう。
二人が会話するエピソードが皆無でした。(同じ部屋に寝泊まりしてるのに……。)
原作だと、中盤以降はティアも交えて無二の親友同士になりますが、序盤ではルークを挟んで超ギスギスしてましたっけ。では、原作序盤準拠らしい本作では……?

●それにしても、お祭りゲームでは常に「アニスはジェイドの部下」という設定改変になってますね。
今回は原作での上司に相当するヴァンが仲間にいるのに、その辺はスルーでした。


人間が小さいアニス

●今作のアニスはメインシナリオには全く関わらず、参入イベント以外のサブイベントにも登場しません。
スキットは一定数用意されていますが……。
特に毒でも薬でもない相槌役や被害者役のほかは、毒舌か、玉の輿狙いで男に媚びるネタばかり。

●ジュディスに胸が大きくて羨ましいと言うスキットなんて、ただ羨ましがっているだけでいいのに、ニヤニヤしながらジュディスの裏心を探ろうとして逆にやり込められるという展開で……。

●マイソロ3のアニスって何だか、《人間がちっちゃい》って感じがしませんか?
《心根が卑しい》と言うのか。なんなんだろうこれ。

●よく気働きして、勤勉で、陰でコツコツ努力していて、弱い人を放っておけない面倒見の良さがあって、なにより料理の腕は「ご家庭のお料理上手」の域を超えた一流シェフ級。依頼されて他国の軍のメニュー指導したことすらある。
そうした美点は、前作に引き続き、ちっとも取り上げられることがなかったです。

●毒舌方面なら、せめてジェイドとコンビで人をからかう、みたいなユーモアあって楽しいスキットがあってもよかったのにな~。
ジェイドが駄目なら、(人の悪いジェイドと立ち位置を入れ替えられそうな)ジュディスとか、(人をからかう役回りが違和感なさそうな)レイヴンとかゼロスとかイリア、スパーダとかと一時的コンビになるのでもよかったのに。とか。

●あと、ノーマには負けますがアニスも年長の男性を一方的にニックネーム呼びすることが結構あるので、そういう絡みがあってもよかったのになぁ。

●料理も。今回は食事当番制があって全員が料理を作ると言う設定だったのに、アニスの料理上手は誰の口の端にも上りません。
ロックスとガイがあり合わせの食材で美味しい料理を作る方法で盛り上がってましたが、そういうのこそアニスの得意分野だと思うのにね。

●要は、ピックアップされてる部分が狭いし、負の面に偏っているように感じられました。前作もそうでしたから予想はしていましたけれど、残念。


アニスの王子様

●アニスがギルドのイケメンに次々玉の輿狙いのアタックして「アニスの王子様」を探すスキットシリーズは、個人的に、かな~~りビミョーでした………。
過程も結論も納得できヌェーですー。

●まずはウッドロウにアタック。
思えば前作でもそうしていて、「子供がこんなことをするとは嘆かわしい、子供にそうさせる環境が悪い」みたいに説教されてしまい(何気に原作アニスのキャラクター性の否定ですよね)、見てるこっちまでゲンナリさせられたものでしたが、今作でもアレをやる気かと身構えてしまいました。(^_^;)
でも流石に同じにはならず、パラレル的に展開。

今作ではウッドロウ側に、彼を慕う少女・チェルシーがいて、「ウッドロウさまのお嫁さんになるのはこの私ですから!」と牽制。アニスは「ウッドロウ様には面倒なのが付きまとってるわけか……これって、他の相手も見繕っておいた方がいいのかも……?」と、他の男の物色に向かいます。

●次にアタックしたのはゼロス。

「ゼロス様ぁv 良かったら今度、私とどこか遊びに行きませんかぁ?」

「あ~、ごめんねアニスちゃん。俺さま、ちょ~っと今、予定が立て込んじゃってるんだわ
また今度誘うから その時にヨロシクv

「えっ、ゼロス様……」

#ゼロス、さっさと立ち去ってしまう。すぐに向こうから声
「ティアちゃ~んv  これから俺さまとデートしない?」

「お断りするわ」

「あ~んもう、ティアちゃんってば冷たいv

#しょんぼり黙りこんでいたアニス、怒り顔になって
「ちっ……噂に違わぬ女たらしか。あれはモノにするのに時間がかかるかも……
他の手を考えよ……
お金持ちは、他にもい~~っぱいいるもんね!」

●どう思います?
私は、あまりいい気分にはならなかったかも……です。

ゼロスが多忙を口実にアニスを断った目の前で他の女の子を誘っていて、態度があまりに露骨で、いくらなんでも失礼過ぎるだろうと。

このスキットを書いたシナリオライターさんはアニスが嫌いなんだろうかと、不審を抱いたくらいです。
アニスならこのくらい軽んじられても当然だ、という解釈なのでしょうか?
最後にアニスに「酸っぱいブドウ」的な負け惜しみを言わせているのも、あまりいい感じではないなあとか。

●確かに原作でもアニスの玉の輿作戦は成就しません。
でも、振り役のルークもジェイドもガイも、こんなやり方でアニスを軽んじたりはしなかったです。
アニスがゼロスに声をかけるけれど振られてしまう、というネタを扱うにしても、もう少しこう、優しいと言うか、ユーモラスな感じがあった方が自分的には嬉しかったかなぁ、なんて。

というわけで、以下、自分の好みだけを投入した妄想~。

ア「ゼロス様ぁv 私、今日は食事当番なんです。ゼロス様のために腕によりをかけちゃいますからねv
ゼ「お~。アニスちゃんの料理は旨いからねぇ。俺さま、楽しみだぜぇv
ア「えへへ☆ それで、良かったら今度、一緒にどこか遊びに行きませんかぁ? 私、お弁当作っちゃいますぅ。デザートには、メロンとか……」
#後ろをティアが通る
ゼ「おおっ! あのたわわなメロンは……ティアちゃ~~んvv
#ゼロス、ティアを追いかけて行ってしまう
ゼ「これから俺さまとデートしない? おっ、あっちにいるのはジュディスちゃんv ミントちゃんもvv
し「ゼロスっ!!」
ゼ「げっ、しいな!」
し「あんたって奴は、またみんなに迷惑かけて。今日という今日こそは許さないよ!」
ゼ「ちょ、やめろって。普通に話してただけでしょ~が!」
し「待ちな!」
#声が遠ざかり、聞こえなくなる。アニス、沈黙後
ア「ちっ。噂に違わぬ女たらしか。いくらお金持ちでも、アレはアレで問題アリかも。
(トホホ顔で)あ~あ。他の手を考えよ……」

●それはそうと、原作通りならゼロスは大金持ちですけど、マイソロ3ではどうなんでしょう? だって、大国に搾取されてるんだかユグドラシルに滅ぼされたんだかの村の出身で、しかも差別を受けている天使という種族の一人なんですよね?
いいところ「村の金持ち」のレベルで、それだとイリアやルカと変わりません。
アニスが打算的に玉の輿を狙うほどのいい条件の人のように思えないんですが……。

●どうせゼロスと絡むなら、トクナガつながりでセレスの話題なんか出ても面白かったですよね。
このゲームのスタッフは、リリスは大ピックアップしてても、セレスは存在すら覚えてないっぽかった。(^_^;) 同じ、闘技場に出てくるブラコン妹キャラなのに。
チェスターやヒスイやヴァンは勿論、ジェイドすら妹がいることに触れていたのに、ゼロスは全然兄キャラとして扱われませんでした。

●さてさて。ウッドロウを諦め、ゼロスに振られ。最後にアニスがたどり着いた理想の「王子様」は。
じゃじゃ~ん。スパーダでした~!
……ええ~。

見た目も言動も街角の不良少年にしか見えない彼ですが、実は名門貴族の御曹司だとイリアに聞かされて、彼こそはアニスちゃんの王子様だと舞い上がる。

んん? 確かスパーダって長男ではなくて、かなり下の弟じゃなかったですっけ。家は兄が継いでいて彼は家を出ているとかいう話だったんじゃ。
玉の輿を狙う相手としては見劣りする条件のような気がするけど……。

●ともあれ、またまたスパーダに言い寄って振られる(もしくはアニスが何らかの理由を付けてスパーダを見限る)オチになるのかと思いきや、二人が話すエピソードは全くなし。
なのに、アニスがスパーダこそ自分の王子様だと頬染めて騒ぐスキットは二種類も用意されてあると言う……。なんぞこれ。
そうして、オチのつかないまま放置終了でした。

●アニス曰く、ルークはワガママ過ぎで駄目、ウッドロウとゼロスは競争率が高いから駄目(婚約者のいるルークには平気で言いよっていたくせに?)、アスベルは真面目過ぎて駄目、だからスパーダ様がアニスの王子様かも、だそうで。
……ええええ? 資産的な条件がずっといいルークは性格が駄目でスパーダはいいんだ。で、アスべルも性格が駄目でスパーダならいいんだ。

アニスがスパーダを「性格の面で」チェックして、なみいる男性キャラ達の中で最高位、私の王子様だとすることに、自分の感覚で違和感があって、どうにもモヤモヤする結末でした……。
スパーダが根は義侠心のある若者だとは知っていますが。根はいい奴、と言うならルークだって、他のキャラだってみんなそうでしょ。

お金持ちというなら大国の騎士隊長のフレンも出世頭ですから立派な玉の輿候補だと思うんですけど(外見も性格も王子様的ですし)、候補にもならない。
マイソロ3のアニスは真面目系の人は嫌いなんですね。不良少年系が良いのか。で、同じチンピラ系おぼっちゃまでもルークは駄目だけどスパーダは王子様なんだ。ふーむ……。

●ハッピーエンドの期待できるパラレル世界なのだから、イオンやフローリアンが(会話の中にでも)いてくれたら、もっと嬉しかったかもですね。


ティアとヴァン

●以前の感想に、《ヴァンお兄ちゃんとティア》ネタを期待していたのに、今のところ出てこなくて残念、と書きました。
その後、闘技場からリリスを特殊参入させた途端、怒涛の勢いでグランツ兄妹ネタのスキットが発生しました。

●私は一周目、クリア後まで闘技場に殆ど行ってなかったので、これらスキットの発生も遅くなったわけですが、リリス参入はメインシナリオ序盤(闘技場オープン時)から可能だそうですので、本来は序盤で見るスキットみたいですね。

●けれど、そこで描かれていたグランツ兄妹の姿は、私が期待していたのとは別、むしろ逆方向のものでした。
互いへの情はあるらしいものの決して慣れ合うことがなく、親しい触れ合いもなく、常に距離を置いていて、どこか寒々とした、薄昏[ぐら]い哀しみに満ちている。
……あ、あれぇ?(汗)

ティア「リリスは、スタンと本当に仲がいいのね」

リリス「そうでもないんですよ。兄が家にいた時は、毎日喧嘩ばっかりしてましたから」

「喧嘩……
(俯いて)……そうよね、普通の兄妹は、喧嘩をするものなのよね」

#リリス、不思議そうに
「ティアさんは、ご兄弟と喧嘩をした事がないんですか?」

「……そういう間柄ではなかったから
兄は……そう、私にとって目標であり、尊敬の対象だった……」

「立派なお兄様だったんですね。羨ましいです
うちの兄にも、少しは見習って欲しいくらいですよ」

#俯いて黙りこむティア
「…………」

『ファンダム2』ティア編のみのイメージを踏襲した感じ、かな……?

●でも本作のヴァン師匠は、復讐心で歪むことのなかった、ティアと決裂することもなかったパラレル世界の人。自慢のヴァン兄さんのままの筈なのに。
だからこそ原作とは違う、仲の良いままの、夢の兄妹関係が見られるんだと期待していたのになァ。うう~ん。がっかり……。

ガイの方は、ヴァンとの《仲良し幼なじみ》ぶりが複数のスキットでアピールされていて、「今こうして一緒にいられることが嬉しい」みたいに濃厚に語りあう場面すら用意されていたというのに。

まあつまり、シナリオライターさんに「ヴァンが歪まなかったが故に救われるガイ」を書きたいと言う想いはあっても、同じようにティアを救いたい想いはなかった、ということなんでしょうけども。ちょっと待遇の差があからさまかも。(^_^;)

●思えば、発売前に公式サイトで公開されていたスキットで、ティアは幼い頃からしっかりしていて、手のかからない、兄に全然甘えない妹だったと語られていましたっけ。
う~ん??
これはキャラ解釈の違いって奴なんだろうなぁと思いました。
私は、ティアという女の子の生い立ちや性格も、ティアとヴァンの兄妹関係も、そういうものではなかったと思っているので。

●原作序盤のフェイスチャットに、ティアの好みの男性は誰か、ヴァン総長でしょうとアニスに指摘され、ティアが赤面して絶句するものがあります。彼女はブラコンなのだと、ここで言葉にして定義付けられています。

ティアは小さい頃、泣いてばかりいた。そんな彼女にヴァンは子守歌代わりに譜歌を詠い聞かせていた。騎士団に入って家を出た後も、帰って来ては妹のためにセレニアの花を植えたり、料理を教えたりしていた。

ティアは決して、幼い頃から聞き分けのいい甘えない子供だったわけじゃない。むしろ甘えん坊で泣き虫で兄の手を焼かせていた。
そう、私は解釈していました。

年齢以上にしっかりした(しっかりしようと気を張っている)女の子だというのも事実だと思いますが、根っこの部分、兄に対してのプライベートな面で。
兄の助けになりたくて軍に入った。それすらも、兄とずっと一緒にいたいと言う甘えが、根底にはあっただろうと。

●原作世界では兄と刺し違える覚悟で張り詰めていたわけですが、本作にはそれがない、はずですよね。
だったら尚更、兄妹二人っきりの時とか、或いは何かの拍子にポロッと、甘えん坊のブラコンの顔を垣間見せる、そんなネタがあるんじゃないか、いや当然あるはずだ、な~んて期待してました。大外れでしたけど……。

例えば、こんな脳内妄想。

ノーマ「ヴァンヴァンとティア(※ティアのあだ名が判らなかったので暫定)ってさ、兄妹なんだよね」
ティア「ええ」
リリス「失礼ですけど、けっこう年が離れていますよね」
ティア「そうね。兄が11歳の時、私が生まれたから……」
#「!」となる面々
ノーマ「嘘っ。じゃあ、ヴァンヴァンって……27歳!? 渋いおじ様だと思ってたのに~! ウィルっちより若いんじゃん! 老け過ぎっ」
ティア「そ、そうかしら……」
シャーリィ「やっぱり、髭でしょうか」
リリス「そうかも。剃ったら若く見えるんじゃないでしょうか」
ノーマ「お~、それいい! あたし、ヴァンヴァンが髭を剃ったところ、見た~い」
#ティア、慌てて
ティア「で、でも、兄さんの髭は貫禄がつくようにわざと伸ばしているものだし」
#赤面して
ティア「それに、あの髭が可愛いんじゃない!」
#「・・・」となる面々
リリス「(笑顔)ティアさんって……」
シャーリィ「(真面目顔)ブラコンなんですね」
ノーマ「あんたらが言うかな……」

んで。ヴァンの方も、妹が外の世界に出ることにいい顔をせず、苛めを懸念して(?)士官学校にも通わせず、直属の部下を教官派遣するVIP待遇にしたりと、過保護な面があったりするわけで。その辺を扱うネタがあってもよかったのになぁ、なんて思いました。
以下妄想。

ヒスイ「シングの野郎。これ以上コハクに近寄らせねぇからな!」
チェスター「おいおい、またやってんのかよ。あんまりやりすぎると、コハクに嫌われちまうぜ」
ヒスイ「んなわけあるか! 兄貴として当然の事だからな。そう言うお前も、毎日アミィアミィうるせぇじゃねーか。お前はアミィに悪い虫が付いても黙って見てんのかよ!」
チェスター「んなわけねぇだろうが! アミィに近づく奴は、俺がぶっ飛ばす!」
#見ているセネルとヴァン
セネル「おいおい……。ミイラ取りがミイラになってるぞ。
そういえば、あんたの妹ってティアなんだってな。あんたは、妹が心配になったりしないのか?」
ヴァン「そうだな。できれば軍人にはなってほしくなかったが……。しかし、ティアが自分の意思で選んだ道だ。押しとどめることはできぬ」
#考え込む様子のセネル
セネル「そうか……。妹を信頼しているんだな。俺も見習うべきなんだろうが……」
ヴァン「無論、士官学校には手を回し、我が配下の女性を教官として送り込んでおいた」
セネル「は?」
#「!」となる面々
ヴァン「フッ。悪い虫を排除するのなら、このくらいは手を打っておかねばな」
#不敵に笑って立ち去るヴァン。汗タラの面々
ヒスイ「あいつ、とんでもねぇシスコンだぜ……」

おまけでもう一つ妄想。
ガイに「ヴァンと平和に過ごせて幸せ」というスキットがあるんなら、同様のものがティアにもあってよかったんじゃないかなぁと思ったので。

#ティアが一人で詠っているところにヴァンが来る
ヴァン「譜歌か」
ティア「兄さん」
ヴァン「邪魔をしたか?」
ティア「ううん。……ねえ、覚えてる? 小さい頃、泣いてばかりいた私に、兄さんは子守歌代わりに譜歌を聞かせてくれたわね」
ヴァン「そうだったな。今ではもう、その歌はお前のものだ。母さんから受け継いだ面影を、お前が未来に繋いでいく」
ティア「ありがとう、兄さん……。
私、不思議な気がするの。少し前まで家でお祖父さまと一緒に兄さんの帰りを待つだけの私だったのに、今はこうして同じ船に乗って、同じ目的に向かって戦っている。そのことが奇跡のように思えて、泣けるくらいに嬉しいのよ」
ヴァン「…………」
#ティア、照れ顔で
ティア「ごめんなさい、おかしなことを言って」
ヴァン「いや。そうだな。世界には無数の選択があり、人は己の意思でそれを選びとっていく。選択如何ではまるで異なる世界に変わっていくのだろう。そう思えば、今ここで私達が共にあることも、奇跡の一つなのかもしれん」
ティア「無数の選択……」
ヴァン「そうだ。そしてその道は未だ潰えてはいない。平和という理想の達成を目指して、みなで歩んでいかねばな」
#ティア、嬉しそうに
ティア「はい、兄さん」

ガイとヴァンのスキットも結構 濃厚な感じだったので、こんくらいねっちょリしててもいいかなと……。(^_^;)


ガイとヴァン

●という訳で、ガイとヴァンのねっちょりスキットを紹介してみます。

「しかし、お前とこうしてまた肩を並べられる日が来るとはな」

「そうだな……
この数奇な巡り合わせに感謝せねばなるまい」

「ああ……
なあ、こんな事言ったらお前は笑うかもしれないけどさ」

「どうした?」

「この先、何がどうなるかわからなくても こうしてお前と話してる今があるだけで 俺は、これまで生きてきて良かったって思うよ」

「フ……。いささか大げさな表現だな」

「おい、何だよ。本当に笑わなくたっていいだろ?」

「すまない。つい……な」

「……こんな時間がいつまでも続けばいいのにな」

「……ああ。そうだな……」

●ガイ兄さん……。ヴァンと話してる今があるだけで、今まで生きてきて良かったって。そこまで……そこまで辛い人生だったんかい、今まで(大汗)。
この世界のガイは、どういう生い立ちの人なんでしょうね。

●幼なじみを紹介してと言われてヴァンしか紹介しないところを見るに、ルークとは幼なじみじゃないらしい。(幼い頃からルークの世話をしていたとしても、幼なじみ、友達だという認識がない?)
「数奇な巡り合わせ」とヴァンが言ってるところを見るに、長い間 離れ離れになっていて最近再会したらしく読める。(ティアとは幼なじみではない様子)
しかし幼なじみとして平気でヴァンを紹介して、原作でのように秘匿していないので、復讐設定はないようです。

●……んー。ガイが幼い頃に戦乱で故郷が滅亡して一族離散して、その後ティアが生まれた。十年くらい経ってからルークの世話を介してヴァンとガイが偶然に再会、と言うあたりは原作通りなのかな。
ただし、二人には復讐心は全くなく、ファブレ家も復讐対象ではない、って感じ……でしょうか。
つまりこの世界のガイは、ルークと約束を交わしていない(ルークに救われたことはない)、ってことになるのかな。なんか寂しいですね。

●考えてみたら、本作のガイはルークの母親的保護者として描かれるばかりで、幼なじみはおろか親友としてすら描かれてないもんなぁ……。原作だと最後には、親友を超えて「心友」とさえ言ってたのに。
原作みたいに、ルークと悪い口調でコソコソ話ししてたり、一緒に剣術稽古して遊んだりしてるガイも見たかったかもです。


その他のティア

●参入から長い間、本当に目立たない感じでしたが、ゲーム終盤でメインシナリオに登場しました。
思えば前作『マイソロ2』でもメインシナリオに出てましたし、その意味では優遇されています。

●前作では、大人気キャラのリオンと組んでの出動で、互いに厳しい態度で接し、一部プレイヤーにすごく叩かれていた……気がします。
それを踏まえたのか、今回はセネルとの出動で、互いを褒め合っていました。これなら誰にも反感受けないですね。

●ところで、セネルとの任務の際のスキットで。
保安官だったのねと言われたセネルが「手伝いをしていたら周りが勝手にそう呼んだだけ」と否定すると、ティアは微笑んで「不本意そうに説明する割には、ちっとも表情が嫌そうじゃない」と指摘する。で、最後に

「素直じゃないのね、あなたも」

と言って終わるんですが。
最初、ティアが「私と同じようにセネルも素直じゃない、私達似た者同士ね」という意味で言ったんだと思ってたんです。前後して発生するスキットが、セネルに「歌が得意なんだな、今度聴かせてくれよ」などと言われて、ティアが「得意っていう程じゃ……」と不器用に照れるというものでしたから。

けど、クリアしてかなり経ってから ふと思いました。ここでティアが言及した、セネルと同じように「素直じゃない」人って。もしかしてルーク?

何故って、このスキットのタイトルは【素直じゃないね】ですけど、ロックスに不器用な優しさを見せるルークと彼を見守るガイを描写したスキットのタイトルも【素直じゃないね】で。揃えてあるのかな、と思ったからです。

もしもその意図だったら、「マイソロ3のティアはルークに冷たい」という認識を、やや改めることになるんですけど。
うーん。深読みし過ぎかなぁ……?
素直じゃない人はギルドに沢山いるわけですから、一般論なだけなのかも。

●それ以外では、相変わらず、動物系のキャラに「かわいい」とポッとするネタがとても多かったです。
ポッポ(鍛冶屋の巨大ラッコ)が

「ティアさんが、たまにこっちを切なそうな目で見つめてくるキュ……。これは……恋だキュ?」

と言ってたのが面白かった。

●ティアのもう一つの弱点、怪談やお化けが苦手という面は、相変わらず使われなかったです。(ナタリアが怪談大好きだという対比も。)
ロニ、カイウス、リッドにお化け嫌いネタが振られていて(怪談好き役はマオやファラに振られていました)、三、四種以上あったので、一つくらいティアも絡んでもよかったのになー。


その他のガイ

●女性恐怖症を絡めたトホホネタが多かったです。今回は、女性キャラにアコガレの目線を向けられることは全然なかったですね。フェミニストのキャラが他にも沢山いたからかな。

●個人用飛行機を作りたいと興奮して、天才リタに質問しまくって、打てば響くように答えを貰ってはしゃいでいたのは可愛かった。(でもなんか、危険な結論に向かってたような……。高く速く飛ぶ飛行機にパラシュートを持って乗れば死なないから安全って。それは安全なのか?)
ルークとジェイド曰く、ガイも結構おかしな奴だと思ってたけれど、リタも負けず劣らずの偏執狂、ある意味一緒、だとか。
(普段は常識人だけど、自分の好きな分野に触れると興奮して性格が豹変したようになるって点では、むしろリフィルに近いと思うけど、未だ絡んだことないですね、そう言えば)

●掃除が好きなんだそうです。でも、くしゃみが出るほどのホコリは勘弁、とか。
……そんなに舞うほどホコリが積もってたなんて。アビスチームの部屋、ガイが参入するまで誰も掃除してなかったのか?(汗)

●戦闘中、ガイが「せっちゅや! せっ、せっちゅ! せっちゅやー!」と、通常攻撃のたびにドスの利いた声で叫んでるように聞こえます。
たぶん本当は「せいっ、でやー!」とか言ってるんだろうと思いますが(笑)。私の中ではガイは「せっちゅや」兄さん。



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【2011/03/02 00:25】 | テイルズ系の話【レス含】
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