「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
マイソロ3の『アビス』関連に特化したネタバレ感想です。
あくまで主観であり、色眼鏡・偏り・思い込みは当たり前ですので、予めご容赦ください。

また、基本的に販売されたゲームのみを見ての感想・妄想ですので、今後追加配信されるかもしれないサブイベントの内容によっては矛盾が生じることもあり得ますが、その点もご了承願います。

----------------

やっとルークが参入。長かった……。



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 マイソロ3・結果報告 総合編



以下、どーでもいい内容ですが、念のため折り畳んで。


ナタリア組参入

●ナタリア、ジェイド、ティアの三人が、ルークたちに先んじての参入でした。

#ナタリアとティアを引き連れたジェイドが、バンエルティア号のホールに入ってくる
ジェイド「国に属さない中立のギルド、アドリビトムはこちらでしょうか?」

アンジュ「はい。わたしがリーダーのアンジュです。何か依頼でしょうか?」

ジェイド「依頼というか、そうですねぇ…。しばらく、かくまって欲しいのですが」

アンジュ「かくまう、ですか?」

ジェイド「ええ。ここはどの国にも属さない自由のギルドと聞いているのでね
高貴な身分の方を隠すには、ちょうどいいと思いまして
申し遅れました、私はライマ国国軍大佐ジェイド・カーティスです
そして、こちらがライマ国王女のナタリア姫です」

#ナタリア、気恥ずかしそうに赤面して
ナタリア「ジェイド。あなたは私[わたくし]の家庭教師でしょう? いつもの通り、ナタリアで構いませんわ」

ジェイド「おや、そうですか。では、遠慮なく」

ナタリア「ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディアです。よろしくお願いしますわ」

ジェイド「そして彼女は、私の部下のティア。ナタリアの護衛です」

#ティア、凛とした態度で
ティア「私はティア。ティア・グランツ」

アンジュ「はい、よろしく。ともかく、込み入った事情がありそうね
それじゃ、ジェイドさん。部屋へお通ししますね。お話はそこでお伺いします
《主人公》。あなたも部屋の用意を手伝いに来てちょうだい。お願いね」


#部屋に移動

アンジュ「部屋は気に入ってくれたかしら?」

ナタリア「ええ、素敵ですわ」

アンジュ「ふふ、良かった。もちろん、御部屋代もしっかり頂きますけど♪」

ナタリア「まあ…!」

ジェイド「困りましたねぇ。今、我々は持ち合わせがないもので」

#アンジュ、悪い笑い方をしながら
アンジュ「このギルドでは、王族だろうと容赦しません
居付くなら家賃を払うか、ここでギルドのメンバーとして働くか、好きな方を選んでね♪」

#ナタリア、暗い顔になって
ナタリア「私は構いませんわ。いつライマ国に戻れるか、わからないのでしょう?」

#ジェイド、飄然と微笑って
ジェイド「暴動が収まるまでは仕方ありません
では、ここで働くという事で」

#アンジェ、満面の笑み
アンジュ「決まりね♪
それじゃあ、次の話をしましょう。
あなた達の国では、何があったの?」

ジェイド「我がライマ国で、暴動が起こりましてね。「暁の従者」という宗教組織の導引によるものです」

アンジュ「「暁の従者」?
ディセンダーを奉るという新興宗教ね」

ナタリア「「暁の従者」の信者達は皆、人を超えた異様な力を持っていました
国民は信者に煽られてしまい、城を攻め落とそうと……」

ジェイド「まあ、そんなわけで王族には安全の為、国を離れた方が良いと思いましてねえ
そういえば、ディセンダーが降臨したと言っていましたね」

アンジュ「その「ディセンダー」と呼ばれる者を連れていたの?」

ジェイド「そこまでは、確認していません」

ナタリア「私達王族が至らないばかりに…
国は星晶[ホスチア]の利権には恵まれず、国民には、苦しい思いをさせてしまっていましたわ」

ジェイド「そこで「暁の従者」が現れ、ディセンダーを担ぎ出して、救いとやらを持ち出した事で、国民の不満が爆発してしまった様ですねえ
困ったものです」

アンジュ「「暁の従者」は、大国に搾取されるがままだった人たちにより興ったと聞いたな…
でも、小さな宗教団体が、大きな力を手に入れ一つの国を没落寸前に追い込むなんて考えられない事態よ
信者が、人を超えた異様な力を持っていたって、そこが気になるんだけど…
わたし達も、「暁の従者」を追っているから」

ジェイド「そうですか。こちらでは、彼らの拠点情報を掴んでいますよ
アルマナック遺跡、という話です」

アンジュ「そう…、貴重な情報をありがとう
アルマナック遺跡…。誰か行ってみてくれないかしら…」


●アンジュの要求を即断で丸呑みし、彼女側が欲しがっている情報(暁の従者の拠点)を何の駆け引きもなく渡しちゃうジェイド。……逃避行に疲れていたのでしょうか。持ち合わせがないと言ってましたし。

●ちなみに、暁の従者はライマ国以外でも暴動を起こしているそうです。

●この後ジェイドは、アンジュと共に、自らアルマナック遺跡に調査に向かっていました。
で、ディセンダー様さえいれば世界は救われる、ディセンダー様に授かった超能力を使って俺達で世界を平和に導くんだと異能の力を振るう暁の従者の信者に、「世を変えるにも、ディセンダー頼りですか。それでは、何も変わりませんよ」とチクリ。

…しかしこの先、シナリオ後半の展開で、「ディセンダーの持つ特殊な浄化能力を世界中の人に転写するヨ・ディセンダーから分けてもらった力で皆で世界を救おうネ・改心した暁の従者の信徒たちも協力するヨ・みんな変わったんだ素敵だね!」とやったので、微妙な気分でした。

暁の従者たちがディセンダーに頼り、授かった超能力で世界を平和に変えようとすることと、アドリビトムがディセンダーを戦わせて、その超能力を転写して世界を平和に変えようとすることと。大して違わないと思えるので。

この辺は、最後の総合感想でまた書きます。

●今作のティアはナタリアの護衛。同性ですし、逃避行の中では世話係も兼ねるのが当然でしょう……と思ってたら、サッサとナタリアを置いて一人で別室に陣取ってて驚きました。
後のルーク参入を見越しての部屋割なんでしょうけど。ナタリアをジェイドと二人きりで寝泊まりさせていいのかなァ。(^_^;)
リタが、最初はヴェスペリア部屋にいて話が進むと化学部屋に移動してたように、ルーク組(アッシュ)が来るまではティアもナタリアと同室でも良かったのにな。

●「家庭教師なのだから」呼び捨てで良いと言うナタリア。
今作では強い絆があるのかと思いきや、今後、ナタリアとジェイドが絡むエピソードは全くありませんでした……。

●家庭教師だけでなく、護衛のティアもタメ口。彼女は次期国王のルークを厳しく叱りつけてさえいました。
言動は原作通りなんですけど、背景事情が原作とは違う点を考えると変な感じ。

●ギルドマスターのアンジュ。ナタリア達より先に加入した王族、エステルやウッドロウの時はもっと畏[かしこ]まった態度を取っていたのに、アビスチームには最初から遠慮しません。(^_^;) 次のルーク組への対応はもっとオブラートが少なかったです。
三(四)度目ですから、王族にも慣れちゃったのか。……小国の王族だからって事でもあるかなあ。エステルもウッドロウも、大国の王族という設定でしたから。

●ライマ国の暴動は民衆が起こしたもの、という設定は気になりました。扇動したのが怪しげな宗教団体とは言え、民衆の反乱であるのは事実です。
話が進むと、暴動は同盟国軍の介入により収まったと語られるのですが……少なからず血が流れたと考えるのが普通ですよね。

ライマ国王族は、「民衆に憎まれて」逃げ出した。民衆を「武力で」鎮圧した。
なのにナタリアは作中ずっと「民のため」と理想を掲げ、綺麗なことしか言いません。

……原作のナタリアは、既に様々な事業を行い各地に視察や慰問に出て、多くの実績を作っている政治家でした。「何が出来るか判らないから、世間を知るため旅に出よう」みたいなところでウロウロしてる王女ではなかったです。
実績により、彼女は民衆の圧倒的な支持を得ていました。原作中に国を追われるイベントがありますが、王に処刑されそうになったナタリアを民衆が身を挺して庇い、逃がしてやるという内容だったのです。

ですから、どうせなら「暁の従者と結託したライマ国軍の一部が反乱を起こし、ナタリアたちは民衆の助けで辛くも逃げのびてきた…」みたいな設定だったほうが、原作に沿いますしナタリアのキャラクターも際立ったのにな、なんて思いましたです。

●ヴェイグたちリバースチームが故郷の人々を心配するネタは何回も出てきたのに、民衆の暴動で国を追われたナタリアが、別れたままの親族の安否を気遣う描写がただの一度もなかったのは、ちょっと残念だったなぁ。


ナタリアとエステル

●国を憂い理想に燃える王女同士という事で、今作ではエステルとナタリアの友情(と言うか、同朋意識?)が強く描かれていました。

「新しい方ですね。
わたしはエステリーゼと言います。よろしくお願いしますね」

「ナタリアです。こちらこそ、よろしくお願いしますわ
ところで、あなたはガルバンゾ国の王女とお聞きしていますけれど」

「はい…。城の中に居るだけでは、国民や、世界の為に成すべき事も出来ませんでしたから
わたしに出来る事をしようとここで働かせてもらってます」

「世界の為に…ですか
素敵ですわ! 私も国民の為に何か出来ないかと思っていましたの
王女という身でありながら、国民の為に尽くしたくとも、なかなか自由に行動させてもらえなくて
ここでなら、国民のみならず様々な人を助けていけるのですわね」

「はい」

「私、ギルドという仕事は初めてですので、至らないところもあるかと思います。どうぞよろしくお願い致しますわね」

●この後、シナリオ中盤にもエステルとナタリアが「人が変われるなら国も変われる」という理想を語り合う場面がありますし、ナタリアが悩んでいるとエステルが心配して、ルークに決死の顔で相談してきたりします。
また、ナタリアと一緒にケーキを作ると、エステルがうきうき話してくる事もありました。仲良しさんですね。

●ウッドロウとは元々面識があったのに、エステルとは初対面でした。国交がなかったのでしょうか。
クリア後に話しかけると

「ガルバンゾとは良好な関係を築けていますわ。お互いギルドの一員として、肩肘を張らずに過ごせた時間があったのは、幸運でしたわね」

と、ナタリアは言っていました。

●そういえばウッドロウとギルドで初めて顔を合わせた時、他国の王族で目上の彼を最初から「ウッドロウ」と呼び捨てにしていて驚きました。「ウッドロウ殿下」じゃないんだ……。ウッドロウの方は「ナタリア君」と呼んでるのに。
よっぽど親交があったんですね。ウッドロウはナタリアの生誕祭にも参加したそうです。
ちなみにエステルの方もウッドロウを呼び捨ててました。

……もしかしてウッドロウ殿下、天然の王女キラー?


その他のナタリア

●恋愛や国政以外のナタリア関連スキットは、可愛くて楽しいものが多かったです。

●アーチェとリフィルと共に、笑顔で殺人料理を作るエピソードはベタだけど期待通り。
エステルとケーキを作る約束をしていたようですけど、どんなものが出来あがったんでしょう。
味覚オンチなフレンは美味しい美味しいと食べたのかなー。ユーリはのらりくらりと逃げそうです。

●そういえば、ナタリア作の料理の被害に遭っているのは、アビスチームではルークばかりで、アッシュは全然その役では登場しなかったですね。
ルーク曰く、ナタリアの作ったパンは持ちたくないぐらいすげぇパンだそうです。味や臭いを超越しているそうな。どんなのだ。
ワガママいっぱい怖いもの知らずに見えるルークですが、ナタリアやリフィルの恐怖料理を止める術[すべ]は持たない模様。

●コレットと天然ボケな会話を繰り広げるスキットは可愛くてお気に入りv

●サンタクロースの話を聞いて、どうやって呼べばいいのか靴下を編みながら真面目に思案するナタリアに、フレンが架空の人物だと教えるべきか悩むスキットも可愛かったです。アスベルは ものかげから たいちょうをおうえんしている!
(本作では、アスベルはフレンの部下という設定)


ルーク組参入

●遅れて、ルーク、アッシュ、ヴァンが参入してきます。

#ホールに行くと、ジェイドとアンジュが談笑している

ジェイド「いやあ、助かります。彼らの様な荷物を引き取って下さって」

アンジュ「いいえ。あの方々がこの船で辛抱して下さればいいのだけど」

ジェイド「そう言って、しっかり働かせるおつもりでしょう?」

アンジュ「あら、そうは言っていないでしょ。ただ、お部屋代は頂きますけどね」

#選択肢。「あの方々とは、と尋ねる」「新しいメンバーが来たのか、と尋ねる」
(ここでは後者を選択)

アンジュ「まあね。でも、正式に入るかどうかの話はこれからなの
今から挨拶に行くから、あなたも部屋にいらっしゃい」


#部屋に移動。ヴァンの左右にルークとアッシュ。

アンジュ「ようこそ。自由のギルド、アドリビトムへ
わたしはリーダーを務めるアンジュ・セレーナ。
ライマ国の方々、まずは、ごゆっくりおくつろぎ下さい」

ヴァン「心遣い、痛み入る
私は、ヴァン・グランツ。ライマ国に属し、この二人に剣を教えている」

アッシュ「アッシュだ…」

ルーク「俺はルーク。ルーク・フォン・ファブレ」

ジェイド「やれやれ。二人とも、剣の腕はともかく、礼儀の方は別の教師を付ける必要がありますね」

アンジュ「ここで働いて下さるなら、わたしが教えて差し上げますけど?」

ルーク「はあ? 何言ってんだ。俺は、ここで働かせてくれなんて頼んでねーぞ」

ヴァン「だが、今ライマ国は動乱の最中だ。王位継承者であるお前達を連れて戻るわけにはいかん」

アンジュ「まあ、王位継承者なのですか…
そう言えば、お顔がそっくりだけれど、双子…なのかしら?」

ジェイド「ええ。二人は、ファブレ公爵家の子息
ルークが兄で第一継承者。アッシュが弟で第二継承者になります
彼らはヴァンの指導の下にて、王族にのみ伝えられるアルバート流の剣術を授かる為に、修行の旅に出ていたのです
アンジュには既に話しましたが、しばらくライマには戻れませんし ここで修行の延長として働くのも、悪くないかと思いましてね
そういうわけで、あなた方をこの船に呼んだのですよ」

アンジュ「それじゃあ、事情がわかったところで意思確認をさせてもらおうかな
あなた方、アドリビトムで働く気はあるかしら?」

アッシュ「ちっ…。他に選択肢はないんだろう?」

ルーク「冗談じゃねえ。何で俺がそんな下々がやるような仕事やんなきゃなんねーんだよ」

#アンジュ、にっこり笑って
アンジュ「あっ、そう。じゃあ、お引取り下さいな
働かない人を養う程、ウチは楽じゃないの」

ルーク「なっ…!!」

ヴァン「ルーク、これも修行だ
王となるべき者、民衆がどの様な助けを欲しているのかを知るいい機会になるだろう」

ルーク「わーかったよ! 師匠[せんせい]がそう言うんなら、修行として働いてやるよ」

アンジュ「ふふふ。それじゃあ、あなた達をアドリビトムのメンバーとして迎えます」
#アンジュ、悪い顔で嗤って
アンジュ「これからしっかり働いてちょうだいね!」


●ルークが長髪らしい、大っ変 イヤな性格の子です。
参入イベントではさほどではないですけど、スキットを色々見ていると辛くなる……。
威張りんぼで口が悪くて横柄で、あからさまにお馬鹿で……。

最後までこうなんでしょうか…。もしそうなら辛いなぁ。
しかしこのゲームの中で性格変わるような悲劇にあって断髪したら、それはそれで辛いよ…。むむう。
ティアもなんかツンケンしてるし…。
早く緩和剤のガイに出てきてほしいです。とほほ。


ナタリアの立場

●疑問に思ったんですが、マイソロ3のナタリアってどういう立場の人なんでしょう。
原作では王の娘でしたが、スキット(ルカがジェイドにアッシュの家庭環境について訊く奴)で、ルークとアッシュは王の息子だと語られてたので。(「両陛下はご健在ですし」という言い回し。陛下と言うからには王と王妃。)
この世界ではファブレ公爵が王で、シュザンヌが王妃らしく。
では、ナタリアは王の娘ではない? エステルのように、王族の娘というだけなのでしょうか。

●しかし、ルーク組参入イベントでは、赤毛双子は原作通り「ファブレ公爵家の子息」だと語られてますよね。ならばナタリアも原作通り、王の娘?
実際、ゲーム内の人物図鑑を見るに、ナタリアには「ライマ国の王女」と書いてあるんですが、ルークとアッシュには「王位継承者」としか書いてない。
そして、サブイベント【二人の王】を見るに、王位を継ぐ者がナタリアと結婚する仕組みらしいのです、原作通りに。

けれどナタリアが王の娘なら、第一王位継承権は彼女にないといけない。でも本作ではルークがその位置にいます。
王の娘でありながら第一継承権を持たないのなら、ライマ国は女性の権利が低い国ということになりますが……。

●……どうにか辻褄を合わせるなら、つい最近にインゴベルト王が亡くなってファブレ夫妻が王位を継いだ、とかかなあ。ナタリアは未成年なので王位を継がず、第一王位継承権を失ったけれど、彼女の夫となる者が王になるという形(ルークとの婚約)は残されている、とか……。

●とゆーか、ぶっちゃけ設定のすり合わせがいい加減だと思いました。(^_^;)


ティアとルーク

●本作のティアはナタリアの護衛という設定ですが、その立場でナタリアと接する様子が描かれていません。
一方、問題行動を起こすルークを厳しい言葉で叱りつける姿は多く描かれています。
原作通り……と言えばそうなんですけど、背景設定が違うことを踏まえると、ちょっと腑に落ちない感じでもありました。

●彼女に話しかけると、こんな風に言う事があります。

「(溜め息)ルークはあの通りの箱入りだから……。あなたを不快な気持ちにさせる事もあるかもしれないわ。……ごめんなさい」

「ルークのわがままに付き合わされる事もあるでしょう? ごめんなさいね。あなたは優しいから……」

ガイも似たような事を言うのですが、彼はルーク専属の世話係ですし、彼との信頼関係がスキットや加入イベントでしっかり語られている。ルークの味方だからこそ そう言うのだと判ります。

ところが本作のティアとルークには、そういうエピソードがありません。
なのに溜め息をつきながら「あの通りの箱入りだから…」なんて言われると、好かれているように感じ辛い。何故かルークの代わりに謝っているのですから、何か気持ちがあるんでしょうけども。

●原作の彼女はルークと違う国の所属で、二人の関係は、二人きりでの命がけの敵地縦断という緊急事態から始まる。王族という肩書きは殆ど効力を失っていました。
前作『マイソロ2』では、ティアはルークの護衛で、対等な態度を彼が望み許しているという設定。何より、二人の間には信頼関係がうかがえました。

しかし、本作ではそんな様子が見えません。
同じ国の王子と臣下で、ティアは彼の教育係や世話係ではない。
おまけにルークがレプリカではないので、間違いなくティアが年下。

この状況でどうして、一方的に上位に立ったような、彼の行動の責任は自分にあるし彼を叱る権利も自分にあると思っているみたいな、幼児をしつける母親めいた態度でルークに接することが許されちゃうのか。

人望の高いヴァンの妹ということで、周囲もルークもなんとなく許しているのでしょうか。
それともルークのお母さん辺りから、「あの子はやんちゃだから大変でしょう。あなたがお姉さんみたいに叱ってあげてね」などと許されているのでしょうか。

ライマ国というのは非常にアットホームな国なのかなあ、なんて妄想をしました。
大きくない国とのことですし。王族と臣下が家族的な付き合いをしているとか。
ホドとかもこういう感じだったのかなあ。

●それにしたって、ティアがルークの内面の美点を知っている、ルークの味方であることが《はっきり》判るようなエピソードが、一つくらいは欲しかったです。
ルークを大事にしているからこそ叱るんですよという前提なんでしょうけど、どうも、単に冷たくて口うるさくて態度がでかいだけに見えちゃうので。

●サブイベント【二人の王】イベント後に、ルークを激励し見守ることを約束するティアとの会話みたいなのが、ぜひとも欲しかったトコロです。

●なお、ティアがルークを想う様子は(少なくとも明確な形では)描かれませんでしたが、ルークがティアを慕っているらしき描写は、スキット一つ分だけありました。

ゼロス「ティアちゃん、可愛いねぇ~v
俺さま、超~~~タイプよv
#無表情で無言のティア。

#通りがかったルーク、思わず物陰に隠れる。
ルーク(あれは、ティア? 何してんだ?)

#ティア、冷たくゼロスに答えている
ティア「そうかしら?
社交辞令だと思うけど、一応お礼は言っておくわ。ありがとう」

ゼロス「な~に言ってんの~。
社交辞令なんかじゃないって!
ティアちゃん、ホント可愛いよ~
それに俺さま、ちゃ~んと知ってるんだぜ?」

ティア「知ってる? 私の何を?」

ゼロス「ティアちゃんって、動物とかぬいぐるみ見た時ひそかにかわいい顔してるよねえv
#ぎょっとするティア、そして物陰のルーク

#ティア、赤面して(物陰のルークは不機嫌そうになる)
ティア「そ……、そんな事、ないわ」

ゼロス「ま~たまたそんな強がっちゃって
けどさ、これを見てもまだそんな事言えるかなぁ~?」

#ゼロス、モフモフ族(巨大ラッコ)のキュッポを連れてくる
ゼロス「じゃじゃ~ん! ティアちゃん、コレ好きっしょ?」

キュッポ「キュ? キュ? な、何だキュ?」

#ポッとなるティア。その表情に驚く物陰のルーク

ゼロス「ほらほら~、その顔v ティアちゃん、超~~~カワイイよv

#ティアの方にキュッポを一歩押し出すゼロス。ティア、一歩下がって
ティア「い、いや、だ、だめ……」

ゼロス「もう、素直じゃないんだから~。
でもホントは、コレが好きなんでしょ?
ほらほらほらv
#更に押し出す

ティア(もふもふしてて……、か……、かわいいv

#めろめろなティアと嬉しそうなゼロス。二人の間に挟まれて困っているキュッポ

ルーク「な、何なんだよアイツ……。
あのティアをあんな風にしちまえるなんて……
くっ……!
な、何か腹立って来たけど 何で俺がむかつかなきゃなんねーんだ?
あーもう、くそっ!」

●ルークはやはりマゾなのかもしれない(苦笑)。あれだけガミガミツンツンされていても、ティアが好きなんですね。
ツンツンしたティアがメロメロになったギャップに萌えたのかしらん。今まさに、ルークがティアに惚れた瞬間なのでしょうかこのスキット。

よし、これからは権力を振りかざして(フレンに買って来いと命令)、ティアに毎日ヌイグルミを贈るんだ。そして「無駄遣いしないで!」と叱られるがいいよ。

●それにしても、ティアの「可愛いもの好き」を知らないってことは、マイソロ3ルークはティアと親しくないどころか、実はあまり付き合いが長くないのかな。
(原作ルークはティアと出会って別れるまで一年足らずでしたが、ちゃんと気付いてましたもんね。)

原作通りならティアは軍人になって間もなくの筈ですから、新任でナタリアの護衛になったばかりなのかも。


死霊使い[ネクロマンサー]じゃないジェイド

●本作ジェイドはメインシナリオに数度登場し、アニスを迎えに行くサブイベントもある。適度な不敵ぶりで、前作のように悪目立ちした部分もなく、良い扱いだったと思います。

●ただ個人的には、ルークやナタリア、アッシュの行く末を気にかけていると、チラリとでも見せるようなエピソードが皆無だったのは残念でした。

今回はナタリアの家庭教師という設定なのに、彼女が深く悩み、立ち直る間、何もしないし言わない。全く関わりませんでした。エステルやカイウス、クラトスやメルディなど、他作品キャラにその役が振られているという。

ティアもそうでしたが、もっとアビスチーム内での結束や絆が見たかったです。

●マイソロ3ジェイドは原作のような有名な軍人・科学者ではないらしく、かろうじて情報屋のジェイが、名前を知っていたとほのめかす程度でした。

●科学者としての名声はハロルドの、能力はリタの足元にも及ばないみたいです。この二人は天才だと自他が呼んでいましたが、ジェイドは呼ばれない。原作だと彼も天才キャラなんですけどね。

ただ、「コピーズロッド」なるお役立ちアイテムを出してきたり、それで採取したデータを解析したと語られたり、一応科学者としてもギルドで活躍していたらしい。活躍が単発的で影が薄いですが。

●思えば、「過去に取り返しのつかない罪を犯した」という設定も、とうとう採られなかったですね。ネビリム先生のことも。『ファンダム2』でネビリム先生に似ているとされたリフィルがいるんですし、絡んでも面白かったのになあ。

●妹がいるということには触れられていました。

●スペア眼鏡を持ち歩いているらしいです。それを落として騒動に?

●ジェイドのスペア眼鏡をかけると、言動がジェイドそっくりになる。らしい。

●ジェイドとリヒタ―の弱点は、湯けむり。(スタン説)

●前作にあった「ゴールデンビクトリー」が廃止されていたのには安心しました。
(ジェイドとゼロスのコンビが、声優の地さえ覗かせて、アドリブふんだんの悪乗りトークをしながら他キャラをいじり倒す、キャラ崩壊・楽屋落ちのサブイベント。)

ただ、その片鱗を残すスキットは存在していたり。
ゼロスと二人で掃除当番になったジェイドが、あれこれ文句を付けて小姑のようにいびり、恨みでもあるのかと言われて「その通りです」と返す。

「「あなた」さえいなければ、私があなたになれたかもしれないのですよ……」
「いえいえ、すみません。これは大人の事情という奴でしたね
失敬、忘れて下さい。私は全然気にしていませんから
ええ、本当にもう、全然。全く」

●ゼロス役の声優さんとの因縁ネタ(ジェイド役の声優さんが、本当は自分がゼロス役をやりたかったと冗談交じりに絡むことがある)を踏まえたものらしいですが、正直、薄気味悪かったデス。(^_^;) 誰得のネタなんだか。

●このスキットに声が付いていなかったのが、せめてもの良心?

●本作のジェイドとヴァンは同国の軍人。どちらの階級が上なのかな、と気になりました。
しかしどうも、ジェイド、ティア、アニスは「ライマ国軍」所属、ヴァンは「ライマ国騎士団」所属で、この国では軍と騎士団が分離しているということらしいですね。
騎士団は、近衛団くらいの存在なのかな?

●それだったら、ティアはジェイドの部下ではなくヴァンの部下にして、「彼女は我が国の騎士団に所属するティア。ナタリアの護衛です」とか紹介する方が、ティアは兄の役に立ちたくて軍人になったという設定にも沿う感じで、妄想の幅も広げられたような気もします。(勝手な言い草で済みません。)

●ところで、この世界にもタルタロスは存在しているらしいです。ただし、陸艦ではなく戦艦の可能性もありますが。
ギルド加入した直後のティアに話しかけるとこう言います。

「……驚いたわ。大佐の持っている軍艦と比較しても、遜色のない船なのね。これがアドリビトム……」

また、ガイがスキットで「男は黙ってタルタロスと言うだろ」と、(ここでは)意味不明の主張をしてました(笑)。

●バンエルティア号に劣らない軍艦があるなら、どうして乗って来なかったんでしょう?
……また拿捕されたのかなー(苦笑)。
アニスがはぐれてたのは、原作張りに、拿捕されたタルタロスの窓から転落して行方不明になったからだったりして。




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ナタリア組参入

●ナタリア、ジェイド、ティアの三人が、ルークたちに先んじての参入でした。

#ナタリアとティアを引き連れたジェイドが、バンエルティア号のホールに入ってくる
ジェイド「国に属さない中立のギルド、アドリビトムはこちらでしょうか?」

アンジュ「はい。わたしがリーダーのアンジュです。何か依頼でしょうか?」

ジェイド「依頼というか、そうですねぇ…。しばらく、かくまって欲しいのですが」

アンジュ「かくまう、ですか?」

ジェイド「ええ。ここはどの国にも属さない自由のギルドと聞いているのでね
高貴な身分の方を隠すには、ちょうどいいと思いまして
申し遅れました、私はライマ国国軍大佐ジェイド・カーティスです
そして、こちらがライマ国王女のナタリア姫です」

#ナタリア、気恥ずかしそうに赤面して
ナタリア「ジェイド。あなたは私[わたくし]の家庭教師でしょう? いつもの通り、ナタリアで構いませんわ」

ジェイド「おや、そうですか。では、遠慮なく」

ナタリア「ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディアです。よろしくお願いしますわ」

ジェイド「そして彼女は、私の部下のティア。ナタリアの護衛です」

#ティア、凛とした態度で
ティア「私はティア。ティア・グランツ」

アンジュ「はい、よろしく。ともかく、込み入った事情がありそうね
それじゃ、ジェイドさん。部屋へお通ししますね。お話はそこでお伺いします
《主人公》。あなたも部屋の用意を手伝いに来てちょうだい。お願いね」


#部屋に移動

アンジュ「部屋は気に入ってくれたかしら?」

ナタリア「ええ、素敵ですわ」

アンジュ「ふふ、良かった。もちろん、御部屋代もしっかり頂きますけど♪」

ナタリア「まあ…!」

ジェイド「困りましたねぇ。今、我々は持ち合わせがないもので」

#アンジュ、悪い笑い方をしながら
アンジュ「このギルドでは、王族だろうと容赦しません
居付くなら家賃を払うか、ここでギルドのメンバーとして働くか、好きな方を選んでね♪」

#ナタリア、暗い顔になって
ナタリア「私は構いませんわ。いつライマ国に戻れるか、わからないのでしょう?」

#ジェイド、飄然と微笑って
ジェイド「暴動が収まるまでは仕方ありません
では、ここで働くという事で」

#アンジェ、満面の笑み
アンジュ「決まりね♪
それじゃあ、次の話をしましょう。
あなた達の国では、何があったの?」

ジェイド「我がライマ国で、暴動が起こりましてね。「暁の従者」という宗教組織の導引によるものです」

アンジュ「「暁の従者」?
ディセンダーを奉るという新興宗教ね」

ナタリア「「暁の従者」の信者達は皆、人を超えた異様な力を持っていました
国民は信者に煽られてしまい、城を攻め落とそうと……」

ジェイド「まあ、そんなわけで王族には安全の為、国を離れた方が良いと思いましてねえ
そういえば、ディセンダーが降臨したと言っていましたね」

アンジュ「その「ディセンダー」と呼ばれる者を連れていたの?」

ジェイド「そこまでは、確認していません」

ナタリア「私達王族が至らないばかりに…
国は星晶[ホスチア]の利権には恵まれず、国民には、苦しい思いをさせてしまっていましたわ」

ジェイド「そこで「暁の従者」が現れ、ディセンダーを担ぎ出して、救いとやらを持ち出した事で、国民の不満が爆発してしまった様ですねえ
困ったものです」

アンジュ「「暁の従者」は、大国に搾取されるがままだった人たちにより興ったと聞いたな…
でも、小さな宗教団体が、大きな力を手に入れ一つの国を没落寸前に追い込むなんて考えられない事態よ
信者が、人を超えた異様な力を持っていたって、そこが気になるんだけど…
わたし達も、「暁の従者」を追っているから」

ジェイド「そうですか。こちらでは、彼らの拠点情報を掴んでいますよ
アルマナック遺跡、という話です」

アンジュ「そう…、貴重な情報をありがとう
アルマナック遺跡…。誰か行ってみてくれないかしら…」


●アンジュの要求を即断で丸呑みし、彼女側が欲しがっている情報(暁の従者の拠点)を何の駆け引きもなく渡しちゃうジェイド。……逃避行に疲れていたのでしょうか。持ち合わせがないと言ってましたし。

●ちなみに、暁の従者はライマ国以外でも暴動を起こしているそうです。

●この後ジェイドは、アンジュと共に、自らアルマナック遺跡に調査に向かっていました。
で、ディセンダー様さえいれば世界は救われる、ディセンダー様に授かった超能力を使って俺達で世界を平和に導くんだと異能の力を振るう暁の従者の信者に、「世を変えるにも、ディセンダー頼りですか。それでは、何も変わりませんよ」とチクリ。

…しかしこの先、シナリオ後半の展開で、「ディセンダーの持つ特殊な浄化能力を世界中の人に転写するヨ・ディセンダーから分けてもらった力で皆で世界を救おうネ・改心した暁の従者の信徒たちも協力するヨ・みんな変わったんだ素敵だね!」とやったので、微妙な気分でした。

暁の従者たちがディセンダーに頼り、授かった超能力で世界を平和に変えようとすることと、アドリビトムがディセンダーを戦わせて、その超能力を転写して世界を平和に変えようとすることと。大して違わないと思えるので。

この辺は、最後の総合感想でまた書きます。

●今作のティアはナタリアの護衛。同性ですし、逃避行の中では世話係も兼ねるのが当然でしょう……と思ってたら、サッサとナタリアを置いて一人で別室に陣取ってて驚きました。
後のルーク参入を見越しての部屋割なんでしょうけど。ナタリアをジェイドと二人きりで寝泊まりさせていいのかなァ。(^_^;)
リタが、最初はヴェスペリア部屋にいて話が進むと化学部屋に移動してたように、ルーク組(アッシュ)が来るまではティアもナタリアと同室でも良かったのにな。

●「家庭教師なのだから」呼び捨てで良いと言うナタリア。
今作では強い絆があるのかと思いきや、今後、ナタリアとジェイドが絡むエピソードは全くありませんでした……。

●家庭教師だけでなく、護衛のティアもタメ口。彼女は次期国王のルークを厳しく叱りつけてさえいました。
言動は原作通りなんですけど、背景事情が原作とは違う点を考えると変な感じ。

●ギルドマスターのアンジュ。ナタリア達より先に加入した王族、エステルやウッドロウの時はもっと畏[かしこ]まった態度を取っていたのに、アビスチームには最初から遠慮しません。(^_^;) 次のルーク組への対応はもっとオブラートが少なかったです。
三(四)度目ですから、王族にも慣れちゃったのか。……小国の王族だからって事でもあるかなあ。エステルもウッドロウも、大国の王族という設定でしたから。

●ライマ国の暴動は民衆が起こしたもの、という設定は気になりました。扇動したのが怪しげな宗教団体とは言え、民衆の反乱であるのは事実です。
話が進むと、暴動は同盟国軍の介入により収まったと語られるのですが……少なからず血が流れたと考えるのが普通ですよね。

ライマ国王族は、「民衆に憎まれて」逃げ出した。民衆を「武力で」鎮圧した。
なのにナタリアは作中ずっと「民のため」と理想を掲げ、綺麗なことしか言いません。

……原作のナタリアは、既に様々な事業を行い各地に視察や慰問に出て、多くの実績を作っている政治家でした。「何が出来るか判らないから、世間を知るため旅に出よう」みたいなところでウロウロしてる王女ではなかったです。
実績により、彼女は民衆の圧倒的な支持を得ていました。原作中に国を追われるイベントがありますが、王に処刑されそうになったナタリアを民衆が身を挺して庇い、逃がしてやるという内容だったのです。

ですから、どうせなら「暁の従者と結託したライマ国軍の一部が反乱を起こし、ナタリアたちは民衆の助けで辛くも逃げのびてきた…」みたいな設定だったほうが、原作に沿いますしナタリアのキャラクターも際立ったのにな、なんて思いましたです。

●ヴェイグたちリバースチームが故郷の人々を心配するネタは何回も出てきたのに、民衆の暴動で国を追われたナタリアが、別れたままの親族の安否を気遣う描写がただの一度もなかったのは、ちょっと残念だったなぁ。


ナタリアとエステル

●国を憂い理想に燃える王女同士という事で、今作ではエステルとナタリアの友情(と言うか、同朋意識?)が強く描かれていました。

「新しい方ですね。
わたしはエステリーゼと言います。よろしくお願いしますね」

「ナタリアです。こちらこそ、よろしくお願いしますわ
ところで、あなたはガルバンゾ国の王女とお聞きしていますけれど」

「はい…。城の中に居るだけでは、国民や、世界の為に成すべき事も出来ませんでしたから
わたしに出来る事をしようとここで働かせてもらってます」

「世界の為に…ですか
素敵ですわ! 私も国民の為に何か出来ないかと思っていましたの
王女という身でありながら、国民の為に尽くしたくとも、なかなか自由に行動させてもらえなくて
ここでなら、国民のみならず様々な人を助けていけるのですわね」

「はい」

「私、ギルドという仕事は初めてですので、至らないところもあるかと思います。どうぞよろしくお願い致しますわね」

●この後、シナリオ中盤にもエステルとナタリアが「人が変われるなら国も変われる」という理想を語り合う場面がありますし、ナタリアが悩んでいるとエステルが心配して、ルークに決死の顔で相談してきたりします。
また、ナタリアと一緒にケーキを作ると、エステルがうきうき話してくる事もありました。仲良しさんですね。

●ウッドロウとは元々面識があったのに、エステルとは初対面でした。国交がなかったのでしょうか。
クリア後に話しかけると

「ガルバンゾとは良好な関係を築けていますわ。お互いギルドの一員として、肩肘を張らずに過ごせた時間があったのは、幸運でしたわね」

と、ナタリアは言っていました。

●そういえばウッドロウとギルドで初めて顔を合わせた時、他国の王族で目上の彼を最初から「ウッドロウ」と呼び捨てにしていて驚きました。「ウッドロウ殿下」じゃないんだ……。ウッドロウの方は「ナタリア君」と呼んでるのに。
よっぽど親交があったんですね。ウッドロウはナタリアの生誕祭にも参加したそうです。
ちなみにエステルの方もウッドロウを呼び捨ててました。

……もしかしてウッドロウ殿下、天然の王女キラー?


その他のナタリア

●恋愛や国政以外のナタリア関連スキットは、可愛くて楽しいものが多かったです。

●アーチェとリフィルと共に、笑顔で殺人料理を作るエピソードはベタだけど期待通り。
エステルとケーキを作る約束をしていたようですけど、どんなものが出来あがったんでしょう。
味覚オンチなフレンは美味しい美味しいと食べたのかなー。ユーリはのらりくらりと逃げそうです。

●そういえば、ナタリア作の料理の被害に遭っているのは、アビスチームではルークばかりで、アッシュは全然その役では登場しなかったですね。
ルーク曰く、ナタリアの作ったパンは持ちたくないぐらいすげぇパンだそうです。味や臭いを超越しているそうな。どんなのだ。
ワガママいっぱい怖いもの知らずに見えるルークですが、ナタリアやリフィルの恐怖料理を止める術[すべ]は持たない模様。

●コレットと天然ボケな会話を繰り広げるスキットは可愛くてお気に入りv

●サンタクロースの話を聞いて、どうやって呼べばいいのか靴下を編みながら真面目に思案するナタリアに、フレンが架空の人物だと教えるべきか悩むスキットも可愛かったです。アスベルは ものかげから たいちょうをおうえんしている!
(本作では、アスベルはフレンの部下という設定)


ルーク組参入

●遅れて、ルーク、アッシュ、ヴァンが参入してきます。

#ホールに行くと、ジェイドとアンジュが談笑している

ジェイド「いやあ、助かります。彼らの様な荷物を引き取って下さって」

アンジュ「いいえ。あの方々がこの船で辛抱して下さればいいのだけど」

ジェイド「そう言って、しっかり働かせるおつもりでしょう?」

アンジュ「あら、そうは言っていないでしょ。ただ、お部屋代は頂きますけどね」

#選択肢。「あの方々とは、と尋ねる」「新しいメンバーが来たのか、と尋ねる」
(ここでは後者を選択)

アンジュ「まあね。でも、正式に入るかどうかの話はこれからなの
今から挨拶に行くから、あなたも部屋にいらっしゃい」


#部屋に移動。ヴァンの左右にルークとアッシュ。

アンジュ「ようこそ。自由のギルド、アドリビトムへ
わたしはリーダーを務めるアンジュ・セレーナ。
ライマ国の方々、まずは、ごゆっくりおくつろぎ下さい」

ヴァン「心遣い、痛み入る
私は、ヴァン・グランツ。ライマ国に属し、この二人に剣を教えている」

アッシュ「アッシュだ…」

ルーク「俺はルーク。ルーク・フォン・ファブレ」

ジェイド「やれやれ。二人とも、剣の腕はともかく、礼儀の方は別の教師を付ける必要がありますね」

アンジュ「ここで働いて下さるなら、わたしが教えて差し上げますけど?」

ルーク「はあ? 何言ってんだ。俺は、ここで働かせてくれなんて頼んでねーぞ」

ヴァン「だが、今ライマ国は動乱の最中だ。王位継承者であるお前達を連れて戻るわけにはいかん」

アンジュ「まあ、王位継承者なのですか…
そう言えば、お顔がそっくりだけれど、双子…なのかしら?」

ジェイド「ええ。二人は、ファブレ公爵家の子息
ルークが兄で第一継承者。アッシュが弟で第二継承者になります
彼らはヴァンの指導の下にて、王族にのみ伝えられるアルバート流の剣術を授かる為に、修行の旅に出ていたのです
アンジュには既に話しましたが、しばらくライマには戻れませんし ここで修行の延長として働くのも、悪くないかと思いましてね
そういうわけで、あなた方をこの船に呼んだのですよ」

アンジュ「それじゃあ、事情がわかったところで意思確認をさせてもらおうかな
あなた方、アドリビトムで働く気はあるかしら?」

アッシュ「ちっ…。他に選択肢はないんだろう?」

ルーク「冗談じゃねえ。何で俺がそんな下々がやるような仕事やんなきゃなんねーんだよ」

#アンジュ、にっこり笑って
アンジュ「あっ、そう。じゃあ、お引取り下さいな
働かない人を養う程、ウチは楽じゃないの」

ルーク「なっ…!!」

ヴァン「ルーク、これも修行だ
王となるべき者、民衆がどの様な助けを欲しているのかを知るいい機会になるだろう」

ルーク「わーかったよ! 師匠[せんせい]がそう言うんなら、修行として働いてやるよ」

アンジュ「ふふふ。それじゃあ、あなた達をアドリビトムのメンバーとして迎えます」
#アンジュ、悪い顔で嗤って
アンジュ「これからしっかり働いてちょうだいね!」


●ルークが長髪らしい、大っ変 イヤな性格の子です。
参入イベントではさほどではないですけど、スキットを色々見ていると辛くなる……。
威張りんぼで口が悪くて横柄で、あからさまにお馬鹿で……。

最後までこうなんでしょうか…。もしそうなら辛いなぁ。
しかしこのゲームの中で性格変わるような悲劇にあって断髪したら、それはそれで辛いよ…。むむう。
ティアもなんかツンケンしてるし…。
早く緩和剤のガイに出てきてほしいです。とほほ。


ナタリアの立場

●疑問に思ったんですが、マイソロ3のナタリアってどういう立場の人なんでしょう。
原作では王の娘でしたが、スキット(ルカがジェイドにアッシュの家庭環境について訊く奴)で、ルークとアッシュは王の息子だと語られてたので。(「両陛下はご健在ですし」という言い回し。陛下と言うからには王と王妃。)
この世界ではファブレ公爵が王で、シュザンヌが王妃らしく。
では、ナタリアは王の娘ではない? エステルのように、王族の娘というだけなのでしょうか。

●しかし、ルーク組参入イベントでは、赤毛双子は原作通り「ファブレ公爵家の子息」だと語られてますよね。ならばナタリアも原作通り、王の娘?
実際、ゲーム内の人物図鑑を見るに、ナタリアには「ライマ国の王女」と書いてあるんですが、ルークとアッシュには「王位継承者」としか書いてない。
そして、サブイベント【二人の王】を見るに、王位を継ぐ者がナタリアと結婚する仕組みらしいのです、原作通りに。

けれどナタリアが王の娘なら、第一王位継承権は彼女にないといけない。でも本作ではルークがその位置にいます。
王の娘でありながら第一継承権を持たないのなら、ライマ国は女性の権利が低い国ということになりますが……。

●……どうにか辻褄を合わせるなら、つい最近にインゴベルト王が亡くなってファブレ夫妻が王位を継いだ、とかかなあ。ナタリアは未成年なので王位を継がず、第一王位継承権を失ったけれど、彼女の夫となる者が王になるという形(ルークとの婚約)は残されている、とか……。

●とゆーか、ぶっちゃけ設定のすり合わせがいい加減だと思いました。(^_^;)


ティアとルーク

●本作のティアはナタリアの護衛という設定ですが、その立場でナタリアと接する様子が描かれていません。
一方、問題行動を起こすルークを厳しい言葉で叱りつける姿は多く描かれています。
原作通り……と言えばそうなんですけど、背景設定が違うことを踏まえると、ちょっと腑に落ちない感じでもありました。

●彼女に話しかけると、こんな風に言う事があります。

「(溜め息)ルークはあの通りの箱入りだから……。あなたを不快な気持ちにさせる事もあるかもしれないわ。……ごめんなさい」

「ルークのわがままに付き合わされる事もあるでしょう? ごめんなさいね。あなたは優しいから……」

ガイも似たような事を言うのですが、彼はルーク専属の世話係ですし、彼との信頼関係がスキットや加入イベントでしっかり語られている。ルークの味方だからこそ そう言うのだと判ります。

ところが本作のティアとルークには、そういうエピソードがありません。
なのに溜め息をつきながら「あの通りの箱入りだから…」なんて言われると、好かれているように感じ辛い。何故かルークの代わりに謝っているのですから、何か気持ちがあるんでしょうけども。

●原作の彼女はルークと違う国の所属で、二人の関係は、二人きりでの命がけの敵地縦断という緊急事態から始まる。王族という肩書きは殆ど効力を失っていました。
前作『マイソロ2』では、ティアはルークの護衛で、対等な態度を彼が望み許しているという設定。何より、二人の間には信頼関係がうかがえました。

しかし、本作ではそんな様子が見えません。
同じ国の王子と臣下で、ティアは彼の教育係や世話係ではない。
おまけにルークがレプリカではないので、間違いなくティアが年下。

この状況でどうして、一方的に上位に立ったような、彼の行動の責任は自分にあるし彼を叱る権利も自分にあると思っているみたいな、幼児をしつける母親めいた態度でルークに接することが許されちゃうのか。

人望の高いヴァンの妹ということで、周囲もルークもなんとなく許しているのでしょうか。
それともルークのお母さん辺りから、「あの子はやんちゃだから大変でしょう。あなたがお姉さんみたいに叱ってあげてね」などと許されているのでしょうか。

ライマ国というのは非常にアットホームな国なのかなあ、なんて妄想をしました。
大きくない国とのことですし。王族と臣下が家族的な付き合いをしているとか。
ホドとかもこういう感じだったのかなあ。

●それにしたって、ティアがルークの内面の美点を知っている、ルークの味方であることが《はっきり》判るようなエピソードが、一つくらいは欲しかったです。
ルークを大事にしているからこそ叱るんですよという前提なんでしょうけど、どうも、単に冷たくて口うるさくて態度がでかいだけに見えちゃうので。

●サブイベント【二人の王】イベント後に、ルークを激励し見守ることを約束するティアとの会話みたいなのが、ぜひとも欲しかったトコロです。

●なお、ティアがルークを想う様子は(少なくとも明確な形では)描かれませんでしたが、ルークがティアを慕っているらしき描写は、スキット一つ分だけありました。

ゼロス「ティアちゃん、可愛いねぇ~v
俺さま、超~~~タイプよv
#無表情で無言のティア。

#通りがかったルーク、思わず物陰に隠れる。
ルーク(あれは、ティア? 何してんだ?)

#ティア、冷たくゼロスに答えている
ティア「そうかしら?
社交辞令だと思うけど、一応お礼は言っておくわ。ありがとう」

ゼロス「な~に言ってんの~。
社交辞令なんかじゃないって!
ティアちゃん、ホント可愛いよ~
それに俺さま、ちゃ~んと知ってるんだぜ?」

ティア「知ってる? 私の何を?」

ゼロス「ティアちゃんって、動物とかぬいぐるみ見た時ひそかにかわいい顔してるよねえv
#ぎょっとするティア、そして物陰のルーク

#ティア、赤面して(物陰のルークは不機嫌そうになる)
ティア「そ……、そんな事、ないわ」

ゼロス「ま~たまたそんな強がっちゃって
けどさ、これを見てもまだそんな事言えるかなぁ~?」

#ゼロス、モフモフ族(巨大ラッコ)のキュッポを連れてくる
ゼロス「じゃじゃ~ん! ティアちゃん、コレ好きっしょ?」

キュッポ「キュ? キュ? な、何だキュ?」

#ポッとなるティア。その表情に驚く物陰のルーク

ゼロス「ほらほら~、その顔v ティアちゃん、超~~~カワイイよv

#ティアの方にキュッポを一歩押し出すゼロス。ティア、一歩下がって
ティア「い、いや、だ、だめ……」

ゼロス「もう、素直じゃないんだから~。
でもホントは、コレが好きなんでしょ?
ほらほらほらv
#更に押し出す

ティア(もふもふしてて……、か……、かわいいv

#めろめろなティアと嬉しそうなゼロス。二人の間に挟まれて困っているキュッポ

ルーク「な、何なんだよアイツ……。
あのティアをあんな風にしちまえるなんて……
くっ……!
な、何か腹立って来たけど 何で俺がむかつかなきゃなんねーんだ?
あーもう、くそっ!」

●ルークはやはりマゾなのかもしれない(苦笑)。あれだけガミガミツンツンされていても、ティアが好きなんですね。
ツンツンしたティアがメロメロになったギャップに萌えたのかしらん。今まさに、ルークがティアに惚れた瞬間なのでしょうかこのスキット。

よし、これからは権力を振りかざして(フレンに買って来いと命令)、ティアに毎日ヌイグルミを贈るんだ。そして「無駄遣いしないで!」と叱られるがいいよ。

●それにしても、ティアの「可愛いもの好き」を知らないってことは、マイソロ3ルークはティアと親しくないどころか、実はあまり付き合いが長くないのかな。
(原作ルークはティアと出会って別れるまで一年足らずでしたが、ちゃんと気付いてましたもんね。)

原作通りならティアは軍人になって間もなくの筈ですから、新任でナタリアの護衛になったばかりなのかも。


死霊使い[ネクロマンサー]じゃないジェイド

●本作ジェイドはメインシナリオに数度登場し、アニスを迎えに行くサブイベントもある。適度な不敵ぶりで、前作のように悪目立ちした部分もなく、良い扱いだったと思います。

●ただ個人的には、ルークやナタリア、アッシュの行く末を気にかけていると、チラリとでも見せるようなエピソードが皆無だったのは残念でした。

今回はナタリアの家庭教師という設定なのに、彼女が深く悩み、立ち直る間、何もしないし言わない。全く関わりませんでした。エステルやカイウス、クラトスやメルディなど、他作品キャラにその役が振られているという。

ティアもそうでしたが、もっとアビスチーム内での結束や絆が見たかったです。

●マイソロ3ジェイドは原作のような有名な軍人・科学者ではないらしく、かろうじて情報屋のジェイが、名前を知っていたとほのめかす程度でした。

●科学者としての名声はハロルドの、能力はリタの足元にも及ばないみたいです。この二人は天才だと自他が呼んでいましたが、ジェイドは呼ばれない。原作だと彼も天才キャラなんですけどね。

ただ、「コピーズロッド」なるお役立ちアイテムを出してきたり、それで採取したデータを解析したと語られたり、一応科学者としてもギルドで活躍していたらしい。活躍が単発的で影が薄いですが。

●思えば、「過去に取り返しのつかない罪を犯した」という設定も、とうとう採られなかったですね。ネビリム先生のことも。『ファンダム2』でネビリム先生に似ているとされたリフィルがいるんですし、絡んでも面白かったのになあ。

●妹がいるということには触れられていました。

●スペア眼鏡を持ち歩いているらしいです。それを落として騒動に?

●ジェイドのスペア眼鏡をかけると、言動がジェイドそっくりになる。らしい。

●ジェイドとリヒタ―の弱点は、湯けむり。(スタン説)

●前作にあった「ゴールデンビクトリー」が廃止されていたのには安心しました。
(ジェイドとゼロスのコンビが、声優の地さえ覗かせて、アドリブふんだんの悪乗りトークをしながら他キャラをいじり倒す、キャラ崩壊・楽屋落ちのサブイベント。)

ただ、その片鱗を残すスキットは存在していたり。
ゼロスと二人で掃除当番になったジェイドが、あれこれ文句を付けて小姑のようにいびり、恨みでもあるのかと言われて「その通りです」と返す。

「「あなた」さえいなければ、私があなたになれたかもしれないのですよ……」
「いえいえ、すみません。これは大人の事情という奴でしたね
失敬、忘れて下さい。私は全然気にしていませんから
ええ、本当にもう、全然。全く」

●ゼロス役の声優さんとの因縁ネタ(ジェイド役の声優さんが、本当は自分がゼロス役をやりたかったと冗談交じりに絡むことがある)を踏まえたものらしいですが、正直、薄気味悪かったデス。(^_^;) 誰得のネタなんだか。

●このスキットに声が付いていなかったのが、せめてもの良心?

●本作のジェイドとヴァンは同国の軍人。どちらの階級が上なのかな、と気になりました。
しかしどうも、ジェイド、ティア、アニスは「ライマ国軍」所属、ヴァンは「ライマ国騎士団」所属で、この国では軍と騎士団が分離しているということらしいですね。
騎士団は、近衛団くらいの存在なのかな?

●それだったら、ティアはジェイドの部下ではなくヴァンの部下にして、「彼女は我が国の騎士団に所属するティア。ナタリアの護衛です」とか紹介する方が、ティアは兄の役に立ちたくて軍人になったという設定にも沿う感じで、妄想の幅も広げられたような気もします。(勝手な言い草で済みません。)

●ところで、この世界にもタルタロスは存在しているらしいです。ただし、陸艦ではなく戦艦の可能性もありますが。
ギルド加入した直後のティアに話しかけるとこう言います。

「……驚いたわ。大佐の持っている軍艦と比較しても、遜色のない船なのね。これがアドリビトム……」

また、ガイがスキットで「男は黙ってタルタロスと言うだろ」と、(ここでは)意味不明の主張をしてました(笑)。

●バンエルティア号に劣らない軍艦があるなら、どうして乗って来なかったんでしょう?
……また拿捕されたのかなー(苦笑)。
アニスがはぐれてたのは、原作張りに、拿捕されたタルタロスの窓から転落して行方不明になったからだったりして。




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【2011/02/14 01:28】 | テイルズ系の話【レス含】
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