「はてなどう」「ナラカ」「円環伝承」共用。書き手は ちゃすかとすわさきの二人。
年度末なので、何かと忙しい。
在庫を数えていて、自分がちゃんと算数をできていることに感動を覚えた。
おいおい。

かんそ
遊星
最終回
見ている最中は、遊星が死んじゃうんじゃないかと心配し、
最後は遊星が、「かっとビングだぜ!オレ!!」と、叫んだらどうしようと心配になった話でした。
でも、確かに遊星があんなに、はしゃいだデュエルをするのを見るのは初めてでした。
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【2011/03/31 19:29】 | ちゃすか・感想
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面白いと思う無料WEB漫画。


Jコミ

ご存知、絶版になった漫画をWEBで無料公開し、広告収入を直接漫画家さんに贈るという、スゴいサイトです。
漫画家の赤松健さん主催で、ご自身の漫画『ラブひな』も全巻無料公開中という太っ腹ぶり。

何が凄いって、ビューワー閲覧だけでなく高解像度でのPDFダウンロードも自由ってところと、漫画のほんの一部ではなく、頭から終わりまでの全巻が無料でちゃんと読めるところです。

絶版漫画なんて、古かったり大して面白くなかったりするんじゃないか。なにしろ無料で公開するようなものなんだもの。
なんて危ぶんでいたんですが、いざ読んでみると、古くなんてないし面白い!
逆に、こんなに面白い漫画でも絶版になるんだと、世知辛い気分になったものでした。
これは、意識的に広告クリックして漫画家さんにお金を入れなければという気分にさせられます。

目下[もっか]のお気に入りは『交通事故鑑定人 環倫一郎』です。

まだそんなに作品数は多くはないですが、増えて行ってくれるといいなぁ。
単行本になっていないようなマイナー系漫画家さんの短編のWEB公開みたいなのも、いつかやってくれたらいいなぁなんて期待してしまいます。


先生と僕 ~夏目漱石を囲む人々~(Yahoo!コミック)

夏目漱石と、彼と交友した人々を、変にドラマじみた脚色はせず、でも面白おかしく描いた四コマ漫画。
漱石豆知識、という感じ。
絵に癖が無くて、クリアで読みやすいですし、四コマに毎回、漫画家さんのコメント(というか、最早ミニコラム)が付いているのもとっても良い。

この漫画、書店で単行本一巻をたまたま入手して、大変面白いと思い、連載はWEBでされているものだと知ってチェックするようになりました。
読むのが楽しみな漫画です。

それはそうと、この漫画家さんは漱石の奥さんのことは、嫌ってもないでしょうがそんなに好きでもないのかなぁ、と時々思います。気のせいかもしれません。


中国嫁日記
ツイッターなど、WEB各所で口コミ人気沸騰の大人気漫画ブログさん……という認識でいいのかな?

いわゆる国際結婚エッセイ漫画です。
漫画を描いているのは旦那さん。奥さんは若い中国の方で、彼女との生活を、基本突っ込みで描いています。
夫婦仲がとっても良くて、読むと幸せを分けていただける感じです。

------------------

パエトーン(潮出版社)

『日出処の天子』で知られるベテラン漫画家・山岸凉子が、福島原子力発電所で現在も発展中の事故に際し、自身の読み切り漫画一本を、出版社の公式サイトから無料公開しています。
この漫画『パエトーン』は1988年、今から20年以上前のチェルノブイリ原発事故の際に描かれたもので、原発事故に関する学習エッセイ漫画のようなものです。

私はこの漫画家さんのファンなので、この漫画も以前から読んでいました。
それでか、今回の事故の際、この漫画のコマの一つが、しきりに頭に浮かんだものでした。
事故の起きたチェルノブイリ原発の中で軽装で働く作業員たちへ向けた

「この人たちは今 目に見えない火(死の灰)で焼かれているのです」


という手書き文字の言葉。
何故だかそれがとても鮮烈に印象に残っていたからです。

この漫画は20年も昔のものですから、今とは合致しない情報もあるでしょう。
けれど、一つの参考にはなるものだと思います。

【2011/03/29 21:04】 | すわさき・その他
【タグ】 漫画の感想  
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>アルル サイコー!

こんばんはー。
そうですよね、アルル最高です!

コメントありがとうございました。

【2011/03/29 21:04】 | すわさき・魔導小説レス
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なんてね。
通販で予約はしていたけど、気になったのでメイトに行って、ゆぎおのフィギュアを買ってみました。
三つ買ってみて、「これで獏良君を引いたらチョーらっき~だよな」と思いつつ、
結果は、
カイバ!カイバ!、城之内、でした。

そのうち、ワンセット届きますv

【2011/03/28 18:53】 | ちゃすか・その他
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「魔導データ館」、魔導大事典を更新。
「虎の穴」に、璃子さんの「朝から臨死体験」をアップ。

沢山の投稿ありがとうございます。

璃子さん、更新をお待たせ致しました。
丁寧なコメントもありがとうございます。<(_ _)>

---------------

東日本太平洋沖地震の被害に遭われた方々に、深い哀悼と、心よりのお見舞いを申し上げます。

【2011/03/24 19:45】 | はてなどう更新管理
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>あっさりした小説ないかなぁと魔導小説探しの旅をしている時にはてな堂さんの小説に出会いました。

はじめまして。
楽しんでいただけたとのことで、嬉しく面映[おもは]ゆい気持ちでいっぱいです。

シンプルな小説だとは以前にも別の方に言われたことあります。
シンプル道の需要を探して精進していきたいと思います。

本当にありがとうございました。

【2011/03/24 19:40】 | すわさき・魔導小説レス
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変更する時期が来た。


かんそう
遊星
152
前回(ゾーン戦)から、1~2年くらいしか経っていないはずなのに、アキちゃんの顔が妙に大人びてて、びっくりしましたよ。
前回の予告を見た時点では、アキちゃんの顔が結構大人びていると思ったので、5~6年後の話があるのかと思っていたくらいです。
そして、相も変わらずなジャックに脱帽です。
さらに、相も変わらずに鬼柳は色が白いのね。元気そうなのは何よりだ。
阿久津さんは廻ってるし。
次回は最終回1時間スペシャルなので見逃すな、私。

【2011/03/23 22:21】 | ちゃすか・感想
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咲いてくれました。
このまま暖かくなりすぎたら、
花が咲かずに蕾のまま落ちてしまうのではないかと、心配していたのですよ。

20110322.jpg

【2011/03/22 21:21】 | ちゃすか・その他
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春はすでにここにあるのに

人が土から離れて何年経っただろう
人が土と触れ合わなくなって何年経ったろう
土を忘れ土と触れ合わなくなった人は土との会話を忘れ
我のみが強くなっていく
まやかしの自然と
まやかしの偽善は
どう違うのだろう
土のぬくもりを忘れた人は人のぬくもりを失っていく

どうして今年の梅は美しく咲いてくれぬのか、
どうして今年の雪柳はこんなにちぐはぐな咲き方をするのだろう

八重咲きの梅の花がポロリと道に落ちていく
自然が自然とは何かと迷っている



【2011/03/17 18:09】 | ちゃすか・その他
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管理人のみ閲覧できます
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感想
holly
はじめまして。とても深くて考えさせられる詩だと思いました。とても素敵です。

Re: 感想
すわさき・ちゃすか
感想をありがとうございます。
私の書いたもので、何らかの思いを感じていただけたということで恐縮です。
これからも精進していきたいと思います。

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観測史上最大って。
言葉にならない、というか、言葉が思いつかない。

【2011/03/11 18:37】 | ちゃすか・その他
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恐ろしいです
すわさき
被災地域の方々の無事をお祈り申し上げます。

コメントを閉じる▲
春の日差し。
最近、関節が痛い。
寒さのせいか、年のせいか、一ヶ月前に打撲したせいか、何か病気があるのか、いろいろと不安。

かんそ
遊星
151 集いし願い
ブルーノの思いは、とりあえず置いておいて、
アポリアの遺品が一番役立っていたな。


【2011/03/09 19:06】 | ちゃすか・感想
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思い出すに、
ジーエックスでは、天真爛漫な吹雪兄さんにばくら君を。
チームファイブディーズでは、微妙な立ち居地にいたブルーノにばくら君を。
ぜあるなシャークにバクラ君を?う~ん
どちらにせよ、私の妄想は独走態勢です。


かんそ
遊星
150
遊星パパはこの世に思い残したことだらけですね。
さまざまな形で遊星を助ける、すばらしい霊力の持ち主ですにゃ。

【2011/03/03 18:27】 | ちゃすか・感想
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マイソロ3のネタバレ感想です。
あくまで主観であり、色眼鏡・偏り・思い込みは当たり前ですので、予めご容赦ください。

また、基本的に販売されたゲームのみを見ての感想・妄想ですので、今後追加配信されるかもしれないサブイベントの内容によっては矛盾が生じることもあり得ますが、その点もご了承願います。



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 マイソロ3
 マイソロ3・経過報告 ナタリア組/ルーク組登場編
 マイソロ3・経過報告 ガイ登場編
 マイソロ3・経過報告 ルークはやっぱり良い子だった編
 マイソロ3・経過報告 お友達になってあげてね編
 マイソロ3・結果報告 アニス登場編 
 マイソロ3・結果報告 アッシュとナタリア愛の劇場編
 マイソロ3・結果報告 二人の王編
 >>マイソロ3・結果報告 総合編



以下、折り畳んで記載します。


まず前提として。
やり込みゲームとして楽しませていただきましたし、サブクエストやスキットも楽しかったです。
買って損したとは思いません。
けれど、初めてゲームクリアした直後、思わず怒りだだ漏れ感想を書いちゃったくらいには、不満な点もありました。
(その感想は削除しました。内容的には今回書いたことと さして変わりません。)

最初にその不満のまとめ直しを書きますので、嫌な人はスルーお願いします。<(_ _)>

ゲーム全体へのどーでもいい雑多な感想やネタ的突っ込みは、その後に書いています。
ジャンプリンクを張っておきますので、宜しければご利用ください。

 →雑多な感想へジャンプする

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メインシナリオへの不満

●完全に個人の嗜好の問題になりますが、メインシナリオは私の肌には合いませんでした。
理由は以下の三つです。

1.展開の骨子が前作『マイソロ2』と同じ。

2.説教臭い。また、特定の社会思想が崇拝と言っていいレベルで推されている。

3.結末が独善的で納得できない。


1について。

●前作焼き直しの導入・舞台だなぁ、判り切っていることを繰り返させられて茶番の二重だなぁとと思いつつも、「赤い煙の謎を追う」辺りまでは、なかなかミステリアスだぞと楽しくプレイしていました。
しかしラザリス(ラスボス)が現れて以降、「これ、前も見たなあ」「前と同じだなあ」「またこれか」「なんで新しいゲーム買って同じ話をプレイさせられてるの。これ実は前作のリメイクなの」という展開ばかり。
それでも、結末は多少なりとも変化を付け、前作からのプレイヤーも楽しませてくれるだろうなと思っていましたが。
まさか、そこまでそっくり同じにしてくるとは。

●前作の設定・舞台・展開を使い回すことでの製作作業軽減だとか、並行世界が舞台なんだから同じなのは仕様ですとか、細かい部分は違うじゃないのとか、もしかしたら言い分はあるのかもしれません。
が、「理屈じゃねぇんだよ!(byアッシュ)」です。事実面白くなかった、ゲームを進めるほど飽き飽きした。それだけです。

●そもそも「ディセンダーの伝説」は踏襲するほど必要な設定なのでしょうか?
前作の時点で、プレイヤーは最初から主人公がディセンダーだと知っているのに、「まるで伝説のディセンダーみたい、でもそんなはずない→実はディセンダーでしたスゴイ」という展開を追わされて、茶番的だと思っていましたが、またもそれを追わされる。
しかも、それに伴う大まかなシチュエーションまで同じ。
全てがお約束。予定調和の繰り返しで、馬鹿馬鹿しさの極みです。
ゲームシステムもお使いを繰り返す単調作業が中心だと言うのに、ストーリーまで作業とは。


2について。

●美しい理想、少々のご都合展開は、青少年向け娯楽ファンタジーでは特異ではありません。
が、本作はいささか、私がこれまで遊んできたゲームとは異質であると感じました。
ゲームを進めるほどに違和感が増し、ついには、カルト団体や思想集団の教育・啓蒙作品のようだと感じたほどです。

●まず、作中で行われる批判の強さ。
例えば、キールの「暁の従者」への毒舌批判。そしてティトレイの「赤い煙を頼る者」に向けた罵倒批判。
宗教の信者、大国の支配層、今風のチャラチャラした若者などは、自分では何もせずに不満を言い、奪うことだけを望む愚者であると。
加えて、それら愚者と比較して自分達は正しく行動していると潔癖に正義を叫びます。

キールが毒舌批判を繰り出せば、メルディがすかさず相槌を打つんですよね。

「メルディ、自分何か出来るがわかると、すぐそれやろうと思うよ。みんな違うか?」


●このスタンスはメインシナリオ全体に透徹されていたように思います。

アドリビトムは正しい。対して世間(国家)は愚かである。
植物や自然は正しい。対して人間は愚かである。(しかし、それを理解しているアドリビトムは正しい。)

全てにおいてその調子。

●また、苛烈な批判の向こうに現代日本社会への憤懣[ふんまん]が透け見えるように感じられたのも気になるところでした。
ネタが物語に昇華されきっておらず、シナリオライターの思想が噴出しているような。

●最も啓蒙色を感じたのは、オルタ・ビレッジ構想への、もはや妄信と言うべき描写です。
最初にこの構想が語られた時は、「ゲームで、現実にも通じる社会問題への具体的な試案が、ある程度ながら語られるなんて凄いな。真面目なシナリオだな」と、むしろ感心していました、が。執拗なのです。それに持ち上げ過ぎなのです。いくら物語でも、ここまでうまい話があるでしょうか?

オルタ・ビレッジを作ることこそがギルド・アドリビトムの目的であり、そのために金を稼いでいる。各地に作ったその村に、大国に追われた貧しい人々を移住させるのが目標。
と言うのも、大量消費国はそのツケを国民や環境に払わせており、いずれ自滅するのは目に見えている。
自然を壊さずに調和して、人々が支え合う暮らしを実践すれば、衣食住が十分に行きわたる社会が作れる。
自給自足を確立して流通に頼らぬようにする。貿易は奪う先進国と搾取される発展途上国という構図を生む愚行であり、全ての国や人間が何者にも依存せず自立せねばならないのだ、とぶちあげます。

オルタ・ビレッジ思想が透徹されれば、資源枯渇も飢えも人種差別も戦争も、世界を覆う深刻な問題は全て解決し、全人類が満ち足りた衣食住を得、誰もが解りあえて、文化・思想面からの世界統合すらなされる。

●本作で、オルタ・ビレッジの提唱者という設定になっているキールが、「環境に負荷を与えない暮らしを実践するのがオルタ・ビレッジだ」と熱く講釈すると、ナナリーが「それってただ、大昔のやり方に戻れって事じゃないのかい?」と尋ねます。すると彼はこう返すのです。

「いや、今までヒトが築き上げて来たものを捨て去る必要はないさ。
今あるものをベースに、設計し直せばいい」

お前は何かの革新系思想団体かー!(心のちゃぶ台返し)
生活(文化)水準を落とす犠牲を払わなくても、大地が疲弊し資源の枯渇した世界で豊かに暮らせます。どうすれば現実にそうできるのかって? 方法はこれから考えるよ。って。

自給自足して流通に頼らぬようにすれば豊かに暮らせると言いたいようですが、答えになっとらんわー! 輸送費が削減されます程度の話か?
流通に頼らぬ暮らしを、と言いつつ、オルタ・ビレッジ同士で特産品の循環をすると言ってますし。
そもそもオルタ・ビレッジって、どこの国に建造するものなの? 複数の国にまたがって造るの? それすら判りません。

国籍を持たない自由組織アドリビトムが既存の国家を批判しつつオルタ・ビレッジを作れば世直しできると叫んでいたので、新しい国を作るってことなのか? 各国王族が仲間にいるけど、彼らとの兼ね合いは? と、困惑したものでした。
でもどうも、地産地消で日本の食料自給率を上げようとか、その程度のイメージっぽいですね。

で、こうしたキールの話を聞き終えたナナリーの結論。

「あんたの話が聞けて良かったよ。ますますこのギルドで働く気力が湧いたからさ!」

私はこれを見て、アドリビトムがマインドコントロールをもたらす思想団体に見えるようになってしまいました。
あの説明でその結論なの? それでいいの? 妄信という鱗が、その目に厚くはまってないかい?

このスキットの後、メインシナリオでナタリアが「オルタ・ビレッジを見習えば世界統合すら出来る」とハイテンションで演説を始めたのを見て、その思いはいや増しました。
尋常じゃないです。

●その他、ゲームのテキストとしては長文で、ダラダラ啓蒙・啓発的な説教・批判がなされる場面が複数ありました。

本作のスキットには、こんなものもありました。「リサイクルはいいことだが、かえって燃料を必要とすることがあるのでよく調べなければならない」とキャラクター達が語り合う、という。
製作者方はよほどエコロジー運動に興味があり、その知識を広めて啓蒙せねばならぬという使命感に燃えているようですが、大きなお世話です。
やりたければオリジナルのゲームか、「テイルズ オブ キャラのエコロジー教室 ~地産地消で豊かな生活~」みたいな教育DVDでも作って別途配布でもされれば宜しいんじゃないでしょうか。

複数の創作者の発言で見たことがありますが、創作のタブーの一つに「読者を説教してはいけない」というものがあるそうで。
読者(プレイヤー)は製作者に説教されたくないし、まして自分の好きなキャラが、製作者の社会思想を代弁する様なんて見たくもありません。

※念のため。私は現実世界での地産地消が悪いとか、反対だとかいう思想は全く持っていませんです。


3について。

●オルタ・ビレッジでは譲り合いの精神を推奨する。互いに相手を理解して自分を変えていけば平和になる。
過酷な環境の植物は、他者から奪う生存競争に参加せず場所を譲って、自分を変えて進化させた。人間より優れている!
カノンノは主人公を丸ごと受け容れて、そのドクメント(存在情報)を己に転写させた。なかなか出来ることではない、素晴らしい。

本作ではこのようにエピソードが積み重ねられ、全ての生き物が手と手を取り合い、譲り合い理解し合うべきだと訴えています。

ニアタ「ヒトで世界は溢れているが、皆孤独なのだ。繋がりを忘れてしまっている
お互いを全く意識せずにそれぞれの人生を生きていると思い込んでいる
そこから、心の飢餓が始まる。
争いや略奪…他にも様々な事が起こりうる
ヒトや様々な生き物、そして世界。これらが等しく「繋がり」を知る事が出来れば…、自他を慈しみ、権利を奪わず、差を作る気持ちは起こらない」

高次元存在ニアタ様(元は人間だった意識集合体。平たく言えば神のようなもの。カノンノ至上主義者)からの、有り難い説教でございます。
ちなみにカノンノは、説教されるまでもなく「繋がりを知る者」だそうです、ヴァンヴァン師匠曰く。

●この流れはラザリス(ラスボス)への対応にも繋がっていきました。

ラザリスは、創世の時代にこの世界(ルミナシア)に取り込まれ、封印されていた異世界ジルディアの意識体です。
ルミナシアとジルディアは互いを毒とする程に存在法則の異なる世界ですが、ルミナシアの世界樹は芽吹く前に朽ちるはずだったジルディアを、我が身が傷つくことも厭[いと]わずに取り込んで《救った》そうです。全ての世界樹は元を辿れば根源の世界樹に繋がるので、兄弟みたいなものだからと。
これを知ったカノンノは、ルミナシアの世界樹の深い愛と優しさに感動して涙ぐむのでした。
ちなみに彼女は、根源の世界樹の元となった女性、オリジナル・カノンノの情報を引き継ぐ、平たく言えば女神の分身なんですって。

ルミナシアは長い時をかけてジルディアと完全同化しようとし、それまで自らが侵されぬよう、星晶[ホスチア]で封印していました。しかし人類が星晶を資源利用して採掘した為、封印が解け、ジルディアの意識体・ラザリスが誕生。
ラザリスはルミナシアを醜い世界だと嫌悪し、生まれたくなかった、でも生まれたからには生きたいと、自分の世界に創り変え始めます。

ジルディアの侵食を阻止し再封印を施すべく奔走するアドリビトムでしたが、ルミナシアの世界樹のジルディアへの愛を知ると、ラザリスを憐れむ方向にシフト。
彼女は可哀想なんだ。本当は悪い人じゃないんだ、憎まないで。彼女は本当は優しいから、ルミナシアを侵食したら彼女こそが傷つくに違いない。だから封印して救ってあげないと。
なんの根拠でそう思うのかは不明ですが、そういう感じになりました。

で。人と人が解り合って変わっていけるように、ルミナシアとジルディアも共存できるよう進化していけるはずだ、という論理に到達します。
でも、それには長い時間がかかるので、可哀想だけど今は封印するしかない、と。

●ところが封印は失敗。世界樹が侵食され、主人公はニアタと共にラザリスの元へ。
そこで主人公が行ったのは、暴力での調伏でした。
容赦なく攻撃してぶち殺し、肉体が消滅した後に残ったドクメント(存在情報)を抱いて、主人公は世界樹の「生命の場」の中へ。

●余談ながら。主人公が「生命の場」に去りゆく時、ニアタが

「良い創造を!」

と言うんですが、これが「シリアスな笑い」というやつでしょうか。
カノンノの(命を…ありがとう)と並ぶ、本作の迷台詞だと思います。
笑いを…ありがとう。

●ともあれ。
この最終決戦の流れを見て、「ああ、理想通りにはいかなかった、という結末なんだな」と思いました。
解り合える繋がり合えると綺麗な理屈を掲げてきましたが、全て理想通りにはいかなかった。
これからカノンノやアドリビトムは、ラザリスと解り合えなかったというしこりや、暴力で無理矢理 解決したという罪悪感を背負う。生きるって綺麗事だけじゃない、挫折もある。それでも理想を諦めずに強く生きて行く、みたいな結論なんだなあ、と。

ところがです。

ルミナシアの世界樹のジルディアに侵食されて出来た傷から、白い枝が生え出る。あれはジルディアの世界樹で、ルミナシアの世界樹を「癒している」んだと、アドリビトムの人々が言います。
そして、手を胸の前で組んだ乙女の祈りポーズをしながら、カノンノが晴々と独白。

「変わる…変わるんだ。世界が変わる。私達も、ラザリスも
二つの世界が一つになって、新しく生まれ変わる。お互いが生きていける世界が始まるんだ!
私達の「創造」は終わらない。共に手を取り合って、続いていく。ずっと、ずっと続いていく!」

感動的に音楽が盛り上がり、劇終でした。(ストーリー自体は、スタッフロール後にまだ続きます。)

え、ええええええええ~~………!?
な、なんで?
どーしてあの最終決戦で、「世界が変わる。私達も、ラザリスも」「お互いが生きていける世界が始まるんだ」と、何の陰りもなく明るく笑って言えるんですか? 理解できない!

困惑し、怒りさえ湧いちゃいました。
まさか、ラザリスを殺して解決したことを「拳で語り合った、解り合えた」とみなしてるのかなぁ。
それとも、間違ってグレちゃった可哀想なラザリスを、ポアして、より良き存在に転生させてあげたのです、というカルトな考え方なのかしら。

●最終決戦前、さんざん「ラザリスは可哀想、ラザリスは悪くない」と、争う理由などないみたいな流れになってましたが。
いざ最終決戦場で対峙すると、ラザリスが急に言い出すんですよね。「創造は欲に繋がって罪だから、自分の世界の住民にそれはさせない、全て自分が与えて守ってやる」と。で、主人公はそんなのは生きているとは言えない創造こそ欠かせぬものと反発、戦闘になる。
ゲームですから「戦闘ありき」なんでしょうけど、なんだこの無理にラザリスに悪を付加する流れ……。(だったら、あんなに可哀想言わなきゃいいのに。)

「創造のない、世界から与えられるだけの生物は生きているとは言えない」と主人公側は言う。
けれど、ルミナシアの世界樹、そしてアドリビトムがジルディア~ラザリスにしてきたこと、しようとしていることは、まさにそれ。
一方的に取り込み、守ってやったのだと言い。同化させてやる、そうして共に生きることこそが幸せだと決めつける。

与えられるだけでは生きているとは言えないと主人公に言われて、ラザリスは叫びました。

「だったら!! だったら、なぜ、僕を取り込んだ。僕を封じ込めてまで!」

ですよねー。
すると主人公は叫び返す。

「一緒に生きていきたいからだ!」

ラザリスが何を叫ぼうと、そちらの意思はガン無視です。「一緒に生きたい」という耳触りのいい言葉で己だけを絶対肯定。

一回戦が終わったところで、ジルディアのまだ生まれぬ命からの愛情とかいう無茶な設定で、ラザリスが怪物化するんですが(本人は泣き叫んで嫌がってました)、「こうなっては殺すしか救ってやる手段はない」みたいなお約束免罪符台詞すら無し。

ニアタ「行け、ディセンダー。未来を紡いでこい!
そなたの欲する未来を創れ!!」

ラザリスを力で従わせることこそが未来を作る道とばかりに高らかに推奨。

暴力で片を付け、意思のないデータだけの状態になったそれを、一方的に取り込みました。
これを、素晴らしい解決だ、お互いに変化し合えた結果だと褒め称えるラストだったわけです。

なんじゃこれ。

あんまり変だったので、クリア直後に怒りの感想書いちゃったんですが、半日で下げ、もう一周して最終決戦をやり直してみました。
自分が何か勘違いしているのかもしれないと思ったからです。
カノンノがいるとイベントに変化があるかなと思ったので連れて行き、選択肢が二回出たので全パターン見ました。

が。多少台詞回しが違っても、内容は変わらなかったぜ……!(戦慄)
やっぱり一方的価値観を押し付けて殺し、なのに「お互いが変わって共に生きていける」と感動的に独白して終わってました。

ええええええ~~~!?

●そもそも私は、ルミナシアの世界樹がジルディアを取り込んだことを、完全善行だとは思いません。

作中、カノンノはルミナシアの世界樹の優しさに感涙していましたが。
ただ生きているだけの状態にして、拘束・同化吸収するのは、ジルディアにとって良い事なのでしょうか?
場合によりけりでしょうが、ラザリスは怒り、拒絶していました。一緒になりたくない、と。

でも主人公側は、それを真剣に受け取ろうとはしないのです。
ルミナシアの世界樹のしたことは愛であり、善いことだ。だから間違っていない。
そのままでは朽ちるしかなかった可哀想なジルディアを、我が身を傷つけてまで救ってあげている。これ以上素晴らしい事があるか。
拒絶するのこそ間違っている。可哀想なラザリスはちょっとグレてしまっただけなんだ。
同化するしかジルディアの生きる道はないんだから。

命の存続が全てに勝る。ルミナシアの判断は絶対的に正しい。
何故なら、愛もまた何にも勝るものだから。

一面では、間違いではないのでしょう。
でも、全てに適用していいものではないとも思います。
自分では生きていけない弱い命にだって、意思と尊厳があるんですよ。

己の独善を、少しくらい、ルミナシアが顧みる展開があったらよかったのに。

暴力でラザリスを倒し一方的な吸収・同化を行いながら、素晴らしい顛末よと一片の曇りなく定義するカノンノには、「ママはあなたのためを思っているのよ。あなたのためなら苦労しても平気だわ。家族が共にあるのは幸せなことよ」と我が子を拘束するような、闇の母性を感じました。
恐ろしいのは、彼女も世界も、それを最高に素晴らしいと信じて疑っていないことです。

●……あるいは製作側は、ルミナシアの世界樹の傷からジルディアの世界樹が生えたという描写で、「ラザリスは許して受け容れた、解り合えた」と語ったつもりかもしれません。
けどなあ。ラザリス自身は、死ぬまで受け容れてなかったじゃん。互いにちっとも話が通じてなかったですし。
「ラザリスが許した」ことにしたいのなら、ラザリス自身が死ぬ前にはっきり意思を示す方が納得できたなぁ。
殺した後に起きたことを見て、殺した側が「ジルディアの世界樹が癒している」なんて言っても、自分側の正義を確立させたいが故の一方的な解釈に思えてしまいます。

●エンディング後に、主人公とカノンノは言うのです。世界は変化したからラザリスに会いたいと。

「ラザリスやジルディアの生物も もうこの世界で生きていけるんだもの
きっと、会えるよ。一緒に生きていける…」

自分達の意見と合わないからと殺した相手に対して、よくそんなこと言えるなぁ。

そもそも、死んだ者は蘇らないのに。
ラザリスに似た何かが現れるとしても、それは違う人でしょう。
殺した事すら認識しないのは、あんまりです。

●エンディング後にジェイドに話しかけると、こう言います。

「我々の今後の課題ですが。
各国がいかに友好的に、協力関係を築けるかが鍵になるのは間違いないでしょう
一方的な支配や吸収ではなく、合議の元の融和……世界樹が身を以て提示してくれた可能性です。今度は私達が変わらなければ……」

「一方的な支配や吸収ではなく、合議の元の融和……世界樹が身を以て提示してくれた可能性」……。
これは何かの皮肉なのでしょうか。(^_^;)


リタが一晩でやってくれました。

●物語に多少のご都合展開はつきものですが、本作はそれが多く、いささか度を超えたものもあった気がします。
最たるものが、「ディセンダーの浄化能力を握手で転写する」エピソード。

進んだジルディアの侵食を食い止めるため、ディセンダー(主人公)のドクメント(存在情報)を転写して、他の人間でも浄化能力を使えるようにしよう、人海戦術で時間稼ぎをしようと、アドリビトムの人々は考えます。
志願したカノンノが被験者になり、実験は成功。この実験は大仰な装置を用いるもので、被験者には命の危険もある……というものでした。

直後に、かつて敵対していた宗教組織「暁の従者」の信徒たちが訪ねてきます。

信徒A「私達は悪くなっていく世を憂いて、救い手となってくれるディセンダーを待ち望んでいた
けれども、そうすることで自分達は何も生み出そうとはしていなかった
自分達では何も変えられないと。世界も、自分自身も信じていなかった…」

信徒B「逃げていただけだったんだ。世の中への不満や、自分の非力さに正面からぶつかる自信がなくて
そして、世界から目をそらして逃げていた結果、ラザリスに力を与えてしまった
私達の…弱さが…」

信徒A「あれからもう逃げずに、自分達で世界を守れるのならばと生き方を変えました
今起こっている世界の脅威、皆なす術もなく希望を見失う中、あなた達が果敢にも立ち向かっている事を知ったのです」

●…あれ? 「暁の従者」って、ラザリスから授かった超能力を用いて、各国で革命を起こしてましたよね、全ての人を救い理想の世界を生み出すんだと。全部鎮圧されたらしいけど。

ラザリスから授かった力頼りだから無価値だと言いたいようですが。
だったら、重要局面ではディセンダーやニアタのような神的存在の力に頼ってるアドリビトムはどうなのか。
拠点のバンエルティア号さえ、古代の遺物とかのチート高性能船です。

ともあれ、悔い改めてアドリビトムを讃える信徒たちに向かい、リタは、その「世界を変えたい」という熱意をできるだけ多くの人に伝えよと命じました。

リタ「カノンノの思いを、繋いだ手を通してこいつらに伝える
あたしが編み出したこの術式さえあれば、人と人が触れ合うだけで、能力の転写が出来るはず…!」

カノンノ「みんながディセンダーになるんです。みんなで世界を救いに導くんです
どうか、未来を共に作って下さい」

ディセンダーに頼らず一人一人が立ち向かうんですよと言いたいんだなぁとは思う。けど。
ラザリスに授かった力で革命を起こそうとすることと、ディセンダーの力を授かって世を救うことと。あんま変わらん気がするんですけど……。
ディセンダーが本物か否か、敵が国家か異世界か、の差だけで。

暁の従者を「人任せで不平ばかり言う人間」の象徴にしたかったのなら、「ラザリスから異能の力を授かる」「各国で革命を扇動」という要素は付け足さない方が良かったんじゃないかと思いました。

例えば、
「暁の従者」の信者が増えて、多くの人々がラザリスに祈ることしかしなくなって世界が疲弊→主人公たちが拠点に様子を見に行く→説得の途中、侵食魔物が襲来。信者たちはラザリスに助けを求めるが無視される→主人公たちが魔物を倒して救う→信者たち、真実を見極めず人任せだった自分を反省する
みたいな、ベタな流れでもよかった気がします。

まあ、それは置いといて。

「あたしが編み出したこの術式さえあれば、人と人が触れ合うだけで、能力の転写が出来るはず…!」

幾らなんでもご都合展開過ぎじゃ。
天才だから何でも出来ますって、限度がある。ドラえもんだって便利すぎる道具は出せなかったり壊れてたり、失敗したりすることになってるものですよ。
物語とは言え、ここまで適当な事をされると冷めちゃいます、見てる方は。

●アンジュは言います。

「あの暁の従者の二人の働きで、侵食浄化はもとより、また世界中の人々が手を繋ぎ始めたそうよ
握手で《主人公》の能力と、助け合う為の繋がりが作られているの
一人のディセンダーから、希望の光は世界中に灯っていく
わたし達はその神話を、今まさに目にしてるのね…」

神話ですか……。

「人々に希望の灯を掲げさせたい、繋がりを再認識させたい」なら、チート改造で「僕も私もディセンダー!」をやるのではなく、特別な力が無くても団結して努力しよう、みたいな方向に行くのが良かったなあ、個人的には。

救世主と同じ力がなければ、それを誰かから与えられるのでなければ、人は何もできないのですか?

●更に言うなら、ドクメント(存在情報)は調べるだけで負担がかかるし、いじれば肉体融解の恐れすらあるって話でしたよね。なのに、そんなお手軽に「触れるだけでドクメントを転写」なんて、やっていいのでしょうか。

カノンノに浄化能力が転写されているのは確認された。
でも、今後、人体にどんな影響が出るかは誰にも分からない。
せめて数年の追跡調査をしなければ、安全の太鼓判を押せることではないでしょう。

それを、リスクを理解した志願者に施すならともかく、触れただけで自動的に転写されていくようにしたと言う。
つまり、浄化能力転写を望んでいない人、事情を聞いていない人にも、ネズミ算式に、勝手に転写されていってしまうってことです。

握手によって志[こころざし]を伝えて行くんだと美談扱いしているけど、おかしくないか。

対象の意思を無視しているし、万が一この転写による不都合が起きた場合。極論、人類全滅の可能性だって否定できないんですよ。

「わたし達は世界に対し、いえ、ルミナシア以外に存在する世界に対しても、責任を持たないといけないね(byアンジュ)」なんて、とんでもない大風呂敷を広げていたくせに、実際は近視眼的なアドリビトムに唖然としました。
どうしてこんなに独善的なんでしょうか。

●ところで、カノンノにドクメント転写の実験をする時、失敗したら死ぬかもしれないんだぞ、どうしても人間でやらなきゃいけないのかとロニが異を唱えると、リタがキツく反論して黙らせるんですよね。

「何かを得るのに、それなりのリスクがあるのは当たり前でしょう? 何も傷付けずに望みを叶えようなんて悩み、心が贅沢だから出来るのよ」

多分、原作から引っ張って来た台詞なんでしょうけど、使いどころを間違えてないか?
だって、浄化能力転写は、せいぜい「時間稼ぎできるかも」程度の意味しかなく、やらなきゃ世界が滅ぶってわけでも、転写先が人間でなければならないという訳でもないのに。
「何も傷付けずに望みを叶えようなんて~」という台詞は、他に方途が無いかギリギリまで模索してこそ言えるものですよ。

●思えば前作にも、「出奔した仲間を捜索する」ためにカノンノが死を覚悟して特殊能力を使うエピソードがあって、普通に捜索すればいいのに、なんで命を無為に危険にさらす真似をするのかと、納得できずにモヤモヤしましたっけ。
で、前作でも今作でも、健気に己の身を差し出したカノンノは医務室で伏せり、テイルズ歴代キャラ達が口々に「カノンノは凄い、カノンノ可哀想、カノンノは自分がどんなに愛されているか自覚するべき」とチヤホヤ扱うのです。

何じゃこの やっすい自己犠牲エピソード。(暴言失礼)

前作で辟易していたそれが今作でも繰り返されたので、製作者にとっては不可欠のエピソードなんだなあと思わされましたが…。
(主人公が浄化能力を使って倒れるエピソードも同類。前作・今作と繰り返されてる。可哀想な自分が身を犠牲にして心配される、それがプレイヤーを惹きつけるエピソードってことなのでしょうか。)

●それはともかく。「握手(触れること)によって特別な能力が転写されていく」「創造は人間の持つ最大の能力にして、世界を滅ぼすかもしれない罪の力」というモチーフ。
『グラン・ローヴァ物語』かいな(笑)。
思わず物置から本引っ張り出して読み返しちゃいましたよ。なつかしーなー。
グラン・ローヴァ物語 1 (ホーム社漫画文庫)グラン・ローヴァ物語 1 (ホーム社漫画文庫)
(2007/09/14)
紫堂 恭子

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●馬鹿馬鹿しくなるレベルでご都合展開だと思ったこと、その2。

「資源(星晶)があと数十年で枯渇する、でも代替えエネルギーが見つからない」
 ↓
ニアタがちょちょいと手配して、異世界から半永久動力機関の設計図を運ばせ、無償提供したよ。
何の補給もしなくても半永久的に十分すぎるエネルギーを生み出せるんだ。万事解決だね。
それに、星晶もまた採れるようになったよ。

「ジルディアに侵食された動植物は食料にならないので、これが増えると世界は飢える」
「ジルディアの生物が生きる為の環境はルミナシアには毒なので、共存できない」
「共存できるようになるまで、永い時間がかかる。それまでジルディアを封印し続けねばならない」
 ↓
エンディング直後ですがもう、ジルディアとルミナシアは融合して共に生きていける世界に変わったよ。
ジルディア風の新種の動植物が増えたよ。でも触っても侵食されないし安全なんだ。
ジルディアの植物から取れた食料は恵み豊かでとっても美味しいんだよ。

●その他、ご都合とまではいかないけど、ちぐはぐだなぁと思ったこと、その1。
深刻な衰退世界という設定なのに、アドリビトムには常に食料がたっぷり。女性キャラ達はダイエットをし、ロックスは余るほどのお菓子を頻繁に焼いて振る舞う。
資源枯渇を憂いながら、高設備を備えたバンエルティア号でエネルギー使い放題。そのエネルギーが何か、どこから賄われているかという関心すら持っていません。
大量消費国(日本含む先進国的イメージ)を批判しながらも、日本的な消費生活を優雅に満喫しているようでした。

●ちぐはぐだなぁと思ったこと、その2。
アドリビトムは大国に虐げられた人々が設立した、という設定で、ティトレイは国家や「今時の若者風の、与えられる事ばかり期待する人間」を罵倒批判します。

「大して努力もせずに、夢を叶えようってヤロウを見るとムカムカするんだよ
正直、登山口にいた奴も一発殴らせろって思ったくらいだ
ああいうヤロウは、何でもしてもらって当然って思ってやがる
だから、他人の大事なものを平気で踏みにじって、奪い取れるんだよ
大国の偉い奴らなんか、そうだろ。小さい国を食いつぶしていくだけだ」

でもこのゲーム、権力側のキャラ(王族、貴族、軍人や騎士)も仲間になる。どうするのと思ったら、エステルはいい人だから支配層がみんな悪人というわけじゃないと、取って付けたようなフォローをしてました。
(それとは別のエピソードで、カイウスも同様の発言。エステルは民衆を想って行動しているから、と。)

が。エステル、ナタリア、ウッドロウにはその免罪符が効くとして。マイソロ3ルークは、嫌な金持ちの典型でしかない。怠惰で、権力をかさにきて、贅沢で、傲慢で。民衆のことなんて欠片も考えていません。ついでに「今時の若者風の、与えられる事ばかり期待する人間」ですね。
なのに、ティトレイは全く屈託なくルークに接し、(最初は嫌っていたが見直す、みたいなエピソードもなく)好意大全開で友達づきあいしてました。

……小さい国の王族だから許す、ってことなんだろーか(笑)。


カノンノの陶酔

●カノンノは、時々フシギちゃんになるというのか、綺麗な理屈を陶酔気味につらつら演説する場面が多かった印象があります。

●ゲーム開始から暫くは、強制的に、彼女と二人パーティで行動せねばなりませんが、早くも大仰な戦闘勝利台詞にビクッとさせられたものです。
「生きて、未来を見るの!」とか、「今回も、乗り越えられた…!」とか。
主人公含む他のテイルズキャラとは明らかに方向や温度が違っていて、一人だけ、明日にも死ぬ戦場で悲壮に戦う少女、って感じ。

●なお、カノンノトリオは、それぞれの秘奥義時に決め台詞として「ラヴ・ビート」と叫ぶんですが、

「ラヴ・ビートは、根源の世界樹が発した無償の愛。
私達の中で響き続ける命の鼓動なの」

だそうです。凄いね。さすが女神(根源の世界樹)の分身ですね。

●カノンノの陶酔台詞で印象深かった一つが、「命をありがとう」のエピソードです。

自分が世界の膨大な記憶を持つのは、根源の世界樹(オリジナル・カノンノ)の情報継承者だったからだと知ったカノンノ。ついでに、素であらゆる事物のドクメントを見ることのできる特殊能力にも目覚めます。

食事をしていて、食物のドクメントが食べた人のドクメントに混ざっていくことに気付いたカノンノは、不意に悟ります。ドクメントは命なのだと。

#涙ぐんでいるカノンノ
ロックス「どうしたんですか、お嬢様。具合でも悪いんですか…?」
カノンノ「ううん。私…、命を食べてるんだなぁって」
ロックス「そうですよ。食べるのは命を頂く事なんです
みんな、命をもらってるんです
だからいつも言いますよね? いただきます、ごちそうさま、って」
カノンノ「うん…。いただきます
…いただきます」
カノンノ(繋がっていくんだ。命は…)
カノンノ(命を…ありがとう)


●これ以前にも二回ほど、ロックスがおやつをカノンノと主人公に与えながら「食べる事は命をいただく事、だから挨拶すべし」と教育するイベントがあります。
それらには違和を感じなかったのに、このイベントには、どこか引っかかる。
理由の一つは、アニメムービーになっていたりカノンノが感涙にむせんだり、演出がやや大仰だからですが、もう一つ。
「食べること(生きること)」を、「綺麗事」にし過ぎだと思うから、でした。

●生物は、食べることで他生物から命をもらい、連鎖循環している。それは昔からある考えで、何も特別ではない。
でも、人が命を食べることに感謝の念を抱くとき、根底には、命を奪って生きることへの畏怖があるはず。これらは表裏一体で、一方だけ語ることではないと思う。

●カノンノに、感涙までさせて「食べること=命をもらうこと」だと言わせるのなら、彼女自身が獣なり魚なりを獲ってきて、殺して、捌いて料理して食べる様子を描いたっていいのに。

●ユルングの樹のエピソードで、過酷な環境で進化した植物を「生存競争を避けて自分を変えた優しさ、賢さだ」と定義していた点にも感じましたが、本作は何事をも綺麗事にし過ぎのように感じます。歪[いびつ]ではないでしょうか。


●その他の、カノンノちゃん陶酔語録。

#ディセンダー(主人公)の浄化能力を転写する実験中、並んで立つ主人公を乙女の祈りポーズで見上げながら
「…ぁ………あああ…
私ね…、最も…ステキな事を…今から起こすんだ…
未来を創るんだよ…。未来を…みんなで…創るんだ…
みんながあなたの様に、希望を灯していける様な未来を…
みんなが、輝ける様に…」

この子どうにかなっちゃったのか、と少し怖かった。

#どうして自分に世界の膨大な記憶があるのか判ったと言って
「きっと、原初の世界から続いてきた、沢山の世界からのプレゼントだったんだ
未来を繋いでいけるという証。希望のプレゼント…
…この世界が実りを迎えて、新しい世界がまた生まれる時…、私達の記憶も受け継がれていくんだね
ずっと続いて来た記憶。
今度は私達が希望を届けなきゃ…
生きて、みんなで一杯の可能性を学んで…」

詩人ですね。

●ちなみに、エンディング後にはカノンノと主人公のラブラブデート・スキットシリーズがあります。(主人公の性別が女でも変化しません。)
いつか来るだろう別れの不安に慄[おのの]きながら、この人は何ものにも縛られない自由な人。引き留めることなんてできない。と健気に微笑むカノンノちゃん。
そしてプレイヤーは、カノンノを抱きしめるか微笑んでやるか頭を撫でてやるか、そういう感じの、どれ選んでも変わらんような選択肢を何度も選ばされます。ひい。

なんつーか、他人のデートに連れていかれて、「今から彼女を抱きしめるのがいいか撫でてやるのがいいか、あなたが選んでください」と強制されてるよーな感じで辛かったです(苦笑)。
製作者は、カノンノが本当に好きなんですね。


スピリチュアルな世界へようこそ!

●最後に、余談。
感想のネタ探しの一環で、ダンジョン名の元ネタ探しをしていた時のこと。
天空にある非物質の古代遺跡「ヴェラトローパ」が、どうも『アルクトゥルス・プローブ』(著/ホゼ・アグエイアス)という本に出てくる造語らしいと知りました。
(もしかしたら更に元ネタがあるのかもしれないですが、私には判りませんでした。)

その本、いわゆるスピリチュアル本です。
宇宙の彼方に宇宙人(神的存在)が色々いて、地球人に交信してきて、より高次に目覚めさせようと教え導く……みたいな内容っぽい。(幾つか紹介ページを調べましたが、よく解らなかったので、的外れかもしれません。)
で、その宇宙人の住んでる太陽系が「ヴェラトローパ24」と言うらしいです。

●すごく腑に落ちた気がしました。
今までにも書いてきたように、このゲームのシナリオ、カルト的・啓蒙的とすら言いたくなるような、独特な偏りがあると思っていたから。
ああ、なるほど。そうだったのか。
このゲームの製作者は、元々こういう、精神世界的なものに傾倒している人なんだ。

●そうしてみると、ヴェラトローパから登場するニアタが他次元から交信してくる高次意識集合体だというのも、チャネリングで交信してくる宇宙人のイメージが根底にあるのかな、なんて思えてきたり。
カノンノはニアタと交信することにより、己の精神世界にダイブして、自身が女神であった真理を知り、高次の存在として目覚めました、みたいな?
カノンノが時々、何かを受信してる人みたいな陶酔ぶりを発揮していたのも、仕様だったのでしょうか。

●神話や聖書、哲学書を元にした創作は珍しくありませんし、何を創作のネタにするかなんて自由です。
でも今作のシナリオ、そういう予備知識が無くても「何か変」と感じるくらい、尋常ではなかったので。
特殊思想に傾倒したシナリオは完全オリジナルのゲームでやるようにして、お祭りゲームではスタンダートを志してほしいなぁ、などと思いました。


雑多な感想

●OPムービーで遊んでた割に、「フレンとガイは似てる」ネタは、本編内では強いて避けられてる感じでした。

●でも、「クレスとフレンが服を交換すると見分けがつかない」というスキットはありました。そうなの?(じゃ、ガイとクレスも実は似てるんでしょうか。)

●ジェイはモフモフ三兄弟の為に「ボルケイノホタテ」を探していたと言うけれど、岩だらけの高山にホタテはないと思うよ……。

●しかし、この世界では山奥や森の藪を漁ると「シーフード」が手に入るから、山でホタテも採れるのかもしれない。

●フレンがユーリに一対一の決闘を申し込むイベント。フレンが立ち去った後、主人公がユーリに話しかけると…。

「とうとうこの日が来たな。
コンフェイト大森林の樹海部3でフレンの奴が待ってんだと。
さっさと行って終わらせようぜ」

……え?(汗)
どうして主人公が一緒に行くのが当たり前みたいなことになってるのだろう……(汗)。
他のキャラとの決闘ネタだと、一応「立会人」とかの名目が付いていたのに。

●偶然ですが、戦闘中に主人公とガイが、敵を挟んで真横に並んで、全く同時に裂空斬を使って、空中をクルクル回って同時にすたっと着地したことがあって、面白かったです。

●今作、トイレネタがやたらと多かった。

●ユージーンとリカルドは、トイレの個室の中で真面目に世界情勢談義。

●アニーは女子トイレが空いてなくて間に合わなくなりそうなあまり、男子トイレに入りそうになったことがある。(ガイに見つかって逃走)

●その後、間に合ったんでしょうか。

●リカルドは毎日特定の時間に、長時間トイレにこもっているそうです。ロックスは便秘だと解釈していましたが…。

●ヴァンもトイレがかなり長いらしい? 三人くらいトイレを待って漏れそうになっていました。

●ユージーン曰く、「バンエルティア号の設備は素晴らしいが、唯一腑に落ちないのはトイレの数が少なすぎる」こと。

●トイレはバンエルティア号の各階にあるらしい。……ってことは、各階に個室が一つずつしかないってコトなのかな。

●何でこんなにトイレネタばかり……と思いましたが、考えてみたら『ディスティニー』とかの頃は、トイレネタにこだわってましたっけね。各町にそれぞれ違うデザインのトイレがあったり、トイレにグミが落ちてたり。トイレネタはテイルズオブシリーズの伝統なのかしら。

●遊んだことのないゲームのキャラで、想像と違っててビックリした人・その1。シャーリィ。
キャピキャピした甘えっ子の妹キャラかと思ってたら、喜びも悲しみも自分の中に抑え込んでグッと耐えているような、何かに縛られているような感じの子でした。
痛々しく見えて気になって仕方がなかったです。原作では、最終的に自分を解放できたのかな。
魔術が強いのと、戦闘勝利時の丁寧なおじぎが気に入ったので、パーティのスタメンにしてました。

●遊んだことのないゲームのキャラで、想像と違っててビックリした人・その2。シェリア。
可憐で華奢な感じかと思っていたら、「近所のおばちゃん」みたいな人でした。
マイソロ3シェリアの性格は原作とはちょっと違うという話ですが、声も想像よりどっしりした感じでしたね。

●これって腐女子向け? と思ったスキット・その1。
ユーリがグミを食べているとレイヴンが来て、グミをくれとせがみ、ぱくっとやって「塩味」だと言う。
……スキット画面だと全然判りませんが、これ、ユーリの指ごとグミを口に入れたってことなんでしょうか。なんかすげー。
原作に元ネタがあるのかなぁ??

●これって腐女子向け? と思ったスキット・その2。
好みの女性のタイプを訊かれたマオが、「好きと言うだけなら」と何人かの女性の名を挙げる中に、さりげなくユージーンの名が混じっている。

●リカルドがギルド加入した時、ガキども(イリア、ルカ、スパーダ)と同じ部屋はご免だと言って、アンジュも了承した風だったのに、即座に同じ部屋でした。気の毒。

●ドキドキ思春期のカイウスとルビアは、二人きりで男女同室。でも、カイウスは夜は別室で寝ているからいかがわしい関係は無いと言う。
……その割に、ルビアが「夜中に目を覚ましたらカイウスがブーメランを延々飛ばしていて怖かった」と訴えるのです。
なんとなく飛ばし始めたら止まらなくなったとカイウスは言いますが、別室で寝ているはずのカイウスが夜中にルビアの部屋に来てブーメランを飛ばし続けずにいられなかったのは何故なのか、気になるところです。

●……いや。ブーメランで怖がられた結果、別室で寝ることになったのかなぁ?

●コンフェイト大森林の奥地にリバースチームの故郷・ヘーゼル村がある。
そしてコンフェイト大森林にいるデカオタは、ファラが子供の頃 餌付けをしたオタオタのなれの果てだという。
……えーと。つまり、リバースチームとエターニアチームの故郷はごく近くってこと?

●今作はミントが腹黒化していなくてよかったです。コングマンの相談役になる事で、マンネリ化を防ぎつつ、清廉で優しい性質がよく出ていたなぁ。

●ジューダスの仮面を巡るエピソードが、地味に展開していて面白かったです。
ユーリ→何かの頭蓋骨に見えないか? わざわざ被るくらいだから形見の骨だったりしてな
ロイド→あれは人の骨らしい。ジューダスは古代人の生き残りで、骨はお父さんの形見らしい
メルディ→ジューダスの仮面は変だと言ったら怒られた、どうして?
ジューダス→僕の仮面を「古代人の骨」だなどとメルディに吹き込んだのは誰だ、誤解を解くのが大変だったぞ

●マイソロ3のアーチェは、既に永い時間を生きているらしいです。……もしかしてクラトスに次ぐ年長者?

●『イノセンス』のキャラ達は、終始一貫して大事にされてるなぁという感じでした。暴走ものびのびやってる感じ。(自社作品だからでしょうね。)

●ただイリアが、ルカ苛めをしたいのに彼が留守だった時、代わりにエミルを無理矢理どこかに連れて行ったエピソードは、ちょっとどうかと思いました。そこにマルタが割って入って怒ったりするならまだしも、それもないし。
本作はルカとエミルが同類相哀れむエピソードが多かったですが(OPアニメにも取り入れられていたほど)、前述のスキットを見て、製作側はエミルをルカの下位互換品とみなしているんだなあと感じたので。

●イリアがルカを苛めるのは愛情ゆえだから……と免罪符をかざしてきたのに、ルカに少し性格が似ているだけの他人を、ニヤニヤ嬉しそうに苛めるなんて。イリアの株も落ちますよ。

●エンディング後、ルカは医師試験に挑戦することにしたそうで。それは結構ですが、アニーがしょんぼりしてこんな風に言う。

「ルカさん、すごく難しい医師免許の試験に挑戦するんです。すごいな……。
わたしも置いて行かれないようにしなくちゃ」

ルカはすごい、比較して自分は遅れていると、わざわざ他シリーズキャラに持ち上げさせています。
ちなみにスパーダも、「騎士にスカウトせねば、あの腕がもったいない」とアスベルに持ち上げさせていました。腕の立つ若者は他にも沢山いるのに、彼以外は勧誘対象にならないようです。

●料理のレシピ、定番メニューや外国のオシャレメニューが並ぶ中に燦然と現れた「だご汁」。郷土色溢れすぎてて噴きました(笑)。美味しいよね。

●『エターニア』原作はやったことありませんが、高すぎる自尊心とままならぬ現実の狭間で悶える、モラトリアム真っ盛りな今作のキールは、前作『マイソロ2』以上に好感が持てましたv 頑張れ、メルディにもっといいとこ見せてやれ。

●ジュディスさんって大人の女性って感じで素敵ですねと褒めたリアラに「あなたもふわふわしてて可愛いわよ」と返すジュディス。「お洋服の事ですね。ありがとうございます! 私のお気に入りなんです」とリアラが喜ぶ脇で、ユーリとヒソヒソ会話。

ユーリ(んで……ほんとはどういう意味なんだ)
ジュディス(確かに、お洋服もふわふわしているけど……その事を言ってるなんて、私、一言も口にしていないわ)
ユーリ(だと思ったぜ……。女って、怖ぇのな)

……底意地悪ぃいいいい!!!(汗) この人には近寄りたくない。

●ロニはいいキャラですね(^ ^)。ガイと兄馬鹿談義(弟分自慢)してほしかったなー。そこにヴァンヴァンが乱入してガイラルディア自慢してもよし。
(でも本作ヴァンは、他キャラ達が妹自慢してても決してティアを自慢することが無かったので、あり得ないか……。)

●ロニとナナリーが、ほのぼのケンカっぷるに見えて、実は悲劇的結末にしかならない関係に設定されてる……。ナナリーもロニたちと同じ時空から来た設定で良かったのに……。

●ノーマがティトレイに「ティンティン」とあだ名を付ける(?)スキット、面白かったです(笑)。声付きだし(苦笑)。

●ティトレイという名は、それほど「トイレ」に発音似てないと思うのに、このネタがやたらと多くて、しまいにちょっと気の毒になった。(^_^;)

●ヴェイグ&クレアは、シナリオライターに大事にされてるなぁー、という感じでした。ユージーン&マオも。

●エンディング後、ヴェイグがサレの決闘を受け、ついに殺すエピソード。原作のヴェイグは不殺を貫くキャラだそうで、原作ファンには不評だそうですね。
それなら確かに、サレの結末は自殺か事故死かに演出した方が良かったとは思うのですが、個人的には、サレが「これが現実だ、必ずしも人と人が解り合えるわけではない」という意味のことを言って死んでいくのは、なんかホッとしたのでした。
このゲームのシナリオが、あまりに綺麗事過ぎて、しかも、不都合な部分には目をつぶって綺麗事にしてるような感じだったから。
そこに傷を付けてくれたことが嬉しかった。

●最初のサレ戦で、たまたまのキャラモーションなんですけど、倒れたサレをヴェイグが大剣でぶすぶす上から刺していて、強烈でした。(^_^;)

●マオ、ソフィには記憶喪失設定が残されているのに、ルークにはないんですね。

●プレセアを樹海に迎えに行くイベントで、狭い場所に大きくて恐ろしげな魔物たちがうようよしてる中に、彼女がぽつんと立って待っている様子はシュールでした。

●エンディング後、ショップに、コーダの兄・ア―ダっていう、コーダそっくりな奴が新登場したのを見て。
そんな枠があるなら、ミュウかテネブラエ辺りを入れてくれてもよかったのに、なんて贅沢なことを思いました。(^_^;)

●今作、料理は当番制だと言ってますが、一方ではクレア、ロックス、リリスの三人で取り仕切っているとする描写も多数ある。
当番がクレア達の監督下でお手伝いする人員でしかないのなら、××料理人が劇物料理を作ることはないはずですよね。
……基本的にクレア達が作って、週に一、二回とか昼食だけとかを、当番が完全担当するんでしょうか。

●納品アイテムの説明文はユニークなのが多かったです。
↓一部抜粋

借金の証文
銭を生む紙。ある意味で一番恐ろしいモンスターだと言える
ルシアの髪飾り
薄幸の少女が愛用した一品。まだ存命なので、呪いとかは無い
同窓会名簿
書き込みスペースが真っ白で、見るとアンニュイな気持ちになる
セクシーな下着
かつて天地魔界を滅亡の危機に追い込んだ悪魔が封印されている
真っ赤なバラ
男女の雰囲気を情熱的に盛り上げたり上げなかったり
不思議な円筒
何に使うのかわからない円筒。望遠鏡代わりにすると死ぬらしい
オタオタ潤滑粘液
オタオタから抽出した潤滑粘液。医療、美容、工業と用途は無限大
冬虫夏草
空前絶後の栄養価で、一週間は瞬きが出来ないほど目が覚める
荷造り用ロープ
荷物を縛るロープだが、趣味で縛られる人の間でも評判が良い
照明用オイル
暗がりを照らすのに使う。オイルだからと変な事に使ってはいけない


●「オタオタ潤滑粘液」に心奪われました。
そんなにも有用だったのかオタオタ…! すごいぞオタオタ! グミの元をくれるだけじゃなかったのね。

●「荷造り用ロープ」や「照明用オイル」の説明文を書いた人は発情でもしてたのかなぁと思いました。
一応、子供がメインターゲットのゲームなんだしなぁ。
ティンティンやトイレは別にいいと思うんですが(むしろ児童的)、依頼人に性的下ネタを連想させるキャラ付けが複数あったのは(お姉さまとマッサージ師とか夜の看護婦とか)少し鬱陶しかったかもです。せめて一つに。

●依頼人の中では、美食家カロリーナに心奪われてました(笑)。
国が滅亡しようと、竜巻に家を持っていかれようと、彼氏と別れようと、前向きに生きて行こうと美食の食材(ゲテモノだけど…)を求めるマダム。
きっと、最後は「国が復活して家も建て直したお祝い用の食材を」って依頼が来るんだ、とワクワクしてたんですが、「真面目そうなお隣さんが、まさか」って依頼でストップし、出てこなくなりました。あれ?

●お隣さんのところで何が。

●顔装備の中に「ネクロマンサーグラス」というのがあって、ジェイドの眼鏡!? と思って、装備できるまでレベル上げてワクワクしながら装着してみたら、全然違う眼鏡(片眼鏡)でした。ちっ……。

●顔装備は、顔が隠れない奴がもっと欲しかった。コンタクトという名目で見た目変化なしとか、ほっぺたにペインティングとか。

●変な眼鏡か仮面ばっかだもんなー。

●エンディング後に出てくる隠しダンジョン「追憶の坑道」クリア時の私のパーティは

主人公(ビショップ) Lv.151
ガイ Lv.166
ルーク Lv.161
シャーリィ Lv.157
でした。

●二回くらいダオスに挑みましたが勝てず、普通はLv.100以下でも勝てるらしいのに自分は駄目過ぎると思いつつ同じデータで三回目に挑んだところ、すぐに楽勝できたので、あれ?(汗) と思いました。運に左右されるみたいですね。

●ユグドラシルは弱すぎる。あと、キャラクターとして薄すぎる。人形みたい。
ミトスが出るんだと思ってたのに……。ジーニアスとのイベントもあるんだと思ってたのに……。
カイウスと仲良くなって差別語談義してる場合じゃないよぅジーニアス。

●永遠の絆(最初に戦闘回数1000超)を結んだキャラはルーク。
……ルークが戦闘回数トップなのにガイの方がレベル高いのは、お察しの通り、経験値アップスキル付きの装備でガイを固めているからです(笑)。

●でもガイは気付くとよく死んでいました。「スマナイ…」

●ルークの死に台詞が「ぐあぁあああー!」ってすごい悲鳴なのでギクッとします。(^_^;)
原作のもう一つの死に台詞「カッコ悪ぃ…」とかでもよかった気もする。

●主人公は、一周目は女の子で、二周目は男の子にしてました。
二周目の時は低レベル装備を捨てちゃってたこともあり、面倒くさくてしばらくパンツいっちょで連れ回してましたが、可哀想かなと思ったので、着せられる服を倉庫から引っ張り出して適当に着せたらこんな感じに。

ディセンダー♂


愉快になったので、スキルスロットすらない この紙装備で二周目を押し通しました。
パーティの仲間ってありがたいなぁとつくづく思ったことよ。

●ルークのなりきり服で見た目は似せていても、キャラクターのモーションが本物のルークとは違うので、ちょっと面白かったです。


-------------------
以上で終了です。
お付き合いありがとうございました。


 マイソロ3感想の前へ


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【2011/03/02 00:30】 | テイルズ系の話【レス含】
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Re: No title
すわさき
コメントありがとうございます。
ツッコミ二つの件は、考え方の相違ということでご勘弁ください。(^_^;)

お気に召していただけるものを書けるかどうか…。
せめて、何かのお暇潰しになれるくらいは楽しんでいただける感想を、また書けたらいいなと思います。

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マイソロ3の『アビス』関連に特化したネタバレ感想です。
あくまで主観であり、色眼鏡・偏り・思い込みは当たり前ですので、予めご容赦ください。

また、基本的に販売されたゲームのみを見ての感想・妄想ですので、今後追加配信されるかもしれないサブイベントの内容によっては矛盾が生じることもあり得ますが、その点もご了承願います。



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 マイソロ3・結果報告 総合編



サブイベント【二人の王】と、ヴァンについてあれこれ。
以下、折り畳んで記載します。


アッシュという男

●今作のアッシュは、本名が「アッシュ・フォン・ファブレ」なんですね。
仕方ないことですし二次創作では珍しくない名前ですけど、何か違和感があるなぁ。(^_^;)

●アッシュに話しかけると、こんな風に怒っていることがあります。

「廊下がたまに水浸しになっている事があるんだが……掃除当番はどいつだ!? 最後まできっちりやっていきやがれ!」

この謎はスキットで明かされます。なんとハロルドが、掃除が面倒くさいからと水の魔術をぶっ放していたのです。
決定的場面を目撃したアッシュでしたが、水をぶっかけられるわ、ハロルドは悪びれないわで、散々でした。

●氷の精霊セルシウスのアッシュ評。

「どうして、そんなに悲しい目で光を見るの」
「まるで、闇から光を見つめているかのようね」
「あなたの心には、惑いがある。……それは、何に対しての惑い?」

リリカル。

●シングのアッシュ評。

「顔も極悪そうだし服装だって魔王っぽい……」

村の伝承で語られる緋色の髪の魔王ではないかと、真剣に疑っていました(笑)。

●【二人の王】イベント発生後にナタリアに話しかけると、こう言います。

「アッシュの事を、怖いと感じる方がいるのも知っています。ですが、やはり彼は……本当は、とても優しい人なのですわ……」

ちなみにウッドロウによれば、ナタリアは常々、アッシュが優しいことや聡明であることを高く評価していると、ウッドロウに話しているそうです。
……この世界のナタリアは、本当にウッドロウと仲がいいんですね。

●そしてアッシュもウッドロウととても親しいようで、国際情勢について話し合ったり、早く王位を継ぐようにとアドバイスしたり、立場を越えたプライベートな友情が、深く成立している様子でした。

●ルークもウッドロウには馴れ馴れしく声をかけていましたが、そこ止まりのようです。
政治の話をしないから友情が深まらないみたいですね。ルークは気付いてないみたいですが子供あしらいされているのかも。
ルーク曰く、「俺、お前のそういう堅苦しくねーとこ、楽で助かるわ」だそうで。ちゃんとした態度で接しなくても怒らないところが気に入っているらしい。

●つーか、ウッドロウって顔が広い。

●本作アッシュが親しく接しているのは、ナタリアとウッドロウくらい……に見えるんですけど。しかしルーク曰く

「おい! アッシュと俺を間違えて話し掛ける奴が多過ぎるっつーの! 全ッ然似てねえってのに! どこ見てんだ!?」

だそうで、つまりアッシュに話しかけようとする人間は存外に多いということらしい。
そう考えると、実はアッシュの交友関係は広いんでしょうか?
ジェイドが言うに、ルカもアッシュのお友達だそうです。

●ホームシックにかかったルカを嗤い、アッシュはこう言います。

「贅沢なもんだ。ホームシックになれる居場所が普通にあるというのはな」
「せいぜい、両親を大事にしてやれ」
「孝行出来る親がいるというのは悪い事じゃない」

どんなひどい家庭なのかと心配したルカは、おどおどとジェイドにアッシュの家庭環境を尋ねる。ジェイド曰く。

「両陛下はご健在ですし、王位継承者として英才教育を受けて育った事を除けばいたって普通の家族構成ですよ
ただ、いわゆる家庭内の問題は色々ありますがね」

両親とは上手くいっていないのかと尋ねると、それは主観に左右されることだし、自分はアッシュではないから解らないと煙に巻く。

本作のアッシュは原作とは違い、ずっと両親のもとで育っていたようですし、DLクエスト見るに病気がちの母のためにキノコを採りに行ったりしていますし、第二位とはいえ王位継承者で相応の教育も受け、王位を継ぐ修行の旅にも参加している。
……何をそこまで悲壮ぶることがあるのでしょうか。
よっぽどないがしろにされているんでしょうか??
原作序盤通りなら、父親が冷たいとしても母は愛してくれるんじゃないんですか。
まさか王位継承権が二位だと言うだけで、「王になれない自分には居場所がない、親の愛を兄に独占された」と拗ねて、ルークを屑だ役立たずだ王家の恥だと人目構わず罵り続けているんでしょうか。


ルークとアッシュ

●本作のアッシュ、登場当初は無口で控えめに見えました。
国への関わり方について悩むナタリアを叱咤激励するスキットでも、ある程度喋ると不意に口を閉じて立ち去り始めて、驚くナタリアに「その話の続きは、ルークにしてやれ お前の婚約者は、俺じゃない。あいつだ」と言う。
このゲームのアッシュは、ルークという兄の存在に抑圧され、色んな事を諦めて身を引いている、悲劇の王子様キャラなのかなあ、と感じたものです。

●ところがどっこい。しばらくすると、ルークとの喧嘩を描いたスキットが何種も現れ始めました。
ただの兄弟喧嘩ではなく、なんかもう、火を噴くように険悪。なんでも、二人は毎日のように喧嘩しているのだそうです。
原作だとルークが退くことが多かったのが、本作では兄でレプリカではなくて親善大使的性格であるためか、全然退かない。息苦しくなるほど険悪でした。

●ちなみにゲーム内の人物図鑑には、アッシュについてこう書いてあります。

ルークと双子であり、ほんの数分の生まれの違いで、ライマ国の王位第二継承者となる。
ナタリアに想いを寄せているが、ルークがナタリアの婚約者となっている。
国民の事を考えない傲慢なルークが王位第一継承者である事に不満を持ち、またルークをひどく嫌っている。


●アッシュ曰く、ルークは買い物の仕方は知らない、世界情勢は分からない、あちこちで考えなしに身分を明かすで、修行の旅に出てから後始末に追われてばかり。恥をかかされっぱなしなのだそうです。あいつは屑だと、あちこちで考えなしに罵ってはばかりません。

……この世界のルークは軟禁されてたわけでも情報を遮断されてたわけでもなく、勉強はヴァンに師事してかなりできる。本人も王になる気満々。ウッドロウと知り合いなので、既に公式行事なり社交界なりにも顔出ししているらしい。
なのにどうして、肝心の世界情勢が分からないんでしょうか。
特殊な背景事情があったからこそ成り立っていたルークの無知性を、違う舞台にそのまま引っ張ってきているので、なんだか変な感じです。

ルークに同情できる要素が乏しいので、感情移入し辛い。
と言って、アッシュの方に肩入れできるかと言うと、こっちはこっちで、同情できるほどの要素なく被害者ぶっていて酷いし。
むむう。なんと好きになりにくい仕様なのでしょう。

●ルーク曰く、

「俺は悪くねえ!! あいつが、事あるごとに俺につっかかってきやがんだ
ったく、言いたい事があんなら、ネチネチ嫌味たれてねーで、ハッキリ言ってこいつーの!」

だそうで。半ば呆れつつ話を聞いていたティトレイは、口喧嘩だけではなく、たまには殴り合いの喧嘩でもしてみたらどうだと、悪意なく唆[そそのか]します。
何でンな野蛮で面倒なことをわざわざやんなきゃなんねーんだ、と渋るルークに、世の中には気持ちを言葉で表現するのが得意じゃない奴がいる、そういう時は拳で語り合っちまえばいいと持論をぶちかます。
自分もやったことがある、一発ぶん殴ってやらないと大事なモンに気付けない奴もいっからよと、明るい笑みで。
根が素直なルークは、「そういう……もんなのか?」と丸めこまれてしまいます。「ちっ……面倒くせえ」と照れくさそうにうそぶきつつ、すっかり鵜呑みにしちゃったみたい。(子供に対するように優しく教え諭されると弱いみたいですね、ルーク。)おいおい、どーなる?

●単じゅ……もとい、根は素直なルーク。次にアッシュと喧嘩になった時、さっそく殴りかかっていました。

「だから……、お前はムカつくっつーんだよ!」
#ルーク、アッシュを殴る

「くっ……
屑の分際で……粋がるんじゃねえ!」
#アッシュ、激しく殴り返す

「ぐはっ……
俺は……屑じゃ……ねえ!」
#殴り返すルーク。大して効いてない

#通りかかるジェイドとアニー
「おやおや。これはまた、随分暑苦しい青春ドラマが展開されていますねえ」

アニー「もう……馬鹿な事を言っていないで二人を止めて下さい!」

「お断りします
二人も子どもではないのですから外野は静観するのが一番でしょう
それに、なかなか面白い見せ物になっていると思いますよ」

アニー「面白がっている場合ですか……!」

「フン、大口叩いてこの程度か……
やはり……お前は……役立たずの屑だな!!」
#アッシュ、ルークを殴り倒してしまう。ぎょっとするアニー

「ぐあぁっ……!!」

「……俺に、思っている事を言えと言ったな? ……言って、お前に意味が通じるなら とうにそうしている」

「……何だよそれ。俺をもの知らずだと思ってバカにしてんのか?」

「ああ、そうだな。ここまで言って伝わらないなら 事実お前はバカなんだろうさ」
#立ち去るアッシュ

「待て……!」
#ルーク追おうとするが、痛みでうずくまる
「ッ、痛ぅ……」

#駆け寄るアニー
アニー「大丈夫ですか? 手当てしますから、じっとしていて下さい」
#肩を貸して、ゆっくりと医務室へ連れていく

「くっそ……あいつ……」

#無表情で見送るジェイド
「…………」

本作ルークは、あからさまに喧嘩が強くないみたい……。
原作だと、短髪時代、ノワールがチンピラ達に襲われてた時、ガイと共に嬉々として乱闘に参加して全員のしてしまってましたから、かなり腕っ節が強いみたいなんですけどね。そもそも、半格闘のアルバート流剣術の使い手ですし。
人間を本気で殴るなんて、そんな野蛮で面倒なことしたくねえ! とビビってたんだったりして。
マイソロ3ルークはまだまだおぼっちゃまでひ弱なんですねえ。(単に、アッシュがメチャメチャ喧嘩強いだけかもしれないけど。)

●一発ぶん殴って解らせるどころか、殴り倒されて「解らないお前は馬鹿」と言われてしまった、みじめなルーク。
……でもアッシュ。悪いけど、私にもキミが何を言いたいのかちっとも伝わらないよ……。
「言って意味が通じるならそうしている、ここまで言って解らないならお前は本当に馬鹿」
なんだそりゃ。要は、キミに話す気がないって事じゃないですか。
被害者意識に凝り固まって、己の正義を掲げながら独善に走ってしまうのは、原作からのアッシュの悪癖ですね。

●そしてジェイド。原作序盤準拠だから、ということなんでしょうけど。冷たいよぅ。
後でいいから、ルークに何か声をかけてあげればいいのに。


二人の王

●<前回のあらすじ>ナタリアとアッシュの密会を見てしまったルーク。居直って逆切れしたアッシュに罵られ、三角関係は決定的な修羅場を迎える。その様子を家政婦は見ていたじゃなくてヴァンヴァンは見ていた。

●というわけで、ヴァンがギルドに依頼を出して、アッシュとルークの二人を人里離れた雪山の頂へ連れてくるよう、主人公に要請しました。
ルークとアッシュに今後に関わる大切な話をしたいのだが、ここでは人も多く、何かと不都合がある。これまで秘めてきた真実を二人に語ろうと思う、と。
しかしなんでまた、魔物がうじゃうじゃで下手すると遭難しそうな雪山の頂なの師匠。

#出発前のバンエルティア号で
「師匠[せんせい]! 何で俺が、こいつなんかと一緒に行かなくちゃなんねーんだ!」

「それはこっちの台詞だ」

「何!?」

「二人とも、落ち着きなさい」

#口をつぐむルークとアッシュ

「何の為にここへ来たのか よもや、忘れたわけではあるまい?
いずれは国の行く末を担うお前達に世界を見、人と触れ、見聞を広げよと陛下がお心を砕いて下さったのだ
その事を、二人ともがもっとよく理解する必要がある様だな」

「そんなん、する必要なんかねーよ。……うぜーっつの」

「ふん……」

「とにかく、話は目的地へ着いてからだ
《主人公》、すまないが二人をよろしく頼む」


#雪山のふもとで
「おい」
#アッシュ、返事しない
「おい! 聞こえねーのかよ!」

「……うるせえ! ガタガタわめくな。少し静かにしていろ、馬鹿が」

「お前が無視すっからだろ!?」

「その耳障りな馬鹿声で、いたずらに魔物を刺激するなと言っているんだ。
そんな事もわからないのか……!
貴様、ヴァンから一体何を学んできた」

「何っ!?」

#主人公がとりなしたらしい。ハッとして口をつぐむ二人

「……ちっ。とにかく先へ進むぞ」

「いちいちお前に言われなくても、わかってるっつーの
おい《主人公》。お前も遅れんじゃねーぞ!」

#しばらく進んだ雪道で
「おい……、お前に聞きたい事がある
お前は、ナタリアをどう思っているんだ」

「どうって、どーいう意味だよ?」

「決まっているだろう。国を……」

「はっ。んなの、いちいち聞かれなくてもわかってるよ!
別に何とも思っちゃいねーよ! 誰かさんと違ってな!」

「……っ、この馬鹿が!!
ナタリアと婚約しているお前がゆくゆくは王位を継ぐんだぞ
あいつは国の将来を案じ、何か行動を起こせないかと模索している
そんなあいつを見て、お前は何も考えないのかと聞いているんだ!」

「知らねーっつの! うぜぇんだよ、そういうの!
大体、好きで今の立場に生まれたわけじゃねえし、ナタリアとの婚約も俺の意思じゃねえ
何で俺がそんな事で、いちいち悩まなくちゃなんねーんだよ!」

#黙り込むアッシュ
「お前の言い分はよく分かった
……お前が心底、屑だって事もな」
#静かに歩み去る。

#ルーク、声を押し殺して呟く
「俺に……、どうしろってんだよ。第一王位継承者は俺だ……だけど
本当は……、お前の方が……
(大声で)ああもう、くそっ」


●ナタリアと結婚することと王位を継ぐことがイコールで語られてます。
……でもメインシナリオのユルングの樹の話で、アッシュはもう、王位と無関係にナタリアと結婚する決意を固めてるんですよね?
なのにどうして今更、ナタリアを大事にしないからとルークに腹を立てているのでしょうか。
話がイマイチ繋がっていない感じです。

#更に進んだ雪道で
「おい、お前はどうしたいんだよ」

「屑に聞かせる義理はない」

「何なんだよその態度はよ。人がフツーに接してやってんのに!」

「頼んだ覚えはない
第一、話以前にお前は王族としての自覚がなさ過ぎる
少しは自分の立場というものを考えろ!」

#数瞬、黙り込むルーク
「立場とか、どっちが先に生まれたとか。そんなつまんねえ事実を聞いてるんじゃねえ。
俺は、お前がどうしたいかを聞いてんだ
それとも何か? お前にとって大事なのは自分の肩書きだけなのかよ」

#アッシュ、一瞬驚くが
「何を言うかと思えば……。屑の言う事は、所詮屑だな
お前が思ってる程、簡単じゃねえんだよ! 人も、国も!!」

「はっ
……てめえはお堅く考え過ぎなんだっつーの!!」

#睨みあい、一触即発の雰囲気になる二人。主人公、驚いて止めに入る。説得されて拳を収める二人

「何だよ。
別に……、本気でやり合うつもりなんかねーよ」

「……とにかく、真相はヴァンから明かされる
話はそれからだ」

「けっ。……わーったよ」


●これまで一見して、優秀で正しいのはアッシュで、ルークは道理の解っていない愚か者のように見えがちでしたが、この辺りから、アッシュもさして立派ではないというのが見てとれるようになってきます。
自分は言いたい放題しながら、ルークの話は価値が無いと決めつけ、聞こうともしない傲慢なアッシュ。
彼が国を憂う気持ちは本当ですが、多分に独善的なんですね。自分の価値観しか認めないし、常に自分が正しいとしか思っていない。

●つーか。ナタリアと共に生きようと決めたんじゃないの?
「お前はどうしたい」とルークが訊いてるんですから、その気持ちを言えばいいじゃないですか。

●……どうもアッシュ、ナタリアとああいうやり取りをしながらも、王位を望む気持ちを捨て切れてなかったみたいですね、この後のヴァンとのやり取りを見ても。
マイソロ3アッシュは、生まれながらに「二番手、兄の影」という立場だった。王になるということは、彼にとって自分の存在意義の確立なのでしょうか。
ナタリアにあれほどに価値を認めてもらって、一度は心を決めながらも、やっぱり諦めきれない?

#山頂到着。雪原にヴァンが待っている。
「……来たか」

「師匠、教えてくれ!」

#ルークを押しのけて詰めよるアッシュ
「ヴァン、答えろ! 何のつもりでこんな真似をする」

「こんな真似とは?」

「とぼけるな。散々、人を試す様な事をしやがって……
民間のギルドに身を寄せるなどというふざけた提案を承諾したのもそうだ。それが王位を継ぐ修行に何の関係がある? 一体お前は、何を企んでいるんだ」

「うるせーっつの! 師匠と話してるのは俺なんだ。お前は引っ込んでろ!!」

「黙れ屑!!」

「やれやれ……。どうやら話をする雰囲気ではないらしい
それではこうしよう、私を倒した方が事の真相を聞く権利を得る、というのは?」

#黙り込む二人

「自信が無いのか?」

「そんな事ありません!」

「俺はこんな屑とは違う!」

「ふっ、いいだろう」
#ヴァン、剣を抜く
「ならば、全員まとめて相手をしよう。全力でかかってきなさい」

「ちっ……舐めやがって」
#アッシュ、剣を抜く。
「その言葉……後悔させてやるぜ!!」

「やっぱ、こうなんのかよ……。
どうして俺の話を聞いてくれないんだ? 何でなんだよ、師匠……!」
#ルークも剣を抜く

#戦闘に勝利

#ヴァン、やや疲弊した様子で
「……これが、お前達の力か
フッ……、なるほどな」

#ルークとアッシュ、肩で息をしながら

「……はぁ、はぁ……。それで……師匠……」

「……約束だ、……話してもらうぞ」

#黙り込み、おもむろに語り出すヴァン
「今回の旅の目的は、他でもない……。
陛下たっての希望で、私達は今こうしている。
そう……
二人のうち、どちらが王としてふさわしいか。それを見極める為に」

#驚くルークとアッシュ

「待ってくれよ……。それじゃ、俺は王になれないって事なのか?」

「そうは言っていない。ただ資質を見せてもらっているまでの事。世襲で政は良くはならんのが通例だ
……もとより、ルーク。
お前も今の立場にあぐらをかいて王になろうだなどと……よもや、思ってはいないだろう?」

「そ、それは……」

「つまり、よりふさわしい資質を持った者が、王になる資格を得る……そういう事なんだな?」

「端的に言えばそういう事だ。そして…今回剣を交えた事で、その答えも大方私には見えてきたと思っている」

#ルーク、酷くショックを受けた様子で息をのむ
「…………!」

#僅かに嬉しそうなアッシュ
「それじゃあ……!」

「二人とも、失格だ」

#驚く二人

「身近な人間といがみ合う事しか出来ぬお前達が、他者と協調し国をより良くしていく事など出来るのか? 私には、そうは思えんな」

「……そんな……」

「……そういう事だったのかよ……! クソッ……!」

#そんな二人をしばし見つめるヴァン。
#ヴァン、主人公に向かって
「手を煩わせたな、《主人公》。すまなかった」
#笑って
「目的は果たした。船へ戻るぞ」


●より相応しい資質を持った者が王となるとヴァンに言われ、悲壮な様子で息を詰まらせたルーク。
自信がないんですね。普段、あれだけ傲然と振る舞っていながら。

雪道を歩いていた時「第一王位継承者は俺だ……だけど本当は……、お前の方が……」と呟いていましたし、常に不安とコンプレックスはあったんだなぁ。
けど、自分が兄なんだからと、お山の上でふんぞり返って安心していた。その甘えが、ヴァンの厳しい言葉であっさりと突き崩されてしまいました。

#バンエルティア号に帰還。

#一人離れて背を向けているアッシュ
「……おい、ヴァン。俺はもう休むからな」

「「ああ……。そうするといい」

#立ち去るアッシュ

「師匠……」

#ぽつんと残って、不安そうにヴァンを見上げているルークに気付いて
「「どうした、ルーク」

「師匠は……俺の事……。
…………
いや……。やっぱり何でもない」
#消沈して立ち去っていく

「やはり、どちらも心の迷いが顔に出ているな……
思った通り、二人ともまだ、幼い」

#何がしか話しかける主人公

「今回の一件が、二人にとって己と、ひいては互いと真に向き合う契機となればいいのだがな
その時こそ、私の悲願も……」

#不思議そうにする主人公

「フッ……。あえて陛下の敷いたレールの上を歩く必要もあるまい、という事だ
どちらか一人がではなく、二人が心を一つとして国を治めるのも一つの道」

#何がしか話しかける主人公

「未来とは定められたものではない。なれば、未来へ至る道も一つではないという事だ
そう……。
決して、一つなどではないのだよ……
ふっ……
……それではな、《主人公》。この度の協力、感謝する」


●ルークにとっては、王になれないかもということ以上に、大好きな師匠に絶対肯定されていたわけではなかった……ってことがショックだったんでしょうか。
ヴァンも言っている通り、まだまだ幼いですよね。

●ヴァンの戦闘勝利台詞の一つ、「我が理想の邪魔立てはさせん」。今作ヴァンは悪だくみしてないはずなのに、理想ってなんじゃらほいと思ってましたが、ルークとアッシュ二人を仲良く王様にすることが悲願だそうで、つまりこれが理想?

●まあつまりアレだ。ルークは不安がってたけど、この世界のヴァン師匠は実はルークとアッシュ二人の弟子が、もう好きで好きでたまらないんですね! どっちも可愛いから、どっちも王にしてあげたいんだわウフフフフヘヘヘヘ!

●ゲフン。真面目に話しよう……。
メインシナリオで「争わず分かち合い、相手の為に自分を変えるべき。そうしたら全て解決する」とテーマを語っていますから、その実践の一つとして語られているのかな、と感じました。
ルークとアッシュは争わず分かち合い相手の為に自分を変え、一緒に王様になって仲良く国を治めていくべきだと。

●しかし自分としては、双子を同時に王にすることのメリットがそう大きいようには思えないので、「変な悲願……」だと思います。

●つーか。ライマ国って、王になれないと追放されるとか殺されるとか、人生終わっちゃうようなシステムなんでしょうか?
一人が王になって、もう一人は公爵になって、王と重臣として共に国を支えていけばいいじゃない。それじゃ駄目なんでしょうか。

この双子の場合、「どちらも王にする」んではなく、「王になれなくても幸せ」「王になれなくても相手に劣ったわけではない、自分の存在価値は損なわれない」と感じられるような心の充足を、周囲がもたらしてあげればいいんじゃないかなと思うんですが……。

●運動会の徒競争で、子供たちを横一列に並ばせ手を繋がせて同時にゴールさせ、順位を付けない。
私はビリッケツの人間でしたが、この考えには賛同しない派です。

●……んんん。待て待て。
「二人が心を一つとして国を治める」という言い回しですから、必ずしも「二人同時に王になる」って意味だとは言えないのかな。
喧嘩せずに王と臣下として協力して国を治めてほしい、ってだけの意味とも取れるかな?
……いや。それだと「どちらか一人がではなく、二人が」という言葉が符合しませんよね。やっぱり二人同時王の意味かな。

……まさか文字通り「ルークとアッシュが一つになる」結末を想定してるとか……原作っぽく……。ぶるぶる。

●メインシナリオが、ラザリス(ラスボス)がいつの間にやら主人公の兄弟分扱いになって、居場所を争うのではなく分かち合い譲り合うべきだ、と話が運び、「二つの世界は融合したよめでたしめでたし」というオチになったことを思うと、色々複雑な気分です。

つーか、ラザリス本人はルミナシア(主人公の世界)に封印され取り込まれることを泣き叫んで拒絶してたんですが、ボコって殺してドクメント(存在情報)状態にしての問答無用の融合でした。……そして、みんな変わっていけるのそれは素敵なことなの、って感じにカノンノがキラキラと独白して終了、と。
これがこの物語の正論らしいので、ルークとアッシュにも適用されているのかもしれません。


ナタリアの悩み事

●ところで、ユルングの樹のイベント後から、ナタリアがカイウス(半獣人という種族の悩みを持つ少年)に悩みを漏らすスキットが発生可能になります。

「はぁ……」

「ナタリア? どうしたんだ?」

「あら……カイウスですの……。いえ……少し、考え事をしていて……」
#しばらく沈黙して
「ねえ、カイウス……これまで誰にも話せない悩み事を抱えた事は……」

「え? いきなり何だよ?」

「そ、そうですわよね……。ごめんなさい、今の質問は……」

「そりゃ、オレにだって人に打ち明けられない……打ち明けづらい悩みは、あるぜ
ただ、それももう過去形だけどな」

「過去形……?」

「この船のみんなは、オレの変わった体質の事を知っても変わらずに接してくれた
だからもう、悩んでたのは過去だ。
これからも悩む事はあると思うけど……変わっていける事を知ったからな」

「強いんですのね、あなたは……
私は、自分の気持ちを伝える事すら出来ずにこうして立ち止まっていますのに」

「それって、相手に拒絶されたら、とか 相手を傷付けたらどうしようって気持ちからだろ?
信じてみればいいんじゃないか? 自分の気持ち、相手に伝わるって。自分で否定する前にさ」

「カイウス……」

「勇気は夢を叶える魔法だ。
……あ、これはエミルの受け売りなんだけどさ」

「そう……ですわね。行動する前からあきらめてしまっては何も変わりませんものね……
私、話してみる事にしますわ。
ずっと……これまで考えていた事を」

「そっか。よくわからないけどナタリアの夢が叶うといいな」

「そうですわね。ありがとう、カイウス」


これ見たら、ナタリアはルークに婚約破棄について真摯に話し合いに行くんだなと思いますよね。期待しちゃいますよね。
ところが、この続きは一切なし。
その後、ルークの方にも変化はなし。えええええ……。

●ただ前述したように、同時期にナタリアに話しかけるとこうは言います。

「私、心が決まりましたわ。これから自分がどうしていくのか、民の為に何をすべきか……見えた気がしますの」

えーと……。ルークとの問題は片付いたから、オルタ・ビレッジ思想による世界統合を目指すって事?
どうも、エンディング後に話しかけても完全に王族としての立場で今後を語っていて、アッシュと共に王族を退くという話は立ち消えになっているっぽいです。

●……【二人の王】イベントにより、ルークとの婚約も自動的に白紙になったからでしょうか。
ヴァンが「未来は一つではない」と強調してましたし、双子のどちらが王になるか、ナタリアとアッシュの結婚がどうなるか、猶予期間と選択肢が出来たってことなんですかね。

しかし実はこのスキット、【二人の王】イベントとは無関係に発生するみたい。
どうなってるの?
うむむ。ちゃんとオチまで語ってくれればいいのに~。


ルークは変わったか?

●王の資質がないとヴァンに審判され、大いにショックを受けたルークとアッシュ。特にルークの消沈ぶりは大きかった。
当然、これを機に多少なりとも彼らは変わるんだろうと思いました。が。

なーーんも変わらんかった……。

●このイベント後のルークに話しかけても、風呂が狭くてイヤだとか、ヴァン師匠自慢とか、そんなことしか言いません。こ、こいつ、全然変わってねぇ~っ……!(汗)

●【二人の王】は所詮サブイベントですから、メインシナリオには関わらないということでしょうけど。
あれだけ言われて変化なしだなんて、流石にルークが駄目っ子過ぎる……。おおお。

●それでも、アッシュに関しては多少言及があるんですよね。と言っても、メインシナリオのユルングの樹イベントからの流れなんでしょうけども。
ゲーム終盤、ヴァンに話しかけると、こう言います。

「アッシュには兆しが見えてきたようだな。
さて、ルークはどうするのか……」

いやホント、どーすんのルーク。

●ヴァンの言う「アッシュの兆し」というのが何なのかも判らないんですが(特に言動変わってないので)、エンディング後にクラトスやメルディに話しかけると、こう言うのです。

「アッシュとナタリアは一つ、己の壁を越えたな。面差しを見ればわかる」

「ナタリアとアッシュ、優しい顔してた。きっと何か、胸のツカエ取れたよ」

要するに、ユルングの樹イベントで到達した、「王になれなくてもナタリアと結婚して、二人で国のために働こう」という決意を、壁を越えた、変化の兆しが現れたと評してるってことらしい。

●……でも、ルークは?

●エンディング後にガイに話しかけると、こう言います。(男性主人公用の台詞らしいですが、女性主人公でも繰り返し話しかけると見られます。)

「ギルドの活動を通して、ルークも良い意味で成長する事が出来たみたいだな
お前さんみたいな「お気に入り」も出来た事だし。あいつの交友関係を広げるのはなかなか苦労するよ。全く……」

そしてアッシュは言います。

「この通り、俺とルークの修行は続いている。あのクズに真っ当な社会性を身につけさせろと注文が来ていてな……頭が痛いぜ……」

ま、まさか。主人公やクレスやロイドのようなお友達が出来た、もっと増やすというのが、ルークにとっての「成長」なのだ、というオチなんでしょうか。
それも大切なことではありますが……。

●モヤモヤしつつガイの近くに立っているティアに話しかけたところ、こう言いました。

「わざわざ挨拶に来てくれたの? ありがとう
こちらは何とか上手くやっているわ。仕事も、新しい世界の様子も順調よ。
ルークは相変わらずだけれど……」

え? 「ルークは相変わらず」? ティア評価だと、ルークは成長していない、の……? ガイが「いい意味で成長した」と言ったのは、身内の贔屓目だったのか!?

●ちょっぴりしょんぼり気分でした。
ティアはルークの成長を認めてくれないのか……。
と言うか。実は私の目から見ても、マイソロ3ルークは「相変わらず」で、ちっとも成長している風じゃない辺りが情けない。

●はあ……。何とも言えない未消化感。

●このゲームのルークはあくまで親善大使な長髪で、断髪するような劇的な変化をさせてはいけないという制約があったのかもしれません。
けど、そこまででなくったって、「最近ルークがあまり無茶を言わなくなったね」「最近、ルークとアッシュの喧嘩が減ったね」などと誰かが話すとか、せめてその程度でも良かったんですよぅ……。

●それと。【二人の王】終了時のルークがとても可哀想に感じたので、何かフォローのエピソードが欲しかったです、やっぱり。(ファンのわがまま)
アッシュにナタリアがいるように、ルークにも、どんな立場であっても見守ってる味方がいるんだってことを見せてほしかったなあ。
ガイはサブイベント加入キャラですし、彼ばかりルークに優しいんでは話が偏りますから、ここはやはり、原作をなぞってティアに登場してもらいたかった。

以下妄想~。(またかよ)

#「・・・」と俯いているルーク。
#ティアが来る
テ「ルーク……」
ル「何だよ。俺を笑いにきたのかよ」
テ「…………」
ル「そうだよな、俺は馬鹿だよ。第一王位継承者だ、いやでも王になるんだって。
本当は、父上も、師匠も、そんなこと思ってやしなかったのに。
アッシュが怒るのも当然だ。どうせ俺なんて……」
#ティア、「・・・」としばし沈黙してから
テ「……そうね。あなたは馬鹿だと思うわ」
#「!」となるルーク。ティア俯いて
テ「そんなに簡単に……「自分なんて」と諦めてしまえるんだから」
ル「でも、俺は……。師匠だって……」
テ「未来は決められた一つだけじゃないわ。誰かの言葉で決まるものでもない。
あなたが今の自分では足りないと思うのなら。……自分で変えていくことだって出来るのよ」
#ルーク「・・・」としばし沈黙して
ル「……俺、変わらなきゃいけないんだな。
すぐには上手くいかねぇかもしれない。間違えるかもしれない。だけど……。
(正面向き)きっと変わるから。これからの俺を見ていてくれ、ティア」
#ティア、微笑んで
テ「ええ。見ているわ。あなたのこと」

断髪するレベルまで変わらなくていいように、原作ルークよりヌルい決意表明にしてみました。自分で書いといてなんですが、へなちょこですな、このルーク。

●つくづく思うのですが、どうしてルークが兄でアッシュが弟という、原作を逆転させたような設定を選んだのでしょうか。
前作『マイソロ2』もそうでしたし、よほどこだわりでも?

アッシュが兄でルークが弟という設定で良かったのになぁと思いました。二人の葛藤なら、どうとでも描けるでしょうし。

例えば、次期王として嘱望されている兄アッシュと、責任ない立場でダラダラ過ごしている弟ルークという設定で。突然アッシュが失踪し、王位とナタリアとの結婚のお鉢がルークに回ってきてしまう。色々あってギルドに身を寄せたルーク達はアッシュに再会するけれど、彼はナタリアの優しい手を拒み、ルークに前以上にキツく当たる。
実はアッシュは死病にかかっていて、もうすぐ死ぬ自分は国を継げない、けれどナタリアや国の為に世界の危機に一矢報いようと、単独で行動して生き急いでいたのでした。
で、少し話が進んで事情が明かされてから、ギルドの仲間の協力やディセンダーの力で病気が治り、ナタリアとも元の鞘に収まってめでたしめでたし。ルークも、兄やナタリアに全部押し付けて無責任だった自分を反省して成長し、よかったよかった。

……こんぐらいの話でもよかったでござる。みんな幸せになるのがいいや。原作はジ・アビス(奈落の底)ですから、お祭りゲームでくらい。

と言うか。『マイソロ2』『バーサス』と今作まで、最近のお祭りゲームでのアビスチームの話は全部ルークとアッシュの葛藤だったので、いいかげん飽きたかもです。(^_^;)
そろそろ、ガイの復讐関係やジェイドの過去関係をモチーフにした話も遊びたいですよね。
ティアが何かを無くして必死に探しているようだがルークには隠している。依頼された主人公がルークと共にティアの後をつける。実はヌイグルミを探していたのでした……みたいな、お気楽な話でもいいでござるよ。他のアビスキャラも沢山絡めて、萌えを色々仕掛けてくれるのなら。


「未来が選べると信じている」ヴァン

●原作のヴァンは、「未来は定められている、それは絶対に変えられない。けれど未来が決まっているなんて耐えられない。そこに人間の自立性や尊厳が無い。だから今の世界そのものを消し、未来が決まっていない新しい世界と入れ替える」と考え、行動したキャラでした。

一方、今作のヴァンは、単純に「予言など信じない、未来は決まっていない」と言うだけの人でした。
この世界には《絶対的な預言》が存在しないからでしょうね。
だから歪まずに済んだらしい。

●メインシナリオの後半、ヴァンがカノンノの護衛として、『アビス』のセフィロトに似た場所に行くエピソードがあります。
そこで長々と、予言に対する考えを述べてました。

#ラザリス(ラスボス)は悪くない、存在が相容れないだけだと同情する主人公とカノンノの会話を聞いて
ヴァン「相容れぬものか
だが、どちらの世界が生きる事になるのか、迷っている暇などあるまい
迷えば私達の世界は救えない
お前は、世界の危機を救う為に現れると予言されていたが、私はそんなものは信じはしない」

カノンノ「あの、ヴァンさんは《主人公》の事を」

#ヴァン、笑って
ヴァン「案ずるな。
私が信じないのは「予言」だ。お前の事ではない
迷う事無く、未来は私達が生みだしていかなくてはならんものだ」

ニアタ「そうでなければ、人生は予言に任せたままになってしまう」

ヴァン「《主人公》。これから、どうするのかを決めておけ。お前の未来を
明確な展望を持つのだ」

ニアタ「未来はそなた自身が生み出せる。よく覚えておきなさい」


何故か、ヴァンとニアタ(本作オリジナルキャラ。機械生命体で、神のようなチート的存在)が、思想をシンクロさせ心を一つにして説教してきますよ。なんだこれ。

#カノンノ、キリッと
カノンノ「あの……聞いてもいいですか?」

ヴァン「何かな」

カノンノ「ヴァンさんは、どうして予言を信じないんですか?」

ヴァン「……ふっ
それ程不思議な事ではあるまい。
予言といえど所詮は、占いと同じ類の代物。気休めの為に生み出された幻想に過ぎん
ましてや、未来があらかじめ定められているなどと……。
その様な存在があってはならぬのだ」

カノンノ「定められた未来……
そうですね。
初めから未来が決まっていたら、みんなが頑張る意味がなくなっちゃう」

#ヴァン、真剣な顔で
ヴァン「その通りだ
人は堕落する。
どれ程抗おうと、結局は楽な方へ流れてしまう生き物だ
予言など、気休め以上の価値を持ってはならないのだよ」

#カノンノ、きょとんとして
カノンノ「わかる、様な……。わからない様な……」

ヴァン「フ……。
つまらない話をしてしまったな
すまなかった。忘れてくれ」


●この世界のヴァンは予言(預言)を信じない。
……でも実は、主人公・ディセンダーが、予言通りに現れた救世主だったりするので。
何か会話が言い訳じみてる感じになってますよね。(^_^;)

●それにしても、「予言など、気休め以上の価値を持ってはならない」なんて、予言を否定しようと必死なようにも読めます。本当に気休めの取るに足らないものだと思っているなら、逆に、こういう言い方はしない気がする。
この世界のヴァンも、実は、予言に振り回された過去でも持っているのでしょうか?

●ゲーム終盤、ミントに話しかけるとこう言うのですよね。

「ヴァンさんは、時々とても遠い目をする事があるんです。何か気掛かりな事でもあるのでしょうか……」

そしてリヒター曰く、

「日の光は、少々俺達には眩し過ぎる」
「お前がただの剣士でない事くらい、俺にもわかる。……それだけだ」

だそうで。
この世界のヴァンの過去にも、日の当たる場所が似合わなくなるような、暗く辛いことがあったということらしいのです。

●多分、原作同様に故郷が滅んだ過去があるんだと思うんですが、そこに「予言」が絡んでいたのでしょうか。
予言にとらわれ過ぎた為にそんな悲劇が起こった、とか。

●で、ルークとアッシュが仲良く王になるのが「悲願」なんですよね。
故郷滅亡の原因が権力争いだったとか?

●……なーんて。
単に、適当に原作をなぞっているだけのことで、深い設定などないのでしょう。(^_^;)

●本作のヴァンは、一見して原作ヴァンと真逆の思想を持っているように見えますけど、「決められた未来などあってはいけない」という部分は変わっていないってのがミソなんだろうなぁと思いました。
考え方は同じなのに、「預言が絶対的な真実である世界」と「予言は基本的に気休めでしかない世界」という、理[ことわり]の違う場所にいるだけで、魔王になるか英雄になるかが変わってしまう、と。

●このイベントで、ヴァン師匠はアニメムービーにも登場していました。


まめちしき

●エステルの所属する大国、ガルバンゾ。ルークの所属する大きくない国、ライマ。サレの所属する悪役扱いの大国、ウリズン帝国。
これらの国名はどれも、豆の名前なんだそうです。

ガルバンゾは「ひよこ豆」のこと。
ウリズンは沖縄の豆で、四角くてツンツンしたさやの形をしています。別名「四角豆」。
そしてライマ。これはそのまま「ライマ豆」で、和名はないようです。生で食べると微量の毒があるので、白餡の材料として輸入されているとか。

ライマ‐ビーン【lima bean】(goo辞書)

マメ科の多年草。日本では一年草。花はふつう白色。実は平たい三日月形の莢(さや)で、中に直径1、2センチの豆が入っている。豆は白色のほか赤・黒などもあり、食用。アンデス山地およびメキシコの原産。ライ豆。ライマ豆。


……「豆は白色のほか赤・黒」!
まさにルークとアッシュのカラーですね。だからこの豆がルークたちの国に設定されたんでしょうか。

●貧しいギルドメンバーの故郷とされる村の名は、ナッツ類の名前でしょうか。ヘーゼルとかペカンとか。

●ダンジョン名は、幾つかはお菓子や、お菓子にも出来る食材の名にちなんでいるみたいですね。(ルバーブ、コンフェイト、ブラウニー、カダイフ)



おまけ。
部屋で待機しているアビスキャラに話しかけた時の台詞集。
完全かどうかは判りませんが、大体は採れてると思います。

ルーク

「狭い部屋だな。物置きか? 俺だけ別室に出来ねえのかよ」

「あーつまんねえなぁ……。
おい《主人公》。何か面白い事ねーのかよ?」

#ドクメント採取でカノンノ医務室行き後
「(溜め息)カノンノの具合はどうなんだ?
あいつ……死んだりはしないよな?」

「このギルドってよ、ハードな仕事のわりに、報酬が少なくないか?
アンジュって、報酬の上前をはねてるだろ?」

#主人公が倒れたイベント後
「おい! 倒れるまで無理すんなっつの!!
そんな風になっちまうくらいなら力なんか使うんじゃねー! いいな!?」

#ジルディアのキバ出現、各国停戦のイベント後
「(へへ、と笑って)何だよ、戦争が起きなくなったんなら良かったんじゃねーの?
あのヘンテコなキバも役に立つじゃねえか」

「(溜め息)しっかし、この船の風呂は小せえよなー。
あんな狭い所に何人も入るなんて考えただけでぞっとするぜ」

#カノンノ正体判明イベント後
「ヴァン師匠はすげえんだ。強いだけじゃねえ、いつも先を見据えて、一番正しい行動をする。
いいだろ、「俺の」師匠なんだぜ!」

#封印次元ドクメント完成後
「(だームカつく!)おい! アッシュと俺を間違えて話し掛ける奴が多過ぎるっつーの!
全ッ然似てねえってのに! どこ見てんだ!?」

#決戦前
「(へへっ、と笑って)正直、面倒くせーけど……今のこの世界がどうにかなっちまったら、困るからな。
俺も協力してやる。ありがたく思えよ!」

#エンディング後・直後
「(へへっ、と笑って)お前、ほんとに戻って来たんだな!? すげーな。正直ちっとあきらめてたぜ?
ま無事で良かったよ」

#エンディング後
「(へへっ、と笑って)俺か?
俺は父上から、まだ国へ戻る許しが出なくてよ
あれからずーっとギルド暮らしだ。
ま、窮屈な城ん中よりか、多少はマシだし
ここの生活にも慣れちまったから、いいけどな」


アッシュ

「……何だ。用がないなら話し掛けるな」

「星晶[ホスチア]の不足で引き起こされる「災厄」は、ラザリスだけじゃない。……本当に恐ろしいのは……その先の、飢餓だ」

「(舌打ち)廊下がたまに水浸しになっている事があるんだが……掃除当番はどいつだ!? 最後まできっちりやっていきやがれ!」

#ツリガネトンボ草の進化種を集めている期間
「おい…………。
この匂い、何とかならないのか?
どこから流れてくるんだ、この草の匂いは」

#ユルングの樹イベント後
「自分達が変わっていく為に、まずは何が必要になる? 優先すべき事は何だ……。
……チッ、考える事が山積みだぜ」

#サブイベント【二人の王】発生後
「お前の目には、どんな未来が見えている?
……なぜ、そうも自由でいられる?」

#風来草採取イベント後
「あいつ、俺達の世界を好き勝手に食い散らかそうとしてやがる
それで何を解決するつもりだって?
結局、悲しむ奴の立ち位置が入れ替わるだけだろうが……馬鹿が!」

#カノンノにディセンダー能力転写成功確認後
「ディセンダーの力を得るだけでは駄目だ。
世界中のヒトが、お前の様に未来をまっさらな心で見つめなければ、歪みは正せん」

#決戦前
「理屈じゃねえんだよ。
生きたいと……自分の居場所を得たいと願う気持ちってのは……
ラザリスが本気で挑んでくるなら俺も本気で応える。それ以外にしてやれる事なんてないだろうが」

#エンディング後・直後
「(フン、と笑って)……やはり、生きていたのか。そうでなくては面白くない」

#エンディング後
「(舌打ち)この通り、俺とルークの修行は続いている。
あのクズに真っ当な社会性を身につけさせろと注文が来ていてな……頭が痛いぜ……」


ヴァンヴァン

「世界の理想を謳いし存在……か。彼の者によって、自らの欲望を満たした先にヒトの願う平和があると言うのか……」

「近頃、ルークの太刀筋が鋭くなったな。……人はやはり、人の中で育つ、か」

#バルバトスと邂逅後
「バルバトスは確かに、強大な敵。だが、あえて深追いする必要もないだろう。
奴一人に出来る事など、たかが知れている」

「世界の情報因子は受け継がれる、か。そして生まれる、互いに似通った全く別の世界……。ふふ……面白い」

#カノンノ正体判明イベント後
「カノンノは何か得るものがあったようだな。
……お前はどうだ?
お前はあの渦の中で、何を掴んだ」

#隕石採取イベント後
「アッシュには兆しが見えてきたようだな。
さて、ルークはどうするのか……」

#決戦前
「誰の為でもなく、他ならぬお前自身が成すべきと強く思う事を貫くのだ
偽りの心で、全てを背負う覚悟をしたラザリスを止める事など不可能だろう」

#エンディング後・直後
「世界樹に還る運命を書き換えたか……。
それは世界樹の意志なのか? それともやはりお前の力なのか……フフ、面白い……」

#エンディング後
「我々ライマ国の人間も、今しばらくここで厄介になる事となった。奇しくも世界の要人がこのギルドに集っている事だしな」


ナタリア

「私、この様な所で生活するのは初めての経験です。差し当たって、何から手をつければよいのでしょう?」

「(もう!と怒って)ここは、城の中と、何もかもが違いますのね。自分の事は、自分でやる……そんな事ですらこんなにも難しいなんて……」

「(溜め息)ここで暮らすようになってから、民の暮らしや、思いが、以前よりわかる様になった気がします
ですが……もっと早く知るべきでした。
その為の努力を、私はもっとすべきだったのです。それなのに……」

「(溜め息)こうしていると……日々の生活に気が紛れ 国や民の事を考えるのを、怠りそうになる自分がいます……我ながら情けないですわ」

#ジルディアのキバ出現、各国停戦のイベント後
「この危機をきっかけに、手を取り合うことの大切さを人々が学んでくれれば良いのですが……」

#オルタ・ビレッジの目標が達成されたと、エステルとナタリアが語り合うイベント後
「きっと、オルタ・ビレッジが得た「学び」は もっと多くの人を笑顔に出来るはず。私もこの話を、国へ持ち帰ろうと思いますわ」

#バンエルティア号の動力が未知のものだと判明後
「半永久機関……そんな素晴らしいものがこんな身近にあったなんて! また一つ、未来に希望が見えましたわね」

#ユルングの樹イベント後
「私、心が決まりましたわ。これから自分がどうしていくのか、民の為に何をすべきか……見えた気がしますの」

#【二人の王】サブイベント発生後
「アッシュの事を、怖いと感じる方がいるのも知っています。ですが、彼は……
本当は、とても優しい人なのですわ……」

#カノンノ正体判明イベント後
「カノンノはご両親を知らなかったのですね。これまで不安な事もたくさんあったでしょうにいつも笑顔で……見習いたいものですわ……」

#カノンノにディセンダー能力転写成功確認後
「今こそ、人と人が手を取り合う時。
少しずつでも、小さな動きでもいい……。
私達みんなで、未来を作っていくのです」

#決戦前
「あなたも、心を決めましたのね。
目を見ればわかりますわ。……もちろん私にも、手伝わせて下さいますわよね?
一人で頑張ろうとしなくても良いのです。
それを教えてくれたのは、他の誰でもない あなたではありませんか」

#エンディング後・直後
「《主人公》、やっぱり戻ってきましたのね! 良かった……
今度はあなたが、あなたの思うまま、自由に生きてみる番ですわね。ヒトも、世界も……あなたを、心から歓迎していますわ」

#エンディング後
「ガルバンゾとは良好な関係を築けていますわ。お互いギルドの一員として、肩肘を張らずに過ごせた時間があったのは、幸運でしたわね」


ティア

「……驚いたわ。大佐の持っている軍艦と比較しても、遜色のない船なのね。これがアドリビトム……」

「(溜め息)ルークはあの通りの箱入りだから……。あなたを不快な気持ちにさせる事もあるかもしれないわ。……ごめんなさい」

#ヴェラトローパイベント後
「ヒトの租……なんて、考えもつかないわね。
「始まりのヒト」の事は、これまでどの文献にも残っていなかったんだもの」

「そう言えば、以前ラザリスが奉られていたのは「希望灯受体の間」……伝承で、ディセンダーが現れるとされた場所よ
「暁の従者」は、本当にラザリスを救世主と信じて崇めていたのね……。
だからこそ、あの遺跡を拠点としたんだわ」

#ユルングの樹イベント後
「生きる為に自ら変化を選ぶなんて……、植物たちはしたたかで、強いわね。
それに比べれば、ヒトはまだまだだわ……」

「ルークのわがままに付き合わされる事もあるでしょう? ごめんなさいね。あなたは優しいから……」

#封印次元ドクメント完成後
「(溜め息)「汗を流すパン」というくらいだから ウズマキフスベは、不気味で異常なものなのかと思っていたけれど
でも、違うのね。「常と異なる」というだけで不気味でも何でもない、彼らも一つの「命」。
それに気付いて、自分が恥ずかしくなったわ」

#決戦前
「ヒトは変われるわ。
暁の従者の変化や、オルタ・ビレッジを見て私は改めてそう感じたの
ヒトだけじゃない……国も、世界も ラザリスだって変わっていけるはずよ。
その事を証明しに行きましょう!」

#エンディング後・直後
「わざわざ挨拶に来てくれたの? ありがとう
こちらは何とか上手くやっているわ。仕事も、新しい世界の様子も順調よ。ルークは相変わらずだけれど……」

#エンディング後
「ライマ国のクーデターは収束(ママ)して、今では民の声を直接、政治に反映出来る様な議会制の導入も検討され始めているわ」


ジェイド

「ここは、思っていたよりずっと統率の取れた組織のようですね。なるほど、民間の力というのも、侮れません」

「搾取のない、平等で平和な世界……。確かにこれ以上なく理想的な世界です。実現手段がこれ以上なく眉唾なのを除けば、ですが」

「やはり、世界に起きた異変の直接的原因は星晶[ホスチア]の採掘でしたか。……自業自得と言ってしまえばそれまでですが……」

#バルバトスと邂逅後
「厄介な人物に気に入られてしまいましたね。強い光は、強い闇を引きつける……ラザリスもバルバトスも、恐らく例外ではないのでしょう」

#ニアタ加入後
「新たなお客人を迎えた事で船内は大騒ぎですね。……まあ、滅多にない珍客ですから、無理もありませんか」

#風来草採取イベント後
「惑わされないで下さい。
わかっていると思いますが、ラザリスの話は極論です。あれは事実の一端に過ぎない
光と闇が表裏一体である以上、闇だけを救う手段など机上の空論でしかない。
所詮、新たな闇を生み出すだけです」

#封印次元ドクメント完成後
「あの信者たちの言葉と行動が、どれほど周囲に影響を与えられるかは、正直未知数です。
ですが、信じて賭けるしかないでしょうね……」

#決戦前
「因縁やら奇跡なんて言うモノに、全く興味はありませんが。自分がこの世界にした事の始末は、自分でつけたいですからね
行きましょう、エラン・ヴィタールへ。
長きに渡る「因縁」の歴史に 私達の手で幕を引くんです」

#エンディング後・直後
「ほう……さすがはディセンダーですね。いえ、今はディセンダーというより、この世界に生きる一人のヒト……でしょうか
あなたがいるだけで、このギルドの活気は更に増すでしょう。いやぁ、助かります。お願いしたい仕事も、たくさんある事ですしね」

#エンディング後
「我々の今後の課題ですが。
各国がいかに友好的に、協力関係を築けるかが鍵になるのは間違いないでしょう
一方的な支配や吸収ではなく、合議の元の融和……世界樹が身を以て提示してくれた可能性です。今度は私達が変わらなければ……」


ガイ

「うちのルークお坊ちゃんのわがままで困る事があったら言ってくれ。俺が責任を持って、よく言って聞かせるからさ」

「外交や星晶[ホスチア]の問題は、国が総力を挙げて今後取り組むべき問題だ。……とは言え肝心のルークに、まだまだ緊張感が足りないな」

#主人公が倒れたイベント後
「体はもう大丈夫なのか?
あんまり無理はするなよ
ルークなんて「国から医者を来させる!」って無茶言い出して、大変だったんだぜ……はは。
とにかく、皆が心配してる事は忘れないでくれ」

#ニアタ加入後
「ニアタを見ているとワクワクするなぁ!
どういう仕組みで喋ったり、動いてるんだ?
きっと見た事もない構造に違いないぞ!!」

#風来草採取イベント後
「次から次へと厄介事ばかり増えていくな。
……やれやれ、手のかかる子どもはうちのルーク坊ちゃんだけで十分だってのに」

#カノンノにディセンダー能力転写成功確認後
「ヒトは過ちを正し、自分で自分の道を切り開ける。ただ、問題はその過ちを受け入れ許せる心を持てるかどうか……だろうな」

#決戦前
「俺達はこんな所で倒れるわけにはいかない。
自分達が世界を壊してきた責任を 生きてとっていかなきゃならないからな
向こうも簡単に折れちゃくれないだろうが この戦い、どうあっても勝ちに行くぞ!」

#エンディング後(主人公が男性または女性)
「ギルドの仕事を通して、ルークも良い意味で成長する事が出来たみたいだな
お前さんみたいな「お気に入り」も出来た事だし。あいつの交友関係を広げるのは なかなか苦労するよ。全く……」

#エンディング後(主人公が女性の時のみ)
「ギルドの仕事を通して、ルークも良い意味で成長する事が出来たみたいだな
キミの事も、あいつなりに心配してたらしい。女性に何かあったら、俺に叱られるんだとさ。
本当、素直じゃないな。全く……」


アニス

「ここって~、何気にお金持ちが一杯集まってますよねえ!?
きゃわ~★ アニスちゃん張り切っちゃうv

#カノンノ正体判明イベント後
「ヴァン総長ってすごい人だけど、何考えてるのかいまいち読めないんだよね~。
聞いてもはぐらかされる感じだし」

#封印次元ドクメント完成後
「(あーあ)こうしてドクメントを辿っていくと、ヒトのせいで滅んでしまった生き物って一杯あるんですねえ
なのに、滅んじゃった事すら忘れられて。
……何だか可哀相」

#決戦前
「ヒトってダメな生き物だよね~。
欲しがってばかりで、奪う事しかしない……。
ラザリスが怒るのも無理ないよ
でも、だからって何もかも消して何もかも「ジルディア」としてやり直すなんて無責任だもん。認めるワケにはいかないよっ!」

#エンディング後
「大佐は、外交戦略会議とか外交交渉で最近すっごく忙しそうにしてますよ~。
まあ、戦争で忙しいより全然いいですけど★」




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【2011/03/02 00:28】 | テイルズ系の話【レス含】
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マイソロ3の『アビス』関連に特化したネタバレ感想です。
あくまで主観であり、色眼鏡・偏り・思い込みは当たり前ですので、予めご容赦ください。

また、基本的に販売されたゲームのみを見ての感想・妄想ですので、今後追加配信されるかもしれないサブイベントの内容によっては矛盾が生じることもあり得ますが、その点もご了承願います。

----------------

クリアして振り返るに、このゲームのアビスチームの主人公は、実はナタリアだったのではないかと感じています。
アビスチームでは最初に参入し、変化の様子がある程度 筋を通して描かれていますし。
大きく扱われているアッシュとルークの葛藤にしても、二人の間にいるのはナタリア、という構造になっているからです。



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 マイソロ3
 マイソロ3・経過報告 ナタリア組/ルーク組登場編
 マイソロ3・経過報告 ガイ登場編
 マイソロ3・経過報告 ルークはやっぱり良い子だった編
 マイソロ3・経過報告 お友達になってあげてね編
 マイソロ3・結果報告 アニス登場編 
 >>マイソロ3・結果報告 アッシュとナタリア愛の劇場編
 マイソロ3・結果報告 二人の王編
 マイソロ3・結果報告 総合編



今回はアッシュとナタリアのメインシナリオクエストと、キノコ採りのDLクエストについて。
以下、折り畳んで記載します。



昼メロか韓流か

●今作ではナタリアが参入ということで、アッシュとのほのぼのいちゃいちゃを期待していました。
発売前の公式サイトでやっていた企画ゲームでは、危険なデザートがナタリア作だと知るなり頑張って食べるアッシュなんてエピソードがあって、こういうのが楽しめるんだとニヤニヤしていたわけです。

が、ゲームを買ってみると、ナタリアの婚約者はルーク。アッシュはルークの弟で、このままでは王位もナタリアも得られないという設定。

ナタリア組に遅れてルーク組が参入した当初、アッシュがナタリアを想いながらも「お前の婚約者はルークだ」と身を引いてナタリアが切ながるスキットが一つあって、それっきり。つまんないなぁ……と思いながらゲームを進めていました。

●ところが、メインシナリオが折り返しを迎えたころ。突然、怒涛のアシュナタ展開がメインで始まりました。それもルークを交えたドロドロの三角関係で、どう転んでも誰かが傷つく構造です。昼のメロドラマか韓流ドラマかって感じ。

えええええ。
アシュナタいちゃいちゃを楽しみにしてたけど、こんなドロドロ望んでないよ!
障害があっても、乗り越えればみんなスッキリ幸せになれる形の方が良かったなぁ。
なんでまたお祭りゲームで、ある意味 原作以上に救いのない人間関係にしちゃうのか。

#世界を救うためにユルングの樹のドクメント(遺伝子情報みたいなもの)が必要とのことで、シフノ湧泉洞へ。
(原作のアラミス湧水洞とワイヨン鏡窟を混ぜたようなダンジョンです。音楽もアラミス)

「…ライマ国の暴動も収まり、秩序も戻り始めている様ですわ
ですが、民の苦しみは続いている
どうしてもっと前から、国民の苦しみに気付けなかったのでしょう」

「しけたツラをするな!」
#ハッとするナタリア
「お前は国の為にアドリビトムへ入ったのだろう!
それに…
お前がそんな様子では、一緒に国を変えられないだろうが」

「アッシュ…
約束を…、子どもの頃に交わした約束を覚えていて下さったのですね
その…プロポーズの…言葉も…」

「所詮、俺はルークの影だ。王にはなれない
お前との未来も…
だが、お前と一緒に国を…、世界を変えていく事は出来る」

#ナタリア、微笑んで
「アッシュ。
…世界を変えられるなら、私は王族でなくても構いませんのよ」

「(ぐっときたように目を閉じて)……………………
(目を開け)ナタリア…」

#二人の脇で空気化している主人公。ここで「そういう関係かと尋ねる」「じっと二人を見ている」という、どっちを選んでも変わらんよーな選択肢を強制的に選ばされます…

★「そういう関係かと尋ねる」を選んだ場合-----------
「な…!?
何を聞いているッ!! 死にたいのか、貴様…」
---------------
★「じっと二人を見ている」を選んだ場合-----------
「なっ…
何を見ている!!
---------------
「………チッ
行くぞ! ナタリア」

#嬉しそうに
「…はい!」


こっちを無視してイチャイチャ始めたのはそちらのくせに、「死にたいのか」と恫喝。酷いよマイソロ3アッシュさん。

原作のアニス張りに「若い二人はお幸せですね、とからかう」みたいな選択肢なら、彼が怒ってもここまで理不尽でもなかったのでしょうか。

つーか、婚約者のいるナタリアが、人前で他の男と愛を囁き合うのってマズくないのかな? 公然の秘密って奴なの??

#洞窟内部の水の流れを色とりどりの花が流れていく

「まあ、花が流れていきますわ…! 何て美しいのでしょう…」

「ユルングの樹の花だ この上流に、樹があるんだろう
…土壁がぬれているな。水位が下がっているのか?」

「引き潮…かもしれませんわね。ここは海と繋がっていますもの
潮の満ち引きで水位が変わるのだと思いますわ
それにしても、ユルングの樹というのはどの様なものですの?
雄花は水上に、雌花は水中に咲くと資料には書いてありましたけれど…。受粉の効率が悪そうですわね…
なぜ、その様な進化を辿ったのか。不思議ですわ…」


「それにしても、本当に綺麗ですわね……
こうしていると、世界に迫る危機など何かの悪い冗談の様に思えてきますわ」

#むっつりとするアッシュ
「……………」

#ナタリア ハッとして、しゅんとなり
「ごめんなさい。私ったら……
危機を回避する為、みんなが力を尽くしていますのに……不謹慎でしたわ」

「……全てが終わったら、またここへ来ればいい」
#アッシュ、笑って
「そうすれば、何の気兼ねもなくお前も景色に見入っていられるだろう」

「アッシュ……」

「その為にも、今すべき事に集中するぞ
……遅れるなよ、ナタリア」

#ナタリア、嬉しそうに
「はい!」


#ユルングの樹の前に巨大な魔物(アンキュラプルプ)がいる

「…!!」
#武器を構える一行
「何ですの、この生物は!?」

「依頼の品はある様だが、簡単には持ち帰れない様だな
行くぞ!」

#戦闘

「これで邪魔は無くなったな
…用事を済ませるぞ、ナタリア」

「はい」

#全員でユルングの樹に近づく。上から落ちてくる色とりどりの花とは別に、水の中から白い花が咲いている
「この時間だけ、雌花が水中から顔を出すのか…」

「では、この落ちてくる雄花とは、この引き潮の時間だけしか出会えない、という事ですのね…」

「その様だな
だから、潮が満ちていく時は、上に咲く雄花は落下しない様になっているのだろう」

「事前に頂いた資料によれば「陸から水中に根を下ろす様に進化した」と書かれていましたわ
植物も生き残る為に必死に知恵を絞ったのでしょう
栄養が豊富で、他の植物には遮られる事のない場所を目指した様ですわ
呼吸は、水上では葉にある気孔を使って…。水中では、根から直接、水に溶けた二酸化炭素を取り込んでいますわ
水や養分も、根の表面の細胞から塩分だけを除いて吸収しているとも書かれていますわ
生きていく為に、特殊な進化を遂げていった植物なのですね」

「生きる為に、次の世代を残していく為に変わる…か
他の種の生息域を奪わず、新天地に適応する為に自らの変化を選んだんだな」

「奪わず…自ら変わる…」
#ナタリア、晴々と笑って
「私達ヒト、そして国や世界も変化していく事が出来ますわよね…」

#アッシュ、笑って
「…ナタリア。《主人公》を見ろ
《主人公》は、故郷も無ければ血の繋がった親や兄弟もいない
だがな、こいつは行動する事で世界を変えていっている
…俺達にも、出来ない事はない…」

#明るい笑顔のナタリア
「アッシュ…。
そうですわね…」


●このゲーム、正直、メインシナリオが説教臭い……のを通り越してカルト臭いとゆーか、ぶっちゃけ少々《イッちゃってる》感があるんですが、そろそろナタリアの言動が怪しくなってきています。(大爆発するのはこの少し後のシナリオですが。)

ここの、ユルングの樹の植生解説の長さにゲンナリしたプレイヤー、多いんじゃないでしょうか。

植物の進化から「奪わずに自ら変わる、それにより共存する」という答えを見出す彼女。
間違ってはないし、イイ話ですけど。

でも植物がそういう進化をしたのは、他者に譲ろうという優しさみたいな精神論で語るようなことではなく、生存競争に負けた故に過酷な環境で生きるしかなかった現実、そしてそこに適応した生命の強さだと思います、私は。

●ともあれ、アッシュと共にいられて、国のために働けるなら王族でなくてもいいとまで言うナタリア。
アッシュもまた、家族を捨てても二人なら生きていけるみたいなことを言う。
……んじゃ、ルークとの婚約を清算して、二人で王族の地位を捨てるのでしょうか?


ドロドロの三角関係へようこそ

●バンエルティア号に帰還後しばらくは、表面的な変化は見えません。
ただ、部屋にいるナタリアに話しかけると、晴々とした様子でこう言います。

「私、心が決まりましたわ。これから自分がどうしていくのか、民の為に何をすべきか……見えた気がしますの」


●同時期、アッシュの方の台詞はこんな感じです。

「自分達が変わっていく為に、まずは何が必要になる? 優先すべき事は何だ……。
……チッ、考える事が山積みだぜ」


●この続きは、やがて発生するサブイベント【二人の王】で展開します。
アビスチームの部屋ではなくホールからスタートするので、サブイベントながら半強制に近い感じですね。

まずは前哨として、エステルがルークに話しかけてくるスキットが発生。彼女は王女同士ということでナタリアと仲がいいのだそうです。これまでにも幾度となく、王女としての理想を語り合う場面が描かれていました。

#決死の気迫のエステル
「ルーク! すみません、少しいいです?」

「あ? なんだ、エステルか 何の用だよ」

「あの……わたしの気のせいかもしれませんが 最近、ナタリアの元気がない様な気がするんです
何か、心当たりはありませんか?」

「え? ……別に、知らねえよ
変なモンでも食って腹壊してるとかじゃねーのか?」

#少々がっかりした様子のエステル
「それはないと思いますけど……」
#エステル、軽く恥じたように赤面して
「……やっぱり、わたしの勘違いかもしれませんね。
変な事聞いてすみませんでした」

#エステル立ち去る。ルーク、彼女の姿が見えなくなってから
「ったく……俺が知るわけねーだろっつの。
あいつ、そういうの何にも話さねーんだからよ」
#しばらく黙りこんで
「だーーっ、もう!
何で俺がモヤモヤしなくちゃなんねーんだ! くそっ
……しょうがねえ。ちっと確かめてみるか……」

で、アッシュとナタリアのいる部屋に行くと、次のイベントになります。

「本当に……、それでいいんだな」

「ええ。私は決めたのです。もう逃げない、と」

「……そうか」

「アッシュ。あなたは十分、王にふさわしい資質を持っています
ですから、どうか……」

#ルーク、舌打ちして
「……そーいう事かよ」

#ハッとするアッシュとナタリア
「……盗み聞きとは恐れ入るな。お前の性根は、どこまで腐っていやがるんだ」

「聞きたくて聞いたんじゃねえ! お前らが勝手に話してたのが悪いんだろ!?
二人で隠れてコソコソと……。胸糞悪ぃ……!!」

「ルーク、違いますのよ! 私達は……」

「胸糞悪いのはどっちだ。責任転嫁も大概にしやがれ! いつまでもそうして甘ったれて、ナタリア一人に国の未来を背負わせて!! それで文句を言おうなんざ、虫が良過ぎるんだよ!」

「な……何だと!?」

「二人共、喧嘩はおやめになって!」

「っるせえ! ナタリアだって、本当は俺がいなくなればいいと思ってんだろ!?」

「そんなこと……!」

「もういい、ナタリア。馬鹿に構うな。時間の無駄だ」
#立ち去るアッシュ

「っくそ……。みんな、俺を馬鹿にしやがって……。俺は……
俺が……! 第一王位継承者なんだぞ!!」
#駆け去るルーク

「ルーク……」

#物陰から様子を見ているヴァン


こうして、ヴァンがルークとアッシュを人里離れた山奥に呼び出すサブイベント【二人の王】が発生するわけですけど、それは次回に語ることにして、ナタリアの話。
皆さんはどう思いましたか?

●もう決めた逃げないと言うナタリア。これまでの流れから言うなら、ルークとの婚約破棄を決めたってことかなと思うんですが、ルークが「そういうことかよ」と怒ると「違いますのよ!」と言う。???

で、「アッシュ。あなたは十分、王にふさわしい資質を持っています。ですから、どうか……」とも言ってますよね。
え? アッシュに王になれと言ってるの?
んんん? ルークを放逐してアッシュが王になるべきと言っているのでしょうか?
いえいえ、いくらなんでもそこまでルークをないがしろにしませんよね。なっちゃんは清廉な女性ですから。
単に、王の地位につけなくてもあなたは王の心を持っています、ですからどうか自信を持って、野にあっても一緒に世界を変えていきましょうとでも言いたかったのかなあ……。
ルークに「違いますのよ!」と言ったのも、「あなたの地位を脅かすつもりはありませんのよ」という意味なのかしらん。

●イマイチ意味が解らんです。
何より、どうしてこの状況でアッシュの方が居直って、いかにも悪いのはルークであるかのように大上段で怒りだすのか、さっぱり理解できないです。
アッシュとナタリアが密通していることと、ルークに次期王としての自覚が足りないことは、そりゃ無関係ではないけれども、別問題でしょ。
責任転嫁はどっちなんですか。話ずらして逆ギレするなんてあんまりです。

自分達は家族も王位も捨てて生きていく悲壮な覚悟を決めたんだぞ、これだけ譲歩してやったんだぞ可哀想なんだぞ、なのに何も知らないでナタリアを責めやがって、そもそもお前がナタリアに相応しい男じゃないから悪いんだ、みたいな被害者意識でもあったのかなー。


セミナーに参加しませんか?

●ルークとアッシュの決着(…なのか?)はサブイベント【二人の王】に続きますが、それは次回に回して、ナタリア周りの話。

このゲーム、《オルタ・ビレッジ》なる新しい村の理想が掲げられています。キールが提唱しアンジュが共感して、彼女の所属する教会を通じ、アドリビトムで稼いだ資金を流して建設を進めているという設定。
アドリビトムの設立メンバーはみんな大国に虐げられた貧しい村の出身で、国への恨みを吐きつつ、大量消費でしか暮らせない今の世界ではいずれ行き詰まる、世界中が《オルタ・ビレッジ》に賛同すれば救われる、と熱く語っております。

環境破壊をやめて自然をありのままに使った、それでいて衣食住の満ち足りた社会。
大量消費をやめ、食料の貿易頼りもやめ、自給自足・地産地消する。
相互理解を重視し、常に支え合い分かち合う。

要は、みんな仲良くエコ暮らしをすれば、差別もエネルギー不足も戦争も、世界のありとあらゆる問題は解決します! みたいな話でして。
政治的にではなく文化的に世界中の人々が結びつきますよ。軋轢も起きるでしょうが、互いに譲り合い解り合う努力をすれば、差別も戦争もなくなるんです!
……って感じで、リスクは一つも挙げられず、メリットばかりで結構ですね。

(なんか、宗教団体とかエコロジストとかヒッピーの主催する合宿所とか開拓村みたいなんですけど…)

●テイルズシリーズは資源枯渇問題を取り扱うことが多く、それに沿いつつ、ある程度の具体的な試案を出している。
最初は感心して見ていたんですが、ゲームが進むにつれて、段々モヤモヤした気分になっていきました。
版権キャラの口を借りての思想の押し付けは、感心しません。

その辺りは最後の全体感想でまた書くとして、ここではナタリアの話。

●キールとアンジュの進めるオルタ・ビレッジ思想に、後に加入したメンバーたちも次々賛同していきます。
オルタ・ビレッジのために働けるなんて、ますますこのギルドで働く意欲がわいたとナナリーも言ったものです。
そんな中でも急先鋒なのが、我らがナタリア姫でした。

●最初のオルタ・ビレッジで発生した人間関係のトラブルが、「自己主張する前に相手を知るよう心がけてはどうか」というアドリビトム側からのアドバイスで解決された、というイベントの後。
ナタリアが、オルタ・ビレッジこそ世界平和への道だと、エステルと共に盛り上がるイベントが発生します。

「星晶[ホスチア]の採掘を行わず、環境をありのまま利用して、充足した社会を作るというオルタ・ビレッジの実現…!
アドリビトムの皆さんの目標が達成されたのですわね」

「人々の間でも、ああやって受け入れ合う事が出来るなら…国同士でも、きっと実現できますよね!」

「ええ。そうしよう、と私達が働きかければ、きっと出来ますわ!」

「ですね! わたし、頑張ります!」

この後、部屋にいるナタリアに話しかけるとこう言います。

「きっと、オルタ・ビレッジが得た「学び」は もっと多くの人を笑顔に出来るはず。私もこの話を、国へ持ち帰ろうと思いますわ」

この後に、前述のユルングの樹の花のイベントが発生。「奪うのではなく分かち合う。そのように人も国も変わっていける」と言い出したわけです。

●そして、本当にスゴイ事になっちゃったのはこの後でした。
【二人の王】サブイベント後のメインシナリオ(【二人の王】クリアに無関係に発生)にて。
ナタリアが、興奮した様子でオルタ・ビレッジ思想を称賛し、これさえあれば世界を統合できる、あらゆる問題が解決するし価値観そのものが変わると言いだしたのです。

ナナリー「あんた達、聞いたかい?
世界中でやってた戦争が、次々と終戦になってるそうじゃないか」

マルタ「でも、その一方でジルディアのキバからの侵食が進んでいるんでしょ? 戦争なんてしてる場合じゃないって、やっと気付いたんだよ」

ルビア「皮肉よね。国を越えた危機が訪れない限り、人は争いを止められないのかしら?」

ナタリア「そういう見方もありますわね。ですが、他にも理由があるかもしれませんわ
そうですわね…例えば、人々が争う事に疲れ果ててしまった、とか…」

ルビア「ナタリアも、そろそろライマに帰れるんじゃないの?」

ナタリア「いいえ、その前に王族として、国民を守らなくてはなりませんわ
その為にも、最後までこのアドリビトムでお手伝いをさせて頂きたいのです
それに…世界を守った後、私には成すべき計画がありますの」

ルビア「計画?」

ナタリア「ええ
主権者による一方的な支配、統治ではなく、全ての人々に権利を与え、共に歩む世界を作る計画ですわ
今まで人々は、それぞれの自己意識はもちろんの事、国を愛する心を持っていて、お互い簡単に譲れるものではありませんでしたわ
ですが今、この危機を迎える事によって、人々は国や種族を越えて、意識を結び付ける事に気が付き始めています
私は、この意識があれば、国を越えて、世界を統合していけると思うのです
きっと、世界を変える事が出来ますわ!」

マルタ「でも、競争とか、主張とか…。人間ってそういうものじゃない? 簡単には行かないと思うけど…」

ナタリア「競争も、広い視野で見れば、あり方が変わってくるはずですわ。オルタ・ビレッジの様に
意識が変われば、全く別のものになっていくのでしょう
そうすれば、世界中の対立を、みんなが越えて、人々が結び付いていく様な方向にいくだろうと考えていますわ
そうすれば、資源を分かち合える様になり、新しい倫理を打ち立てる事も出来るでしょう
全てのものを全ての人が分かち合う文明は必ず生み出せますわ」

ナナリー「政治的に統一されて、一つの国になるというんじゃないんだね」

ナタリア「はい。
それぞれの多様性を認め、文化的に結び付いていく、という事です」

ナナリー「いいね。そういう世界になれば
ううん、そうしなくっちゃいけないんだ」

ナタリア「はい。だから私は、帰れませんの♪」

初めの方の、自国を民主制に変えたいという辺りまでは普通に聞いていましたが、世界統合という論理飛躍にぎょっ。
続く、オルタ・ビレッジのようにすれば争いも差別も無くなり資源も分かち合えるという長演説には苦痛を感じました。妄想をダラダラと聞かされている。

●原作のナタリアも、より良い国造りの理想に燃える人でしたが、ここまでの超理想論者じゃなかったよ!?
新興宗教かカルト思想にハマってしまった人を見ている気分でした。

●一切の諍いのない豊かな世界は目指すべき理想ではありますが……。
オルタ・ビレッジは既に成功しており、そこへの道は付いているとこの物語は語っています。

そうなのか? 食いつめた人々が集まった寄せ集めの開拓村で、ほんの数ヶ月程度で、どんな奇跡が起こり得るというのか? 現実には飢えもエネルギー不足も何一つ解決していないはずなのに。
オルタ・ビレッジ思想が万能視され過ぎではないでしょうか。


ナタリアのためにキノコを採ろう

●ゲーム本編中には、ナタリアとアッシュが普通にほのぼのイチャコラするエピソードが存在しないのですが、発売後すぐにダウンロード配信されたサブクエストには、それを(淡くですが)含むものがありました。
音声付きのスキットが付属していたので、データそのものは元々ゲームの中に含まれてたみたいですね。ダウンロードした鍵でイベントが発生可能になると言うことなんでしょう。

●アッシュがナタリアを好きだということが、なんとなくですが周囲に認知された感じです。
けれどイベント発生時期は、ルーク組の参入直後。アッシュが兄の婚約者に横恋慕する弟で、けれど周囲に容認されている状態です。むむう。
【二人の王】クリア後か、せめてユルングの樹の後に発生するのならスッキリするのになぁ。

●食事当番のティトレイにリクエストを求められたナタリアは、彼が以前に話していたキノコ料理を希望します。それにはハナアブラダケという特別なキノコが必要で、採取には人手がいる。ナタリアは私が人を集めますと請け合い、ウィルとアッシュ(と主人公)が駆り出されてきたのでした。

ティ「うーっし、みんな集まったな?」

ウィ「急に呼び付けるから何かと思えば……
ふむ。まあ、いい気分転換にはなるか」

「おい、ちょっと待て。何で俺までここに……」

「私が推薦したのですわ」

「ナタリア?」

「アッシュは以前、お母様の御病気を治す為、キノコ採取に行った事があるのです
きっと、その時の経験を活かして、素晴らしいキノコを見つけてきてくれるはずですわ
ティトレイの料理は絶品ですもの。そのティトレイが是非にと推す一品、私もとても楽しみにしていますわ」

「ぐ……」

ウィ「ああまで言われては、断れんな」

ティ「んじゃ、決まりだな
待ってろナタリア。今にすげえ旨いモン食わしてやっからよ」

「期待していますわよ、ティトレイ。それに、アッシュも」

「…………」

うーん? この世界ではアッシュだけしか母のためのキノコ採りに行ってないんでしょうか。ルークは?

●こうして森へ行ったわけですが、アッシュがマジにキノコに詳しくてすごかったです。お母さんのためにどんだけ勉強したの。

「馬鹿、それはハナアブラドクドクダケだ!
誤って口にしてみろ、一瞬であの世逝きだぞ!!」

ティ「えっ? ほ、本当か!?」

#検分するウィル
ウィ「ふむ……。確かにこれは、ハナアブラドクドクダケだ
非常に毒性が高い事で有名だが、ハナアブラダケと類似点が多く なかなか見分ける事が困難なのだ
よく知っていたな」

「フン……。本で少し調べた事があるだけだ」

ティ「ああ、母親の為にってやつか?
アッシュってツンツンしてっけど、結構いいとこあんだなぁ」

「だ、黙れ! 口を動かす暇があったら手と頭を動かしやがれ!!」

ティ「ははっ。照れてんのか? 何かお前、いい奴だなぁ」

#ウィル、困り顔で
ウィ「嫌味が全く通じていないな……」

毒キノコをぽいぽい採ってしまうティトレイと、本来の目的そっちのけで珍しい動植物の採集に夢中になり、しまいに魔物の巣を荒らして襲撃されそうな状況まで作っちゃうウィル。
マイペースの二人に振り回されて、憤死寸前のアッシュなのでした。
キミ、そんなに怒りっぱなしじゃ若ハゲるよ……。

●そうして、キノコを採取してバンエルティア号に帰還。

ティ「さ~て。こっからは、おれの本領発揮だな」

「…………」

ティ「何だよアッシュ、怖い顔して。嬉しくねえのか?」

「これから先、お前達には同行しない。何があってもごめんだ。二度とな」

ウィ「随分な物言いだな。仲間同士、もう少し仲良くしたらどうなんだ」

「誰のせいでこうなったと思っている!!」

ティ「あ~わかったわかった。アッシュは腹減ってイライラしてんだろ? すぐ支度すっからよ、楽しみに待っててくれよな」
#機嫌良く立ち去るティトレイ

#アッシュ、舌打ちする
「…………」

ウィ「そう落ち込むな。ナタリアの喜ぶ顔が見たかったのだろう?」

「黙れ、この偏執博物学者
くっ、ナタリアの頼みでさえなければ誰がこんなくだらん雑用を……」

ウィ「まあそう言うな
《主人公》もご苦労だったな。少し体を休めて、折を見てから食事にしようか」


●この後どうなったのか気になりますよね。ナタリアが料理を食べて何と言ったのか、どんな言葉をアッシュにかけたのか……。
それを期待して食堂に行くと、スキットが二つ発生しましたが……。ナタリアは全然出ませんでした。

ぶっちゃけますと、ティトレイの作ったキノコスープに毒キノコが入っていて、食べたウッドロウ、アスベル、アッシュが大笑いしながら悶え苦しんで、その後、中毒の抜けたアッシュが怒り狂って剣を振り回しながらティトレイを追いまわす、とゆー。

ナタリアは食べずに済んだのかな?
それにしても、一緒にキノコ採りに行ったのですから連帯責任だと思うけどなー、アッシュ。

●…いや。二周目で分かったんですが、ゲームの進行状況によっては、付属スキットはサブイベントクリアからかなり経って発生するようなので、スープのワライダケはアッシュと採ったものではないってコトなのかな。
「あの時キノコの見分け方をあれだけ教えてやったのに屑が!」って怒りもあるのかしら。

●それにしても、『アビス』は毒キノコ(ワライダケ)ネタが多いですよね。
ゲーム版ドラマCDではガイ、ナタリア、ジェイド、アニス、リグレット、アリエッタが中毒になって笑い狂ってましたし、アニメ版ドラマCDだとミュウが笑うわ泣くわ叫ぶわ眠るわで大変でした。
今回、アッシュも仲間入りですねー。
残るはルークとティアか……。

●余談ですが、このイベントで採取するハナアブラダケは、そのまま食べて回復アイテムとしても使用できます。1%しか回復しないけど。



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【2011/03/02 00:25】 | テイルズ系の話【レス含】
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マイソロ3の『アビス』関連に特化したネタバレ感想です。
あくまで主観であり、色眼鏡・偏り・思い込みは当たり前ですので、予めご容赦ください。

また、基本的に販売されたゲームのみを見ての感想・妄想ですので、今後追加配信されるかもしれないサブイベントの内容によっては矛盾が生じることもあり得ますが、その点もご了承願います。



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 >>マイソロ3・結果報告 アニス登場編
 マイソロ3・結果報告 アッシュとナタリア愛の劇場編
 マイソロ3・結果報告 二人の王編
 マイソロ3・結果報告 総合編



今回は、アニス加入のサブイベントについて。
以下、折り畳んで記載します。



アニスちゃんはジェイドの部下

●アニスの参入はとても遅く、闘技場やエンディング後などの特殊参入キャラを除けば最後から二番目。もうシナリオ後半に入ってからでした。
沢山のキャラが使えて、それなりに参入ドラマが用意されているのは嬉しいけれど、こんなに遅いと「使いたい」意欲が下がっちゃう面もありますね。

●アニスの立ち位置は前作『マイソロ2』の統合・簡略化で、その意味で新味はなかったです。

前作
「上司のジェイドを追ってきて、遅れてギルドに加入」「負の感情にとらわれて行方不明になり、ジェイドと主人公が迎えに行く」

今作
「上司のジェイドを追う途中で行方不明に。ジェイドと主人公が迎えに行き、遅れてギルドに加入」

●前作で行方不明になったアニスがいたのは山(峠)でしたが、今回も山(雪山)でした。

#アビスチームの部屋に行くと、ジェイドが考え込んでいる。主人公を見て微笑って
「ああ、《主人公》でしたか
いえ、実はあなたにぴったりの頼み事が出来そうでして
後で、また来て頂けますよね?」

#主人公、何がしかジェイドに言ったらしい

「もちろん、無理にとは言いません。時間に都合の付く時で構いませんし
頼りにしていますよ、《主人公》」

……「時間に都合の付く時でいい」って。早く迎えに行ってあげないと、雪山ですよ?(汗)
ジェイド曰く
「放置しても問題ないとは思うのですが それでは体裁もあまりよくないですし。」だそうです。ツンデレなんだか本気なんだか。

#雪山(霊峰アブソール)に到着。
「ここですね。
全く、手のかかる部下を持つと大変です」
#失笑して
「お仕置きを考えておかないといけませんねえ」

#主人公、少し引いたらしい

「おや、どうしました?
ああ、今のはほんの冗談です
さあ、行きましょうか」


#雪道の途中。ジェイド、立ち止まって
「ふむ……マナが乱れていますね
どうやら、この山のどこかにいるのは間違いなさそうです」

#主人公、「ジェイドの部下」の安否を気遣ったらしい

「心配することはないでしょう。見た目以上にしっかりした型破りな子です
崖から落ちようが船から落ちようが何の心配もいりませんよ」

#主人公、何か意見したらしい

「おや。私は本当の事を言ったまでですよ。部下の事を、心から信頼していますから」

#主人公、納得したらしい

「有事の際は奥の手もあります。その時は、あなたにも手伝ってもらいますので
さてさて。そろそろ先に進みましょうか」

●「奥の手」と、何やら思わせぶりな事を言ってますが、結局何もしなかったですし、それが何なのか示唆されることもなかったです。
山の中腹まで行くと、赤いバケツの帽子をかぶった大きな可愛い雪だるまがあって、その陰からアニスが覗いていました。

#ジェイド、雪だるまに歩み寄って立ち止まり、しばらく沈黙してから
「おやおや、こんな所でかくれんぼですか?
そこにいるのでしょう、アニス」

#姿を現すアニス
「さっすが大佐☆ どうしてわかったんですかぁ?」

「さぁ、どうしてでしょう? 不思議ですねえ
とっさに、大量の始末書が頭に思い浮かんだからでしょうか」
#ギョッとして困り顔になるアニス。ジェイド失笑を浮かべて
「さて。その始末書は、誰が書くものなんでしょうね?
途中で勝手な寄り道をして、合流の遅れたかわいそうな部下にでもやらせてみましょうか」

「はうあ! そ、それだけは!」

「おや。何を動揺しているんです? 今更じゃないですか
次回の給与明細が楽しみですね。ね、アニスv

「ううう……大佐の鬼、悪魔~!」

「と、私が本気で言うとでも思いましたか?
無事で何よりです。よく連絡をくれました」

「大佐ぁ……
でもさっきの、半分目が本気でしたよぅ?」

「そう見えたのなら、それはそれでいいですよ。既成事実にするだけですから」

#見ている主人公。何か口を挟んだらしい

「おや、そういえば紹介がまだでしたね
私の部下のアニスです」

「アニス・タトリンですv 初めましてvv

「とまあ、少々クセのある性格ですがそのうち慣れると思うのであまり気にしないで下さい」

「はうあ! それ、大佐にだけは言われたくないですぅ!」

「さて、アニスも無事見つけた事ですし帰るとしましょうか」

「って、思いっきり聞いてないし……!」

●ジェイドの「とまあ、少々クセのある性格ですが」という結論が唐突に思えたので、もしかして主人公を男性にしておくと、アニスが玉の輿狙いの媚び台詞でも言うんだろうかと思ったんですが、二周目で確認してみたらそんなことなかったです。(^_^;)

#バンエルティア号に帰還
「やれやれ。やっと戻って来れましたね」

「ほんとにすみませんでした、大佐……」

「いえいえ。いいんですよ、アニス
その分、キリキリ働いてもらいますからv

「はうあ! (哀しげに俯いて)やっぱり大佐って鬼……!!」

#ルークが来る
「何だぁ? 随分にぎやか……」

#アニスハッとして、満面の笑顔になり
「ルーク様ぁv
#ルークに飛びつく

「うわっ、何だ!?」

「ルーク様、会いたかったですうv
もうアニスちゃん、ルーク様の事が心配で心配で……」

「わかった、わかったから。いーから離れろ!」
#ルーク、アニスを引きはがす

「もう。ルーク様ったら、照れ屋さんなんだからぁv

#ルーク、赤面して
「そうじゃねえっつーの」

「おやおや、相変わらずラブラブが炸裂している様ですねえ、アニス」

「えへv 大佐にもわかっちゃいますぅ?」

#まだ赤面してるルーク
「だから、そんなんじゃねーって!」

「むきになって否定するところがますます怪しいですねえ」

「っくそ、こいつらと話してると埒があかねえ……
(小声で)とんだ疫病神コンビだぜ、ったく」

「ルーク? 聞こえていますよ」
#ゲッとなるルーク

「……とまあ、そういうわけで無事目的も達成出来ました
ご協力感謝しますよ、《主人公》
また何かあった時には、お願いする事もあるかもしれません
今後ともよろしくお願いします、ね?」

ルークとの絡みは原作序盤まんまな感じで可愛いですねv

●ところで、この世界だとナタリアとアニスの関係はどうなってるんでしょう。
二人が会話するエピソードが皆無でした。(同じ部屋に寝泊まりしてるのに……。)
原作だと、中盤以降はティアも交えて無二の親友同士になりますが、序盤ではルークを挟んで超ギスギスしてましたっけ。では、原作序盤準拠らしい本作では……?

●それにしても、お祭りゲームでは常に「アニスはジェイドの部下」という設定改変になってますね。
今回は原作での上司に相当するヴァンが仲間にいるのに、その辺はスルーでした。


人間が小さいアニス

●今作のアニスはメインシナリオには全く関わらず、参入イベント以外のサブイベントにも登場しません。
スキットは一定数用意されていますが……。
特に毒でも薬でもない相槌役や被害者役のほかは、毒舌か、玉の輿狙いで男に媚びるネタばかり。

●ジュディスに胸が大きくて羨ましいと言うスキットなんて、ただ羨ましがっているだけでいいのに、ニヤニヤしながらジュディスの裏心を探ろうとして逆にやり込められるという展開で……。

●マイソロ3のアニスって何だか、《人間がちっちゃい》って感じがしませんか?
《心根が卑しい》と言うのか。なんなんだろうこれ。

●よく気働きして、勤勉で、陰でコツコツ努力していて、弱い人を放っておけない面倒見の良さがあって、なにより料理の腕は「ご家庭のお料理上手」の域を超えた一流シェフ級。依頼されて他国の軍のメニュー指導したことすらある。
そうした美点は、前作に引き続き、ちっとも取り上げられることがなかったです。

●毒舌方面なら、せめてジェイドとコンビで人をからかう、みたいなユーモアあって楽しいスキットがあってもよかったのにな~。
ジェイドが駄目なら、(人の悪いジェイドと立ち位置を入れ替えられそうな)ジュディスとか、(人をからかう役回りが違和感なさそうな)レイヴンとかゼロスとかイリア、スパーダとかと一時的コンビになるのでもよかったのに。とか。

●あと、ノーマには負けますがアニスも年長の男性を一方的にニックネーム呼びすることが結構あるので、そういう絡みがあってもよかったのになぁ。

●料理も。今回は食事当番制があって全員が料理を作ると言う設定だったのに、アニスの料理上手は誰の口の端にも上りません。
ロックスとガイがあり合わせの食材で美味しい料理を作る方法で盛り上がってましたが、そういうのこそアニスの得意分野だと思うのにね。

●要は、ピックアップされてる部分が狭いし、負の面に偏っているように感じられました。前作もそうでしたから予想はしていましたけれど、残念。


アニスの王子様

●アニスがギルドのイケメンに次々玉の輿狙いのアタックして「アニスの王子様」を探すスキットシリーズは、個人的に、かな~~りビミョーでした………。
過程も結論も納得できヌェーですー。

●まずはウッドロウにアタック。
思えば前作でもそうしていて、「子供がこんなことをするとは嘆かわしい、子供にそうさせる環境が悪い」みたいに説教されてしまい(何気に原作アニスのキャラクター性の否定ですよね)、見てるこっちまでゲンナリさせられたものでしたが、今作でもアレをやる気かと身構えてしまいました。(^_^;)
でも流石に同じにはならず、パラレル的に展開。

今作ではウッドロウ側に、彼を慕う少女・チェルシーがいて、「ウッドロウさまのお嫁さんになるのはこの私ですから!」と牽制。アニスは「ウッドロウ様には面倒なのが付きまとってるわけか……これって、他の相手も見繕っておいた方がいいのかも……?」と、他の男の物色に向かいます。

●次にアタックしたのはゼロス。

「ゼロス様ぁv 良かったら今度、私とどこか遊びに行きませんかぁ?」

「あ~、ごめんねアニスちゃん。俺さま、ちょ~っと今、予定が立て込んじゃってるんだわ
また今度誘うから その時にヨロシクv

「えっ、ゼロス様……」

#ゼロス、さっさと立ち去ってしまう。すぐに向こうから声
「ティアちゃ~んv  これから俺さまとデートしない?」

「お断りするわ」

「あ~んもう、ティアちゃんってば冷たいv

#しょんぼり黙りこんでいたアニス、怒り顔になって
「ちっ……噂に違わぬ女たらしか。あれはモノにするのに時間がかかるかも……
他の手を考えよ……
お金持ちは、他にもい~~っぱいいるもんね!」

●どう思います?
私は、あまりいい気分にはならなかったかも……です。

ゼロスが多忙を口実にアニスを断った目の前で他の女の子を誘っていて、態度があまりに露骨で、いくらなんでも失礼過ぎるだろうと。

このスキットを書いたシナリオライターさんはアニスが嫌いなんだろうかと、不審を抱いたくらいです。
アニスならこのくらい軽んじられても当然だ、という解釈なのでしょうか?
最後にアニスに「酸っぱいブドウ」的な負け惜しみを言わせているのも、あまりいい感じではないなあとか。

●確かに原作でもアニスの玉の輿作戦は成就しません。
でも、振り役のルークもジェイドもガイも、こんなやり方でアニスを軽んじたりはしなかったです。
アニスがゼロスに声をかけるけれど振られてしまう、というネタを扱うにしても、もう少しこう、優しいと言うか、ユーモラスな感じがあった方が自分的には嬉しかったかなぁ、なんて。

というわけで、以下、自分の好みだけを投入した妄想~。

ア「ゼロス様ぁv 私、今日は食事当番なんです。ゼロス様のために腕によりをかけちゃいますからねv
ゼ「お~。アニスちゃんの料理は旨いからねぇ。俺さま、楽しみだぜぇv
ア「えへへ☆ それで、良かったら今度、一緒にどこか遊びに行きませんかぁ? 私、お弁当作っちゃいますぅ。デザートには、メロンとか……」
#後ろをティアが通る
ゼ「おおっ! あのたわわなメロンは……ティアちゃ~~んvv
#ゼロス、ティアを追いかけて行ってしまう
ゼ「これから俺さまとデートしない? おっ、あっちにいるのはジュディスちゃんv ミントちゃんもvv
し「ゼロスっ!!」
ゼ「げっ、しいな!」
し「あんたって奴は、またみんなに迷惑かけて。今日という今日こそは許さないよ!」
ゼ「ちょ、やめろって。普通に話してただけでしょ~が!」
し「待ちな!」
#声が遠ざかり、聞こえなくなる。アニス、沈黙後
ア「ちっ。噂に違わぬ女たらしか。いくらお金持ちでも、アレはアレで問題アリかも。
(トホホ顔で)あ~あ。他の手を考えよ……」

●それはそうと、原作通りならゼロスは大金持ちですけど、マイソロ3ではどうなんでしょう? だって、大国に搾取されてるんだかユグドラシルに滅ぼされたんだかの村の出身で、しかも差別を受けている天使という種族の一人なんですよね?
いいところ「村の金持ち」のレベルで、それだとイリアやルカと変わりません。
アニスが打算的に玉の輿を狙うほどのいい条件の人のように思えないんですが……。

●どうせゼロスと絡むなら、トクナガつながりでセレスの話題なんか出ても面白かったですよね。
このゲームのスタッフは、リリスは大ピックアップしてても、セレスは存在すら覚えてないっぽかった。(^_^;) 同じ、闘技場に出てくるブラコン妹キャラなのに。
チェスターやヒスイやヴァンは勿論、ジェイドすら妹がいることに触れていたのに、ゼロスは全然兄キャラとして扱われませんでした。

●さてさて。ウッドロウを諦め、ゼロスに振られ。最後にアニスがたどり着いた理想の「王子様」は。
じゃじゃ~ん。スパーダでした~!
……ええ~。

見た目も言動も街角の不良少年にしか見えない彼ですが、実は名門貴族の御曹司だとイリアに聞かされて、彼こそはアニスちゃんの王子様だと舞い上がる。

んん? 確かスパーダって長男ではなくて、かなり下の弟じゃなかったですっけ。家は兄が継いでいて彼は家を出ているとかいう話だったんじゃ。
玉の輿を狙う相手としては見劣りする条件のような気がするけど……。

●ともあれ、またまたスパーダに言い寄って振られる(もしくはアニスが何らかの理由を付けてスパーダを見限る)オチになるのかと思いきや、二人が話すエピソードは全くなし。
なのに、アニスがスパーダこそ自分の王子様だと頬染めて騒ぐスキットは二種類も用意されてあると言う……。なんぞこれ。
そうして、オチのつかないまま放置終了でした。

●アニス曰く、ルークはワガママ過ぎで駄目、ウッドロウとゼロスは競争率が高いから駄目(婚約者のいるルークには平気で言いよっていたくせに?)、アスベルは真面目過ぎて駄目、だからスパーダ様がアニスの王子様かも、だそうで。
……ええええ? 資産的な条件がずっといいルークは性格が駄目でスパーダはいいんだ。で、アスべルも性格が駄目でスパーダならいいんだ。

アニスがスパーダを「性格の面で」チェックして、なみいる男性キャラ達の中で最高位、私の王子様だとすることに、自分の感覚で違和感があって、どうにもモヤモヤする結末でした……。
スパーダが根は義侠心のある若者だとは知っていますが。根はいい奴、と言うならルークだって、他のキャラだってみんなそうでしょ。

お金持ちというなら大国の騎士隊長のフレンも出世頭ですから立派な玉の輿候補だと思うんですけど(外見も性格も王子様的ですし)、候補にもならない。
マイソロ3のアニスは真面目系の人は嫌いなんですね。不良少年系が良いのか。で、同じチンピラ系おぼっちゃまでもルークは駄目だけどスパーダは王子様なんだ。ふーむ……。

●ハッピーエンドの期待できるパラレル世界なのだから、イオンやフローリアンが(会話の中にでも)いてくれたら、もっと嬉しかったかもですね。


ティアとヴァン

●以前の感想に、《ヴァンお兄ちゃんとティア》ネタを期待していたのに、今のところ出てこなくて残念、と書きました。
その後、闘技場からリリスを特殊参入させた途端、怒涛の勢いでグランツ兄妹ネタのスキットが発生しました。

●私は一周目、クリア後まで闘技場に殆ど行ってなかったので、これらスキットの発生も遅くなったわけですが、リリス参入はメインシナリオ序盤(闘技場オープン時)から可能だそうですので、本来は序盤で見るスキットみたいですね。

●けれど、そこで描かれていたグランツ兄妹の姿は、私が期待していたのとは別、むしろ逆方向のものでした。
互いへの情はあるらしいものの決して慣れ合うことがなく、親しい触れ合いもなく、常に距離を置いていて、どこか寒々とした、薄昏[ぐら]い哀しみに満ちている。
……あ、あれぇ?(汗)

ティア「リリスは、スタンと本当に仲がいいのね」

リリス「そうでもないんですよ。兄が家にいた時は、毎日喧嘩ばっかりしてましたから」

「喧嘩……
(俯いて)……そうよね、普通の兄妹は、喧嘩をするものなのよね」

#リリス、不思議そうに
「ティアさんは、ご兄弟と喧嘩をした事がないんですか?」

「……そういう間柄ではなかったから
兄は……そう、私にとって目標であり、尊敬の対象だった……」

「立派なお兄様だったんですね。羨ましいです
うちの兄にも、少しは見習って欲しいくらいですよ」

#俯いて黙りこむティア
「…………」

『ファンダム2』ティア編のみのイメージを踏襲した感じ、かな……?

●でも本作のヴァン師匠は、復讐心で歪むことのなかった、ティアと決裂することもなかったパラレル世界の人。自慢のヴァン兄さんのままの筈なのに。
だからこそ原作とは違う、仲の良いままの、夢の兄妹関係が見られるんだと期待していたのになァ。うう~ん。がっかり……。

ガイの方は、ヴァンとの《仲良し幼なじみ》ぶりが複数のスキットでアピールされていて、「今こうして一緒にいられることが嬉しい」みたいに濃厚に語りあう場面すら用意されていたというのに。

まあつまり、シナリオライターさんに「ヴァンが歪まなかったが故に救われるガイ」を書きたいと言う想いはあっても、同じようにティアを救いたい想いはなかった、ということなんでしょうけども。ちょっと待遇の差があからさまかも。(^_^;)

●思えば、発売前に公式サイトで公開されていたスキットで、ティアは幼い頃からしっかりしていて、手のかからない、兄に全然甘えない妹だったと語られていましたっけ。
う~ん??
これはキャラ解釈の違いって奴なんだろうなぁと思いました。
私は、ティアという女の子の生い立ちや性格も、ティアとヴァンの兄妹関係も、そういうものではなかったと思っているので。

●原作序盤のフェイスチャットに、ティアの好みの男性は誰か、ヴァン総長でしょうとアニスに指摘され、ティアが赤面して絶句するものがあります。彼女はブラコンなのだと、ここで言葉にして定義付けられています。

ティアは小さい頃、泣いてばかりいた。そんな彼女にヴァンは子守歌代わりに譜歌を詠い聞かせていた。騎士団に入って家を出た後も、帰って来ては妹のためにセレニアの花を植えたり、料理を教えたりしていた。

ティアは決して、幼い頃から聞き分けのいい甘えない子供だったわけじゃない。むしろ甘えん坊で泣き虫で兄の手を焼かせていた。
そう、私は解釈していました。

年齢以上にしっかりした(しっかりしようと気を張っている)女の子だというのも事実だと思いますが、根っこの部分、兄に対してのプライベートな面で。
兄の助けになりたくて軍に入った。それすらも、兄とずっと一緒にいたいと言う甘えが、根底にはあっただろうと。

●原作世界では兄と刺し違える覚悟で張り詰めていたわけですが、本作にはそれがない、はずですよね。
だったら尚更、兄妹二人っきりの時とか、或いは何かの拍子にポロッと、甘えん坊のブラコンの顔を垣間見せる、そんなネタがあるんじゃないか、いや当然あるはずだ、な~んて期待してました。大外れでしたけど……。

例えば、こんな脳内妄想。

ノーマ「ヴァンヴァンとティア(※ティアのあだ名が判らなかったので暫定)ってさ、兄妹なんだよね」
ティア「ええ」
リリス「失礼ですけど、けっこう年が離れていますよね」
ティア「そうね。兄が11歳の時、私が生まれたから……」
#「!」となる面々
ノーマ「嘘っ。じゃあ、ヴァンヴァンって……27歳!? 渋いおじ様だと思ってたのに~! ウィルっちより若いんじゃん! 老け過ぎっ」
ティア「そ、そうかしら……」
シャーリィ「やっぱり、髭でしょうか」
リリス「そうかも。剃ったら若く見えるんじゃないでしょうか」
ノーマ「お~、それいい! あたし、ヴァンヴァンが髭を剃ったところ、見た~い」
#ティア、慌てて
ティア「で、でも、兄さんの髭は貫禄がつくようにわざと伸ばしているものだし」
#赤面して
ティア「それに、あの髭が可愛いんじゃない!」
#「・・・」となる面々
リリス「(笑顔)ティアさんって……」
シャーリィ「(真面目顔)ブラコンなんですね」
ノーマ「あんたらが言うかな……」

んで。ヴァンの方も、妹が外の世界に出ることにいい顔をせず、苛めを懸念して(?)士官学校にも通わせず、直属の部下を教官派遣するVIP待遇にしたりと、過保護な面があったりするわけで。その辺を扱うネタがあってもよかったのになぁ、なんて思いました。
以下妄想。

ヒスイ「シングの野郎。これ以上コハクに近寄らせねぇからな!」
チェスター「おいおい、またやってんのかよ。あんまりやりすぎると、コハクに嫌われちまうぜ」
ヒスイ「んなわけあるか! 兄貴として当然の事だからな。そう言うお前も、毎日アミィアミィうるせぇじゃねーか。お前はアミィに悪い虫が付いても黙って見てんのかよ!」
チェスター「んなわけねぇだろうが! アミィに近づく奴は、俺がぶっ飛ばす!」
#見ているセネルとヴァン
セネル「おいおい……。ミイラ取りがミイラになってるぞ。
そういえば、あんたの妹ってティアなんだってな。あんたは、妹が心配になったりしないのか?」
ヴァン「そうだな。できれば軍人にはなってほしくなかったが……。しかし、ティアが自分の意思で選んだ道だ。押しとどめることはできぬ」
#考え込む様子のセネル
セネル「そうか……。妹を信頼しているんだな。俺も見習うべきなんだろうが……」
ヴァン「無論、士官学校には手を回し、我が配下の女性を教官として送り込んでおいた」
セネル「は?」
#「!」となる面々
ヴァン「フッ。悪い虫を排除するのなら、このくらいは手を打っておかねばな」
#不敵に笑って立ち去るヴァン。汗タラの面々
ヒスイ「あいつ、とんでもねぇシスコンだぜ……」

おまけでもう一つ妄想。
ガイに「ヴァンと平和に過ごせて幸せ」というスキットがあるんなら、同様のものがティアにもあってよかったんじゃないかなぁと思ったので。

#ティアが一人で詠っているところにヴァンが来る
ヴァン「譜歌か」
ティア「兄さん」
ヴァン「邪魔をしたか?」
ティア「ううん。……ねえ、覚えてる? 小さい頃、泣いてばかりいた私に、兄さんは子守歌代わりに譜歌を聞かせてくれたわね」
ヴァン「そうだったな。今ではもう、その歌はお前のものだ。母さんから受け継いだ面影を、お前が未来に繋いでいく」
ティア「ありがとう、兄さん……。
私、不思議な気がするの。少し前まで家でお祖父さまと一緒に兄さんの帰りを待つだけの私だったのに、今はこうして同じ船に乗って、同じ目的に向かって戦っている。そのことが奇跡のように思えて、泣けるくらいに嬉しいのよ」
ヴァン「…………」
#ティア、照れ顔で
ティア「ごめんなさい、おかしなことを言って」
ヴァン「いや。そうだな。世界には無数の選択があり、人は己の意思でそれを選びとっていく。選択如何ではまるで異なる世界に変わっていくのだろう。そう思えば、今ここで私達が共にあることも、奇跡の一つなのかもしれん」
ティア「無数の選択……」
ヴァン「そうだ。そしてその道は未だ潰えてはいない。平和という理想の達成を目指して、みなで歩んでいかねばな」
#ティア、嬉しそうに
ティア「はい、兄さん」

ガイとヴァンのスキットも結構 濃厚な感じだったので、こんくらいねっちょリしててもいいかなと……。(^_^;)


ガイとヴァン

●という訳で、ガイとヴァンのねっちょりスキットを紹介してみます。

「しかし、お前とこうしてまた肩を並べられる日が来るとはな」

「そうだな……
この数奇な巡り合わせに感謝せねばなるまい」

「ああ……
なあ、こんな事言ったらお前は笑うかもしれないけどさ」

「どうした?」

「この先、何がどうなるかわからなくても こうしてお前と話してる今があるだけで 俺は、これまで生きてきて良かったって思うよ」

「フ……。いささか大げさな表現だな」

「おい、何だよ。本当に笑わなくたっていいだろ?」

「すまない。つい……な」

「……こんな時間がいつまでも続けばいいのにな」

「……ああ。そうだな……」

●ガイ兄さん……。ヴァンと話してる今があるだけで、今まで生きてきて良かったって。そこまで……そこまで辛い人生だったんかい、今まで(大汗)。
この世界のガイは、どういう生い立ちの人なんでしょうね。

●幼なじみを紹介してと言われてヴァンしか紹介しないところを見るに、ルークとは幼なじみじゃないらしい。(幼い頃からルークの世話をしていたとしても、幼なじみ、友達だという認識がない?)
「数奇な巡り合わせ」とヴァンが言ってるところを見るに、長い間 離れ離れになっていて最近再会したらしく読める。(ティアとは幼なじみではない様子)
しかし幼なじみとして平気でヴァンを紹介して、原作でのように秘匿していないので、復讐設定はないようです。

●……んー。ガイが幼い頃に戦乱で故郷が滅亡して一族離散して、その後ティアが生まれた。十年くらい経ってからルークの世話を介してヴァンとガイが偶然に再会、と言うあたりは原作通りなのかな。
ただし、二人には復讐心は全くなく、ファブレ家も復讐対象ではない、って感じ……でしょうか。
つまりこの世界のガイは、ルークと約束を交わしていない(ルークに救われたことはない)、ってことになるのかな。なんか寂しいですね。

●考えてみたら、本作のガイはルークの母親的保護者として描かれるばかりで、幼なじみはおろか親友としてすら描かれてないもんなぁ……。原作だと最後には、親友を超えて「心友」とさえ言ってたのに。
原作みたいに、ルークと悪い口調でコソコソ話ししてたり、一緒に剣術稽古して遊んだりしてるガイも見たかったかもです。


その他のティア

●参入から長い間、本当に目立たない感じでしたが、ゲーム終盤でメインシナリオに登場しました。
思えば前作『マイソロ2』でもメインシナリオに出てましたし、その意味では優遇されています。

●前作では、大人気キャラのリオンと組んでの出動で、互いに厳しい態度で接し、一部プレイヤーにすごく叩かれていた……気がします。
それを踏まえたのか、今回はセネルとの出動で、互いを褒め合っていました。これなら誰にも反感受けないですね。

●ところで、セネルとの任務の際のスキットで。
保安官だったのねと言われたセネルが「手伝いをしていたら周りが勝手にそう呼んだだけ」と否定すると、ティアは微笑んで「不本意そうに説明する割には、ちっとも表情が嫌そうじゃない」と指摘する。で、最後に

「素直じゃないのね、あなたも」

と言って終わるんですが。
最初、ティアが「私と同じようにセネルも素直じゃない、私達似た者同士ね」という意味で言ったんだと思ってたんです。前後して発生するスキットが、セネルに「歌が得意なんだな、今度聴かせてくれよ」などと言われて、ティアが「得意っていう程じゃ……」と不器用に照れるというものでしたから。

けど、クリアしてかなり経ってから ふと思いました。ここでティアが言及した、セネルと同じように「素直じゃない」人って。もしかしてルーク?

何故って、このスキットのタイトルは【素直じゃないね】ですけど、ロックスに不器用な優しさを見せるルークと彼を見守るガイを描写したスキットのタイトルも【素直じゃないね】で。揃えてあるのかな、と思ったからです。

もしもその意図だったら、「マイソロ3のティアはルークに冷たい」という認識を、やや改めることになるんですけど。
うーん。深読みし過ぎかなぁ……?
素直じゃない人はギルドに沢山いるわけですから、一般論なだけなのかも。

●それ以外では、相変わらず、動物系のキャラに「かわいい」とポッとするネタがとても多かったです。
ポッポ(鍛冶屋の巨大ラッコ)が

「ティアさんが、たまにこっちを切なそうな目で見つめてくるキュ……。これは……恋だキュ?」

と言ってたのが面白かった。

●ティアのもう一つの弱点、怪談やお化けが苦手という面は、相変わらず使われなかったです。(ナタリアが怪談大好きだという対比も。)
ロニ、カイウス、リッドにお化け嫌いネタが振られていて(怪談好き役はマオやファラに振られていました)、三、四種以上あったので、一つくらいティアも絡んでもよかったのになー。


その他のガイ

●女性恐怖症を絡めたトホホネタが多かったです。今回は、女性キャラにアコガレの目線を向けられることは全然なかったですね。フェミニストのキャラが他にも沢山いたからかな。

●個人用飛行機を作りたいと興奮して、天才リタに質問しまくって、打てば響くように答えを貰ってはしゃいでいたのは可愛かった。(でもなんか、危険な結論に向かってたような……。高く速く飛ぶ飛行機にパラシュートを持って乗れば死なないから安全って。それは安全なのか?)
ルークとジェイド曰く、ガイも結構おかしな奴だと思ってたけれど、リタも負けず劣らずの偏執狂、ある意味一緒、だとか。
(普段は常識人だけど、自分の好きな分野に触れると興奮して性格が豹変したようになるって点では、むしろリフィルに近いと思うけど、未だ絡んだことないですね、そう言えば)

●掃除が好きなんだそうです。でも、くしゃみが出るほどのホコリは勘弁、とか。
……そんなに舞うほどホコリが積もってたなんて。アビスチームの部屋、ガイが参入するまで誰も掃除してなかったのか?(汗)

●戦闘中、ガイが「せっちゅや! せっ、せっちゅ! せっちゅやー!」と、通常攻撃のたびにドスの利いた声で叫んでるように聞こえます。
たぶん本当は「せいっ、でやー!」とか言ってるんだろうと思いますが(笑)。私の中ではガイは「せっちゅや」兄さん。



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【2011/03/02 00:25】 | テイルズ系の話【レス含】
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